
始発間際の時間に「クンバリ」を出て24時間営業の「恵美寿」へ。
かつての「グリーン食堂」ですが、7月からオーナーが変わっています。
明け方になると、さすがにやっている店が少ないですからね。
駅の近くで24時間開いている店は、本当にありがたい存在です。
店に入ってみると、グリーン食堂時代によく見たお兄さんが。
この日はたまたま人が少なかったので、助っ人に来ていたそうです。
明け方のヒマな時間帯なので、隣に座ってもらい色々話したのですが、
なんと翌日からは別の店を手伝う予定になっているとのこと。
言うなれば、新大久保のユーティリティープレイヤーです。
界隈の事情をよく知る方というのは、店にとっても貴重ですよね。
冷えたチャミスルを飲みながら、何を頼もうかと悩みつつ……。
お腹はいっぱいでしたが、汁物が欲しいとマンドゥククを注文。
牛肉でとったスープに具として餃子を加えた料理です。
スープを飲みつつ、餃子ならツルッと入っていくかなと。

そして軽めのつまみということでサンチュサラダも注文。
ほかにたっぷりのパンチャン(副菜)を出して頂いているので、
正直、料理は2品もいらないくらいだったんですけどね。
それでもマナーとして、やはりこのくらいは頼むべきかなと。
ただ、この日はどちらの料理もちょっと味が濃かったです。
厨房のおばちゃんは、以前と同じ方でしたけどね。
店のオーナーさんは変わっておりますが、厨房の中は以前と同じです。
しばらく飲んでいたら、前オーナーのお母さんがふらりと登場。
前回もこの店でお会いしましたが、たまにいらしているみたいです。
どうやらまた新しく店を始める準備をされているとのこと。
でもその場所というのが、青梅というのはちょっと遠いですね。
「ちょっと遠いけど来てね!」
と言われてしまったので、1度は行こうと思いますが……青梅ですか。
新宿から立川まで約30分、そこから青梅線に乗り換えてもう30分。
僕の住んでいるところからだと、2時間くらいはかかりそうですね。
一緒に行ってくれる人がいるかどうか、ちょっと心配です。
いっそ奥多摩とか鳩ノ巣あたりまでハイキングに出かけ、
その帰り道に立ち寄るくらいの企画を考えたほうがいいのかも。
「第1回奥多摩ハイキング&青梅で韓国料理ツアー!」
なら一緒に行ってくれる人がいるかも……無理かな。
この日記を読んでいる方で、青梅近辺にお住まいの方がいたら、
ぜひ声をかけてください。一緒に韓国料理を食べましょう。
結局、7時半くらいまで飲んで、電車で帰りました。
久しぶりに見た新大久保の朝日はとてもまぶしかったです。
それと、昨日書いた記事に2点ほど補足。
シャッターが下りていた「すら」はやっぱり閉店だそうです。
気に入っていたお店だけに、非常に残念ですね。
そして「クンバリ」は、なんと今月15日に2号店がオープンの予定。
小滝橋通り沿いに、今よりももう少し広い店ができるそうです。
店名:恵美寿(えびす)
住所:東京都新宿区百人町1-7-16サイトピア和昌1階
電話:03-3207-0350
営業:24時間
定休:なし
<過去の関連日記>
(07月21日)新大久保「恵美寿」でポシンタン&ユッケジャン。
(09月21日)新大久保「恵美寿」でケゴギジョンゴル。
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新大久保にお通しが乾パンという変わった店があります。
軍隊料理専門店という、いっぷう変わったコンセプトのお店。
名前は「クンバリ」。俗語で軍人のことを意味します。
店内には軍服やレプリカの銃などが飾られており、
メニューにも軍隊を思わせるような料理がずらり。
飯盒ラーメン、飯盒ビビンバなんて料理がこの店の名物です。
最近の新大久保では珍しく、韓国人客の比率が高いのが特徴。
韓国らしい雰囲気に浸りたいときはうってつけのお店です。
でも、いつ行っても混んでいるんですよね。
なかなか入れないのが玉に瑕だったりもします。
この日は平日であるのに加え、深夜2時を過ぎての来店。
さすがにお店も空いており、待たずに座ることができました。

2人だけだったのですが、猛烈なる空腹のため鍋料理を注文。
軍隊つながりということで、これも名物料理のひとつだったりします。
日本語にすると「部隊鍋」。韓国語ではプデチゲと言います。
朝鮮戦争後の困窮した時期に、米軍基地から流出してきた缶詰類を、
韓国式にチゲ仕立てで調理したのが始まりというこの料理。
ハム、ソーセージといった洋風食材がたっぷり入るのが特徴です。
最近はインスタントラーメンや、スライスチーズなども定番の食材。
韓国料理の中でもちょっとかわった雰囲気の料理です。
この店では初めて食べましたが、具だくさんでいいですね。
野菜、キノコもたっぷりですし、ベーコン、ソーセージも充分な量。
キャベツなんかも入っていましたが、なかなか合います。
2人で食べるには多いですが、空腹もあってガツガツ食べました。

こちらも「クンバリ」名物のひとつと言ってよいでしょう。
卵10~12個を使用して作る特大ケランマリ(卵焼き)。
中にはチーズが挟まれており、まさにド迫力のボリュームです。
この店では清潭洞(チョンダムドン)ケランマリと呼ばれておりますが、
清潭洞といえばブランドショップが立ち並ぶ銀座のような町。
そんなオシャレな町には、あまり似つかわしくない豪快さですが、
韓国人に聞くと、確かに清潭洞のケランマリは有名なのだとか。
ただ、以前も調べたのですが、どこで食べられるのかがわかりません。
有名店があるのか、それとも名物通りにでもなっているのか。
ご存知の方がいらしたら、ぜひ教えて頂ければと思います。
さすがに2人でしたから、この量は食べきれませんでした。
以前にも食べたことがあって、大きいのは知っていたんですけどね。
久しぶりだったため、予想をはるかに超えたサイズで驚きました。
やむなく最後は隣のテーブルにおすそ分けを出したりも。
4時半くらいまでここで飲み、始発間際の時間でしたがもう1軒。
久しぶりに新大久保の朝を経験してしまいました。
ひとつ心配なのは向かいの「すら」が閉まっていたこと。
しばらく前に通ったときも、ブルーシートがかかって中は工事中でした。
リニューアルなのか、それとも閉店してしまったのか。
気に入っていたお店だけに、ちょっと気がかりです。
店名:クンバリ
住所:東京都新宿区百人町1-5-24アーバンハウス新宿1階
電話:03-5272-9320
営業:17:00~翌5:00
定休:なし
http://www.gunbarikorea.com/

何故だかとっても忙しい10月下旬。
PCトラブルで4日間を無駄にしたのがダメージ特大。
溜まった仕事がなかなか片付いていきません。
自宅にこもってひたすら仕事三昧の日々です。
この日も深夜まで仕事をし、少し飲んで寝ることにしました。
最近はあんまり家で飲むことなかったんですけどね。
冷蔵庫をあけたら喜ばしいことにエビスビールが1本。
そして飲みかけのチャミスルと百歳酒が発見されました。
酒はこれで確保。あとは何をつまむかですが……。
深夜からさらに作り始める元気はありません。
同じく冷蔵庫勝負でポテトサラダと焼き鮭が出てきました。
もうこれでいいや、ということで飲み始めます。
ビールを1杯飲んだら、後はチャミスルと百歳酒を混ぜて五十歳酒。
これが意外にききましたね。けっこう酔っ払いました。

飲みながら「飲む本」を読むという行為が好きです。
自宅で飲んでいるときは、たいていこういう本を読んでいます。
あるいは「美味しんぼ」とかの料理漫画系だったり。
この日は中島らも+小堀純の「せんべろ探偵が行く」。
せんべろ=1000円でべろべろになる、という意味です。
全国の安居酒屋をめぐりつつ、中島らも一行が酔っ払い、
その魅力を伝えていく、心地よいゆるさの本です。
実はこの本、ある編集者さんが資料用に貸してくれたもの。
昨年の今頃ですから、すでに1年ほど前のことになりますが、
こういう感じの本を作ろう、ということで企画を立て始めました。
と言ってももちろん安居酒屋を探索していく訳ではなく、
本の作りとして、こういうイメージのものでいこうということ。
企画を煮詰め、サンプル原稿を書き、やがて本格的に始動。
1年がかりになりましたが、この企画は見事に実現しました。
このブログを書いている前の日にほぼすべての作業が終了。
まだ詳細は書けませんが、11月末に新しい本が出ます。
今回は韓国語の本ではなく、いよいよ韓国料理の本です。
もろもろの事情で、詳しい話はもう少しだけ内緒。
期待を込めて、お待ち頂ければ幸いです。
<過去の関連日記>
(09月16日)自宅で深夜のひとり五十歳酒。

