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韓食日記

日々食べている韓国料理の記録です。
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先日、韓国の友人から連絡があり、

「ちょっと築地市場を案内してくれる?」

とのことで早朝から出かけてきました。
ガイド兼通訳というような立場で少し話をしてくれとのこと。
詳しい話を聞かぬまま、安請け合いして朝の築地に行くと……。

そこには巨大な観光バスが止まっていました。

ちょっと案内する、などというレベルでは決してない総勢30名。
忙しさがピークに達する時間帯に、この人数は明らかに邪魔です。
しかも築地で朝ごはんを食べるという予定のようですが、
どう考えても、一同で入れるような巨大飲食店はありません。

その人数に呆然となった僕に対し、

「大丈夫、大丈夫!」

と友人は笑顔で語りかけます。
韓国人の大丈夫は、たいてい大丈夫ではありません。
とはいえ、こうなってしまっては仕方がない。

迷惑は承知で、30人がずらりと並んで市場内を見学。
中卸さんのスペースや、競り場などをウロウロとしました。
忙しい時間帯に、関係者の皆様本当に申し訳ありません。

ちなみに食事は場外市場に出て天ぷら蕎麦などを食べました。
なんで築地で蕎麦? と思うかもしれませんが、
どうやらみなさん前日にハードな宴会をなさったようで、
汁気のあるものが食べたい、との声が多くそうなった次第。

まあ、巨大なエビ天の乗った蕎麦も築地ならではの味ですけどね。

で、なんで冒頭の写真が冷麺なのかというと、
そのときの参加者さんが、僕にくれたものだったりします。
ガイドをありがとうという意味で、市場で売られていた冷麺を購入。
韓国のものだから、ということでプレゼントしてくれました。

ちなみにこの日のギャラはこの冷麺のみのボランティア。
それはもう、自宅でありがたく頂きました。

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ただ、冷蔵庫にあるもので適当に具を作ったせいか、
冷麺というよりも、冷やし中華みたいな感じになりましたね。

味はまあ、名前に書かれている通りに「韓国風」ですが、
クキッとした感じの麺は歯ざわりがよく美味しかったです。
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2007.05.31.Thu 11:09 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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お通しがドサ盛りキャベツ。

『まんが日本昔ばなし』に出てくるごはんのようですね。
座ると同時に登場するこの山に、誰しもが一様に目を丸くします。
こういうタイプのお通しを出す店は好感が持てますね。
卓上に備えつけのドレッシングをかけて、みんなでもりもり食べます。

前の記事で「ノルブはんありカルビ」のオープンを伝えましたが、
こちらの店も同じ通りで、5月21日に新規オープン。
以前まで行き着けだった「」の跡地に出来ております。

店名に「大久保道場」とありますが、これが支店を表します。
本店は「六本木道場」で「新橋道場」、「錦糸道場」もあるようです。

こうしたチェーン店の新大久保進出も増えてきましたね。
前述の「ノルブはんありカルビ」もそうですし、
鳳雛チムタク」、「ボンジュク」なども含まれます。
人の集まる繁盛地として、新大久保が認知されつつあるようです。

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店名の通り、ホルモンがメインの専門店。
テーブルの上に乗せた七輪で、ホルモンを焼いて食べます。
まずは黒板に書いてあった本日のおすすめから。

「くりぬきヤン」との表記でしたが、要はミノですね。
韓国語で「ヤン」は牛の第1胃(ミノ)を表します。
「くりぬき」というのが、何か特別な技法を指すのでしょう。
柔らかく、ほどよいコリコリ加減がいい感じです。

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昭和の味というキャッチコピーのついた「下町ホルモン」。
メニューによれば、鶴橋式の醤油味とのことですね。
濃い目のタレが、鶴橋式ということなのでしょうか。

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ドサ盛りネギに覆われているのはレバテキ。

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長いまま焼いて食べる「一本焼コプチャン」は迫力があります。
脂が乗っており、焦がし気味に焼いていくのがコツだとか。
ほかは自分で焼きましたが、これは店員さんが焼いてくれました。
ほどよく焼けたら、ハサミで適度な大きさにカットします。

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「一本焼コプチャン」で口の中を脂とろとろにした直後、
シメ用の「ハラミ肉めし」なんてこってりメニューで脂を倍加。
口の中をギトギトにしながら、わしわしと食べます。

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シメのシメはさっぱり系に戻って冷麺の黒。
白と黒が選べ、白は小麦粉の麺、黒は蕎麦粉の麺だそうです。

といったあたりで終了としたのですが、
実はこの店「ノルブはんありカルビ」の2次会だったりして。
テジカルビ(豚カルビ)の後にホルモンという重量級の2軒ハシゴ。
たっぷりの肉を摂取した1日でした。

店名:ホルモン倶楽部大久保道場
住所:東京都新宿区大久保1-12-10
電話:03-3209-0831
営業:18:00~翌5:00
定休:月曜日
http://www.horumonclub.com/
2007.05.30.Wed 13:47 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(3)
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オープン前から話題になっていたコチラのお店。
いよいよ5月30日にグランドオープンとなりました
それに先駆けて、29日はプレス内覧会を開催。
某出版社の方に呼んで頂き、一足先に味見してきました。
新大久保でこれだけ大規模な宣伝を行うのは珍しいですね。
さすがは韓国で600店舗以上を展開する大手チェーンです。

ちなみに「ノルブはんありカルビ」はここが6店舗目。
2006年6月にオープンした札幌の1号店を皮切りに、
米子店、心斎橋店、上野店、伊丹店と全国各地に出店しています。
将来的には100店舗展開を目指すとの話もあり、
今後も続々と店が増えていくのではないかと予想されます。

冒頭の写真が、看板料理となる「はんありカルビ」。
「はんあり」が韓国語で「壷」を意味するので、
直訳すれば「壷カルビ」、または「壷漬けカルビ」となります。
下味をつけたテジカルビ(豚カルビ)を壷に漬け込み、
48時間寝かせて、味を染み込ませるのだそうです。

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壷のまま運ばれてきた肉は、大きいまま網の上で焼かれます。

