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韓食日記

日々食べている韓国料理の記録です。
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最終日の午後は五壮洞(オジャンドン)を探検しました。
五壮洞といえば冷麺。いずれも有名な店が3軒並んでいます。
店名と店の歴史は以下の通り。

・五壮洞興南家(オジャンドンフンナムチプ)1953年創業
・五壮洞咸興冷麺(オジャンドンハムンネンミョン)1955年創業
・五壮洞新昌麺屋(オジャンドンシンチャンミョノク)1978年創業

歴史が古いのは興南家ですが、どれも劣らぬ有名店です。
ちなみに新昌麺屋の料理長は咸興冷麺から独立しているとか。
店の人からそう聞いたのですが、この情報ウラが取れませんでした。
事情に詳しい方がいらしたら、ぜひ教えてください。

まずは元祖の店からということで興南家に入りました。
到着したのはちょうど12時を回る頃。ランチピークの時間帯です。
席についてフェネンミョン(6000ウォン)を注文すると、
上着を脱いでいる間に、冷麺が出てきました。

韓国の冷麺は、スープのあるムルレンミョンと、
薬味ダレを混ぜて食べるピビンネンミョンに大きくわかれます。
五壮洞はピビンネンミョンが有名な町。
そこにエイの刺身を乗せた料理がフェネンミョンです。
エイといっても臭いはなく、コリコリとした歯触りが秀逸です。

麺ももちろん重要なのですが、
ピビンネンミョンの味はやはり薬味ダレで決まります。
他の2店との比較で言うと、興南家のタレは甘いことで有名。
麺の下に液状のタレがしかれており、舐めてみるとこれが確かに甘い。
ぐるぐるかき混ぜるうちに、辛い薬味ダレといい感じに交じり合います。

麺はサツマイモのデンプンを使って作ったもの。
蕎麦粉をメインに使う平壌式の麺に比べ、
しっかりとしたコシがあり、噛み切るのが大変です。
写真撮影のため、ハサミで切らないようにお願いしたら、
食べるときにえらく苦労するハメになりました。

せっかくなので一緒に語ってしまいますが、
興南家で食べた後に、新昌麺屋へとハシゴしました。
冒頭の写真が興南家の冷麺で、下が新昌麺屋の冷麺です。

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麺のコシだけを問うなら、新昌麺屋は興南家以上。
今回は食べられませんでしたが、咸興冷麺はもっとと聞きます。
新昌麺屋でもハサミで切らないまま食べ始めたのですが、
途中で腕とアゴが疲れ果て、後からハサミを入れてもらいました。
興南家ではなんとかハサミなしのまま食べきったんですけどね。
本当の冷麺好きだと、麺を切るなんてとんでもないと言うところですが、
どうやらその境地に達するまでは、まだまだ遠いようです。

新昌麺屋でもフェネンミョン(6000ウォン)を食べましたが、
確かに甘さが少なく、代わりに辛さがアップしています。
どちらを評価するかは味の好みで分かれるでしょう。
僕は先に食べたからかもしれませんが、興南家のほうが好みでした。

あとはもう1軒の咸興冷麺に行かねばですね。
また新昌麺屋ではずいぶんお腹がいっぱいになっていたので、
これもまた、もう1度空腹のときに試したいです。
ともかくいずれまた五壮洞はめがけて行こうと思います。

以上、これにてソウルでの報告は終了です。


店名:五壮洞興南家
住所:ソウル市中区五壮洞101-7
電話:02-2266-0735
HP:なし

店名:五壮洞咸興冷麺
住所:ソウル市中区五壮洞90-10
電話:02-2267-9500
HP:なし

店名:五壮洞新昌麺屋
住所:ソウル市中区五壮洞90-8
電話:02-2273-4889
HP:なし
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2006.02.28.Tue 23:09 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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早朝から賑わうプゴクク(干ダラのスープ)の専門店。
7時半頃に行きましたが、すでに朝食を食べに来る人でいっぱいです。
メニューはプゴクク(5000ウォン)ひとつしかないので、
座るとすぐに料理が出てきます。注文の必要すらありません。

プゴククのプゴは乾燥させたスケトウダラのこと。
この店では牛のサゴル(脚の骨)を煮込んだスープを加えています。
香ばしい干ダラの風味に、牛骨からのうまみが足され、
朝から食欲をおおいに刺激する味になります。
具は干ダラに豆腐、溶き卵、ネギとシンプル。
テーブルに備え付けられている、ニラのキムチを入れてもうまいです。

ごはんには赤米が加えられていました。
食堂で出てくると、ちょっと得した気分になります。

この店がいいのは、1人でも気楽に入れること。
朝、昼の食事時はかなりの混雑になるのですが、
意外に1人客も多く、さほどの邪魔になりません。
単一メニューなので、料理はさっとすぐに出てくるし、
食べ終わったら、そのままさっと出て行けます。
ある種、立ち食いそばのようなスピーディさが気に入っています。
ちょっと疲れて元気を出したいときにいいんですよね。
まわりの勢いにつられて、モリモリと食べられます。

店名:トジュッコル(プゴククチプ)
住所:ソウル市中区茶洞173
電話:02-777-3891
HP:なし
2006.02.28.Tue 18:52 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(8)
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光化門の「盈徳(ヨンドク)」という店で珍しい料理を食べました。
盈徳というのは東海岸沿いにある、ズワイガニで有名な町。
この店はズワイガニのほか、各種の東海岸名物料理を集める店です。
ハタハタのチゲ、ハタハタ焼き、ムシガレイの刺身などがメニューに並んでいました。

ここで食べたのは浦項(ポハン)名物として知られるクァメギ。
サンマを生干しにしたもので、浦項の特産品として全国に知られています。
かつてはニシンで作ったものをクァメギと呼んだそうですが、
いまは漁獲量が少なく、サンマで作るのがほとんどとのこと。
ソウルでは珍しい料理なので、僕も食べるのは初めてでした。