歌舞伎町の「Teji Tokyo」を出て2次会へと移動。
ちょっと半端な距離ですが、西新宿まで歩きました。
最近取材ラッシュということでいつも満員のこのお店。
マッコリバーを掲げる「てじまぅる新宿店」です。
到着してみると、やっぱりぎっしり満員でしたね。
9時半ころの入店でしたが、こちらも予約しておいて正解でした。
奥のテーブル席に陣取って、まずはマッコルリを注文。
そして冒頭の写真は前回食べて美味しかったチャンジャポテト。
スケトウダラの腸の塩辛をポテトサラダに混ぜています。

マッコルリは飲む方が多かったので、すべての種類を甕で注文。
グラスでちょこちょこなどはまどろっこしい! という勢いでしたね。
「てじまぅる」の公式ブログでも紹介して頂きましたが、
「マッコリを、水のように飲むは飲むは!」
と店の方に驚かれてしまいました。
確かによく飲みましたね。甕が5、6杯はあいたような。
単純計算ですがひとり1甕ぶんくらいは飲んでいるはずです。

その後、さらに3次会として沖縄料理の店に繰り出します。
みなさん本当に元気ですが、僕だけはひとり爆睡しておりました。
なにしろその前日が完徹で、40時間近く寝ておりません。
ふと気付くと2時間ほど気持ちよく寝てしまっておりました。

でも不思議なことに写真だけはちゃんと撮れておりますね。
ひとつ上の写真が海ぶどう、こちらはゴーヤチャンプルですか。
食べた記憶はほとんどありませんが、実に美味しそうです。
<過去の関連日記>
(05月06日)西新宿「てじまぅる新宿店」で角煮ほか。
(06月20日)西新宿「てじまぅる新宿店」で三元豚尽くし。
(07月17日)西新宿「てじまぅる新宿店」で桃園豚尽くし。
(08月07日)歌舞伎町「Teji Tokyo」でテジ頂上会談。

先日よりアサヒコムで韓国料理関連の連載を始めておりますが、
おかげさまで好評とのこと、とりあえずほっとしております。
そのスタッフの方々と打ち合わせを兼ね、こちらの店に行ってきました。
歌舞伎町で人気を集める豚焼肉の専門店「Teji Tokyo」です。
金曜日ということもあって、お店はかなりいっぱいでしたね。
この近辺、新大久保も含めて金曜日はどこも予約必須の状態です。
この日のお目当ては看板料理の豚焼肉もさることながら、
先日、取材の際にちょっと味見をさせてもらった冒頭のキムチ。
韓国でも食べたことがありません。ミニトマトのキムチです。
キムチの本などを見ると、大きいトマトは稀に見かけるのですが、
ミニトマトを使ったものは僕も初めて見ました。
ひとつひとつ皮を湯むきしてある手のかかった一品です。
ミニトマトの甘味、酸味を残しつつも、食べるとしっかりキムチです。
水分の多い野菜なので、瑞々しく、口の中にピュッと来る感じがたまりません。
食感は熟れすぎたカクトゥギ風で、柔らかくも鮮度あふれる感じ。
これまでに体験したことのないキムチの喜びを味わいました。
サイドメニュー、新商品に力を注ぐ、「Teji Tokyo」らしい新商品です。
確か来月あたりからメニューに加わる……というような話でした。

ミニトマトのキムチでひとしきり盛り上がりつつメインは豚焼肉。
白金豚なども出ておりますが、まずはワインに漬けた薩摩清浄豚から。
皮付きの豚バラ肉、オギョプサルのほうを注文してみました。
ブロック状のまま側面を焼き、頃合を見てナイフでカット。
もう1度鉄板に戻して、中までじっくりと焼いていきます。

豚肉と一緒に白菜キムチ、ニンニクを忘れてはいけません。
白菜キムチは食感がとろっとし、ニンニクはほっこりします。
この両者を焼けた豚肉とともにサンチュ、エゴマの葉で包んでガブリ。
韓国豚焼肉の真価を、口の中いっぱいに感じる瞬間です。
この後、イベリコ豚のサムギョプサル(豚バラ肉)も追加。
余裕があれば白金豚まで行こうかと思ってはいたのですが、
2次会の予定もあったので、この日はイベリコ豚まで。
そのかわりに、こんな新商品をサービスして頂きました。

来月からのメニューだったか、あるいは試作品かもしれません。
これまた少し変わった料理、海苔とチーズのチヂミだそうです。
ベースとなっているのはキムチチヂミでしょうか。
具に白菜キムチと、薄切りのサムギョプサルが入っています。
そして名前の通りたっぷりのチーズと、細く刻んだ海苔も入ります。
中がとろとろしているので、チヂミというよりは磯辺焼き風な感じも。
これはこれで美味しいですが、チヂミらしさにはやや欠けますね。
しっかりチヂミでありながら、たっぷりチーズでアレンジした、
大久保「土地」のチーズチヂミをふと思い出しました。

最後にデザートまで出して頂いちゃいました。
こちらは10月の新商品としてすでに出ている寒天のブリュレ。
パリッと固めた蜜が上に載せられており、これまた美味です。
こういうシメがあるのはいいですよね。
食材が寒天なのでヘルシー感があるのもいい感じ。
でも、これを食べる前にも、ひとつシメを経ていたりして。
前回食べて美味しかったゴマの葉おにぎりとチャンジャ海苔巻き。
ちょっと半端な7人という人数だったのですが、
人数分にカットしていただく、というワガママをしてしまいました。
なんとも幸せな2度シメでしたが、当然のごとくそれでは終わらず2次会に。
歌舞伎町から西新宿へと移動し、マッコルリを飲みにいきました。
店名:Teji Tokyo(てじとーきょー)
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-21-3第6本間ビル1階
電話:03-3207-5506
営業:18:00~翌5:00(月~土)、18:00~24:00(日・祝)
定休:なし
http://www.teji-tokyo.com
<過去の関連日記>
(03月27日)歌舞伎町「Teji Tokyo」でイベリコ豚。
(04月04日)歌舞伎町「Teji Tokyo」で銘柄豚3連発。
(08月07日)歌舞伎町「Teji Tokyo」でテジ頂上会談。

新大久保で打ち合わせなどを兼ねて韓国料理店へ。
どこに行くかひとしきり悩んだ結果、冷たい雨が降っていたので、
「あったかくて辛い鍋料理がいいですよね」
という話でうまくまとまり新大久保の「韓流」へ。
看板メニューのキムチカルビチムを目指すことにしました。
冒頭の写真は、まずはということで注文したポッサム。
茹で豚を白菜とキムチで包んで食べるだけの料理ですが、
ここのポッサムはなかなかボリュームがあって魅力的です。
ちなみにこの日一緒にいた、この方もブログで褒めておられました。
ポッサムを食べながらビールを飲み、もろもろの打ち合わせも少々。
順調に行けばこの冬あたりから、企画をご一緒できるかもしれません。

そしてこちらがメインのキムチカルビチム。
大きいままの豚カルビと、白菜キムチが沈んでいます。
白菜キムチは発酵が進んで酸味の出てきたもの。
唐辛子の辛さと、キムチのすっぱさがいい感じに絡みます。
これからのシーズンはこういう鍋料理が嬉しいですね。

こちらはサービスで頂いたカムジャチヂミ(ジャガイモチヂミ)。
ビールからマッコルリに切り替わっていたのでちょうどよかったですね。
春菊と赤ピーマンで中央にきれいな花が咲いております。
こういうひと手間がブログを書く身としては嬉しかったり。
ちなみにこの日は日本シリーズの第2戦目が行われており、
テレビを中継に変えてもらい、観戦しながら飲みました。
日本ハムの日本一はこの日の勝利が大きかったようですね。
ちょうど試合終盤の盛り上がったシーンを見つつ盛り上がりました。
僕自身は巨人ファンなので無関係なシリーズですが、
やっぱりここしばらくの日本ハムは見ていて面白いです。
でもこの日いちばんの衝撃は、1番バッター森本選手の名前が、
「稀哲(ひちょり)」であることを初めて知ったこと。
いやはや、ずーっと「森本ひとり」だと思っていました。
人間の耳って、本当にアテにならないものです……(恥)。
店名:韓流
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-20-11玉野ビル1階
電話:03-3207-0983
営業:24時間
定休:第2、4日曜日
<過去の関連日記>
(09月08日)新大久保「韓流」で鶏カルグクス鍋。
(09月22日)新大久保「韓流」で鶏カルグクス鍋&チヂミ2種。
(10月02日)新大久保「韓流」金社長からのお誘い。
(10月06日)新大久保「韓流」で秋夕料理&キムチカルビチム。
(10月07日)新大久保「韓流」金社長からのお誘い(2)。
(10月13日)新大久保「韓流」でコプチャンジョンゴル。