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頃合いに焼けたら、店員さんがハサミで食べやすい大きさにカット。
壷に漬け込んだ効果なのか、ずいぶんと柔らかい肉でしたね。
タレは甘口と辛口から選べますが、辛口でもさほど辛くはありません。
テジカルビらしい甘さのほうが、前面に出ていたと思います。
ちなみにひと壷が2~3人前で、肉は3切れ入っていました。

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2005年に韓国でブームとなったキムチチム。
塊の豚肉を、発酵の進んだ古漬けキムチと煮込んだ料理です。

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大きいままのキムチを、これまた店員さんがカット。
とろとろになったキムチで、豚肉を包んで食べると美味です。
写真の青唐辛子もハサミでカットしてくれるので、
これを少量加えて食べると、さらに辛さが増します。

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ナムル盛り合わせ、サンチュサラダなども頂きつつ、
シメとして食事メニューを人数分頼んでみました。

オーソドックスな石焼きビビンバに、

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イェンナルトシラク(昔風弁当)。
店のメニューでは「追憶のお弁当」となっていました。
ごはんとキムチ、簡単なおかずを詰めたシンプルな弁当で、
かつて学生たちが食べた弁当を模したものです。

これが有名になったのはドラマ「冬のソナタ」の流行以降。
撮影地でロケ隊が食べたという話が広がって、
ロケ現場の南怡島(ナミソム)名物となりました。

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ただの弁当が話題となったのは、ドラマ人気もありますが、
この弁当箱を持って、ガシガシ振って混ぜるという食べ方も。
いわゆる弁当箱の内部で作るシェイク式のビビンバになります。

ただ、僕も何度かやってみたことがあるのですが、
これを上手なビビンバにするのって、意外に難しいんですよね。
たいていはごはんとおかずが、微妙に偏っておしまい。
結局、スプーンで混ぜるほうが早かったりします。

味は普通のお弁当ですが、シェイクを体験してみたい人はぜひ。
また、先のキムチチムを、このごはんと一緒に食べると美味でした。

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こちらは「はんあり麺」という名の麺料理。
名前から「はんあり=壷」に入ってくるのかと思いましたが、
「はんありカルビ」式の麺料理ということのようですね。
冷麺のスープにククス(素麺)を入れた感じの料理です。

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最後はデザートがわりにアイスをもらいました。
こういうちょっとしたサービスは嬉しいですよね。

食後には2階の個室なども見学させて頂きました。
もともとがホテルを改装しているので、2階、3階まであります。
テーブル席ですが、12人用の個室がいくつかありました。
独立した空間が欲しいオフ会、会食などでは便利かと思います。

個人的には、他のノルブチェーンも進出して欲しいですね。
韓国では、はんありカルビだけでなく、ポッサム(茹で豚)、
プデチゲ(ハムやソーセージの鍋)といった料理で有名なチェーン。
日本では専門店が少ないだけに、ぜひとも進出して欲しいところです。

とはいえ、当面はノルブブランドの浸透が急務でしょうね。
まずは「ノルブはんありカルビ」の成功を祈りたいと思います。

店名:ノルブはんありカルビ大久保店
住所:東京都新宿区大久保1-16-29
電話:03-3207-2866
営業:17:00~翌3:00(日~木)、17:00~翌5:00(金、土)
定休:なし
2007.05.29.Tue 13:49 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(3)
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つい先日「Teji Tokyo」名物、ミニトマトのキムチと紹介しつつ、
実はまったく関係ない焼酎バーの料理というフェイントをかけました。
かけただけで、ひっかかったという話はまるでありませんでしたが、
今回こそは正真正銘、「Teji Tokyo」のミニトマトのキムチです。

湯剥きしたミニトマトを、キムチに仕立て上げたという一品。
噛むと中からは、瑞々しいトマトの果汁が弾け出てきます。

1次会の「てじまぅる大久保店」でだいぶ食べてきたので、
こういうさっぱりした料理が、やはり満腹の胃には嬉しいですね。

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先日食べて美味しかった「アボガドと山芋の炙りユッケ」。
ほんの少し炙るだけで、香ばしさが出て食欲をそそります。
熱を加えることで、うまみの活性化も期待できるのでしょうね。
生野菜も豊富なので、サラダがわりにつまむこともできます。

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シメはこちらの「Teji風コリアンロール」。
中にはチャンジャとアボガドが巻き込まれています。
雑穀飯のそっけない味わいが、逆にさっぱりとしていい感じですね。
この手の料理は、本当に見事な「Teji Tokyo」です。

また、これを書きつつ「Teji Tokyo」のHPを見てみたところ、
新メニューに「黒毛和牛のプルコギ」が加わっておりますね。
開発中との噂は聞いておりましたが、いよいよお目見えですか。
こちらも、近いうちにぜひ食べに行きたいですね。

店名:Teji Tokyo(てじとーきょー)
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-21-3第6本間ビル1階
電話:03-3207-5506
営業:18:00~翌5:00(月~土)、18:00~24:00(日・祝)
定休:なし
http://www.teji-tokyo.com

<過去の関連日記>
(03月27日)歌舞伎町「Teji Tokyo」でイベリコ豚。
(04月04日)歌舞伎町「Teji Tokyo」で銘柄豚3連発。
(08月07日)歌舞伎町「Teji Tokyo」でテジ頂上会談。
(10月27日)歌舞伎町「Teji Tokyo」で新商品ラッシュ。
▲(2006年)
▼(2007年)
(01月18日)歌舞伎町「Teji Tokyo」でカニチゲほか。
(03月14日)歌舞伎町「Teji Tokyo」で炙りユッケほか。
(03月25日)歌舞伎町「Teji Tokyo」で4/6次会。
2007.05.28.Mon 11:24 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
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2007年5月27日(日)15:40発走
第74回東京優駿(日本ダービー)G1

競馬をやらない人には、ピンとこないかもしれませんが、
ダービーというレースは、最高に盛り上がる競馬ファンの祭典です。
前年度にデビューした若駒が、その世代の頂点を決めるレース。
野球でいえば、夏の甲子園決勝にも匹敵する大一番です。

