
無事、大阪から戻ってきました。
ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございます。
また26日から1泊2日で大阪に行き、
今度は梅田のハービスホールで語らせて頂きます。
お相手は同じく、ライターのあんそらさんです。
関西方面でお時間ある方は、ぜひお立ち寄りください。
さて、冒頭の写真はケブル。
先の記事でもお伝えした通り、本日の朝、
日本テレビ系列の『TheサンデーNEXT』にちらっと出演しました。
そのとき僕が食べていたのが、こちらの生き物です。
日本語ではユムシと呼ばれ、全国の干潟に生息するのですが、
釣りエサとして利用されるぐらいで、あまり食用にはしませんね。
北海道の一部では高級珍味として食べるところもあるようです。
太いミミズのような見た目で、インパクトもなかなかですが、
韓国ではごく普通の食材として流通しており、刺身で食べます。

細切りにするとこんな感じ。
ケブルだけを単品で注文することもできますが、
刺身や魚介料理の副菜として出てきたり……。

刺身盛り合わせの中に入っていることも多いです。
見た目のインパクトに比して、味のほうはけっこう控えめ。
人によっては貝に似ているとも表現しますけどね。
ナマコに例える人もいますが、食感はもう少し柔らかです。
コリコリとした食感を楽しんでいるうちに、中のほうから、
うっすらと甘味が染み出てくる、といった感じ。
好きな人は好きですが、まあ珍味に属する食材ですね。
見た目からしてダメという人も少なくありません。
ってか、僕もしばらく前までは敬遠しておりました。
放送を見た方の中で、僕と付き合いの長い方は、
「八田くん、ケブル嫌いじゃなかったっけ?」
という方もいたのでは。
もうずいぶん前の記事になりますが……。
プサンナビ/K・F・Cの巨済島を食べ尽くそう
http://www.pusannavi.com/special/5000746
「おいらケブル、大っっっっっっ嫌い」
なんてことを書いていたりもしますね。
その後、克服して食べられるようにはなりましたが、
好んで食べるようになったのは、本当に最近だったりします。
韓国で大のケブル好き、という人に会ったのがきっかけですが、
その人曰く、
「ケブルはワサビ醤油で味わうべし!」
とのこと。
韓国では一般的に、チョジャン(酢を加えたコチュジャンダレ)か、
または塩を入れたゴマ油につけて食べることが多いです。
もちろんワサビ醤油で食べることもありますが、
「重要なのはケブルをワサビ醤油に浸し、しばし置くこと!」
「すると次の瞬間、ケブルがきゅーっと縮んで、身が硬くなる!」
「この過程を経ることで、食感がよくなり甘味も増すのだ!」
というのがケブルマスターの理論。
確かにケブルのコリコリ感が増し、より多く噛むことで、
内側に潜んでいた甘味を、深く感じられるようになるようです。
そもそもケブルの甘味はほんとうにうっすらなので、
チョジャンやゴマ油につけると、その味に負けてしまいますしね。
甘味を引き出すために醤油、というのは納得がいきますし、
素材の味を楽しめるという意味でも、日本人の好みに合うようです。
そんなマスターの導きがあって、僕はケブルが大好きに。
ぜひ機会がありましたら、みなさんも試してみてください。
ちなみに番組で紹介されたケブルを食べられる店はコチラ。
店名:海家別館
住所:東京都新宿区大久保1-17-3昌美ガーデンハイム1階C
電話:03-3202-1013
営業:11:00~翌5:00(月~土)、11:00~翌1:00(日、祝)
定休:なし
http://www.taiyoshouji.com
新大久保「海家別館」で貝三昧の2次会。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1204.html
ケブル以外にも、たくさんの魚介料理を味わえる専門店。
活貝の網焼きをはじめ、海鮮ポッサム、メセンイ(海藻)のチヂミ、
独自に輸入している桑マッコリなどもお店の自慢です。
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先日、「ECOてじまぅる」の1周年に呼んで頂いた際、
店の看板料理であるポッサムについて、あれこれ調べ直しました。
料理の概要から、発祥の由来、食べ方のバリエーションなど。
それを踏まえて語らせて頂いたのですが、その直後に大きな発見があり、
一部訂正の必要があるため、ここに報告させて頂きます。
韓国料理は背景がはっきりしているものと、そうでないものがあり、
僕はこれまでポッサムを後者のほうに位置づけておりました。
事実、ポッサムは、
「茹でるか、蒸した豚肉を葉野菜で包んで食べる」
というシンプルな料理であるがゆえに、
いつ誕生した料理なのか、はっきりわからないのが現状です。
イベントでも、はっきりわからないとした上で、
周辺の情報から絞り込んで、その歴史について話をしました。
まず、代表的な包み野菜であるサンチュについて、