PCトラブル以来、記事の進行が遅れがちになっております。
なんとか早く追いつこうと努力しているのですが、
日々の仕事も忙しく、取り戻していくのが難しい状況です。
心苦しいことですが、ちょっと駆け足で進行したいと思います。
この日はあまり行くことのない代々木で韓国料理。
近くに勤める友人から、こんな情報を頂きました。
「代々木に大使館の支店がオープン!」
念の為に書いておきますが、この大使館とは韓国料理店の名前。
新大久保の職安通り沿いに本店(新宿店)を構える有名店です。
W杯時に駐車場を開放し、大モニターを設置したことでも知られる店。
六本木に支店と、それに隣接した姉妹店の「ソウル参鶏湯」があり、
代々木店は4店舗目の系列店ということになります。
今月の9日にオープンしたばかりのお店ですね。
僕らが行った日は金曜日だったにもかかわらず、
生ビール100円というサービスを行っておりました。
4人で行ってビール飲みまくり。とっても幸せなひとときでした。

冒頭の写真は豆腐キムチ。そしてこれが牡蠣のジョンです。
メニューをざっと見たところ、やや高めの値段設定だったのですが、
それぞれボリュームがあるので、かなりの満足感があります。
豆腐キムチは豆腐が温められており、炒めたキムチと一緒に食べます。
野菜とサムギョプサル(豚バラ肉)が一緒に炒められているので、
最初に軽く一品くらいの気持ちでしたが、なかなかの食べごたえでした。
そして牡蠣のジョンがまた素晴らしかったですね。
運ばれてきた瞬間に牡蠣のいい香りがぷーんと漂います。
ジョンというのは小麦粉と溶き卵の衣をつけて焼く調理法なので、
牡蠣の中心はレアな感じを保っておりとってもジューシー。
冷めないように石板を敷いた皿で運ばれてくるのですが、
そんな保温効果を発揮させる間もなく、バクバク食べてしまいました。
2000円と少し高いですが、それだけの価値はあるように思います。

メインの料理としては、店の方おすすめの豚カルビキムチ鍋を注文。
普段コチラのお店でよく食べている料理とほぼ同じでしょうか。
豚カルビと古漬けにした白菜キムチを、チゲ仕立てにした鍋料理です。
中サイズと大サイズの2種類があり、僕らが頼んだのは中のほう。
4人だったので大きいほうを頼もうかとしていたところ、
「大は男性4人で食べてちょうどいいくらいです」
と店の方からの助言。
僕らは男性2名、女性2名というメンバー構成だったので、
とりあえず中にして、様子を見ることにしました。
でも食べてみたら中サイズで充分な量でしたね。
全体的にこのお店、どの料理もボリュームがあるようです。

中サイズが3000円、大サイズが3500円だったと思いますが、
ホームページを見る限り、新宿店の値段はそれよりも高い設定ですね。
中サイズが4000円、大サイズが5000円とずいぶんな違いです。
代々木店はかなりお徳な値段設定になっているのかもしれません。

最後は残ったスープにごはんを投入し炒めてもらいました。
写真はある程度炒めた後に、卵を落としてかき混ぜようとする瞬間。
この後さらに炒めて出来上がり。キムチの酸味がきいていて美味でした。
新大久保では値段の高さから敬遠しがちだったお店ですが、
抑え目の値段で、代々木という場所ならこちらを目指すのもいいかも。
新宿からひと駅。新大久保とは反対方向にいいお店を見つけました。
店名:大使館代々木店
住所:東京都渋谷区代々木1-32-12 2階
電話:03-5354-1099
営業:11:30~23:30
定休:日曜日
http://www.taisikan.com/
<過去の関連日記>
(09月29日)六本木「ソウル参鶏湯」でパンゲタン。

日常のように新大久保界隈をウロウロしていると、
ときおり1人で時間をつぶさねばならないこともあります。
約束の時間までちょっと時間があるなんてとき。
韓国スーパーをのぞいたり、新店探索をしてもよいのですが、
疲れてちょっと休みたいなんてときはこのお店に。
職安通り沿いにある「ルネッサンス」は極めて韓国的なカフェです。
とにかくゴージャスな内観と、ゆったり大きな椅子。
もっとフカフカしてクッションなどまであれば韓国そのものですが、
さすがに場所柄かそこまでゆったりしすぎてはおりません。
韓国伝統茶や簡単な食事が食べられるほか、
韓国のカフェには必ずある生ジュース類も豊富。
新大久保歩きのひと休みにちょうどいい場所です。

そんな中、さらなる韓国らしさを求めて注文したのがこれ。
日本ではまず見かけない、生トマトジュース(+砂糖)です。
先日の記事でも、韓国ではトマトが果物扱いと書きましたが、
このトマトジュースもやっぱり他の果物ジュースと同列なんですね。
日本だったら塩で味を調えるのがごくごく自然なところですが、
韓国ではあくまでも果物なので砂糖を加えます。
日本人でこれが好き、という人を見たことがありませんが、
少なくとも話のタネにはなるという飲み物でしょうね。
トマト特有の青臭さと、砂糖の融合がたまりません。
休憩しながらもちょっとブログを意識した瞬間。
ほんのひとときゆったりした時間を……無駄にしたかもしれません。
店名:ルネッサンス
住所:東京都新宿区大久保1-12-4ASS第2ビル1階
電話:03-3205-3434
営業:10:00~翌2:00
定休:なし
(※追記。ルネッサンスは2007年1月に閉店しました)

いい金華豚が入ったときに写真を撮らせて欲しい。
そんなお願いを「てじまぅる大久保店」にしておりました。
連絡を頂いて駆けつけたのが17日(火)の夜。
ピカピカの金華豚をたくさん写真におさめてきました。
それはまた別のところで使うので掲載できませんが、
冒頭の写真はその日食べた、ヤンニョム豆腐……でしたか。
確か正式なメニューではなかったと思います。
まかない料理的に、さっと作って頂いたおつまみです。
取材で行ったはずがついつい盛り上がり、
いつの間にか店の方と一緒に腰を据えて飲むことに。
翌日の昼にはまた新大久保で次のアポイントがあったため、
「終電までには帰ります!」
と言っていたはずが、気づいたら始発の出る時間でした。
久しぶりに新大久保で朝までの飲みになってしまいましたね……。
でも、そのおかげでずいぶんと面白い話が聞けました。
このお店は経営者の方が全部で3人いらっしゃるのですが、
それぞれに得意な分野で店を切り盛りされている様子。
しかもそのほとんどが目に見えない細かな部分です。
メニューとか接客などは目に見える部分ですが、
お店の経営となると、それ以外にも多くの要素がありますもんね。
人気を集める店の、縁の下をのぞかせて頂きました。
店名:てじまぅる大久保店
住所:東京都新宿区大久保1-16-5
電話:03-5291-3783
営業:12:00~翌5:00(月~土)、12:00~翌3:00(日・祝)
定休:なし
http://www.tejimaul.com/
<過去の関連日記>
(12月31日)てじまうるで豚焼肉を食べつつ年越し。
(04月20日)新大久保「てじまうる」で金華豚。
(09月11日)新大久保「てじまぅる大久保店」で金華豚。

9ブロックに分かれたホルモンをまた食べてきました。
お世話になっている編集会社さんのある西荻窪です。
この界隈は安くて美味しい店が本当に揃っていますよね。
その会社を訪れるたびに、ここに住みたい! と心が揺れます。

冷たい生ビールを飲みつつ、前菜がわりにユッケから。
キムチの盛り合わせ、焼き海苔などで気分を高めつつ……。

メインの一角がやって来ました。壷付けカルビです。
この壷付けカルビと、9種のホルモンで網上は幸せの大混乱。
ミノ、ハツ、レバー、ホルモン、ハラミ、豚トロなどなど。
店員さんに確認したにもかかわらず、どれがどれだかわからなくなります。

追加で壷漬けホルモンなんてのも注文しちゃいました。
どれもボリュームたっぷりで安いのが嬉しいですね。
このホルモンが780円、カルビのほうは2人前で1160円。
ホルモンの9点盛りが1480円という値段でしたか。

最後は骨まで食べられる絶品の鶏クッパでシメです。
モモあたりの太い骨が、口の中でパキッと砕けてゆく快感。
鮭缶の中骨を食べるような喜びがあります。
骨がそんな状態なので、鶏肉も当然のごとく柔らかでトロトロ。
胃の中がポカポカになって、とっても幸せ気分に浸れます。
でも、編集会社の方に言わせれば、
まだまだオススメのホルモン店はたくさんあるのだとか。
そんなお店がごく普通にある西荻窪はいいですな。
なんともうらやましい町のひとつです。
店名:ホルモン焼 縁(えん)
住所:東京都杉並区松庵3-38-15-102
電話:03-3335-2466
営業:17:00~24:00
定休:月曜日
<過去の関連日記>
(06月27日)西荻窪「ホルモン焼 縁」でホルモン&鶏クッパ。

日本でも当たり前に見かけるようになった辛ラーメン。
韓国ラーメンシリーズ第15弾ですが、なぜか袋が2つあります。

2つの袋を同時に開けて撮影などしつつ……。

なぜか鍋2つ、レンジ2つを使用して同時に煮ます。
普通に2人前作るのなら、大きな鍋を使えばいい話ですよね。
なぜこんなことをしているのか……。

まだご存知ない方は、以下のアドレスをごらんください。
メルマガで配信したアホな企画の一部始終が見られます。
コリアうめーや!!第135号
韓国定番商品の日本版を徹底チェック!!