僕がいちばん競馬に熱中していたのはビワハヤヒデの時代で、
ここ最近は、年末の有馬記念にちょこっと勝負するくらい。
ほとんど競馬から遠ざかっていたのですが、
数日前に、ダービーの参戦馬を見ていて衝撃の事実を発見しました。

冒頭の写真にもある、ヒラボクロイヤルという競争馬。
なんと新大久保「てじまぅる」の自慢銘柄豚を育てている、
山形県の平田牧場が馬主になっている馬なのです。

しかもダービーの日は「てじまぅる大久保店」に行く予定アリ。
平田牧場の馬で大勝し、平田牧場の豚を腹いっぱい食べる!
なんて、究極の超体験を味わえるのでは、と思い至った次第です。

そんな理由から大勝負に出た馬券が冒頭の1枚。
最終的な倍率が21、1倍だったので勝てば21万1000円です。

一見、無謀な勝負にも思えますが、ヒラボクロイヤルは5番人気。
専門的なことを言うと、全走同距離の青葉賞を勝って距離適正抜群。
長距離中心に使われており、ダービーに照準を絞った感がありました。
皐月賞組が人気でしたが、対戦実績がないので番狂わせも充分アリ。
単なるネタだけの馬券ではない、本当の大勝負です。

さらに勝利の予感を確信に変えたのが、当日のスペシャルゲスト。
なんとこの日は皇太子が観戦に来ており、しかも国内競馬初観戦とか。
ヒラボク「ロイヤル」は、語呂合わせ馬券的にもバッチリです。

「これは余裕で20万円ゲットだな!」

とウハウハ状態で出走の時間を待ちました。
で、その結果が……。

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16着惨敗!(全18頭中)


僕の夢はわずか2分24秒5で、もろくも砕け散りました。
しかも勝利したウォッカは牝馬で、牝馬のダービー勝利は64年ぶり。
ヒラボクロイヤルの勝利で、うまい韓国焼酎を飲むつもりでしたが、
よりアルコール度数の強い「ウォッカ」に、してやられました。

ということで、以降はヤケ酒と八つ当たりの記録です。

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平田牧場産の三元豚を使用した骨付きサムギョプサル
済州島産のミョルチジョッ(イワシの塩辛)をつけて食べます。
肉質が柔らかく大変に美味ですが、この日は惨敗の苦い記憶で複雑。
噛み付いてやる! くらいの勢いでワシワシと食べます。

また、同じく平田牧場産の金華豚も盛り合わせで食べましたが、
どうしたことか、それは写真に撮るのを忘れたようですね。
苦々しい思いが写真を拒否したのでしょうか。

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こちらは平田牧場産三元豚のポッサム(茹で豚)。
分厚く切った豚肉が、とろけるように柔らかく甘いです。
その甘さに普段は感涙するところですが、この日はむしろ悔し涙。
その甘さがいかんのだ! と無理難題を言いながら食べます。

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シメは特に罪のない鶏肉。

「てじまぅる」名物のタッカンマリ(鶏1羽鍋)ですね。
こちらはいつも通り、穏やかな気持ちで美味しく食べられました。

というわけで、久しぶりに大損をくらった競馬の話。
またしばらくは競馬から足を洗おうと思います。

店名:てじまぅる大久保店
住所:東京都新宿区大久保1-16-5
電話:03-5291-3783
営業:15:00~翌3:00(月~金)、12:00~翌3:00(土)、12:00~24:00(日、祝)
定休:なし
http://www.tejimaul.com/

<過去の関連日記>
(12月31日)てじまうるで豚焼肉を食べつつ年越し。
(04月20日)新大久保「てじまうる」で金華豚。
(09月11日)新大久保「てじまぅる大久保店」で金華豚。
(10月17日)新大久保「てじまぅる大久保店」で朝まで飲み。
(12月03日)新大久保「てじまぅる大久保店」でmixiコミュオフ。
▲(2006年)
▼(2007年)
(02月26日)新大久保「てじまぅる大久保店」でチーズサムギョプサル。
(03月08日)新大久保「てじまぅる大久保店」で豚三昧&鶏。
(03月24日)新大久保「てじまぅる大久保店」で2/6次会。
(03月28日)新大久保「てじまぅる大久保店」でポッサム&金華豚。
(04月07日)新大久保「てじまぅる大久保店」で豚豚豚鶏。
(04月23日)新大久保「てじまぅる大久保店」で師匠と金華豚。
2007.05.27.Sun 14:20 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(7)
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0次会「マニマニ」、1次会「チャムナム家」、
2次会「トンマッコル」、3次会カラオケ。

もういい加減、遊びすぎという感じですが、
まだまだ元気をもてあましていた5人で朝ごはんを食べに。
しかもこの日はまだ5月だというのに気温が高く、
早朝であるはずなのに、カンカン照りに近い日差しでした。

新大久保で朝日を見るのは比較的よくあることですが、
ここまでギラギラした朝を迎えることはあまり記憶にありません。

「お天道様に申し訳ない!」

てな気分になりつつ、大久保通りの「オムニ食堂」へ。
いつぞやも、カラオケの後に朝ごはんとしてここへ来ましたね。
24時間いつでも開いているのは、本当に嬉しいことです。

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朝ごはんらしく、ケランマリ(卵焼き)などを食べながら、

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じんわりと胃に染みるテンジャンチゲ(味噌チゲ)。
白いごはんなどもつつきながら、これぞ新大久保の朝ごはんです。

さすがにひとり1人前は食べられないので、みんなで取り分けながら。
その前のトゥッペギ(鍋)に入った状態での写真がないのは、
酔っ払って、遊びすぎで、ヘロヘロになっていたからでしょう。
ともかくも朝のテンジャンチゲを美味しく頂いてようやく解散。

胃にどっしりとした満足感を感じつつ、後は寝ながら帰るだけ。
そして翌日は、使い物にならないほどぐったりでした。

店名:オムニ食堂新大久保店
住所:東京都新宿区大久保1-15-17サンハイム大久保101
電話:03-3208-6627
営業:24時間
定休:なし

<過去の関連日記>
(11月26日)新大久保「オムニ食堂新大久保店」で早朝キムチチゲ。
2007.05.26.Sat 13:28 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
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0次会「マニマニ」、1次会「チャムナム家」と移動して、
3軒目の2次会は、大久保通り沿いの「トンマッコル」です。
昨年の11月にオープンした店で、入るのは僕も初めてでした。