食べ方が実に複雑で、まずエゴマの葉に、海苔、コンブの小片を重ね、
そこにチョジャン(酢を混ぜたコチュジャン)をつけたクァメギを乗せます。
そこにスライスニンニク、刻んだ青唐辛子、細ネギ、味噌を加え、
ぐるっと巻いてかぶりつく、といった具合です。
焼肉を食べるようにエゴマの葉で巻いて食べるのは同じですが、
そこに海苔、コンブという魚介系の風味を足すのがポイント。
また青魚特有の臭いを消すため、チョジャンに浸してから巻くのも大事で、
このチョジャンにはニンニクがたっぷりと入っています。
韓国で言うピリンネ(生臭さ)を除去するために心血注いだ食べ方のようです。

ただ、日本人の立場からすれば、この程度の生臭さは感じないも同然。
韓国人よりも生の青魚には慣れているので、そのまま食べても充分美味しいです。
生っぽさを残したまま、微妙に干物っぽい食感が足された感じ。
発酵しているというほどではないですが、やや熟成された風味があります。

値段は1皿1万8000ウォンとなかなかに高価ですが、
美味しかったので、いつかまた本場で食べてみたいですね。
さりげなく生姜醤油でもいけるのでは、とも思います。


店名:盈徳(ヨンドク)
住所:ソウル市鍾路区清進洞(以下不明)
電話:02-738-0755
HP:なし





2006.02.27.Mon 01:25 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(6)
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清進屋は清進洞にあるヘジャンククの老舗。
今回はヘジャンククの写真撮影を目的のひとつに行ったので、
やはりここは外せないということで行って来ました。
2004年7月に続き2度目の来店です。

ここのヘジャンククは具に牛の内臓がたっぷり入るうえ
ソンジ(固めた牛の血)の量もゴロゴロ状態。
ヘジャンククの中でも、かなり内蔵系のグロなタイプです。
好きな人は喜ぶけれども、ダメな人は徹底的にダメ。
僕は後者のほうで、見た目はともかくこの店の味に合いません。

最初は美味しいと思って食べるのですが、
途中から段々と食べるのがつらくなります。
もともと内臓系の料理が好きじゃないせいか、
内臓独特の臭いが鼻についてしまってダメ。
ヤンピョンヘジャンククでだいぶ克服したと思ったのですが、
1年半ぶりに行ってみても、感想は変わりませんでした。
どうしても好きになれない有名店です。

内臓料理を食べ慣れればもう少し違うのかもしれませんけどね。
まだまだ修行が必要みたいです。

店名:清進屋(チョンジノク)
住所:ソウル市鍾路区清進洞89
電話:02-735-1690
HP:なし
2006.02.27.Mon 00:58 | 韓食日記 | trackback(1) | comment(8)
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仁寺洞でみんなと別れたにもかかわらず、
ひとりで最後のラーメンを食べてしまいました。
禁断のフィニッシュラーメンです。
いかんいかんと思いつつ、この1杯がやめられない。
しかもマンドゥ(餃子)まで追加しております。
2500ウォンの幸せは、翌日の大後悔へと変わります。

1日目からぶっ飛ばして食べたせいで、
翌日からは胃が重く、体調も崩れ気味になりました。
コンディションを保つためにも、絶対食べちゃだめなんですけどね。
反省の意味でも、しっかりブログにあげておきます。
2006.02.26.Sun 19:30 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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仁寺洞の裏道にある「看板のない店」として有名です。
ワサドゥン(瓦斯灯)、コカルビチプという名前でも呼ばれますが、
たいていは「看板のない店」で通っているようです。
店の前に行くと、本当に看板も何もありません。
店内は薄暗くボロボロ。でも妙な味わいがあります。

席に座ると、注文もなしにマッコルリと焼き魚が出てきます。
焼き魚はホッケが2尾。マッコルリは巨大な金ダライでたっぷり。
どこまでも荒っぽいサービスですが、それが似合う店です。
細かいことにはこだわらず、わいわいと気楽に飲めます。

マッコルリとホッケだけでも充分に飲めますが、
この日は5人だったので、オジンオボックム(イカ炒め)を追加しました。
思いのほかイカが柔らかく、マッコルリが進みます。
辛さもほどほど。微妙な甘味もいい感じです。

この日が2度目の来店でしたが、たまに来るといいですね。
2次会、3次会あたりでは重宝するお店です。


店名:瓦斯灯(ワサドゥン)
住所:ソウル市鍾路区仁寺洞130
電話:02-723-9046
HP:なし




2006.02.26.Sun 19:07 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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1軒目の安城家を出て仁寺洞へ向かう途中、
鍾路3街の交差点付近で、握り寿司の屋台を見かけました。
このあたりは屋台が多い激戦地で、前衛的な屋台も稀に見かけますが、
まさか握り寿司まで出ているとは思いませんでした。

思わず立ち寄り2500ウォンの6個セットを注文。
タマゴ、イカ、サーモン、エビなどが1個ずつ出てきました。
ガリはないようで、代わりにラッキョウが入っています。
すばらしく美味しいというわけではありませんが、
まあ寿司は寿司という味になっています。

お店のご主人は特に寿司の修行をした訳ではなく、
団子状のごはんに刺身を乗せて出しているだけです。
コンビニの寿司を屋台で出したというような感じでしょうか。
味はともかく、見た目のインパクトはかなりのものです。

このまま生き残っていくかどうかは微妙ですが、
珍しい屋台なので、話のタネにはなると思います。
興味のある方はぜひ探してみてください。
2006.02.26.Sun 18:54 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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1日目の夜は乙支路3街にある「安城家」に行きました。
1957年創業という老舗で、牛、豚の焼肉を専門とする店。
朝鮮日報の紙面で紹介され、ここ最近注目を浴びています。

メインの料理は牛カルビ豚カルビなのですが、
不思議なことに、それ以外のサイドメニューが充実しています。
むしろそちらのほうが、この店のウリともいえるくらい。
他店にはない、独特の料理がたくさんあります。

語りたいことは山ほどあるのですが、
これまた、いずれメルマガのネタになる予定です。
とりあえずは豚カルビの写真のみアップしておきます。


店名:安城家(アンソンチプ)
住所:ソウル市中区乙支路3街208-1
電話:02-2279-4522
HP:なし
2006.02.26.Sun 17:33 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
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26日から28日までソウルに行っていました。
2泊3日のバタバタとした短い滞在ですが、
それなりに美味しいものとも出会うことができました。
この間、ブログの更新ができなかったうえ、
大量の韓国料理を食べているので、日記を書くのが大変です。
追いつくまで多少時間がかかるとは思いますが、
それぞれ食べたものを、きちんと報告しようと思います。