予備として4袋買ったので、残りはプデチゲにしました。
ランチョンミートやソーセージを具にした洋風チゲです。
家にお客様があったので珍しい韓国料理をと思ったのですが、
ちょうどPCトラブルでバタバタしていたので手軽な鍋に。
おおむね好評だったのですが、チーズ入れすぎとの評価も。
あとポッサム(茹で豚)も作ったのですが、それは写真を忘れました。
ポッサムを茹でたスープをプデチゲのベースに利用したため、
プデチゲ作りに気をとられ、写真を忘れてしまいました。
<過去の関連日記>
(04月15日)「スタミョン」は心の中のスター麺。
(05月14日)韓国土産の「トゥムセラミョン」カップラーメン。
(06月11日)3日酔いの昼にカムジャミョン。
(06月25日)お土産で頂いた「健康長寿麺」。
(06月28日)韓国ラーメンシリーズ「ノグリ」。
(07月02日)韓国ラーメンシリーズ「ムパマ」。
(07月06日)韓国ラーメンシリーズ「スナック麺」。
(08月01日)韓国ラーメンシリーズ「オジンオチャンポン」。
(08月06日)韓国ラーメンシリーズ「セウタンミョン」。
(08月14日)韓国ラーメンシリーズ「チャパゲッティ」。
(09月03日)韓国ラーメンシリーズ「ヘムルタンミョン」。
(09月20日)韓国ラーメンシリーズ「ミョルチカルグクス」。
(09月23日)韓国ラーメンシリーズ「熱ラミョン」。
(09月28日)韓国ラーメンシリーズ「ユッケジャン」。
速報です。待っていた情報がついに出てきました。
アメリカのドーナツチェーンで韓国でも人気を集めている、
「Krispy Kreme」の日本支店がオープン間近です。
●「Krispy Kreme」12月中旬オープン
話題になっていたドーナツ専門店「Krispy Kreme」の日本支店。
ついに1号店の場所が「新宿南口」に決定した模様です。
<ソース>
世界で一番旨いドーナツはKrispy Kremeである(スタッフブログ)
オープン日程確定にともない、スタッフの募集も始まったようです。
ウェブアン
フロム・エー ナビ
いよいよあのフワフワのドーナツが日本でも食べられるのですね。
韓国でしか食べたことがありませんが、その美味しさには感動。
並んでいる人への1個サービス! は日本でも行われるのでしょうか。
んー、楽しみです!
アメリカのドーナツチェーンで韓国でも人気を集めている、
「Krispy Kreme」の日本支店がオープン間近です。
●「Krispy Kreme」12月中旬オープン
話題になっていたドーナツ専門店「Krispy Kreme」の日本支店。
ついに1号店の場所が「新宿南口」に決定した模様です。
<ソース>
世界で一番旨いドーナツはKrispy Kremeである(スタッフブログ)
オープン日程確定にともない、スタッフの募集も始まったようです。
ウェブアン
フロム・エー ナビ
いよいよあのフワフワのドーナツが日本でも食べられるのですね。
韓国でしか食べたことがありませんが、その美味しさには感動。
並んでいる人への1個サービス! は日本でも行われるのでしょうか。
んー、楽しみです!

新大久保「韓流」での1次会を終えてここからが本番。
キムさんの案内で韓国式の「居酒屋」に行くことになりました。
と言ってもいわゆる日本のチェーン居酒屋であるとか、
または赤ちょうちんなどのイメージとは大きく異なります。
真っ暗な店内で、ギラギラのライトが光り、カラオケが充実。
言うなれば、横に座るお姉さんがいない夜の店といった感じでしょうか?
夜の社交場的な雰囲気の店を、なぜか「居酒屋」と称します。
なぜこういう店を「居酒屋」と呼ぶのかはわかりませんが、
日本の韓国人社会では普通に使われている単語なんですよね。
韓国ではそんな言い方はせず、あくまでも日本での用語です。
特に歌舞伎町界隈で韓国人が言う「居酒屋」はまずこのテの店。
いわゆる居酒屋を想像していくと、そのギャップに驚きます。
経営している方は韓国人ですし、お客さんも大半が韓国人。
韓国人の知り合いがいなければ、まず足を踏み入れることはありません。
飲むお酒も高級なウィスキーが多いような気がしますね。
この日はキムさん行き着けの店ということで、ご馳走して頂きました。
シーバスリーガル12年を、韓国式にストレート???
途中からは水割りでしたが、しこたま酔っ払って記憶は曖昧です。

ドリンクと同時に出てきたのはセウカン(韓国式かっぱえびせん)。
こういうのも韓国らしいですよね。韓国らしさ満点です。

ゴージャスな果物盛り合わせもウィスキーとは定番の組み合わせ。
リンゴ、パイナップル、ブドウ、キウイ、ミカン、カキなどと並んで、
しっかりミニトマトが加えられているのも韓国ならではの姿です。
日本では野菜のひとつですが、韓国では常に果物なんですよね。
果物盛り合わせ意外に、パフェやケーキにトッピングされたりもします。
トマトジュースも砂糖が入った甘いドリンクというのが定番です。

韓国での酒席となれば、このオジンオタンコンも欠かせません。
オジンオがスルメ、タンコンがピーナッツ。韓国が誇る出会いものです。
焼きたてアツアツのスルメを、コチュジャンにつけて食べるのが美味。
後ろにあるのはこれまた定番のチッポ(カワハギの干物)です。
なお、こういう簡単なおつまみ系はその場で作っておりますが、
もう少し本格的な料理を食べたいとなると、出前をとることができます。
近隣には家庭料理店がたくさんあるので、メニューに困ることはなし。
ちなみにこの店には「韓流」が料理を提供しているそうです。
僕もかつて新大久保の韓国料理店でアルバイトしていた頃は、
夜中に出前の料理を持って歌舞伎町のビルへ走りました。
たまに開催される店の飲み会というのもこうした店でしたね。
出前を出すかわりに自分たちもどんどん飲みに行く。
新大久保、歌舞伎町界隈はそうした結びつきが本当に強いです。
以上のような流れから、ここが韓国なのはおわかり頂けるかと。
新大久保の家庭料理店などは日本人社会と半分交じり合っておりますが、
こういう「居酒屋」は韓国人のための韓国人社会なのでしょう。
好きなK-POPを歌いつつ、美味しい酒を飲んでいい気持ちになる。
外国に暮らす韓国人が、自国文化に浸りほっと気を抜く場所。
足を踏み入れるたびに、そういうところなんだろうな、と思います。

ふとカレンダーを見ると13日の金曜日。
不吉な予感はPCトラブルという形で現実のものとなりました。
振り返ればもう1週間も前のことなんですね。
何もかもがドタバタで、時間の感覚も怪しくなっています。
その13日は新大久保「韓流」のキムさんからお誘いで宴会。
この日のお知らせ記事で、メンバーを募ったのですが、
慌しいお誘いだったにもかかわらずなんと10名が参加。
前回の秋夕料理が好評だったためか、予想以上の盛り上がりでした。
この日の目的はキムさんご推薦の「居酒屋」に行くことでしたが、
参加された方々の希望などもあり、1次会をまず「韓流」で開催。
初「韓流」の方もおりましたし、また韓国関係の宴会には遅刻がつきもの。
料理を食べながら、参加者が揃うのをゆるゆる待とうという作戦です。
そして大方の予想通り、集合時間に来た参加者は……2名!
幹事である僕を含めて2名! で最初の乾杯を行いました。
世間一般ではこうした事象を「コリアンタイム」と呼びます。
参加者のほとんどは時間に細かい日本人のはずなんですけどね。
みなさん韓国文化にどっぷり馴染んでいるようです。
まあ、僕も幹事でないときは余裕で遅れていきますけどね。
で、それとはまったく対象的だったのがキム社長。
仕事終わりで8時頃に駆けつけるはずだったのですが……。
到着されたのが7時15分! まだ料理すら頼んでいませんでした。
日本人がコリアンタイムで、韓国人がジャパンタイムです。