・朝鮮半島に伝来したのは隋経由で三国時代
・高麗時代に千金菜と呼ばれて高い評判を取った
という情報から、歴史は6~7世紀頃から。
同様に、エゴマも統一新羅時代には栽培されていました。
そして、その当時これらの野菜で何を包んでいたかというと、
当時は肉や魚ではなく、もっぱらごはんでした。
19世紀前半に書かれた『海東繹史』という本に、
「高麗の人は生の葉でごはんを包んで食べた」
という話が出ているそうです。
このごはんを葉野菜で包んで食べるという古くからの習慣が、
現在の焼肉や刺身を包む食べ方に発展した、というのが定説。
すると次なる問題は、いつ豚肉を包むようになったのかです。
ここでひとつ大きなカギになるのは、高麗が仏教国であること。
表だっての肉食は忌避された時代ですので、
豚肉料理が登場してくるのは、儒教国家である朝鮮時代以降。
おそらく朝鮮時代後期から、あるいは日本統治時代、それ以降の、
かなり新しい時代の食習慣ではないか、と語りました。
でも、発見してしまったんですね。
1766年に書かれた『増補山林経済』という本があるのですが、
これの「豚肉調理法」という項目に、
「茹でた豚肉をピョニュク(薄切り)にする場合は大きく薄く切り、
冬に淡白な白菜キムチの芯、3寸ぐらいでピョニュクを包み、
チョジャン(唐辛子酢味噌)につけて食べると大変美味しく、
酸味もあってよいが、痰がからむのでたくさん食べてはいけない」
と書かれていました。
これは見るからにポッサムの食べ方そのものであり、
この時代においては一般的な料理であったと語ることができます。
唯一、最後の「痰がからむ」という部分だけ謎ですけどね。
当時はそういう言い伝えがあったのかもしれません。
ということで、ポッサムの歴史について、
「朝鮮時代後期から、あるいは日本統治時代、それ以降」
と語ったことを、少なくとも朝鮮時代後期の18世紀には、
現代のポッサムに近い料理があった、と訂正させて頂きます。
事前にもっともっと調べておけばよかったとも思いますが、
この手の発見には、いつ出会えるかわからないのが正直なところ。
今回の件を大きな戒めとし、日々の勉強に努めたいと思います。
先週末から記事にしている韓国料理のカタカナ表記。
僕も自分なりに一定の法則を作って対応しているつもりでしたが、
改めて見直してみると、単語ごとにだいぶ揺れていますね。
韓国農林水産食品部の表記は一部、違和感を覚えるものの、
統一感を持たせるために、かなり工夫されているのがわかります。
韓国料理に限らず、ルビを振るときはいつも悩むので、
この際、どんなことを考えればよいのかまとめてみました。
とりあえず以下にあげる10の要素を最初に確認しておけば、
カタカナ化、ルビ振りが統一できるのでは、との試みです。
主に本や雑誌を作る際の、目安になればと考えております。
まだ試案の段階ですが、ご意見など頂ければ幸いです。
=========================
1、濁音化(有声音化)の扱いを決める
A:語頭の文字を清音で表記する
B:語頭の文字を濁音で表記する
(韓国農林水産食品部表記では「A」、八田表記では「A」)
2、「k」「r」「m」「p」パッチムの扱いを決める
A:「ク」「ル」「ム」「プ」と表記する
B:文字のサイズを小さくして「ク」「ル」「ム」「プ」と表記する
C:文字を半角にして「ク」「ル」「ム」「プ」と表記する
D:文字を半角にしてカッコでくくり「(ク)」「(ル)」「(ム)」「(プ)」と表記する
E:アルファベットを用い「k」「r」「m」「p」と表記する
<追加要素>
a:「k」の表記を「ッ」と表記する
b:「r」パッチムの後に「ㄹ」が続く場合にのみ省略して表記する
c:「m」の表記を「ン」と表記する
d:「p」の表記を「ッ」と表記する
(韓国農林水産食品部表記では「A-ad」、八田表記では「A」)
3、「ㄴ(ニウン)」「ㅇ(イウン)」パッチムの扱いを決める
A:両者とも「ン」と表記する
B:「ㄴ(ニウン)」は「ン」、「ㅇ(イウン)」は「ング」と表記する
C:アルファベットを用い「n」「ng」と表記する
D:アルファベットと発音記号を用い「n」「ŋ」と表記する
E:「ㄴ(ニウン)」は「ン」、「ㅇ(イウン)」は「ンg」と表記する
(韓国農林水産食品部表記では「A」、八田表記では「A」)
4、激音および激音化の扱いを決める
A:平音と同様に表記する
B:激音を別の記号で表記する(太字にする、「h」をつけるなど)
(韓国農林水産食品部表記では「A」、八田表記では「A」)
5、濃音の語頭での扱いを決める
A:平音と同様に表記する
B:「ッ」を頭につける
C:濃音を別の記号で表記する(太字にする、「?」をつけるなど)
(韓国農林水産食品部表記では「A」、八田表記では「A」)
6、濃音化の扱いを決める
A:濃音化した文字の前に「ッ」を加えて表記する
B:濃音化した文字を清音にして表記する
<追加要素>
a:パッチムのない文字の次が濃音化する場合に「ッ」を加えて表記する