ただ、いくつかの料理についてはメルマガで書く予定です。
ここで書いてしまっては、書くことがなくなってしまうので、
そのあたりは簡単な紹介でスルーとさせて頂きます。

で、到着したその日の昼に食べたのが写真の料理なのですが、
これがまさにメルマガ登場予定の料理だったりします。
園西洞という町で食べたカルグクス(韓国式のうどん)。
たいへん美味しかったのですが、いまは詳細を語れません。
メルマガでの登場をご期待ください。

<参考リンク>
コリアうめーや!!メルマガバックナンバー
http://www.koparis.com/~hatta/koriume/koriume_2.htm

店名:秘園ソンカルグクス
住所:ソウル市鍾路区園西洞160
電話:02-744-4848
HP:なし
2006.02.26.Sun 17:16 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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都合3度行って1度も食べられなかった溝の口のチャメに、
今度こそはのリベンジとして、朝から早起きして行ってきました。
開店は11時半ですが、その時間に行ったらもう遅いです。
僕は10時15分に到着したのですが、その時点でもう4組目。
危なく開店直後の第1陣に間に合わないところでした。
この店ではそれぞれがゆっくり食べる上、相席も基本的にしません。
食事をする店というよりも、ドラマの雰囲気を楽しむ店なので、
最大限のんびりゆったりとした接客を心がけているようです。
食べるぶんにはいいのですが、待つとなると非常に時間がかかります。

用意された順番待ち名簿に名前と携帯番号を記入してもらった後、
近くのドトールで1時間ほど時間をつぶしました。
開店時間前に再び行くと、店の前にはたくさんの人たちが集まっています。
目算で20人ほどはいるでしょうか。相変わらずの人出です。
開店時刻と同時に店のドアが開き、順番待ちの名簿を見ながら名前を呼ばれ、
19席の店内はあっという間に埋まりました。

スンドゥブチゲ(柔らかい豆腐のチゲ)の専門店らしく、
メニューのほとんどがスンドゥブチゲで埋められています。
もっともポピュラーなのがチャメスペシャル(980円)。
アサリ、イカ、貝柱などが入ったスンドゥブチゲです。
他にも具ごとにキムチ、きのこ、野菜、アサリ、牡蠣、
蟹、海鮮ミックス、牛、豚、ホルモンのスンドゥブチゲがあります。
サイドメニューはチヂミナクチボックムチャプチェトッポッキ
ビール、焼酎などお酒の販売も行っています。

9日に取材で1度試食したのですが、
そのときよりも辛めに作ってありました。
もう少し辛くするかも、という話がありましたので、
言葉通りオープン前に改良を加えたようです。
ちなみに卵はテーブルに置かれており、自分で割り入れるタイプです。
ごはんは1人前ずつ釜炊き。別の器に移した後、
釜にはオクスス茶(コーン茶)を注ぎヌルンジとして食べます。

気になる味のほうですが、スンドゥブチゲはなかなか本格的です。
新大久保のBCDトーフハウスが1280円で出していることを考えると、
980円ならお得と言えるレベルかもしれません。
溝の口まで行くのはしんどいですが、近くにあったら嬉しい店でしょう。

ただ、一緒に出てくるパンチャン(副菜類)が微妙です。
ここのお店の人たち、基本的に韓国料理のことは詳しくありません。
あくまでもドラマの店。コンセプト通りに働いている人たちなので、
韓国に詳しい必要はないのですが、せめてもう少しなんとか……。
ナムルを甘くする必要はないですし、ムルキムチは汁を飲むキムチです。
具をたっぷり盛って頂いても、それは正しい食べ方ではありません。
せっかくの大混雑なんですから、細かい部分も頑張って欲しいです。

食後には柚子茶(店での呼び名は柚子蜜茶)がサービスで出ます。
これももう少し濃くして頂けると嬉しいかな。
ともかく4度目にして、やっと食べることができました。

過去日記(1):2006年2月9日
過去日記(2):2006年2月23日

店名:チャメ(姉妹)
住所:神奈川県川崎市高津区溝口2-7-18
電話:044-811-6644
(※追記。チャメは2007年5月13日に閉店しました)
2006.02.24.Fri 19:01 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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チャジャンミョンを食べた後、新大久保のエリア調査。
定期的にぐるぐると回って新しい店を見つけたりしています。
最近は店舗のリスト作りなども進めており、
そのうちデータベースとしてまとめたいと思っています。

ひとしきりウロウロしたところでチャンナム家の前を通過。
ここは2001年からお世話になっている行きつけのお店です。
入口から様子を伺うと、中はガラガラでまかないタイムになっていました。
目があうと同時に、手招きで中へと呼ばれます。

「今日はヒマなんですか?」
「バカ言わないの。いま終わったところだよ」

時計を見ると確かに11時半。この店にしては終わりが早いですが、
たまたま早くお客さんが帰ってしまったのかもしれません。
まかないのテンジャンチゲ(味噌チゲ)を食べて行けと言われたので、
味見だけと言いつつ、ずうずうしく座り込みます。

食べてみると、このテンジャンチゲが滅法うまい。
なんでも火曜日に店を休んで長野まで旅行に行ってきたとかで、
そこで仕入れてきたらしいキノコ(たぶんヒラタケ)がどっさり入っています。
まかない料理ならではの贅沢なテンジャンチゲです。

このテンジャンチゲをごはんにダバダバとかけ、
センチェ(大根の千切りキムチ)を加え、よくかき混ぜて食べろと言われました。
じるじるのどろどろになったところを韓国海苔で巻いて食べます。
やってみると確かに、普通に食べるよりも美味しい。

「テンジャンチゲはセンチェと一緒に食べねばならん!」

おじちゃんとおばちゃんが異口同音に断言します。
この店に来ると、こうした家庭ならではの食べ方を学べるのが嬉しいです。
ネギのキムチでごはんを巻いて食べろ、とか。

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その後しばらくトリノ五輪での日本の不振について語り合い、
0時近くの山手線に乗って家に帰りました。
バタバタといろんなことがあった夜ですが、
最後にうまいものを食べられて幸せな気分でした。