キムさんの到着あたりから人数も揃い始めたので料理を注文。
人数が多いとたくさんの料理を頼めるのがいいですね。
いつもはどちらかを選択する「韓流」の看板料理も今回は両方。
冒頭の写真がキムチカルビチムで、すぐ上の写真が鶏カルグクス鍋。
詳しくは前回の日記、前々回の日記あたりをご参考ください。
なお、過去の日記を読んで行かれた方から、
「鶏カルグクス鍋を頼んだけど最後のお粥が出てこなかった」
という話を聞きましたのでちょっとだけ補足。
残ったスープにごはんを入れるのは、セットではありません。
追加として頼まないと出てこないのでご注意ください。

そして、ここからは初めて食べる料理たち。
参加者に超のつくスンデ(腸詰)好きという方がいましたので、
まずはスンデボックム(腸詰炒め)をひとつ注文。
ムチムチのスンデを野菜とともに甘辛く炒めてあります。

コプチャンジョンゴル(ホルモン鍋)なんかも頼んでみました。
キムさんオススメの一品といことで、確かにモツに臭みもなく美味でした。
ついついノータイムで看板料理の2品を頼んでしまいがちですが、
他の鍋料理もさらなるチェックが必要かもしれませんね。

海鮮チヂミ……はサービスで頂いたんでしたっけ。
だいぶ飲んで酔いがまわり始めた頃なので記憶が曖昧です。
カリッと仕上がっていたのは覚えているんですけどね。
この日は焼酎メインでぐびぐびと楽しく飲んでおりました。
韓国に行かれた方のお土産が、ちょうど焼酎だったので、
チャミスルに加えて釜山のC1ソジュなんかも飲んでいました。
焼酎と焼酎のチャンポンというのもけっこうききます。
そんな感じで盛り上がりつつ、適当なところで「居酒屋」へ移動。
でもその「居酒屋」というのがただの居酒屋ではないのです。
僕が思うに、これはもう日本語でも韓国語でもないですね。
日本に住む韓国人の間でのみ使われる「居酒屋」という単語があるようです。
日本人の常識を覆す「居酒屋」の世界を次の記事でアップします。
店名:韓流
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-20-11玉野ビル1階
電話:03-3207-0983
営業:24時間
定休:第2、4日曜日
<過去の関連日記>
(09月08日)新大久保「韓流」で鶏カルグクス鍋。
(09月22日)新大久保「韓流」で鶏カルグクス鍋&チヂミ2種。
(10月02日)新大久保「韓流」金社長からのお誘い。
(10月06日)新大久保「韓流」で秋夕料理&キムチカルビチム。
(10月07日)新大久保「韓流」金社長からのお誘い(2)。

すでに先週のことになりますか。長い間、記事を止めてしまいました。
溜まりに溜まったストックを、なるべくテンポよくあげていきます。
まずは新大久保の「チャムナム家」でのひとりごはんです。
ちょうど前を通りかかったら、お母さんがキムチを漬けており、
まあまあ、あがっていけとのことで、食事をしていくことにしました。
最近、よく店の前でキムチを漬けている姿を見かけますが、
なんでもランチを始めて忙しくなり、日中にキムチが漬けられないのだとか。
この日は大量のパギムチ(細ネギのキムチ)を漬けておりました。
また別の日はダンボールいっぱいのヨルム(葉大根)と格闘していたりも。
店頭での作業は、目を引く韓国らしさでもありいいですよね。
冒頭の写真は青唐辛子多めのテンジャンチゲ(味噌チゲ)。
スープの中央にネギと一緒に散らされておりますが、
食べ進んでいくうちに中からもゴロゴロと出てきました。
なかなかに辛いですが、食べられないほどではありません。

隣のテーブルにサービスで出たケランチム(卵蒸し)ですが、
ありがたいことにおすそ分けを頂いてしまいました。
お礼を言いつつスプーンでさらさらっと食べて……びっくり。
このケランチム、滑らかでフワフワで実に見事です。
以前、新大久保のケランチム事情について考察しましたが、
これはかなりポイントの高いケランチムに出会った気がします。

デザートにということでカキまで頂いてしまいました。
唐辛子たっぷりのテンジャンチゲを食べた後だけに、
素朴な甘さが実に嬉しかったです。秋らしさもありますしね。
帰り際、元気のいい店長さんに、
「次は大勢で来なさい!」
なんて言われてしまいました。
確かに2回続けて1人ごはんですもんね。
もちろんその通りなのですが、
新大久保では1人で入れる店もけっこう大事だったり。
飲まずにごはんだけ食べたいというときに、
家庭的な雰囲気の店は本当にありがたいのです。
店名:チャムナム家(ちゃむなむちぷ)
住所:東京都新宿区百人町1-3-3サンライズ新宿1C
電話:03-3205-9233
営業:11:30~翌0:30
定休:なし
<過去の関連日記>
(04月14日)新大久保「チャムナム家」でタットリタン。
(04月19日)新大久保「チャムナム家」でタットリタン。
(04月20日)新大久保「チャムナム家」でキムチチゲ。
長い間ご迷惑をおかけしました。
ようやくPCの環境が整って参りました。
まだ完全とはいえませんが、ネットにもつなぐことができ、
ある程度の作業もできるようになっております。
たまってしまった記事を順次アップしていきます。
今回はOSが起動しないというトラブルから始まり、
CDドライブ、ハードディスクのディレクトリと被害を併発。
パソコンに詳しい方の助けを得て、ようやくの復旧です。
ずいぶんといろいろな手を打って頂いたおかげで、
虎の子のデータ類もほとんどすべて吸い出せました。
あとはアプリケーションを入れ直したり、
もろもろの環境を整えていく作業ですかね。
たまりにたまってしまった仕事もフル回転で片付けねば。
5日間のロスが重くのしかかっております……。
ようやくPCの環境が整って参りました。
まだ完全とはいえませんが、ネットにもつなぐことができ、
ある程度の作業もできるようになっております。
たまってしまった記事を順次アップしていきます。
今回はOSが起動しないというトラブルから始まり、
CDドライブ、ハードディスクのディレクトリと被害を併発。
パソコンに詳しい方の助けを得て、ようやくの復旧です。
ずいぶんといろいろな手を打って頂いたおかげで、
虎の子のデータ類もほとんどすべて吸い出せました。
あとはアプリケーションを入れ直したり、
もろもろの環境を整えていく作業ですかね。
たまりにたまってしまった仕事もフル回転で片付けねば。
5日間のロスが重くのしかかっております……。
ご迷惑をおかけしております。
メーカーに問い合わせをし、トラブルの詳細がわかってきました。
どうやらハードディスクに異常はなく、OSの問題のようです。
ただ、復旧用のCDが読み込めないなどのトラブルも出ており、
本体はメーカー修理に出さねばならない見込みとのことです。
ハードディスクが無事なのは不幸中の幸いで、
とりあえずは大事なデータの吸い出しから行う予定です。
その後、修理に出し、戻ってきてからアプリケーションの入れ直しなど。
正常な状態に戻るには、まだまだかかりそうな予感です。
それまでの間、ブログを止めつづけるのも何なので、
他の手段を模索しつつ、なんとか動かしていきたいと思います。
メーカーに問い合わせをし、トラブルの詳細がわかってきました。
どうやらハードディスクに異常はなく、OSの問題のようです。
ただ、復旧用のCDが読み込めないなどのトラブルも出ており、
本体はメーカー修理に出さねばならない見込みとのことです。
ハードディスクが無事なのは不幸中の幸いで、
とりあえずは大事なデータの吸い出しから行う予定です。
その後、修理に出し、戻ってきてからアプリケーションの入れ直しなど。
正常な状態に戻るには、まだまだかかりそうな予感です。
それまでの間、ブログを止めつづけるのも何なので、
他の手段を模索しつつ、なんとか動かしていきたいと思います。
今日の明け方、深刻なPCトラブルにみまわれました。
メインに使っているパソコンは起動すらできない状態です。
現在は骨董品同然のノートパソコンで最低限の作業をしておりますが、
いつも通りブログの記事をアップするのは難しい状況です。
大変申し訳ございませんが、復旧まで更新を休止させて頂きます。
メインに使っているパソコンは起動すらできない状態です。
現在は骨董品同然のノートパソコンで最低限の作業をしておりますが、
いつも通りブログの記事をアップするのは難しい状況です。
大変申し訳ございませんが、復旧まで更新を休止させて頂きます。