(韓国農林水産食品部表記では「B」?、八田表記では「B」)
7、二重母音の扱いを決める
A:促音の「ァィゥェォャュョ」を使って表記する
B:母音字を除き、清音に吸収させて省略する(例:「クェ(괴)」→「ケ」)
C:子音字によって促音使用と清音への吸収を使い分ける
<追加要素>
a:子音「ㄱㅋㄲ」の場合に促音を使って表記する
b:子音「ㄴ」の場合に促音を使って表記する
c:子音「ㄷㅌㄸ」の場合に促音を使って表記する
d:子音「ㄹ」の場合に促音を使って表記する
e:子音「ㅁ」の場合に促音を使って表記する
f:子音「ㅂㅍㅃ」の場合に促音を使って表記する
g:子音「ㅅㅆ」の場合に促音を使って表記する
h:子音「ㅈㅊㅉ」の場合に促音を使って表記する
i:子音「ㅎ」の場合に促音を使って表記する
(韓国農林水産食品部表記では「C-ai」?、八田表記では「C-ai」)
8、発音変化を伴う合成語の扱いを決める
A:発音変化を採用して表記する
B:発音変化を採用せずに表記する
C:任意の発音変化のみ採用して表記する
(韓国農林水産食品部表記では「A」?、八田表記では「C」)
9、長音の扱いを決める
A:長音を用いて表記する
B:長音は省略して表記する
(韓国農林水産食品部表記では「B」、八田表記では「B」)
10、例外を決める
=========================
なんか、自分で作った割りに、訳がわからない内容になりました。
たぶん実際に使おうとすると、さらなる例外が続出しそうですけどね。
とりあえず頭の中にあったモヤモヤの要素がいくらかでも抽出できたので、
ここから実際に単語を当てはめて、確認してみたいと思います。
ていうか、こういうのって専門家の研究はないのでしょうか。
韓国語の発音を日本語で書く、ということそのものに無理はありますが、
これだけ韓国に触れる機会が増えたら、本格的に取り組まれてもよいはず。
料理名表記だけでなく、人名表記、地名表記など悩む要素は盛りだくさん。
なんとかならないものかと、本気で悩みに悩んでおります。
興味のない人には、ややこしいだけの話題で恐縮です。
次の記事あたりからは、普通の内容に戻したいと思います。
僕も自分なりに一定の法則を作って対応しているつもりでしたが、
改めて見直してみると、単語ごとにだいぶ揺れていますね。
韓国農林水産食品部の表記は一部、違和感を覚えるものの、
統一感を持たせるために、かなり工夫されているのがわかります。
韓国料理に限らず、ルビを振るときはいつも悩むので、
この際、どんなことを考えればよいのかまとめてみました。
とりあえず以下にあげる10の要素を最初に確認しておけば、
カタカナ化、ルビ振りが統一できるのでは、との試みです。
主に本や雑誌を作る際の、目安になればと考えております。
まだ試案の段階ですが、ご意見など頂ければ幸いです。
=========================
1、濁音化(有声音化)の扱いを決める
A:語頭の文字を清音で表記する
B:語頭の文字を濁音で表記する
(韓国農林水産食品部表記では「A」、八田表記では「A」)
2、「k」「r」「m」「p」パッチムの扱いを決める
A:「ク」「ル」「ム」「プ」と表記する
B:文字のサイズを小さくして「ク」「ル」「ム」「プ」と表記する
C:文字を半角にして「ク」「ル」「ム」「プ」と表記する
D:文字を半角にしてカッコでくくり「(ク)」「(ル)」「(ム)」「(プ)」と表記する
E:アルファベットを用い「k」「r」「m」「p」と表記する
<追加要素>
a:「k」の表記を「ッ」と表記する
b:「r」パッチムの後に「ㄹ」が続く場合にのみ省略して表記する
c:「m」の表記を「ン」と表記する
d:「p」の表記を「ッ」と表記する
(韓国農林水産食品部表記では「A-ad」、八田表記では「A」)
3、「ㄴ(ニウン)」「ㅇ(イウン)」パッチムの扱いを決める
A:両者とも「ン」と表記する
B:「ㄴ(ニウン)」は「ン」、「ㅇ(イウン)」は「ング」と表記する
C:アルファベットを用い「n」「ng」と表記する
D:アルファベットと発音記号を用い「n」「ŋ」と表記する
E:「ㄴ(ニウン)」は「ン」、「ㅇ(イウン)」は「ンg」と表記する
(韓国農林水産食品部表記では「A」、八田表記では「A」)
4、激音および激音化の扱いを決める
A:平音と同様に表記する
B:激音を別の記号で表記する(太字にする、「h」をつけるなど)
(韓国農林水産食品部表記では「A」、八田表記では「A」)
5、濃音の語頭での扱いを決める
A:平音と同様に表記する
B:「ッ」を頭につける
C:濃音を別の記号で表記する(太字にする、「?」をつけるなど)
(韓国農林水産食品部表記では「A」、八田表記では「A」)
6、濃音化の扱いを決める
A:濃音化した文字の前に「ッ」を加えて表記する
B:濃音化した文字を清音にして表記する
<追加要素>
a:パッチムのない文字の次が濃音化する場合に「ッ」を加えて表記する
(韓国農林水産食品部表記では「B」?、八田表記では「B」)