過去日記(1):2006年1月27日

店名:チャンナム家
住所:東京都新宿区百人町1-3-3サンライズ新宿1C
電話:03-3205-9233
HP:なし
2006.02.23.Thu 18:50 | 韓食日記 | trackback(1) | comment(0)
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21日の日記に理由を書きましたが、
チャジャンミョン(炸醤麺)を食べ歩いています。
溝の口の「チャメ」に2日連続でふられたので、
その足で新大久保まで足を伸ばしてきました。
歌舞伎町の龍門に続き、大久保通りのソムンナン飯店です。
昨年7月にオープンした店ですが、今まで行く機会がありませんでした。
この店は龍門とは違い、明確な韓国式の中華料理店です。

注文したのはチャジャンミョンとクンマンドゥ(焼餃子)。
ちなみに韓国でクンマンドゥというとたいていは揚げ餃子です。
言葉としては焼餃子なのですが、油がたっぷりすぎてこんがりします。
ソムンナン飯店のクンマンドゥもこのタイプでした。

本当は21日も餃子を食べているので違うものにしたかったのですが、
単品メニューの値段がどれも高く、気軽に頼めるのはこれだけでした。
チャジャンミョンが700円。クンマンドゥが600円(6個)。
オープン当初はチャジャンミョン500円というセールで話題をさらいましたが、
今は全体的にちょっと高めの値段設定で落ち着いています。
チャジャンミョンは値段が修正されていたのですが、
HPを見る限り800円から700円に値下げした模様。
クンマンドゥも手書きの追加メニューで、
どうも値段で苦労しているような雰囲気があります。

チャジャンミョンが出てくると同時に、タマネギとたくあんが出てきました。
韓国の中華料理店では、これが定番の副菜。
そういえば龍門にはこれがありませんでしたね。
このあたりにも韓国寄り、中国寄りのスタイルが表れるようです。

チャジャンミョンは茶色がかった味噌に油が多いタイプ。
韓国で言うイェンナルチャジャン(昔風のチャジャンミョン)に近いです。
トッピングはグリンピースで、具はシンプルにタマネギと豚肉。
とろみが強く、味もこってりです。

食べ始めはいいのですが、ちょっと油が勝ちすぎな感じも。
ただ量が少ないので、油にやられる前に食べ終えてしまいました。
韓国のチャジャンミョンはたいていボリュームたっぷりなのですが、
値段との綱引きが、このあたりに影響しているのかなとも……。

ちなみにクンマンドゥは皮が分厚くピロシキのようでした。
こちらは明らかに注文失敗。これで600円は高いです。

お店はきれいなので宴会はしやすそうなんですけどね。
残り4店舗。すでに食べたことがある店も含まれていますが、
もう少し食べ歩いてみようと思います。


店名:ソムンナン飯店
住所:東京都新宿区大久保2-18-7EMIビル1階
電話:03-5272-0372
http://uwasanohanten.com/
2006.02.23.Thu 18:17 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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ドラマ「輪舞曲」に登場する店として12日にオープン。
以来、大盛況を続けている「チャメ(姉妹)」ですが、
2日連続で溝の口まで出かけていき、玉砕してきました。

あまりに大勢の人が訪れるため、行ってすぐ入れることはありません。
午後の3~5時くらいは稀に入れることもあるらしいのですが、
基本的には開店から閉店まで、順番待ちで入ることになります。
到着したら店の人に名前と連絡先(携帯番号)を告げ、
順番が近くなったら連絡してもらうというシステムです。

開店当日の12日に行って入れず、昨日リベンジに行きました。
仕事が終わってから行ったので、チャメ到着は9時。

「今の感じだとオーダーストップに間に合わないかも」

と言われたのですが、わざわざ来て諦めるわけにもいきません。
近所のファストフードで時間をつぶしながら待ったのですが、
結局10時半のオーダーストップまでに順番は回らず。
2度目の訪問でも、やっぱり食べることができませんでした。

2回続けてダメだったので、3度目の正直とばかりに、
翌23日も仕事終わりで溝の口へ直行。
前日が9時でダメだったので、8時前には着くよう頑張りました。

ところが行ってみると店の前には写真の貼り紙。
撮影があったのか、別の事情だったのかはわかりませんが、
2度あることは3度、のほうになってしまいました。
溝の口の「チャメ」には、本当にご縁がないようです……。

過去日記(1):2006年2月9日

店名:チャメ(姉妹)
住所:神奈川県川崎市高津区溝口2-7-18
電話:044-811-6644
(※追記。チャメは2007年5月13日に閉店しました)
2006.02.23.Thu 17:27 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
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4月14日にブラックデーの集いを開催するため、
新大久保エリアの韓国式中華料理店を巡ろうと思っています。
当日のための会場探し。まず歌舞伎町の龍門に行ってみました。
ブラックデーって何? という人はこのページをご参考ください。

韓国にある中華料理店はかなりコリアンナイズされており、
ほとんど韓国料理というような中華料理でメニューが構成されています。
代表格となる料理はチャジャンミョンチャンポン
チャジャンミョンは麺に黒味噌をどろっとかけたもの。
韓国式のジャージャー麺のことで、ほとんど国民食のような扱いを受けています。
チャンポンはいわゆる長崎の郷土料理ではなく、
真っ赤なスープに海鮮の具が入った麺料理です。
語源は長崎のチャンポンにあるようですが、見た目はかなり違います。

新宿エリアでこれらの料理を出す店には2種類のタイプがあり、
韓国式の中華料理店をそのまま持ってきたような店と、
中華料理店に比重を置いたまま、韓国式中華料理も出しているという店。
どちらがどちらともいいにくい場合もあるのですが、
龍門の場合は後者のほうに数えられると思います。
店に入ると中国語のメニューがいっぱい。微妙にハングルが混ざっています。

韓国の新聞記者さんがこの店をえらく褒めていたので、
いつか1度行ってみようと思っていた店でした。
注文したのはチャジャンミョンとムルマンドゥ(水餃子)。
両方に共通したことなのですが、味付けが柔らかです。
塩分が控えめなのと、チャジャンミョンは味噌に水気が多め。
やや水気があったほうが麺とのからみはよくなるのですが、
そのぶんちょっと味付けが薄いかなという気もします。
穏やかなので、懐かしさを感じる味なのかもしれませんね。