以前は「500円韓国屋台」という店があった場所。
「トンマッコル」も系統のよく似た、居酒屋風のお店です。
界隈には日本人よりも韓国人に受ける店、というのがありますが、
ここも日本人客よりも韓国人客のほうが多い印象でした。

ちょうど韓国人も新たに4人ほど合流して韓国的な雰囲気に。
ヤカンに入ったマッコルリをグビグビと酌み交わしました。

さすがにおなかがいっぱいだったので料理は冒頭のツナサラダに、

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オデンタン(おでん)といった軽めのものをいくつか。

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一応のメインとしてナクチボックム(テナガダコ炒め)を注文。
こういった居酒屋では、ナクチボックムに素麺をトッピングし、
ぐるぐるかき混ぜて食べる、というのが定番です。
麺に絡めて食べる味わいに加え、辛さもマイルドになります。

ナクチボックムだけでなく、オジンオボックム(イカ炒め)や、
コルベンイムッチム(ツブ貝和え)などにも素麺を入れて食べます。

ちなみに上の写真は、そのぐるぐるかき混ぜている瞬間を激写。
そのときはいいタイミングでシャッターを押したと思ったのですが、
後からみると、ぐちゃぐちゃなだけでよくわかりませんね。
酔っ払ったときの写真ほど、怪しいものはありません。

終電を逃した時間帯から、結局3時過ぎくらいまでいましたかね。
なんだかんだで盛り上がり、その後は3次会カラオケへと流れました。

さんざん歌って外に出たら、いつの間にやらよく晴れた朝。
朝日どころか、ギラギラ輝く太陽に照り付けられつつ、
それでも残った面子は、元気に朝ごはんを食べに行きましたとさ。

店名:トンマッコル
住所:東京都新宿区大久保1-15-17サンハイム大久保203号
電話:03-3232-1588
営業:17:00~翌5:00
定休:なし
2007.05.26.Sat 13:13 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(4)
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9時というやや遅い始まりですが、主役登場しての1次会。
0次会を行った「マニマニ」から、「チャムナム家」へと移動です。
前日まで5~6人という比較的人数を予定していたのですが、
当日になって参加者が4人増えるという、お約束的な展開。
慌てて10人で予約を入れ、中央のテーブルを確保して頂きました。

なにしろ「チャムナム家」はテーブル6つだけの狭い店。
しかも団体で座れるのは中央の2テーブルだけなので注意が必要です。
大勢で行かれるときは、事前予約が不可欠なお店ですね。

冒頭の写真は、名物のタットリタン(鶏と野菜の鍋)。
すでに煮込まれた状態で、テーブルに運ばれてきますが、
さらにぐつぐつと煮込んで食べるとうまみが増します。
煮込まれて、煮汁にとろみが出てくる頃がいい感じです。

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そして鶏をもう1羽。旧名物のフライドチキンですね。
オープン当初は、注文しても時間がかかると断られていたのですが、
この日は、気持ちよく快諾して頂き、久しぶりにこの店で対面。
これに辛い薬味ダレをかけると、ヤンニョムチキンになります。

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チャプチェ(春雨炒め)やチヂミなども注文。
チヂミは桜エビをたっぷり入れた珍しい一品なのですが、
うっかりしたことに、その写真がありませんね。

途中参加の方を迎えていたり、某岐阜チームからの電話があったり。
バタバタしていたので、どうやら撮り逃しの料理があるようです。
岐阜チームは宴会の最中で、ずいぶん盛り上がっていたみたいですね。
こちらも宴会中でしたが、会話内容から判断するに岐阜が一枚上手。

「八田くん、キミを宇宙怪物6号に認定したから!」

なんだかよくわかりませんが、たぶん楽しかったのでしょう。
いずれまた岐阜のほうにも遊びに行きたいですね。

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ふと見れば、隣の店から出前までやってきていました。
「チャムナム家」の隣は、スンデ(腸詰)の名店「スンデ家」。
界隈でこのスンデを手作りしているのはここと「千里香」くらい。
「千里香」は延辺式、「スンデ家」は韓国式と多少違いがあります。

以前はよく「スンデ家」から出前をとって食べていました。
新しい店になってからは、これが初めてですね。
このサービスが生きていたのは、本当に嬉しい限りです。

飲食店で食べながら、別の店の料理も食べたいということなので、
基本的には失礼な話なのですが、韓国料理店では可能だったりします。
いつぞやは別の店からチャジャンミョン(炸醤麺)を頼んだことも。
店の人の許可は取りましたが、本当にワガママなことをしました。

久しぶりに食べる「スンデ家」のスンデはやはり美味。
奥にちらっと見えている粗塩につけて食べます。

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サービスで出して頂いたのは、これまた名物のケランチム
韓国式の茶碗蒸しともいった料理ですが、鍋でぐつぐつ煮立てます。
鍋からはみ出る、このこんもり具合が実に見事ですね。
ふわふわした食感と、卵とダシ汁の柔らかな味わいが素晴らしいです。

といった感じの料理を楽しんでいると、いつの間にか終電過ぎ。
腰を据えて飲むことが決まり、2次会へと移動しました。

店名:チャムナム家(ちゃむなむちぷ)
住所:東京都新宿区百人町1-3-3サンライズ新宿1C
電話:03-3205-9233
営業:11:30~翌0:30
定休:なし