中目黒のジンギスカン、新大久保の「無鉄砲」と移動して、
完全な満腹泥酔状態にもかかわらず3軒目を目指してしまいました。
しかもこんなにヘビーな料理を注文しております。たった2人なのに。
お店は職安通りのドンキホーテ脇を路地に入った「道」という店。
しばらく前に1人で入ってヨルムグクス(↓写真参照)を食べました。
そのときにタッペクスク(丸鶏の水煮)があるのを発見し、
いつかそれを目当てにこようと、思っておりました。
でも、出て来たタッペクスクを見ると……むしろタッカンマリですかね。
ここ最近、新大久保の丸鶏料理は名前がちょっと複雑です。
まあ、タッペクスクもタッカンマリもそう違いはありません。
茹でた丸鳥を皿に乗せて提供し粗塩で食べればタッペクスク。
茹でた丸鳥を鍋ごと提供し薬味ダレで食べればタッカンマリ。
くらいの分類をしていたのですが、基本的には店ごとの考え方次第。
タッペクスクはタッが「鶏」、ペクスクは「白熟」と書いて水煮のこと。
タッカンマリも広い範疇で考えればタッペクスクの1種類です。
ちなみにこの鶏、「岩手県産みちのく清流若どり」とのこと。
この「道」ではこの鶏を使い、店頭でフライドチキンも揚げています。

こちらはファンテチム(干しスケトウダラの蒸し煮)でしたか。
蒸し煮と言っても、少量の煮汁で煮るようにして火を通す感じです。
大きく切った干しスケトウダラに、モヤシ、ネギなどを加えています。
これまた珍しい料理ですが、ちょっと干物が乾きすぎだったかも。
韓国で食べたときは、もう少し乾きつつも旨みがにじみ出てきたような。

さんざん食べて満腹もいいとこですが、シメはシメとして注文。
前回食べたヨルムグクスをもう1度頼んでみました。
大根の葉キムチをたっぷりと具に乗せた、冷たい韓国式の素麺です。
さっぱりとした味わいはよいのですが、さすがに満腹すぎました。
かなり頑張って食べましたが、だいぶ残してしまったように思います。
焼酎をカパカパ飲んで、酔っ払ったのも大きかったですね。
フライドチキンを味見に少しもらったような気がするのですが、
食べたような、食べなかったようなと記憶が曖昧。
「次はフライドチキンを目当てに来よう!」
とも言ったような言わなかったような……。
さすがに3軒ハシゴして飲むと、ブログを書くとき困りますね。
ちなみに翌日はあまりの食べすぎで、まったく腹が減りませんでした。
店名:道(みち)
住所:東京都新宿区大久保1-12-10
電話:03-3209-0941
営業:17:00~翌4:00
定休:第1、3月曜日
(※追記。道は2007年4月に閉店しました)
<過去の関連日記>
(08月22日)新大久保「道」でヨルムグクス。

中目黒でジンギスカンを食べ、いい気持ちで新大久保に到着。
目指したのは最近あちこちで評判をきく「無鉄砲」です。
今年7月にオープンした新しい店ですが、すでに人気を獲得した模様。
値段の安いホルモンとテジカルビ(豚カルビ)をメインとするお店です。
たいていどこの店もオープン当初はある程度の割引をするものですが、
「生ビールを注文した方にテジカルビをサービス!」
というのは新大久保ファンの意表をつきましたね。
どう考えても普通は逆。その豪気なサービスが目を引きます。
あいにく僕らが訪れたときはすでに終わっていましたが、
店で偶然出会ったお知り合いから割引チケットを頂きました。
これがまた「料理全品目30%OFF」という派手な割引。
店名の「無鉄砲」というのが、よくわかるようなサービスです。
客としては嬉しいですが、いいのかなという気分もありますね。
この日目当てにして行ったのは塩コプチャンというメニュー。
冒頭の写真がそうなのですが、牛の小腸を塩ダレで味わう料理です。
ハツ(心臓)、ジャガイモ、タマネギ、ニンニクも入っています。

鉄板で焼いていくとコプチャンからすごい量の脂がにじみ出て、
その脂で他の食材がジワジワと焼かれていくのが迫力です。
ソウルに教大(キョデ)というところがあるのですが、
そこのコプチャンストリートを思わず思い出しました。
久しく行ってませんが、あそこのコプチャンもうまいんですよね。
他の食材を自身の脂で焼いたコプチャンですが、
それでも脂は落ち切ることなく口の中でトロットロ。
塩ダレというのがいいですね。人気出るのも納得です。

塩コプチャンだけでは寂しいので、テッチャン(大腸)も注文。
こちらは甘辛いヤンニョム(薬味ダレ)で下味がつけられていました。
テッチャンのほうは鉄板でなく、網焼きにして頂きます。
これも美味しかったですね。ジュワッと弾ける感じがたまりません。
一緒に行った友人は超のつくホルモン好きなのですが、
その彼はこんな感想をもらしておりました。
「このテッチャンも塩ダレで食べてみたい!」
「さっきの塩コプチャンと一緒に焼いて食べたい!」
確かにメニューを見るとテッチャンはヤンニョムのみの様子。
コプチャンとテッチャンの競演があったら楽しいでしょうね。
でも、そんなワガママを言うためにはもっと通わないと。

チヂミの両面焼きというのがあると聞いて期待していたのですが、
特に何事もなく、そのまま普通にひょいと出されてしまいました。
店の人に聞いてみたところ、接客する店員さんによるみたいですね。
「そうしてもいいですし、しなくてもいいです」
と言いながら、ひょいひょいと裏返してくれました。
それはそうなのですが、珍しいサービスをするなら統一して欲しいところ。
このあたりはまだオープンして3ヶ月というところでしょう。
激戦地だけにぜひ頑張って欲しいお店なんですけどね。
不思議なことにここの通り、焼き物関係の店ばかりが集まりました。
・ソウルイヤギ(陸海空の食材を使った炭火焼き)
・クイクイ(ヌタウナギ、アナゴ焼き)
・てじまぅる大久保店(平田牧場産のブランド豚焼肉)
・無鉄砲(ホルモンとテジカルビ)
・おんどる(サムギョプサルと家庭料理)
・味ちゃん(13ミリの分厚いサムギョプサル)
通りを抜けた大久保通りの向かいには、
・味ちゃん2号店
・とんちゃん新大久保店(サムギョプサル)
も控えています。
以前からずっと思っていたのですが、
大久保通りと職安通りを結ぶ縦道はそろそろ名前が欲しいですよね。
この焼き物関係の店が並ぶ縦道は、
「炭火焼き通り!」
では、ちょっとセンスがないですな。
ならば西大久保公園があるあたりに引っ掛けて
「公炎通り」、あるいは「好炎通り」……。
合成して「炭火焼き公炎通り」……。
ダメだ。ろくなアイデアが出てきません。
どなたかよいネーミングを思いついたら教えてください。
心の中でそう呼ぶことに致します。
店名:無鉄砲(むてっぽう)
住所:東京都新宿区百人町1-3-20SKビル2階
電話:03-5291-7159
営業:15:00~翌5:00(月~金)、11:30~翌5:00(土)、11:30~23:30(日)
定休:なし

新婚旅行から帰って来たばかりという新婚ホヤホヤの友人から、
ハイテンションな飲みましょうメールが飛んできました。
新生活を始めて最初の週末とのことで、それはいいのかと心配しましたが、
メールの内容があまりにも魅力的だったので忘れることにしました。
「ここ、まじでヤヴァイですよ!」
「久しぶりにヒットチャートにランクインしましたよ!」
「ラム肩ロースやラムねぎ塩は悶絶の一品ですぞ!」
「マジでうまうまですから必ず行きましょうね!」
とまで書かれては、他人の新婚生活まで気を使っていられません。
中目黒にあるジンギスカン専門店に行ってまいりました。
大通りから1本引っ込んだ路地に、いかにも地味な外観。
こんなところに客が来るのかいなと思ったら、意外や意外、
超有名店のようで続々とお客さんが入ってきておりました。
冒頭の写真は先陣を切った、ラムネギ塩の網焼き。
炭火、七輪で焼くというのがまたいいですね。
ジンギスカンまですべて、この七輪で焼いてゆきます。
ラムネギ塩は半分にたたんで、片面だけを焼くようにとのこと。
刻みネギが接する面は生のまま、レアな状態で頂きます。

こちらはラム肩ロースの網焼き。ネギ塩よりも脂が乗っています。
半生でもいけるということだったので、さっと焼いて食べたのですが、
ダントツ脂がとろけるまで焼いて食べたほうが美味しいですね。
口の中にじゅわっとくる感じがたまりません。ラムの脂も実に美味です。