4月14日まで、もう少し色々食べ歩いてみようと思います。
チャジャンミョンの味も大事ですが、宴会のしやすさも考えつつ。
今のところ予定しているのは、龍門、北京飯店、群山飯店、
ソムンナン飯店、新宿飯店、ジャジャン麺ハウスの6店舗。
日暮里の馬賊にも行きたいですが、宴会という雰囲気ではないんですよね。
ほかに美味しい韓国式中華の店があったらぜひ教えてください。

店名:龍門
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-2-17トキワビル1階
電話:03-3203-2851
HP:なし
2006.02.21.Tue 17:20 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(4)
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先日作ったカニキンパプのお礼なのだと思うのですが、
ヌナから手作りのヤッパプ(韓国の甘いおこわ)を頂きました。
ゴマ油、シナモンの香りと、黒砂糖の甘味。
松の実、クルミ、栗、ナツメなどが贅沢に入ります。
我が家ではこれが非常に人気で、あっという間になくなりました。

韓国では旧暦の1月15日にこのヤッパプを食べます。
1年で最初の満月なので、お月見の日であり、
また新羅時代の伝説から、カラスに感謝をする日でもあります。
王様がカラスに助けられたという逸話が残っているのですが、
そのお礼として黒いごはん(=ヤッパプ)を捧げるとのことです。
今年は2月12日が旧暦の1月15日でした。
1週間遅れですが、タイムリーな料理を食べられて幸せです。
2006.02.19.Sun 16:37 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
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1次会の土地を出て、2次会はヤンピョンヘジャンクク。
2月1日2月3日の日記にもこの店の話を書いています。
先月オープンしたばかりの、ヘジャンクク専門店です。

ヘジャンククは酔い覚ましを目的としたスープのこと。
2日酔いの朝に食べるのが普通ですが、シメの1品としても食べられます。
地方によって、家庭によってさまざまなヘジャンククがありますが、
この店では牛の内臓を使ったヘジャンクク(ネジャンタン)が売りだそうです。

最初は1人で行き、ネジャンタンを食べておおいに感動。
2度目は大勢で行って宴会風に食べたのですが、
残念ながらヘジャンクク以外の料理は、1枚落ちる印象でした。
なので、今回は新たな作戦で注文をしてみます。

それは、ヘジャンククの鍋仕立て。

通常1人前ずつ出てくるヘジャンククですが、
2次会で来ているので1人に1人前ずつでは多すぎます。
そこで2人前を大きな鍋に入れてもらい、
鍋料理として出してもらうことにしました。
明らかにワガママな注文ですが、これならみんなで食べられます。

・ネジャンタン(内臓のスープ)
ソンジヘジャンクク(牛の血のスープ)
ファンテヘジャンクク(干ダラのスープ)
ウゴジヘジャンクク(菜っ葉のスープ)

と4種類ある中から、ウゴジを除き3種類を鍋にしてもらいました。
それぞれ美味しかったですが、僕はやっぱりネジャンタンがいちばん好みです。
下ごしらえが丁寧なので、内臓特有の嫌な臭いがありません。

上の写真はファンテヘジャンククです。
干ダラの香ばしさに、さっぱりとした味付けのスープがよくあいます。
ちなみにこの店のファンテ(干ダラ)は本場韓国からの輸入品。
逆に鮮度が重要な牛の内臓、血は日本のものを使用しているとのこと。
日本でもソンジ(牛の血)って入手可能なんですね。

帰りぎわにお店の名刺を頂きました。
この名刺がサービスチケットの役割も兼ねており、
持って行くとディナータイムに限り10%引きになります。
もともとそんなに高い店ではないんですけどね。
まだまだ新しい店なので、客の誘致に力を注いでいるようです。

過去日記(1):2006年2月1日
過去日記(2):2006年2月3日

店名:元祖ヤンピョンヘジャンク
住所:東京都新宿区大久保1-6-12 2階
電話:03-3208-5502
HP:なし
2006.02.18.Sat 17:53 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
DSCF0022.jpg


「特に趣旨のない飲み会」という訳のわからない集まりで、
一昨日に引き続き、大久保の「土地」に行って来ました。
相変わらず店は超満員。予約を入れるのも難しくなっています。
もともとさほど広い店ではないのですが、
落ち着ける店なので、大人数での来店も目立つようです。
僕らは9人(のちに11人)で行きましたが、
両隣のテーブルも7、8人での宴会をしていました。

昨日はチヂミをメインに食べるつもりだったので、
チーズチヂミ、山芋チヂミ、おこげチヂミの3種を注文。
それぞれ個性的な味なので、チヂミばかりでも飽きずに楽しめます。
チーズチヂミはチーズをたっぷり乗せたピザのような感じ。
山芋チヂミはすりおろした山芋がたっぷり入ってトロトロ。
おこげチヂミは石焼きビビンバをチヂミ型にしたようなです。
お店の人曰く、日本人にはチーズチヂミが人気で、
韓国人にはおこげチヂミが人気だとか。
他にもいくつかのチヂミが用意されているようです。

いくらチヂミをメインに食べるとはいえ、
それだけでは物足りないので鍋を2つと水餃子を注文。
鍋はカムジャタン(ジャガイモ鍋)とポソッジョンゴル(キノコ鍋)。
残ったスープにはラーメンを投入して食べました。
上の写真はポソッジョンゴルのほうです。
エノキ、エリンギ、シメジ、ヒラタケが入っていました。
牛肉の量が多いので、そっちのほうが印象に残るかもしれません。

ちょうど鍋がなくなりかけたところで後から組が到着。
もう少し飲むか、2次会に移動するか悩みましたが、
キリのいい雰囲気だったので移動することにしました。
お店のおばちゃんは、もっと飲んでいけと薦めてくれたんですけどね。

「食べたい料理があったらなんだって作ったげるから!」

という力強いお言葉も頂きました。
確かにここのおばちゃんほどの腕があったら、
どんな料理でも作れそうです。

過去日記(1):2006年2月16日

店名:土地
住所:東京都新宿区百人町1-24-10
電話:03-5330-5430
HP:なし
2006.02.18.Sat 16:56 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
DSCF0007.jpg