<過去の関連日記>
(04月14日)新大久保「チャムナム家」でタットリタン。
(04月19日)新大久保「チャムナム家」でタットリタン。
(04月20日)新大久保「チャムナム家」でキムチチゲ。
(10月12日)新大久保「チャムナム家」でテンジャンチゲ。
(12月06日)新大久保「チャムナム家」でユッケジャン。
▲(2006年)
▼(2007年)
(01月15日)新大久保「チャムナム家」でユッケジャン。
(02月04日)新大久保「チャムナム家」でまかないごはん。
(05月19日)新大久保「チャムナム家」でタットリタン&スユク。
2007.05.25.Fri 15:43 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(3)
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先日の「ニュース&情報」でオープンだけお知らせした、
韓国式ウナギ専門店「マニマニ」に、早速足を運んで来ました。
この日は大分から来るお客さんが新大久保でお迎えする予定でしたが、
約束時間が9時と遅かったので、その前に0次会を開催。
参加者の一部が集って、新店開拓へと向かいました。

明治通り沿いなので、場所がちょっとわかりにくいかもですね。
職安通りから明治通りへと入り、「サンルート東新宿」の斜め向かい。
かつて「大邱家新宿店」のあった場所で、新しくオープンしました。
オープン日が5月14日なので、まだ出来て間もないお店です。

それにしても、その前にあった「大邱家新宿店」は閉店なんですね。
昨年5月に「大邱家東新宿店」に行ったとき少し聞いたのですが、
新宿店が本店で、地下鉄工事に伴い改装中とのことでした。
麻布十番にも支店がありますし、本店を残す理由がなくなったのかも。
麻布十番店、東新宿店のほうが場所もよく広いですからね。

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オープン当初とあって、「マニマニ」にはお祝いの花がたくさん。
ちょうど金曜日の夜だったので、お客さんの入りもなかなかでした。
テーブル半分、座敷半分で40人ほどは入りそうですが、
この日は座敷席が家族連れなどで、いっぱいに埋まっておりました。
新大久保では初となる韓国式ウナギ専門店。出足は好調のようです。

ウナギは白焼きの状態で出てきたものを、さらに炭火で焼きます。
テーブルの上で表面をカリッと焼いたら、店員さんがハサミでカット。
1人前が1匹で、だいたい8切れくらいにカットしてもらえます。

サイズによって「上」と「特上」に分かれており、写真は特上。
本当は「上」を頼んだのですが、「特上」が出てきてしまいました。
値段は「上」にして頂いたので我々としては大喜びでしたが、
まだオープン当初とあって、接客は多少バタバタしているようです。
このあたりはどこもそうなので、そのうち落ち着いてくるでしょう。

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食べ方はシンプルに塩と、ヤンニョム(薬味ダレ)の2種類。
サンチュ、エゴマの葉などの葉野菜で包んで食べてもかまいません。
薄切りにした大根の酢漬けと一緒に包むと味が爽やかになります。

炭火によって外側がカリッと焼け、内側の身はアツアツのとろとろ。
塩もいいですが、辛いヤンニョムにつけて食べると韓国的で美味です。

なお、最初からヤンニョムで味付けたヤンニョムグイはないので、
韓国式の赤いウナギを食べたい方は、カットしてもらった後に、
自分でヤンニョムにつけて焼き直すと、よく似た雰囲気になります。

また、ウナギは単品での注文はなく、葉野菜などとのセットのみ。
追加注文からはウナギ単品でもよいかと思ったのですが、
葉野菜などを含めてのセットだけしか注文できないとのことでした。
値段の記憶がやや曖昧ですが、上が2900円、特上3500円前後。
やや高めの設定なので、他料理との組み合わせがよさそうですね。

他にも牛焼肉、豚焼肉などの焼肉メニューに加え、
鉄板でのナクチボックム(テナガダコ炒め)などがありました。

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サイドメニューで秀逸だったのが、こちらの骨せんべい。
こういう料理があるのはウナギ専門店らしくていいですね。
サクサクの歯触りで、思わず手が止まらなくなりました。

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ヘムルチヂミ(海鮮チヂミ)のサイズにも驚きましたね。
卵焼きと見間違うばかりの分厚さでボリュームたっぷり。
思わず「座布団チヂミ」というネーミングが頭に浮かびました。

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オープン直後ということで、デザートをサービスで頂きました。
グレープフルーツを食べたのは、ずいぶん久しぶりだった気がします。

というあたりで約束時間の9時が近づいてきました。
会場を「1次会!」に移し、ここから怒涛の朝まで宴会が始まります。

店名:マニマニ
住所:東京都新宿区大久保1-3-22ヴァンヴェール新宿1階
電話:03-3205-2705
営業:11:30~23:00
定休:なし
2007.05.25.Fri 09:13 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
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1次会「Korean Organic nabi」でタッカンマリ(鶏1羽鍋)を食べ、
2次会「てじまぅる新宿店」でマッコルリをグビグビ飲み、
それでもまだ飲み足りない、という面子が集って3次会に行きました。
夜の遅い時間でも大丈夫! という24時間営業の「韓流」です。

さすがにおなかいっぱいですが、どーんと鍋ひとつを注文。
マッコルリでいい感じに酩酊した胃袋を、辛いスープで刺激します。

「韓流」といえば豚カルビと白菜キムチを鍋で煮込んだ、
キムチカルビチム」という料理が有名ですが、さすがにそれは無理。
通常のキムチチゲ(キムチ鍋)を2人前、一緒盛りにして頂きました。
最後まで残ったのは4人なので、それでもやや多いですけどね。

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韓国ではキムチチゲとセット扱いのケランマリ(卵焼き)。
どーんと分厚い、迫力の塊が登場しました。
キムチチゲの酸味と、ケランマリの穏やかな味わいがよく合います。

食べる前はおなかいっぱいだ、なんだといいつつも、
最後のシメとして食べるキムチチゲはやっぱりうまいですよね。
特に「韓流」のキムチは酸味がいい感じにまわっていて好みです。
弾けんばかりのおなかになって、長い夜が終了となりました。

でも、この話がさらにさらに続いたり。

この日韓国料理ばかり3軒ハシゴした僕を含む3人が、
翌日は、4軒ハシゴをしているのだから笑うに笑えません。

店名:韓流
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-20-11玉野ビル1階
電話:03-3207-0983
営業:24時間
定休:第2、4日曜日