7、二重母音の扱いを決める
A:促音の「ァィゥェォャュョ」を使って表記する
B:母音字を除き、清音に吸収させて省略する(例:「クェ(괴)」→「ケ」)
C:子音字によって促音使用と清音への吸収を使い分ける
<追加要素>
a:子音「ㄱㅋㄲ」の場合に促音を使って表記する
b:子音「ㄴ」の場合に促音を使って表記する
c:子音「ㄷㅌㄸ」の場合に促音を使って表記する
d:子音「ㄹ」の場合に促音を使って表記する
e:子音「ㅁ」の場合に促音を使って表記する
f:子音「ㅂㅍㅃ」の場合に促音を使って表記する
g:子音「ㅅㅆ」の場合に促音を使って表記する
h:子音「ㅈㅊㅉ」の場合に促音を使って表記する
i:子音「ㅎ」の場合に促音を使って表記する
(韓国農林水産食品部表記では「C-ai」?、八田表記では「C-ai」)
8、発音変化を伴う合成語の扱いを決める
A:発音変化を採用して表記する
B:発音変化を採用せずに表記する
C:任意の発音変化のみ採用して表記する
(韓国農林水産食品部表記では「A」?、八田表記では「C」)
9、長音の扱いを決める
A:長音を用いて表記する
B:長音は省略して表記する
(韓国農林水産食品部表記では「B」、八田表記では「B」)
10、例外を決める
=========================
なんか、自分で作った割りに、訳がわからない内容になりました。
たぶん実際に使おうとすると、さらなる例外が続出しそうですけどね。
とりあえず頭の中にあったモヤモヤの要素がいくらかでも抽出できたので、
ここから実際に単語を当てはめて、確認してみたいと思います。
ていうか、こういうのって専門家の研究はないのでしょうか。
韓国語の発音を日本語で書く、ということそのものに無理はありますが、
これだけ韓国に触れる機会が増えたら、本格的に取り組まれてもよいはず。
料理名表記だけでなく、人名表記、地名表記など悩む要素は盛りだくさん。
なんとかならないものかと、本気で悩みに悩んでおります。
興味のない人には、ややこしいだけの話題で恐縮です。
次の記事あたりからは、普通の内容に戻したいと思います。
昨日からの続きです。
韓国料理の外国語表記を韓国農林水産食品部が発表した件で、
とりあえず、送ってもらった資料のうち日本語部分を抜粋しました。
276MBもある巨大な資料で、ダウンロードするにも一苦労。
しかも「hwpファイル(アレアハングル)」で作成されているので、
ビューアーしかない環境では、コピーペーストすらできません。
ひとつひとつ手打ちしたので、打ち間違いがあったらすいません。
資料には韓国語読みの英文表記(ルビ的なもの)と簡単な説明。
その英語訳、日本語訳、中国語訳がセットになっています。
日本語訳の部分にはカタカナ表記と、料理の簡易説明もあります。
以下に124種類のカタカナ表記と簡易説明を抜粋してみます。
このほかに、3行ほどの料理説明がそれぞれ加えられています。
=========================
<飯(パッ)>
キムパッ(韓国式のり巻き)
キムチポックムパッ(キムチチャーハン)
トルソッピビムパッ(石焼ピビムパッ)
パッ(ご飯)
プルコギトッパッ(プルコギ丼)
ピビムパッ(ビビンパ)(混ぜご飯)
サンチェピビムパッ(山菜ピビムパッ)
サムパッ(葉野菜包みご飯)
ヨンヤントルソッパッ(栄養釜飯)
オジンオトッパッ(甘辛いか炒め丼)
コンナムルクッパッ(豆もやしのスープご飯)
<粥(チュッ)>
チャッチュッ(松の実のお粥)
※1:アワビ粥の写真が入っているもテキストがチャッチュッと共通
ホバッチュッ(かぼちゃのお粥)
フギムジャチュッ(黒ごまのお粥)
<麺(ミョン)/餃子(マンドゥ)>
マンドゥ(韓国式餃子)
ムルネンミョン(水冷麺)
ピビムクッス(甘辛混ぜそうめん)
ピビムネンミョン(甘辛混ぜ冷麺)
スジェビ(韓国式すいとん)
チャンチクッス(韓国式にゅうめん)
チェンバンクッス(大皿辛味そば)
カルクッス(韓国式うどん)
<スープ(クッ)/鍋(タン)>
カルビタン(カルビの煮込みスープ)
カムジャタン(豚背骨肉とじゃがいも鍋)
コムタン(牛肉の煮込みスープ)
テンジャンクッ(韓国式みそ汁)
トックッ(韓国式お雑煮)
トッマンドゥクッ(餃子入り雑煮)
マンドゥクッ(餃子スープ)
メウンタン(魚の辛味鍋)
ミヨックッ(わかめスープ)
プゴクッ(スケトウダラのスープ)
サムゲタン(参鶏湯)
ソルロンタン(牛骨肉の煮込みスープ)
ウゴジカルビタン(白菜とカルビの煮込みスープ)
ユッケジャン(牛肉の辛味スープ)
ヘムルタン(辛味海鮮鍋)
<鍋(チゲ)>
キムチチゲ(キムチ鍋)
テンジャンチゲ(みそ鍋)
プデチゲ(ソーセージの辛味鍋)
スンドゥブチゲ(おぼろ豆腐の辛味鍋)
チョングッジャンチゲ(納豆みそ鍋)
ヘムルスンドゥブチゲ(魚介とおぼろ豆腐の辛味鍋)
<寄せ鍋(チョンゴル)>
コッチャンチョンゴル(牛もつ辛味鍋)
クッスチョンゴル(麺入り寄せ鍋)
トゥブチョンゴル(豆腐の寄せ鍋)
マンドゥチョンゴル(餃子の寄せ鍋)