網焼きのラムをつまみつつ、一品料理が充実しているのもいいですね。
さっぱりとした味わいの揚げナスのマリネが口の中を爽やかに。

こちらはセロリとキュウリのニンニク和えです。
このほか、生のキャベツをニンニク味噌で食べたりもしました。

シメはやっぱりジンギスカン。網を鉄板にかえて焼きます。
周辺にモヤシ、長ネギ、タマネギなどを敷き詰めておき、
中央から流れるラム肉の脂でジュワジュワと焼いていきます。
ちょっと濃い目の醤油ダレにつけて食べると……たまらん!
ジンギスカンいいねえ! とおおいに盛り上がりました。
この後、盛り上がりすぎてホームタウンの新大久保へ移動。
2次会、3次会へと進んで気持ちよく酔っ払いました。
店名:ジンギスカン食堂まえだや
住所:東京都目黒区中目黒1-5-8
電話:03-3716-8322
営業:18:30~24:00(月~金)、18:00~24:00(土)
定休:日曜日、祭日、第3月曜日
http://www.maedaya.jp
先日、秋夕の料理をご馳走になってきた、
新大久保「韓流」の金さんからまたお誘いを頂きました。
コメント欄の書き込みを引用します。
========================
早速ですが
次の誘いを考えてます。
実は近所(歌舞伎町)に韓流と関係がある
韓国の飲み屋(普通、居酒屋と言います)がいくつかあります。
カラオケもあり、お酒ありと結構楽しめます。
そこで、今度の金曜日(暫定)の夜8時ごろ、
韓流で知り合いました皆様と飲み会を開きたいですが。
お酒とつまみ(アンジュ)を用意してお待ちします。
すみませんが皆様に呼びかけてくださいませんか?
========================
ということなのでまた参加者を募りたいと思います。
行かれる方いらしたら下記までご連絡ください。
hachimax@hotmail.com
新大久保「韓流」の金さんからまたお誘いを頂きました。
コメント欄の書き込みを引用します。
========================
早速ですが
次の誘いを考えてます。
実は近所(歌舞伎町)に韓流と関係がある
韓国の飲み屋(普通、居酒屋と言います)がいくつかあります。
カラオケもあり、お酒ありと結構楽しめます。
そこで、今度の金曜日(暫定)の夜8時ごろ、
韓流で知り合いました皆様と飲み会を開きたいですが。
お酒とつまみ(アンジュ)を用意してお待ちします。
すみませんが皆様に呼びかけてくださいませんか?
========================
ということなのでまた参加者を募りたいと思います。
行かれる方いらしたら下記までご連絡ください。
hachimax@hotmail.com

10月6日は秋夕(チュソク)でした。
旧暦の8月15日に当たり、韓国ではご先祖様をお祀りする祭日。
その年にとれた新米で餅を作り、たくさんのご馳走とともにお供えします。
そんな秋夕ならではの料理を作ったのでいらっしゃいませんかと、
新大久保「韓流」の金社長からお誘いを受けました。
大雨が降る嵐の一夜でしたが、秋夕料理とあってはそれも関係なし。
秋夕ならではという珍しいご馳走を堪能して参りました。
到着してまず生ビールを頼み、参加者が揃うのを待っていたところへ、
いきなりドンドンドンと並べられたのが冒頭の写真ほか3皿。
普段であればキムチやナムルなどの小皿が出てくるところですが、
その代わりとして豪華な秋夕料理がずらずらと並びました。
冒頭の写真は秋夕料理には欠かせないジョンの盛り合わせ。
野菜や白身魚などを粉、溶き卵につけて焼いたものです。
全部で7、8種類くらいのジョンがあったかと思います。
白身魚、串焼き、ハム、貝柱などなど、種類豊富で楽しめました。

こちらが特に好評でしたね。各種ナムルの盛り合わせです。
しかも普通のナムルではなく、韓国から取り寄せた特別な山菜ばかり。
左からチュィナムル(シラヤマギク)、トラジ(キキョウの根)、
コサリ(ワラビ)、乾燥ホバク(カボチャの未熟果)という4種類。
いずれもめったに食べられない特別なナムルばかりです。
特にトラジなんかは韓国でもかなりの高級食材です。
ゴボウを柔らかくしたような歯触りですが、土臭さがなくみずみずしい味。
あまりに美味しかったのでおかわりまでして食べてしまいました。

こちらも秋夕には欠かせない祝いの餅。手前にあるのがソンピョンです。
漢字では「松餅」と書いて、松葉とともに蒸しあげるのが名前の由来。
古来より松葉は病気の鬼神を追い払う、特別な力があるとされています。
その奥は豆を混ぜ混んだ餅。コンチャルトクと呼ばれる餅ですかね。
これまたこうした祝いの席の餅としてはよく見かける種類のひとつです。

最後はチャプチェ(春雨炒め)。これも祭祀料理には欠かせません。
こうした4種類にキムチ2皿を加え、スタートから超豪勢な食卓に。
「大雨の中わざわざ来てよかった!」
と心から思った瞬間です。

秋夕料理だけでも、充分お酒が飲めそうなくらいですが、
さすがにそれでは申し訳ないので、レギュラーメニューも注文。
看板メニューのひとつ、キムチカルビチムを頼んでみました。
写真で切っているのが大きなテジカルビ(豚カルビ)。
焼肉に使うような大きな塊がそのまま入っており、
火にかけた状態から、食べやすい大きさにカットしてくれます。

こちらは縦4分の1カットサイズの大きな白菜キムチ。
これも丸ごと入っており、テジカルビ同様食べやすい大きさにカット。
この大きい状態で出して、目の前で切るというのがいいですね。
韓国らしさを充分に感じられるパフォーマンスです。
キムチカルビチムという料理を韓国で聞いたことはないですが、
キムチチムという古漬けキムチと豚肉の塊を煮た料理があります。
そのテジカルビ使用バージョンというアレンジメニューでしょうか。
食べた感じでは具の豪華なキムチチゲという雰囲気でもあります。
白菜キムチがしっかりと発酵しているのがいいですね。
キムチの酸味と、コチュカル(粉唐辛子)の乾いた辛さが絶妙。
先日書いた、コチュジャン系の甘いキムチチゲとは対照的です。
あれはあれで好きなのですが、キムチチゲとしてはこちらが王道。
さっぱりとした辛さを楽しみたいときはこうした味付けがよさそうです。
と言っても料理名はあくまでもキムチカルビチムなんですけどね。
こういうところで余計なことを書くと店には迷惑でしょうが、
これおそらくオギョプサル(豚バラ肉)で作ってもむちゃくちゃうまいかと。
肉厚の豚肉から脂がパチンと弾け、それを古漬けキムチの酸味が包み込む。
相乗効果によって冷えた焼酎がグビグビに進み……っていかんいかん。
ちょっと妄想が走って勝手なことを申しました。

シメはやっぱりごはん。残った汁に投入し、炒めて頂きました。
それを見ていた社長さんが、
「ごはんには汁物がなければでしょう」
とミヨックク(ワカメスープ)を出してくれたのには感激。
こういう細やかなサービスは非常に嬉しいです。
というわけで秋夕料理+キムチカルビチム他を堪能。
こういう特別な日に声をかけて頂いた金社長に感謝です。
そして嵐の中集まって頂いた皆様にも大いに感謝ですね。
おかげでよい秋夕の思い出となりました。
店名:韓流
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-20-11玉野ビル1階
電話:03-3207-0983
営業:24時間
定休:第2、4日曜日
<過去の関連日記>
(09月08日)新大久保「韓流」で鶏カルグクス鍋。
(09月22日)新大久保「韓流」で鶏カルグクス鍋&チヂミ2種。
(10月02日)新大久保「韓流」金社長からのお誘い。

韓国人の友人から、ご両親との食事に同席するよう頼まれました。
この友人が女性ならば「ご挨拶」なのですが、残念なことに友人は男性。
日本語の堪能な友人ですが、いざというときの通訳係です。
お父さんが非常にグルメな方とのことで店の選択が難航。
友人が悩みに悩んで極めたのは、神田にあるアンコウ料理の老舗でした。
創業はなんと天保元年。175年の歴史を持つ「いせ源」です。
冒頭の写真はその店の看板料理であるアンコウ鍋なのですが、
この写真を1枚撮った時点でデジカメの電池がなくなりました。
手前が暗く全体のよくわからない写真で美味しそうには見えませんが、
実際はプリプリの身にトロトロのアン肝が加わる絶品鍋でした。
ただ、量が少ないのが難点ですね。特に韓国の人と一緒だと。
ご両親も175年の歴史と、風情ある内観には感動されていましたが、
極めて日本らしい量の少なさには苦笑するしかなかったようです。
日本には何度も来ており、そうした事情にも精通されていたのが救いです。
アンコウ鍋をつつきつつ、肝刺し、とも和え、煮こごりなども注文。
肝刺しなども極めて上品な量で、1人前3切れずつしか出てきません。
我々は4人だったので、注文する場合は常に2人前以上が必要です。
これらの情報は、事前にネットで調べておいて大正解でした。
もし行かれる方は3の倍数でメンバーを構成するといいかと思います。
具をすべて食べ終えた後は、ごはんを入れて雑炊に。
溶き卵と刻みネギが入るだけですが、これも素晴らしい味でした。
店の方による熟練の技は、パフォーマンスとしても楽しめます。
雑炊の味も含めて、最後のシメは非常に好評でした。
でも、普通に韓国人の友人を連れて来ることはできないですね。
韓国的な満足度を得るには、相当の出費を覚悟せねばなりません。
美味しいアンコウ鍋だっただけに、そのあたりは悩ましいですね。
ともかくもよい体験をさせて頂きました。