<過去の関連日記>
(09月08日)新大久保「韓流」で鶏カルグクス鍋。
(09月22日)新大久保「韓流」で鶏カルグクス鍋&チヂミ2種。
(10月02日)新大久保「韓流」金社長からのお誘い。
(10月06日)新大久保「韓流」で秋夕料理&キムチカルビチム。
(10月07日)新大久保「韓流」金社長からのお誘い(2)。
(10月13日)新大久保「韓流」でコプチャンジョンゴル。
(10月24日)新大久保「韓流」でポッサム&キムチカルビチム。
(12月13日)新大久保「韓流」でカムジャタン。
▲(2006年)
▼(2007年)
(01月19日)新大久保「韓流」でフィルムぶち切れ2次会。
(02月09日)新大久保「韓流」でサンマキムチ鍋。
2007.05.24.Thu 12:23 | 韓食日記 | trackback(1) | comment(0)
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いつもの新大久保最新情報です。
前回の記事を出したばかりですが、抜けが多かったので紹介します。

●「新宿飯店」がオープン
区役所通りと大久保通りがぶつかるあたりの近く。
「豚々別天地」があったところに韓国式中華料理店ができました。
これで歌舞伎町を含む界隈の韓国式中華料理を出す店は、

ジャジャンハウス
新宿飯店(職安通り)
・新宿飯店(区役所通り)
ソムンナン飯店
北京
龍門

の6店舗となりました。
職安通りの「新宿飯店」と同じ店名なので、
もしかしたら系列店なのかもしれません。
近いうちに足を運んで、確認してみたいと思います。

店名:新宿飯店
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-18-6日光ビル1階
電話:03-3207-3708

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●「ファンソ」がオープン
新大久保駅から、高田馬場方面に向かう線路際の路地。
「韓友家」に向かう道の入口近くにオープンしています。
「ファンソ=黄牛」という名前からもわかるように、
牛焼肉を専門とする店のようです。

店名:ファンソ
住所:東京都新宿区百人町2-10-8
電話:03-3369-2911

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●「ガイアショッピングモール」が閉店
4月30日で閉店との貼り紙が出ておりました。
店頭に出ていた屋台も、なくなってしまったみたいです。
トーストが美味しかっただけに残念です。

店名:ガイアショッピングモール
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-18-5
電話:03-3232-3535


今年に入ってからの閉店情報はコチラにまとめてあります。
2006年の閉店情報はコチラです。
2007.05.24.Thu 12:01 | ニュース&情報 | trackback(0) | comment(0)
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1軒目の「Korean Organic nabi」を出て電車で移動。
新宿の西口へ出て、「てじまぅる新宿店」にやってきました。
30種類以上のマッコルリを揃える、都内唯一の専門バーです。
2次会には最適なのですが、最近はとにかく常時満員。
きちんと予約をしておかないと、なだれ込むのにも一苦労です。

特にこの日は2次会でさらに人が増えて11人の大所帯。
テーブル席はマックス16名分ほどなので、その4分の3を独占。
きちんと予約をしておいて、大正解という2次会開始でした。

とりあえず乾杯用のビールを飲んで、ほどなくマッコルリへ移動。
この日は以前飲んで気に入った「山城マッコリ」がなかったので、
似た感じの「安城マッコリ」と甘味系の「オコゲマッコリ」を注文。
個人的には「安城マッコリ」のようなバランス系が好きなのですが、
全体的には甘味の強い「オコゲマッコリ」のほうが人気でしたね。
「オコゲマッコリ」、「黒豆マッコリ」はいまや定番の人気商品です。

1次会で鍋まで食べていますが、料理も当然のごとくずらりと注文。
冒頭の写真は、最近のお気に入り「韓国風カナッペ」です。
韓国海苔でクリームチーズ、チャンジャ、リンゴを包んで食べます。

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オープン当初からの人気メニュー。
「平牧三元豚ジューシー角煮」はとろとろの脂がたまりません。
石鍋に盛られて出てくるので、最後の最後までアツアツとろとろ。
店員さんがスプーンで突き崩し、食べやすい状態にしてくれます。

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サラダ的な軽いものを、と店長さんに聞いてみたところ、
こちらの「ヌティバランのサム」をおすすめして頂きました。
葉野菜でツブ貝、豚肉の和え物を包んで食べる料理です。
写真中央がツブ貝の和え物、右が豚肉の和え物、奥が葉野菜。

料理名の「ヌティバラン」の意味をオープン当初に聞いたはずですが、
すっかり忘れており、いま調べてもよくわからないですね。
酔っ払いながら、自分でも解説していたはずですが……むむむ。
今度行ったときにでも、もう1度聞いてきたいと思います。

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ツブ貝や豚肉を乗せ、アミの塩辛とともに包んで食べます。
葉野菜の瑞々しさがあるので、確かにサラダ感覚で食べられますね。

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タイトルにつけたテンジャンチヂミ(味噌チヂミ)は新商品。
以前来たときに、試作品として頂いたことがありましたね。
生地の中に味噌を練り込んで味付けたというのが特徴です。

通常は薬味醤油で食べますが、味噌のおかげでどことなく郷愁が。
普段食べているチヂミとは、また違った味わいがありました。

といったあたりで2次会は終了。

いったんは解散したのですが、まだ物足りない面子が集って3次会へ。
次の記事へと続きます。

店名:てじまぅる新宿店
住所:東京都新宿区西新宿7-10-10西村ビル地下1階
電話:03-5348-5535
営業:17:00~24:00(月~土)、17:00~23:00(日・祝)
定休:なし
http://www.tejimaul.com/

<過去の関連日記>
(05月06日)西新宿「てじまぅる新宿店」で角煮ほか。
(06月20日)西新宿「てじまぅる新宿店」で三元豚尽くし。
(07月17日)西新宿「てじまぅる新宿店」で桃園豚尽くし。
(10月28日)西新宿「てじまぅる新宿店」でマッコルリ三昧。
(11月29日)西新宿「てじまぅる新宿店」でマッコルリ飲み比べ(前編)。
(11月30日)西新宿「てじまぅる新宿店」でマッコルリ飲み比べ(後編)。
▲(2006年)
▼(2007年)
(01月17日)西新宿「てじまぅる新宿店」でホルモンチゲ。
(02月07日)西新宿「てじまぅる新宿店」で特製豚野菜炒め。
(03月13日)西新宿「てじまぅる新宿店」で麹醇堂の米夢。
(03月25日)西新宿「てじまぅる新宿店」で3/6次会。
2007.05.23.Wed 13:12 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
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つい先日、お邪魔したばかりのコチラのお店。
6月1日で、いよいよ3周年を迎えるとのことです。
駅から離れた、いわば隠れ家的な立地にあるお店なのですが、
そんな場所のマイナスが、むしろプラスに感じられるのが不思議です。
ライトを落とし、落ち着いた雰囲気で食べる新感覚の韓国料理。
ユニークな視点から工夫された、創作系韓国料理が自慢のお店です。