プルナッチョンゴル(牛肉とたこの寄せ鍋)
シンソルロ(神仙炉鍋)
<蒸し煮(チム)>
カルビチム(牛カルビの煮込み)
タッチム(鶏肉の辛味炒め煮)
タッペッスッ(鶏肉の水炊き)
ポッサム(ゆで豚肉)
スユッ(ゆで牛肉)
アグチム(あんこうの辛味蒸し煮)
チョッパル(豚足のしょうゆ煮)
ヘムルチム(海鮮の辛味蒸し煮)
<ナムル類(ナムルリュ)>
クジョルパン(8種のクレープ包み)
ナムル(野菜の和え物)
トトリムッ(どんぐりこんにゃくの和え物)
オイソン(飾りきゅうりの甘酢がけ)
チャッチェ(野菜と春雨の炒め物)
タンピョンチェ(ところてんの和え物)
ヘパリネンチェ(クラゲの冷菜)
<煮物(チョリム)/炒め物(ポックム)>
カルチチョリム(太刀魚の煮付け)
コドゥンオチョリム(さばの煮付け)
トゥブチョリム(豆腐の煮付け)
ウンデグチョリム(銀だらの煮付け)
クンジュントッポッキ(宮廷もち炒め)
※2:たこ炒めの写真が入っているもテキストがクンジュントッポッキと共通
トゥブキムチ(豆腐キムチ)
トッポッキ(もちの甘辛煮)
オジンオポックム(いか甘辛炒め)
チェユッポックム(豚肉甘辛炒め)
<焼き物(クイ)>
コッチャンクイ(牛もつ焼き)
トドックイ(つるにんじんの辛味焼き)
テジカルビクイ(豚カルビ焼き)
トッカルビ(粗挽きカルビ焼き)
トゥッペギプルコギ(土鍋プルコギ)
ロースピョンチェ(牛ローススライス)
プルコギ(韓国式すき焼き)
サムギョッサル(豚の三枚肉焼き)
センソンクイ(焼き魚)
ソカルビクイ(牛カルビ焼き)
オリクイ(鴨肉焼き)
チュンチョンタッカルビ(鶏肉の辛味鉄板焼き)
ファンテクイ(スケトウダラ辛味焼き)
<チヂミ(チョン)>
カムジャチョン(じゃがいものチヂミ)
ケランマリ(韓国式卵焼き)
キムチチョン(キムチのチヂミ)
モドゥムチョン(チヂミの盛り合わせ)
ピンデトッ(緑豆のチヂミ)
パチョン(ねぎのチヂミ)
ヘムルパチョン(海鮮とねぎのチヂミ)
<刺身(フェ)>
センソンフェ(魚の刺身)
ユッフェ(ユッケ・牛刺し)
ホンオフェムチム(えいの和え物)
<キムチ>
コッチョリ(浅漬けキムチ)
カットゥギ(角切り大根キムチ)
ナバッキムチ(大根と白菜の水キムチ)
ペチュキムチ(白菜キムチ)
ペッキムチ(白キムチ)
ポッサムキムチ(白菜の包みキムチ)
オイソバギ(きゅうりキムチ)
<漬物(チャンアチ)/塩辛(チョッカル)>
チャンアチ(漬物)
カンジャンケジャン(かにのしょうゆ漬け)
チョッカル(塩辛)
<餅(トッ)/菓子(ハングァ)>
キョンダン(韓国式団子)
クルトッ(蜂蜜もち)
ペッソルギ(白蒸しもち)
ヤッシッ(韓国式おこわ)
ファチョン(花びらの焼きもち)
カンジョン(韓国式おこし)
タシッ(韓国式らくがん)
ヤックァ(揚げ菓子)
<飲物(ウムチョンニュ)/韓定食(ハンジョンシッ)>
ノッチャ(緑茶)
メシルチャ(梅の実茶)
スジョングァ(しょうがとシナモンの飲み物)
シッケ(韓国式甘酒)
オミジャファチェ(五味子の飲み物)
ユジャチャ(柚子茶)
インサムチャ(高麗人参茶)
ハンジョンシッ(韓定食)
=========================
ざっと見る限り、町中の韓国料理店で見るよりは正確です。
かなりの部分で僕が普段使う表記と共通するのですが、
やはりいくつかは違和感のある表記もありますね。
昨日の記事にも書きましたが、
1、基本となる料理法の表記は発音変化と関係なしに統一
2、パッチムのうち「k」と「p」の音は「ッ」で表記
3、一部の発音変化は無視
という特徴が見られるようです。
例えば1は「チヂミ」を「チョン」と表記することにしたため、
その前に「なんたらチヂミ」としたときも、濁音化が適用されません。
ネギ入りのチヂミを「パ(ネギ)+チョン(チヂミ)」で「パチョン」。
耳にする音として近いのは、「パジョン」、または「パヂョン」ですけどね。
このあたり、実に難しい問題で僕もときおり悩みます。
例えば、白菜キムチのことを「ペチュキムチ」と僕は書きますが、
これも「パジョン」と統一するなら、「ペチュギムチ」とすべきところ。
でも、キムチの一種として文中で把握しにくいがために、
「ペチュキムチ」のほうをこれまでは採用してきました。
発音用のルビとして書くときのみ「ペチュギムチ」を使います。
そして、いちばん違和感があるのは、やはり2ですか。
「k」のパッチムを「ッ」とする立場は納得しやすいのですが、
「p」のパッチムも「ッ」としてしまうんですね。
ごはんを「パプ」とせず、「パッ」とするのはまだしも、
・チャッチェ(野菜と春雨の炒め物)
・サムギョッサル(豚の三枚肉焼き)
語中に登場する「p」パッチムは印象がかなり違います。
あと、3については、1と共通する部分がありそうですね。
料理法や食材名の元単語を活かすために濁音化を無視していたり、
・ムルネンミョン(水冷麺)
のように、流音化(n+rの結合でrrに変わる)が無視されていたり。
これは僕も表記が揺れており、「ムルネンミョン」とすることがあれば、