変わった名前ですが「土地」というのが店名です。
新大久保のメインエリアとはちょっと離れたところにある店です。
おばちゃんと息子さんが経営するアットホームさがいい感じ。
このお店で、こんな方と一緒に飲みました。
ホームページに加え、本の紹介までして頂きありがとうございます。
お返しに、こちらでもブログとご著書の紹介をば。
韓国ライターであり、カメラマンでもある栗原景さんのブログです。

ソウルに通いながら、こう考えた。
http://kageri.air-nifty.com/seoul/
「あいうえお」から始める書き込み式ハングルBOOK
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4415030300/


土地はかなり色々なメニューがあるお店ですが、
おばちゃんの腕がよく、基本的に何を食べても美味しいお店。
その中でも特にチヂミ類の人気が高いのが特徴です。
昨日食べたのは写真のチーズチヂミ。チーズの量がほとんどピザです。
韓国料理の範疇から若干はみ出たような料理ですが、食べるとやみつきになります。
他にも山芋チヂミ(マチヂミ)なんかがうまいです。
この日は他にタットリタン、水餃子、スンデを食べてきました。

新大久保はずいぶんと色々な店ができてきましたが、
こういう「お母さんの顔」が見えるタイプの店は貴重です。
居心地がよいので、すっかり長居してしまいました。


店名:土地
住所:東京都新宿区百人町1-24-10
電話:03-5330-5430
HP:なし
2006.02.16.Thu 00:00 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
DSCF0053.jpg


月2回発行のメールマガジンで詳細に書きましたが、
ちょっと変わったキンパプ(韓国式海苔巻き)を作りました。
いわゆる飾り巻き寿司と呼ばれるジャンルの料理。
カニの巻き寿司を、具だけ韓国式にアレンジしております。

作り方や、作るに至った過程などはホームページを見て頂くとして、
ここでは裏話的なことを、ちょこちょこと書こうと思います。
というか、主に反省点ですね。実はここを失敗していたとか。

出来上がりをみて、いちばん思ったのは目の重要さです。
カニの目って丸いじゃないですか。どんなイラストでも。
だから参考にしたサイトでも、目には山ごぼうとか丸いものを使っています。
そこを僕は四角いハムで作ってしまった。
カニっぽくならなかった、大きな要因のひとつだと思っています。
こんなことなら、手間でも面取りをしておけばよかった。
というかその時点では想像もついておりませんでしたが。

次に、なるほどと思ったのは足に使用する具のチョイスです。
僕はツナ、スライスチーズ、エゴマの葉の3種。これを海苔で巻きました。
断面を見て思ったんですが、意外にこの3種は色が目立ちます。
元サイトでは色の目立ちにくいカンピョウを使っていました。
これと海苔が合体すると、黒にしかならないのでより足らしく見える。
細かなことでも、きちんと考えられているのだと思い知りました。

あとは、これがいちばん大きな反省点だと思うのですが、
実は元サイトよりも2倍の大きさで作っているんです。
初めて作るというのに、いきなり倍にするものだから難易度も倍。
キンパプらしく、長いものを作ろうと思って自爆したという感じです。
そもそもが巻きにくいし、中に詰めた具の位置もきれいに決まらない。
きっと半分のサイズで作ったら、もうちょっとうまくできたことでしょう。
いつの日か、反省点を活かしてもう1度チャレンジしたいと思います。
2006.02.11.Sat 00:00 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(5)
10日の朝は築地市場で通訳兼ガイド。
午前5時半から始まるマグロのせりを見るので、
それよりも早くに築地入りしなければなりません。
当然始発を待っていては間に合わないので、
取材担当の韓国人記者さんと前日に築地入りしました。
ほんの少しの仮眠をとって、朝から元気に取材です。

昔は観光客でもマグロのせりはなんとなく見学できたのですが、
最近は取材許可をとらないと中に入ることはできません。
この日のために2週間前から、東京都に申請をしておきました。

マグロのせりを見学し、中卸でマグロの解体を見て、
鮮魚、野菜のせり場、そして築地市場の中でもディープな、
ウニのせり場(寿司種用)も見学に行きました。
ここが実に圧巻。巨大な冷蔵室に箱ウニの山が出来ています。
ひと箱でいいから分けて欲しい、なんて気分にもなりますが、
そのひと箱とて、かなりの値段であるのは間違いありません。
食材三昧の築地市場でも、特に「宝の山」という表現がぴたりとくる場所です。
もちろん一般の人は立ち入り禁止。市場の奥の奥にあります。

せり場、中卸エリアを見たら、最後は魚河岸横丁。
食堂が並ぶ一角で、至福の朝食を食べて取材終了です。
海鮮丼が食べたいという希望があったので仲屋という店に行きました。
僕が食べたのはウニイクラ中おち丼(1450円)。
朝からとっても幸せな気分になりました。

ただし、話はこれで終わりません。
築地を出たら会社に行って仕事。夜は新大久保で友人と会い、
いよいよここからが韓食日記の始まりです。

行ったのは歌舞伎町にあるワンチョという店。
屋台風の雑多な雰囲気が売りのお店でしたが、
1ヶ月前にリニューアルオープンをしたそうです。
前の雰囲気を知らないので、なんとも言えないのですが、
雑多な雰囲気をそのままに店だけ新しくなったという感じでしょうか。
ドラム缶の丸テーブルが並ぶ、基本的にざわざわした店。
客層も若く、日本人と韓国人が入り乱れています。
仲良くなった韓国人と気楽に飲むにはいい店だと思います。
テジカルビカムジャタンタッカルビなどメニューは豊富。
僕らはタットリタン(鶏と野菜の鍋)を注文しましたが、
味付けがちょっと甘めでした。

この日は友人とさんざん飲み、最後は職安通りの新宿飯店に行って、
チャジャンミョン(ジャージャー麺)でシメました。
ただこの頃にはもうベロベロで、味をよく覚えておりません。
かつて、隣の東海魚市場で働いていた頃はよく食べたんですけどね。
出前してもらったチャジャンミョンの器に、フェトッパプ(刺身丼)を盛って返します。
新大久保で働く店同士の合理的なまかないチェンジ。
もちろんお金のやり取りなどはありません。

こんな感じで楽しく飲んでいたら、きっちり終電を逃しました。
久しぶりに新大久保からのタクシー帰宅。
せめて池袋まで行ければ値段が半分になるのですが、
それすらもままならない時間でした。
今年はタクシー帰りを減らそうと思っていたのですが……。