この日は、韓国好き9人が集まってのミニオフ会。
6時半から7時の間に集合とのことで、7時ちょい過ぎに行ったら、
はやくも大半の人が、6時半の段階から集合されていました。
韓国にはコリアンタイム(遅刻が常識)という文化があるはずなのに、
最近、それを実践していると、確実に顰蹙を買うことが多いです。

席についてテーブルを見ると料理もすでに出され始めており、
最初に出てきたキムチ盛り合わせとチヂミは写真を撮り逃しました。
冒頭の写真は、「豆腐とアボカドと長芋のキムチ和え」。
サラダ風のさっぱりした味わいで、なかなかに好評でした。

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続いて、ナスとキノコを具に加えたトッポッキ(餅炒め)。
いわゆる宮中式の味付けで、コチュジャンではなく醤油ベースです。
つい先日も、師匠宅で春キャベツのトッポッキを頂きましたが、
醤油味にすると、野菜との相性が格段によくなる料理です。
具に餅が入って食感に面白みが生まれた野菜炒めという感覚でしょう。
店によって、いろいろなアレンジが期待できそうな料理ですね。

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白髪ネギでちょっと見にくいですがヤンニョムチキン。
ピリ辛ソースのフライドチキンですが、ここのは鶏が柔らかく、
ソースもやや甘めで、辛さが抑えられているのが特徴です。

で、それとは対照的に……。

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チーズがかかってマイルドそうなのに激辛なのがこちら。
前回も頂いた、チーズプルタク(激辛味の鶏焼き)です。
激辛が好きならこちら、辛さ控えめが好きならヤンニョムチキン。
そんなメニュー選択ができるかと思います。

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ただし、辛党にも非辛党にも頼んで頂きたいのはこちら。
「Korean Organic nabi」における看板料理のひとつ。
丸鶏をそのまま煮込んだタッカンマリ(鶏1羽鍋)です。

写真ではホウレンソウがたっぷり乗っているのでわかりにくいですが、
韓国で食べるタッカンマリよりもスープが濃厚で白濁しています。
水炊き風ではなく、タッコムタン(鶏スープ)に沈めたような印象。
鶏そのものもハサミがいらないほど柔らかいのが驚きです。

鶏肉は醤油、酢、カラシを混ぜたタレにつけて食べますが、
そこにタデギ(唐辛子ペースト)を少量加えると味が引き立ちます。
最後はウドンを入れてシメるのが定番なのですが……。

この日はこの後、2次会の予定があったためタイムリミットで断念。
結果的に3軒ハシゴとなったこの日の記事は、次回へと続きます。

店名:Korean Organic nabi(こりあんおーがにっくなび)
住所:東京都渋谷区神宮前2-31-20アコルデ神宮前地下1階
電話:03-5771-0071
営業:11:30~翌1:00(月~土)、18:00~24:00(日・祝)
定休:なし
http://www.nabi-tokyo.com/

<過去の関連日記>
(01月15日)原宿のnabiでタッカンマリ。
(11月08日)神宮前「Korean Organic nabi」でタッカンマリ。
▲(2006年)
▼(2007年)
(05月16日)神宮前「Korean Organic nabi」で第2回頂上会談。
2007.05.22.Tue 17:47 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(4)
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新大久保にまた目立った動きが出ています。
踏査に出た日が夜なので、写真が暗いのはご容赦ください。

●「ノルブはんありカルビ大久保店」がオープン
前回の記事でオープン予定という情報を提供しました。
5月25日にプレオープン、29日にプレス内覧会を行い、
5月30日にグランドオープンということになったようです。
これまでに札幌、米子、心斎橋、上野、伊丹と5店舗がオープン。
この大久保店が6店舗目の系列店になるようです。

店名:ノルブはんありカルビ新大久保店
住所:東京都新宿区大久保1-16-29
電話:03-3207-2866

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●「ホルモン倶楽部大久保道場」がオープン
こちらも前にあった「」の閉店として情報を出しました。
六本木に本店があるこのお店。5月21日のオープンです。

店名:ホルモン倶楽部大久保道場
住所:東京都新宿区大久保1-12-10
電話:03-3209-0831
http://www.horumonclub.com/

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●「シナブロ」がオープン
職安通り沿い、旧「柳屋」の場所でオープンしていました。
詳細な日程はわかりませんが、4月頃のオープンだったと思います。
プデチゲ、タッカルビなどの家庭料理がメインの店のようです。

店名:シナブロ
住所:東京都新宿区大久保1-11-1朝日ビル2階
電話:03-5272-6690

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●「新羅餅菓」がオープン
「鍾路餅家」、「楽園餅家」に続く界隈3店舗目の伝統餅店です。
スーパーと飲食店が合体した「チング」のそばにあります。

店名:新羅餅果(しんらびょんが)
住所:東京都新宿区大久保1-7-24林マンション1階
電話:03-5155-2690

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●「マニマニ」がオープン
新大久保では初となる韓国式ウナギ焼きの専門店です。
コムジャンオ(ヌタウナギ)の店は「クイクイ」がありますが、
ウナギを焼くというのは、界隈でも珍しいと思います。
5月14日のオープンだそうです。