「ムルレンミョン」と書いている場合もあったりします。
ただ、その一方で、
・シンソルロ(神仙炉鍋)
は流音化を適用していますね。
合成語と、それ以外という分類もあるのかもしれません。
もうひとつ、
・チョングッジャンチゲ(納豆みそ鍋)
では濃音化も適用しないんですね。
テンジャンチゲの「ジャン」でも統一を図ったのでしょうか。
他のケースは違和感がありつつも、納得ができるのですが、
唯一、これだけはなんでこう表記したのか不思議です。
そのほか料理の簡易説明も、何これ? 的なものがあり、
いろいろ指摘したいことはありますが、とりあえずそれはまた今度。
ちょっと自分のカタカナ表記も、全面的に見直してみたいと思います。
僕自身もいつかは取り組もうとしていた問題なので。
それと、ひとつ指摘しておきたいのは……。
公的な文書なのに、内容の重複があるのはいただけません。
たぶんコピペしたまま、修正するのを忘れたんでしょうね。
アワビ粥と、タコ炒めの部分、前のページと内容が一緒です。
韓国語部分はきちんとしているので、たぶんチェック漏れですね。
とりあえずは考察に必要な部分だけを抜粋しましたが、
こういう資料はできるだけ多くの人の目に触れたほうがいいはず。
農林水産食品部のページからは見つけられませんでしたが、
もしどこかアップされているところをご存知の方は教えてください。
データを送ってくれた担当の方にも、ネット上での公開可否など確認中です。
韓国料理の外国語表記を韓国農林水産食品部が発表した件で、
とりあえず、送ってもらった資料のうち日本語部分を抜粋しました。
276MBもある巨大な資料で、ダウンロードするにも一苦労。
しかも「hwpファイル(アレアハングル)」で作成されているので、
ビューアーしかない環境では、コピーペーストすらできません。
ひとつひとつ手打ちしたので、打ち間違いがあったらすいません。
資料には韓国語読みの英文表記(ルビ的なもの)と簡単な説明。
その英語訳、日本語訳、中国語訳がセットになっています。
日本語訳の部分にはカタカナ表記と、料理の簡易説明もあります。
以下に124種類のカタカナ表記と簡易説明を抜粋してみます。
このほかに、3行ほどの料理説明がそれぞれ加えられています。
=========================
<飯(パッ)>
キムパッ(韓国式のり巻き)
キムチポックムパッ(キムチチャーハン)
トルソッピビムパッ(石焼ピビムパッ)
パッ(ご飯)
プルコギトッパッ(プルコギ丼)
ピビムパッ(ビビンパ)(混ぜご飯)
サンチェピビムパッ(山菜ピビムパッ)
サムパッ(葉野菜包みご飯)
ヨンヤントルソッパッ(栄養釜飯)
オジンオトッパッ(甘辛いか炒め丼)
コンナムルクッパッ(豆もやしのスープご飯)
<粥(チュッ)>
チャッチュッ(松の実のお粥)
※1:アワビ粥の写真が入っているもテキストがチャッチュッと共通
ホバッチュッ(かぼちゃのお粥)
フギムジャチュッ(黒ごまのお粥)
<麺(ミョン)/餃子(マンドゥ)>
マンドゥ(韓国式餃子)
ムルネンミョン(水冷麺)
ピビムクッス(甘辛混ぜそうめん)
ピビムネンミョン(甘辛混ぜ冷麺)
スジェビ(韓国式すいとん)
チャンチクッス(韓国式にゅうめん)
チェンバンクッス(大皿辛味そば)
カルクッス(韓国式うどん)
<スープ(クッ)/鍋(タン)>
カルビタン(カルビの煮込みスープ)
カムジャタン(豚背骨肉とじゃがいも鍋)
コムタン(牛肉の煮込みスープ)
テンジャンクッ(韓国式みそ汁)
トックッ(韓国式お雑煮)
トッマンドゥクッ(餃子入り雑煮)
マンドゥクッ(餃子スープ)
メウンタン(魚の辛味鍋)
ミヨックッ(わかめスープ)
プゴクッ(スケトウダラのスープ)
サムゲタン(参鶏湯)
ソルロンタン(牛骨肉の煮込みスープ)
ウゴジカルビタン(白菜とカルビの煮込みスープ)
ユッケジャン(牛肉の辛味スープ)
ヘムルタン(辛味海鮮鍋)
<鍋(チゲ)>
キムチチゲ(キムチ鍋)
テンジャンチゲ(みそ鍋)
プデチゲ(ソーセージの辛味鍋)
スンドゥブチゲ(おぼろ豆腐の辛味鍋)
チョングッジャンチゲ(納豆みそ鍋)
ヘムルスンドゥブチゲ(魚介とおぼろ豆腐の辛味鍋)
<寄せ鍋(チョンゴル)>
コッチャンチョンゴル(牛もつ辛味鍋)
クッスチョンゴル(麺入り寄せ鍋)
トゥブチョンゴル(豆腐の寄せ鍋)
マンドゥチョンゴル(餃子の寄せ鍋)
プルナッチョンゴル(牛肉とたこの寄せ鍋)
シンソルロ(神仙炉鍋)
<蒸し煮(チム)>
カルビチム(牛カルビの煮込み)
タッチム(鶏肉の辛味炒め煮)
タッペッスッ(鶏肉の水炊き)
ポッサム(ゆで豚肉)
スユッ(ゆで牛肉)
アグチム(あんこうの辛味蒸し煮)
チョッパル(豚足のしょうゆ煮)
ヘムルチム(海鮮の辛味蒸し煮)
<ナムル類(ナムルリュ)>
クジョルパン(8種のクレープ包み)
ナムル(野菜の和え物)
トトリムッ(どんぐりこんにゃくの和え物)
オイソン(飾りきゅうりの甘酢がけ)
チャッチェ(野菜と春雨の炒め物)
タンピョンチェ(ところてんの和え物)