店名:韓国風屋台村ワンチョ
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-34-8
電話:03-5272-4476
HP:なし

店名:新宿飯店
住所:東京都新宿区大久保1-12-1
電話:03-3200-0124
HP:なし
2006.02.10.Fri 00:00 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
書いているのは12日ですが、9日に取材で行きました。
TBS系のドラマ「輪舞曲」に登場する劇中の韓国料理店が、
12日溝の口で実際に営業を開始したお店です。
今日はオープン初日ということで、雰囲気を見に来たのですが、
何時間待つかもわからないような、すさまじい大行列。
店側は整理券を配って対処していますが、それでも追いつかないくらいの人出です。

整理券をもらって並ぼうかとも思いましたが、
とりあえず近くのネットカフェで待機し、沈静化を待っております。
夜11時までの営業ですので、夜まで待てば状況も変わるでしょう。

ちなみに9日に食べた限りでは、予想以上に美味しくてびっくりしました。
オープン後のバタバタした状況でも同じものが出てくるのか、
それをきちんと確認して来ようと思います。


店名:チャメ(姉妹)
住所:神奈川県川崎市高津区溝口2-7-18
電話:044-811-6644
(※追記。チャメは2007年5月13日に閉店しました)
2006.02.09.Thu 00:00 | 韓食日記 | trackback(1) | comment(3)
日曜日に韓国人の友達と東京探訪をしてきました。
目的地は浅草、月島。東京の下町を巡る美食ツアーです。

2時に浅草集合というやや遅いスタートで、
まず目指したのが浅草六区の公園本通り商店街。
ここは昼間から堂々とお酒が飲めるエリアです。
ホッピーを飲みながら、牛スジ煮込みとしゃれ込んでみました。

日曜日なのでどの店でも競馬中継を流しています。
この飲み屋街のすぐ正面が場外馬券売場。
競馬と飲みがワンセットなので、ワイワイ飲みながらも、
レースが始まると、みんな一斉にテレビを見つめます。
勝った、負けたの声が入り混じってもう1杯。
これほど煮込み系メニューが美味しく食べられるシチュエーションはありません。
僕らも遊びで少々馬券を買い、しっかり負けてから飲みました(笑)。

この一帯は実は隠れたコリタンタウンで、
主に済州島からやってきた人が経営しているお店がほとんどです。
メニューを見ても、煮込み、つぶ貝、焼き鳥と続いた横に、
自家製キムチ、チャンジャ、どぶろくなんてのが並んでいます。
店のご主人も、友人が韓国人だとわかると韓国語で話してくれました。

このへんの話は路地裏探検隊の書いた、

『焼肉横丁を行く―コリアン・タウンのディープな歩き方』

という本に詳しいです。
この本はプレイコミックという雑誌で漫画化されており、
浅草の公園本通り商店街も第2回に登場しました。
今回僕らが入ったお店も、そこに載せられていた「大勝」という店です。

この日はあちこちを食べ歩く予定だったので、さっと2杯ほど飲んで出てきましたが、
いずれ競馬をきちんと楽しみながら、腰をすえて飲みたいところですね。
こういう雰囲気は大好きです。名物の牛スジ煮込みもうまかったです。

この後、2軒目として神谷バーで電気ブランを飲み、
ほろ酔い加減になったところで月島へと移動。
韓国人にとっては非常に珍しい、もんじゃ焼きを堪能しました。
お好み焼きを食べたことのある韓国人はけっこう多いですが、
もんじゃ焼きを食べたという人はまだまだ珍しいようです。
日本リピーターの韓国人を連れていくにはちょうどいいところです。

昼間っから飲みっぱなしだったので、家に帰ったときにはフラフラ。
よく食べて、よく飲んだ日曜日でした。


店名:大勝(だいがつ)
住所:東京都台東区浅草2-5-13
電話:03-3841-7364
HP:なし
2006.02.05.Sun 00:00 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(5)
バタバタしていて2次会の話が書けませんでした。
2月3日の恵方キンパプツアーの話より続きです。

キンパプ(韓国式海苔巻き)を食べた後、2次会へと向かいました。
どこに行くか迷いましたが、先日ネジャンタンを食べて美味しかった、
元祖ヤンピョンヘジャンクでホルモン鍋を食べることに。
2日酔いのときに飲むスープ料理、ヘジャンククの専門店。
内臓料理自慢の店ですから、他もいけるだろうとの判断です。

1次会で7人だった参加者が、最終的には13人。
2次会から参加組の方が多かったので、メニューも色々楽しめました。
注文した料理はだいたいで以下の通り。

コプチャンジョンゴル(ホルモン鍋)
・コプチャンボックム(ホルモン炒め)
鍋チムタク(鶏肉と野菜の甘辛煮)→鍋仕立て
アグチム(アンコウと野菜の蒸し煮)
・ネジャンタン(内臓のスープ)

他にホルモン系メニューはマクチャングイ(ギアラ焼き)があります。
マクチャン(ギアラ)は牛の4番目の胃袋のことです。

それぞれ食べてみて思ったのですが、
やはりヘジャンククの専門店らしく、その他の料理は1枚落ちる印象です。
具材となる内蔵は美味しいのですが、料理としてみるといまひとつ。
特にコプチャンジョンゴルは具より汁気のほうがだいぶ多く、
ネジャンタンで感じた、具だくさん感がないのは残念でした。
おそらくここの内臓は本当にコストがかかっているんでしょうね。
食材のコストと料理の値段が綱引きをしている感じです。

ヘジャンククを食べに行くだけではあまりにもったいないので、
なにか上手な利用方法を見つけ出したいところです。
4品あるヘジャンククの残り3品も食べてみたいし、
また少しずつ通おうと思います。

過去日記(1):2006年1月31日

店名:元祖ヤンピョンヘジャンク
住所:東京都新宿区大久保1-6-12 2階
電話:03-3208-5502
HP:なし
2006.02.03.Fri 23:27 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
DSCF0037.jpg