先日、バーベキューをした際に、こんなお酒も買い込みました。
ここ最近、人気を集めている黒豆マッコルリなのですが、
いつもの銘柄とは違い、二東マッコルリの黒豆味です。
いったいどんな味なのかと思って買ってみたのですが、
バーベキューの場では、他の酒に気を取られて飲み忘れました。
そのまま家に持ち帰ったので、自宅でゆっくり飲むことに。
仕事が終わっての、お疲れさまの一杯に致しました。

この写真でわかるかが微妙ですが、薄い灰色をしています。
黒豆マッコルリならではの特徴。香りも実に香ばしいです。
でも飲んでみると、不思議に二東マッコルリらしさもあり。
いつも飲んでいる黒豆マッコルリに比べて甘さが少ない印象です。
二東マッコルリらしさを残しつつ、甘さ、香ばしさを足した感じですかね。
普通の二東マッコルリと黒豆マッコルリの中間を行く味です。
こうして大手メーカーまで参入してくるというのは驚きでした。
マッコルリの多銘柄化は、さらに加熱していくのかもしれません。

よく「裏の裏は表」などということを言いますが、
料理の世界でも変わったもの、新しい工夫を追い求めているうちに、
いつの間にやら元に戻っているということがあります。
韓国ではスープにごはんを入れた料理をクッパプと言いますが、
大邱地方にはそれを別盛りにしたタロクッパプという料理があります。
タロというのが韓国語で「別々に」という意味を表し、
直訳するなれば「別々に盛ったごはん入りのスープ」。
それって普通じゃん、みたいなことになっている訳です。
この日、僕が「北京」で勧められたのはパイタンチャンポン。
韓国風の赤いチャンポンじゃなくて、白いのもあるよと言われ、
「それは珍しい!」
と頼んだのですが、よく考えたらこちらが普通。
長崎のチャンポンを中華風にしたような料理が出てきました。
頭の中がずいぶんと韓国色に染まっている気がします。

この店の麺はすべてその場で作っている手打ち麺。
相変わらず麺の太さが均一なのでそれを褒めたところ、
「忙しいときはまちまちになることもあるけどね」
というなんとも正直な返事。
確かに忙しいランチ時などは、多少のブレが出るのでしょう。
充分理解できる話で、逆にその正直さが好印象です。
味は前回食べたウルミョンをあんかけでなくした感じ。
美味しいですが、ここまで来るともう韓国料理ではないですね。
長崎のチャンポンとも違いますし、中華料理でよいかと思います。
あまり視野狭窄な状態に陥らないよう気をつけよう。
韓国料理一辺倒の食生活を少し反省した1日でした。
店名:北京(ぺきん)
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-45-2ジャストビル1階
電話:03-3208-8252
営業:11:00~翌6:00
定休:なし
<過去の関連日記>
(04月14日)歌舞伎町「北京」でブラックデー。
(09月10日)歌舞伎町「北京」でウルミョン。

新宿近辺で3時間ほど時間をつぶさねばならない用事ができ、
しかも人と会う約束なので、飲むことは出来ませんでした。
時計を見ると夕方5時をちょっと回ったという時間帯。
とりあえずごはんだけでも食べようかと新大久保をぶらつきつつ、
なんとなく気になっていた「高麗亭」に入ってみました。
JR大久保駅から小滝橋通り方面に歩いた大久保通り沿いの店です。
以前、店の前を通ったときに韓国人サラリーマンの団体が、
「おお、ここだここだ!」
と言いながらドヤドヤと店に入って行ったんですよね。
単純に見つけたというのではなく、目指したという雰囲気。
何がここだここだ、なのか1度行きたいと思っておりました。
ひとりだったのでシンプルにキムチチゲを頼みました。
ランチもあるようですが、夕方なので1人前1200円。
食べごたえのある、大きな鍋で出てきました。

きちんと発酵の進んだ白菜キムチに、けっこうな量の豆腐、
豚肉はおそらくサムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)の流用でしょうね。
なかなか具だくさんでボリュームのあるキムチチゲでした。
コチュジャンが入っているのか、味付けはちょっと甘めです。
ときおり思うんですが、酸味と甘味の混ざったキムチチゲって、
悪い意味でなくトマトケチャップに似ることありませんか?
まっとうなコリアンなのに、食べてみると微妙にイタリアン。
ニンニクと唐辛子の料理なので、共通点はあるんですけどね。
そんな感じのキムチチゲ。でもこういうの嫌いじゃありません。
パンチャン(副菜)として出て来たキムチもいい感じ。
料理上手なお母さんのいる店、というイメージでしょうか。

まだ、アルバイトさんの来ない時間帯だったのか、
娘さんらしき小学生の女の子が料理を運んできてくれました。
厨房のお母さんとは韓国語で話しつつ、電話を取ると日本語。
しかもそのどちらもが明らかにネイティブです。
小さい頃に覚えると発音がきれいでいいなあ、とうらやましかったり。
お会計もその女の子で、「どうぞ」ってガムまでもらっちゃいました。
忙しい時間帯にはいないでしょうが、なんだかとってもアットホームです。
特別珍しいメニューはありませんが、基本的な料理は抑えてあります。
突出した個性はないものの、使いやすく居心地のよい店という感じでしょう。
今度は夜に行って、鍋料理でも食べてみたいと思います。
店名:高麗亭(こりょじょん)
住所:東京都新宿区百人町1-18-9大久保センタービル地下1階
電話:03-3361-2773
営業:11:30~14:00、17:00~24:00(月~金)、17:00~24:00(土、祝)
定休:日曜日
http://www.koryojung.net
「韓流」の金社長からこんなお誘いを頂いています。
9月22日の記事、コメント欄の書き込みを引用します。
========================
皆様
明日は韓国のお盆です。
皆様に感謝の気持ちを込めて少し料理を作りますので
寄ってみてくださいませんか?
ただ、大した物ではありませんので*^^*
========================
せっかくなのでお邪魔してこようと思います。
一緒に行かれる方いらしたら下記までご連絡ください。
hachimax@hotmail.com
9月22日の記事、コメント欄の書き込みを引用します。
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皆様
明日は韓国のお盆です。
皆様に感謝の気持ちを込めて少し料理を作りますので
寄ってみてくださいませんか?
ただ、大した物ではありませんので*^^*
========================
せっかくなのでお邪魔してこようと思います。
一緒に行かれる方いらしたら下記までご連絡ください。
hachimax@hotmail.com

楽しいバーベキューを終えて、新宿の歌舞伎町へ移動。
2次会としてセッティングしたのはこんなカラオケ店でした。
単純に「メイド等コスプレ貸出」ってのにひかれたんですけどね。
誕生日の人にメイド衣装を着せて盛り上がってみました。
昼からさんざん飲んで、カラオケでもさらに飲みましたが、
まだまだやる気まんまんの人たちは3次会へと移動。
バーベキューのおかげで身体中が炭火臭いということで、
あまり迷惑にならないチェーン居酒屋の個室を目指しました。
運のいいことに近くの「魚民」でちょうどいい個室を確保。
最近のチェーン居酒屋は意外に韓国系の料理があるんですよね。
目についたところを全部頼んでみたのですが……んー、個性的。
例えば冒頭の白菜キムチ、なぜか「大邱式」の文字がついています。
大邱と言えば韓国でも味付けが濃く辛いのが特徴。
そういうキムチを目指したということなんですかね。
普通のキムチでなく、大邱式というあたりに意気込みを感じます。
まあ、味は平凡な居酒屋の白菜キムチなんですけどね。

こちらは「ツブガイのチャンジャ」というようなメニュー。
料理の名前はちょっと曖昧ですが、内容は間違いありません。
ツブガイのヒモ部分ですかね。チャンジャ風に仕上げています。

こちらは魚民の公式ページに料理名がありました。
「ソフトシェルクラブの激旨ケジャンソース」だそうです。
脱皮したてで柔らかく、殻ごとバリバリ食べられる小さなカニに、
ケジャン(カニの薬味ダレ漬け)風のソースがかかっています。
辛いサワガニのから揚げという感じではありますが、
まあケジャンと言われればケジャン……とはやっぱり違いますか。
最近の居酒屋には面白いメニューがあるなあと思った次第。
本当の韓国料理とはずいぶん距離を感じさせる内容ではありますが、
居酒屋の料理名に使われるということは、料理の知名度が上がっている証拠。
これもまたよし、と思いつつつまみにさせて頂きました。