ヘパリネンチェ(クラゲの冷菜)
<煮物(チョリム)/炒め物(ポックム)>
カルチチョリム(太刀魚の煮付け)
コドゥンオチョリム(さばの煮付け)
トゥブチョリム(豆腐の煮付け)
ウンデグチョリム(銀だらの煮付け)
クンジュントッポッキ(宮廷もち炒め)
※2:たこ炒めの写真が入っているもテキストがクンジュントッポッキと共通
トゥブキムチ(豆腐キムチ)
トッポッキ(もちの甘辛煮)
オジンオポックム(いか甘辛炒め)
チェユッポックム(豚肉甘辛炒め)
<焼き物(クイ)>
コッチャンクイ(牛もつ焼き)
トドックイ(つるにんじんの辛味焼き)
テジカルビクイ(豚カルビ焼き)
トッカルビ(粗挽きカルビ焼き)
トゥッペギプルコギ(土鍋プルコギ)
ロースピョンチェ(牛ローススライス)
プルコギ(韓国式すき焼き)
サムギョッサル(豚の三枚肉焼き)
センソンクイ(焼き魚)
ソカルビクイ(牛カルビ焼き)
オリクイ(鴨肉焼き)
チュンチョンタッカルビ(鶏肉の辛味鉄板焼き)
ファンテクイ(スケトウダラ辛味焼き)
<チヂミ(チョン)>
カムジャチョン(じゃがいものチヂミ)
ケランマリ(韓国式卵焼き)
キムチチョン(キムチのチヂミ)
モドゥムチョン(チヂミの盛り合わせ)
ピンデトッ(緑豆のチヂミ)
パチョン(ねぎのチヂミ)
ヘムルパチョン(海鮮とねぎのチヂミ)
<刺身(フェ)>
センソンフェ(魚の刺身)
ユッフェ(ユッケ・牛刺し)
ホンオフェムチム(えいの和え物)
<キムチ>
コッチョリ(浅漬けキムチ)
カットゥギ(角切り大根キムチ)
ナバッキムチ(大根と白菜の水キムチ)
ペチュキムチ(白菜キムチ)
ペッキムチ(白キムチ)
ポッサムキムチ(白菜の包みキムチ)
オイソバギ(きゅうりキムチ)
<漬物(チャンアチ)/塩辛(チョッカル)>
チャンアチ(漬物)
カンジャンケジャン(かにのしょうゆ漬け)
チョッカル(塩辛)
<餅(トッ)/菓子(ハングァ)>
キョンダン(韓国式団子)
クルトッ(蜂蜜もち)
ペッソルギ(白蒸しもち)
ヤッシッ(韓国式おこわ)
ファチョン(花びらの焼きもち)
カンジョン(韓国式おこし)
タシッ(韓国式らくがん)
ヤックァ(揚げ菓子)
<飲物(ウムチョンニュ)/韓定食(ハンジョンシッ)>
ノッチャ(緑茶)
メシルチャ(梅の実茶)
スジョングァ(しょうがとシナモンの飲み物)
シッケ(韓国式甘酒)
オミジャファチェ(五味子の飲み物)
ユジャチャ(柚子茶)
インサムチャ(高麗人参茶)
ハンジョンシッ(韓定食)
=========================
ざっと見る限り、町中の韓国料理店で見るよりは正確です。
かなりの部分で僕が普段使う表記と共通するのですが、
やはりいくつかは違和感のある表記もありますね。
昨日の記事にも書きましたが、
1、基本となる料理法の表記は発音変化と関係なしに統一
2、パッチムのうち「k」と「p」の音は「ッ」で表記
3、一部の発音変化は無視
という特徴が見られるようです。
例えば1は「チヂミ」を「チョン」と表記することにしたため、
その前に「なんたらチヂミ」としたときも、濁音化が適用されません。
ネギ入りのチヂミを「パ(ネギ)+チョン(チヂミ)」で「パチョン」。
耳にする音として近いのは、「パジョン」、または「パヂョン」ですけどね。
このあたり、実に難しい問題で僕もときおり悩みます。
例えば、白菜キムチのことを「ペチュキムチ」と僕は書きますが、
これも「パジョン」と統一するなら、「ペチュギムチ」とすべきところ。
でも、キムチの一種として文中で把握しにくいがために、
「ペチュキムチ」のほうをこれまでは採用してきました。
発音用のルビとして書くときのみ「ペチュギムチ」を使います。
そして、いちばん違和感があるのは、やはり2ですか。
「k」のパッチムを「ッ」とする立場は納得しやすいのですが、
「p」のパッチムも「ッ」としてしまうんですね。
ごはんを「パプ」とせず、「パッ」とするのはまだしも、
・チャッチェ(野菜と春雨の炒め物)
・サムギョッサル(豚の三枚肉焼き)
語中に登場する「p」パッチムは印象がかなり違います。
あと、3については、1と共通する部分がありそうですね。
料理法や食材名の元単語を活かすために濁音化を無視していたり、
・ムルネンミョン(水冷麺)
のように、流音化(n+rの結合でrrに変わる)が無視されていたり。
これは僕も表記が揺れており、「ムルネンミョン」とすることがあれば、
「ムルレンミョン」と書いている場合もあったりします。
ただ、その一方で、
・シンソルロ(神仙炉鍋)
は流音化を適用していますね。
合成語と、それ以外という分類もあるのかもしれません。
もうひとつ、
・チョングッジャンチゲ(納豆みそ鍋)
では濃音化も適用しないんですね。
テンジャンチゲの「ジャン」でも統一を図ったのでしょうか。
他のケースは違和感がありつつも、納得ができるのですが、
唯一、これだけはなんでこう表記したのか不思議です。
そのほか料理の簡易説明も、何これ? 的なものがあり、
いろいろ指摘したいことはありますが、とりあえずそれはまた今度。