僕の住む東京でも恵方巻きの習慣がだいぶ広まってきました。
これまで節分といえば豆まきが普通だったのですが、
最近はコンビニなどでも豆より恵方巻きをアピールしています。
そこでブームに乗って恵方巻きを食べるツアーを開催しました。
もちろん韓国好きが企画するツアーですので、
食べるのはキンパプ(韓国式の海苔巻き)です。
それもやるなら徹底的にということで、
集合からすべて無言という怪しげな集まりにしてみました。

会場としたのは新宿歌舞伎町の双子のり巻き。
この界隈では老舗のキンパプ専門店です。
無言のまま総勢7名が集合し、無言のまま入店。
事前に用意していたスケッチブックに用件を書いて、
無言のままキンパプを注文。無言のままバクバクと食べました。
店の人は不思議そうな顔をしていましたが、
快く趣旨を了解して頂き、注文も意図通り受けて頂きました。

丸かぶりをするので1本を切らずにとお願いしたのですが、
出てきたものを見ると、ずいぶん大きくてびっくりです。
食べきれるのだろうか、と一瞬不安にもなりましたが、
食べてみると意外に食べられるもの。しかも美味しいです。

中に入っている具は卵焼き、オデンの練り物、たくあん、
ハム(魚肉かな?)、ニンジン、キュウリ、カニカマボコの7種。
本当なら外側にゴマ油を塗って香ばしさを出すのですが、
手で持つことを考慮し、店の人が気を利かせて塗らずに出してくれました。

食べてみて気付きましたが、丸かぶりだとずいぶん味が違います。
かぶりつく感じが、どこかオニギリを食べているような感覚。
全体をいっぺんに食べられないので、海苔とごはんだけのところを食べたり、
あるいは具の多いところを食べたりと、味に変化があって飽きません。
切って食べるキンパプもうまいですが、
個人的には、切らないほうがはるかにうまいと感じました。

無言のままキンパプを食べるツアーは無言のまま無事に終了。
その後、2次会、3次会へと足を伸ばし、結局朝までしっかりと遊びました。


店名:双子のり巻き
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-22
電話:03-3203-9996
HP:なし
2006.02.03.Fri 20:56 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
DSCF0027.jpg

掲示板に情報を頂いていたヤンピョンヘジャンククに行ってきました。
大久保通り沿いに1月14日オープン。新大久保にまた新たな専門店が誕生しています。

この店の名物は店名の通りヘジャンクク
二日酔いの朝に飲むスープのことを総称してヘジャンククといいますが、
普通に二日酔いでないときに食べても美味しいです。

店の看板に「日本総本店」と書かれていたので、話を聞いてみると、
どうやら韓国にある店の、日本1号店ということらしいです。
いきなり総本店と書くあたり、次々のチェーン店化を目指しているんでしょうね。
はっきりとしたことはわからなかったのですが、たぶんこの店ではないかと思います。
牛のマークが目印だと言われましたので。

ヤンピョンヘジャンクク
http://www.haejang.co.kr/

店はまだオープン仕立てということでガラガラでした。
さほど広くはなく、30人はちょっと入れないくらいだと思います。
座敷になった席が5つ。テーブル席が1つありました。

メニューはヘジャンクク4種類を中心に、
サムギョプサル、鍋料理などお酒を飲める料理もあります。

ソンジヘジャンクク(牛の血を固めて入れたスープ)
ウゴジヘジャンクク(菜っ葉のスープ)
ファンテヘジャンクク(干ダラのスープ)
・ネジャンタン(牛の内臓のスープ)

このうちウリとなるのはソンジヘジャンククとネジャンタンだそうです。
名刺には「100%和牛使用」と書かれていました。
材料費が高くなるとのことで、値段はどれも1500円と高めです。

すすめられた通りにネジャンタンを注文しました。
パンチャン4品とごはん、大きなトゥッペギ(器)でネジャンタンが出てきます。
ネジャンタンは一見してわかるほどの具だくさん。
内臓はミノ、センマイ、ハチノス、小腸、スジが入っています。
ほかにモヤシ、ゼンマイ、芋茎など野菜類もたっぷり。
また内蔵をつけて食べる、ほんのい甘めのタレがついてきます。

食べてみて驚いたのですが、内蔵の臭いがまったくありません。
僕はもともと内臓系料理が苦手で、かなり臭みにも弱いほうです。
注文するときもある程度の覚悟が必要だったのですが、嬉しいほうに裏切られました。
店の人が「しっかり下ごしらえしてるからね!」と自慢していましたが、
確かに、きちんと下処理がなされているようです。

スープも相当じっくり煮込んだと見えていい味しています。
表面には唐辛子の赤さが浮かんでいますが、中はぼんやりとした白系の色です。
骨、内臓を含めた肉を、よほど煮込まないとこの色にはなりません。
新大久保でこれだけのスープが出てくるというのは正直驚きです。

残念なのは店が午前3時で閉まるという点でしょうか。
ヘジャンククは朝、明け方に食べたい料理なのに、これではシメの1杯を食べにも行けません。
職安通りから歌舞伎町に1本入った新村ヘジャンククは朝までやっているんですけどね。
午前3時で閉店だと、しょっちゅう朝まで飲んでいる身としては非常に悲しいです(笑)。

1500円という値段からしても、気軽に食事で行くのは難しいです。
飲んだ後に食べるにはちょっとボリュームがありすぎるので、
みんなで行って、少しずつ食べるくらいがちょうどいいかもしれませんね。

ネジャンタンが美味しかったので、内臓系の料理は期待できるかもしれません。
コプチャングイ(ホルモン焼き)、コプチャンジョンゴル(ホルモン鍋)などがあるようです。
これらで焼酎を飲んで、ヘジャンククでシメて帰る。
こんな楽しみ方ができそうです。

なお昨日からランチも始めたそうですが、
ランチメニューはヘジャンクク以外で考えるそうです。
ヘジャンククがランチ価格で安くなったら、またお得なんですけどね。
ともかく、新大久保にまたひとつ個性的な店が出来ました。


店名:元祖ヤンピョンヘジャンク
住所:東京都新宿区大久保1-6-12 2階
電話:03-3208-5502
HP:なし
2006.02.01.Wed 16:58 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(4)






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八田 靖史(八田氏@K・F・C)
美味しい韓国料理を探す毎日。コリアうめーや!!管理人。コリアン・フード・コラムニスト。ブログは2005年12月開設。