ちょっと自分のカタカナ表記も、全面的に見直してみたいと思います。
僕自身もいつかは取り組もうとしていた問題なので。
それと、ひとつ指摘しておきたいのは……。
公的な文書なのに、内容の重複があるのはいただけません。
たぶんコピペしたまま、修正するのを忘れたんでしょうね。
アワビ粥と、タコ炒めの部分、前のページと内容が一緒です。
韓国語部分はきちんとしているので、たぶんチェック漏れですね。
とりあえずは考察に必要な部分だけを抜粋しましたが、
こういう資料はできるだけ多くの人の目に触れたほうがいいはず。
農林水産食品部のページからは見つけられませんでしたが、
もしどこかアップされているところをご存知の方は教えてください。
データを送ってくれた担当の方にも、ネット上での公開可否など確認中です。
いやはや、とんでもないニュースが飛び込んできました。
これまで韓国料理の統一表記がない、というのは大きな問題でしたが、
韓国料理の世界化を掲げる韓国がいきなり統一表記を発表しました。
とりあえず124の代表的な韓国料理をピックアップし、
英語、日本語、中国語の料理表記と簡単な解説を作った模様です。
まずは新聞報道をいくつかリンクで張っておきますね。
聯合ニュース/韓国料理の外国語表記を統一、標準案を策定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091106-00000018-yonh-kr
朝鮮日報/韓国料理の外国語表記を統一へ
サムギョプサルは英語で「コリアン・スタイル・ベーコン」
http://www.chosunonline.com/news/20091106000008
韓国農林水産食品部のホームページを確認したところ、
英語版は確認できたのですが、日本語版が見当たりませんでした。
仕方ないので、担当部署まで電話で問い合わせたところ、
実に手際よくメールで、全部の資料を送ってもらえました。
慌てて電話をしたので、韓国語は超しどろもどろでしたけどね。
んで、いまその膨大なファイルを見ているのですが……。
「うーん、やっぱり違和感……」
いくつかの特徴が見られるようですが、
・基本となる料理法の表記は発音変化と関係なしに統一
・パッチムのうち「k」と「p」の音は「ッ」で表記
・一部の発音変化は無視
といった特徴が、僕が見る限りあるようです。
いくつか特徴的な例をあげてみると……。
・チャッチェ(チャプチェ)
・サムギョッサル(サムギョプサル)
・パチョン(パジョン)
・ユッフェ(ユッケ)
カッコ内は僕が普段使っている表記です。
これを統一表記といわれると、ちょっと悩ましいですね……。
韓国料理店などでも、思い思いの表記で書いているため、
どこかでなんらかの統一を、というのは僕の願いでもありました。
そういった意味では、大変大きな一歩ではありますが……。
もう少し、じっくり各用語の表記を分析してみたいと思います。
これまで韓国料理の統一表記がない、というのは大きな問題でしたが、
韓国料理の世界化を掲げる韓国がいきなり統一表記を発表しました。
とりあえず124の代表的な韓国料理をピックアップし、
英語、日本語、中国語の料理表記と簡単な解説を作った模様です。
まずは新聞報道をいくつかリンクで張っておきますね。
聯合ニュース/韓国料理の外国語表記を統一、標準案を策定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091106-00000018-yonh-kr
朝鮮日報/韓国料理の外国語表記を統一へ
サムギョプサルは英語で「コリアン・スタイル・ベーコン」
http://www.chosunonline.com/news/20091106000008
韓国農林水産食品部のホームページを確認したところ、
英語版は確認できたのですが、日本語版が見当たりませんでした。
仕方ないので、担当部署まで電話で問い合わせたところ、
実に手際よくメールで、全部の資料を送ってもらえました。
慌てて電話をしたので、韓国語は超しどろもどろでしたけどね。
んで、いまその膨大なファイルを見ているのですが……。
「うーん、やっぱり違和感……」
いくつかの特徴が見られるようですが、
・基本となる料理法の表記は発音変化と関係なしに統一
・パッチムのうち「k」と「p」の音は「ッ」で表記
・一部の発音変化は無視
といった特徴が、僕が見る限りあるようです。
いくつか特徴的な例をあげてみると……。
・チャッチェ(チャプチェ)
・サムギョッサル(サムギョプサル)
・パチョン(パジョン)
・ユッフェ(ユッケ)
カッコ内は僕が普段使っている表記です。
これを統一表記といわれると、ちょっと悩ましいですね……。
韓国料理店などでも、思い思いの表記で書いているため、
どこかでなんらかの統一を、というのは僕の願いでもありました。
そういった意味では、大変大きな一歩ではありますが……。
もう少し、じっくり各用語の表記を分析してみたいと思います。