店名:マニマニ
住所:東京都新宿区大久保1-3-22ヴァンヴェール新宿1階
電話:03-3205-2705

●「味楽園」がオープン。
大久保通り沿い。旧「東天光」の後にオープンしました。
焼肉を中心とした家庭料理店の模様です。

店名:味楽園(あじらくえん)
住所:東京都新宿区大久保2-7-5共栄ビル1階
電話:03-3200-1138

●閉店情報まとめ
以上の情報から以下の店は閉店です。

・道
・柳屋
・東天光

なお今年に入ってからの閉店情報はコチラにまとめてあります。
2006年の閉店情報はコチラです。
2007.05.21.Mon 17:35 | ニュース&情報 | trackback(0) | comment(0)
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若者の町、池袋西口に韓国の伝統茶専門店が誕生。
それはまた珍しいところに出来たな、と足を運んでみました。
オープンしたのは昨年末。「韓流大好き!」という、
携帯コンテンツを配信している会社が母体になっているようです。

そういった背景があるため、店内は「韓流」の雰囲気で統一。
大型モニターには韓国ドラマが流れ、グッズなども展示してあります。
韓流関連のムック本や、小物類、衣装などが飾られていました。
ホールのアルバイトも、イケメン韓国人にこだわったみたいですね。
韓流ファンへのアピールを明確にした店、という印象です。

そんな雰囲気であるため、

「伝統茶を飲みながら原稿仕事でもしようかな」

という気分で出かけた僕は明らかに失敗。
平日だったため、客は僕ひとりしかいなかったのですが、
仕事をするような雰囲気じゃないなと、早々に退散してきました。

冒頭の写真は、韓国では広く親しまれているカリン茶。
カリンの実を砂糖漬けにし、水やお湯で溶いた飲み物です。
ビタミンCが豊富なので、風邪の予防や喉にもよいとか。

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伝統茶にはクッキーのような焼き菓子がついてきました。
手作りのお菓子、というようなことがメニューに書かれていましたね。

ほかにもランチはチャプチェ(春雨炒め)や、
プルコギ(牛焼肉)などのプレートメニューがある模様。
ディナーにはプデチゲ(ハムやソーセージの鍋)もありました。
伝統茶だけでなく、食事としての利用もできるようです。

場所が池袋というのが、立地的にちょっと不思議ですが、
韓流ファンの方なら、楽しめる店ではないかと思います。

店名:韓花房(はんふぁばん)
住所:東京都豊島区西池袋3-29-9池袋C3ビル1、2階
電話:03-6907-9101
営業:11:00~22:30
定休:木曜日
http://www.proaso.co.jp/hanhwaban/
2007.05.20.Sun 16:56 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(9)
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どさっと盛られたナムル。

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ずらり並んだパンチャン(副菜)。

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そして鍋いっぱいのタットリタン(鶏肉と野菜の鍋)。

オーナーは変わりましたが、料理は変わらない「チャムナム家」です。
店が新しくなって、もう1年以上が経過するんですね。
変動の激しい新大久保にいると、1年なんてあっという間です。

赤坂の「ヌルンジ」でおなかいっぱいになったはずですが、
タクシーを飛ばして、ホームタウンの新大久保へ移動。
それでこの鍋を頼むというのは、明らかに食べすぎですね。

ちょうどメンバーが旧「チャムナム家」の常連組だったため、
昔のお父さん、お母さんの話で盛り上がりすぎてしまいました。
ようし、それじゃ2次会は「チャムナム家」に行こうじゃないかと。
新「チャムナム家」にも、全員それぞれに通ってはいましたが、
一同揃って店に伺うのはこれが始めてです。

店のお母さんが、

「あー、あんたたち一緒のグループだったの?」

てな感じで驚いておられました。
確かに、もっと早く一緒に来ればよかったですね。
それまではポルトガル料理店とかで集まっておりました。

久しぶりに一同でつつくタットリタンは以前よりもクリーミー。
レシピは一緒でしょうが、作る人によって微妙に変わりますからね。
辛さが多少マイルドになった気もしますが、全体的には美味です。
旧常連組はどうしても以前の味との比較で食べてしまいますが、
他店で食べるタットリタンに比べれば、やっぱり美味しいです。

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スユク(茹でた牛頬肉)は店長さんのオススメ。
作り置きでなく、生の頬肉を圧力鍋で茹でて出すのが自慢とか。
当然のごとくアツアツの状態でのスユクを食べることができます。
中央のネギと一緒に、酢醤油につけて食べます。

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新しい店になって格段に美味しくなったのはケランチム(卵蒸し)。
新大久保の中でも屈指のフワフワ感を誇る一品です。
これがサービスで出てくるのだから、なんとも贅沢な話。
ここのケランチムを食べると、心底幸せな気分になります。

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カンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)もサービスでした。
こんな高い料理をサービスで頂くのは申し訳ないですけどね。
お母さんと店長さんに感謝をしつつ、満腹を超満腹にしました。

結局、終電間際までこの店でダラダラしていた我々。
まわりのお客さんと交流しつつ、ダラダラできるのはいいですよね。
座敷にテーブル6つという狭さが、この店のいいところです。
昔話に花を咲かせつつ、のんびりさせて頂きました。

店名:チャムナム家(ちゃむなむちぷ)
住所:東京都新宿区百人町1-3-3サンライズ新宿1C
電話:03-3205-9233
営業:11:30~翌0:30
定休:なし

<過去の関連日記>
(04月14日)新大久保「チャムナム家」でタットリタン。
(04月19日)新大久保「チャムナム家」でタットリタン。
(04月20日)新大久保「チャムナム家」でキムチチゲ。
(10月12日)新大久保「チャムナム家」でテンジャンチゲ。
(12月06日)新大久保「チャムナム家」でユッケジャン。
▲(2006年)
▼(2007年)
(01月15日)新大久保「チャムナム家」でユッケジャン。
(02月04日)新大久保「チャムナム家」でまかないごはん。
2007.05.19.Sat 13:58 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(7)
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先月末に初めてきた、赤坂のこちらのお店。
料理、サービス、居心地のいずれもがよかったことに感動し、
早々に2度目の来店を果たしてきました。
メニューの中に、いくつか宿題も残しておりましたからね。
いい店ほど、次はあれを食べよう、というのが残るものです。

まずは冒頭の写真、サムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)を注文しつつ、

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どどーん、と迫力の野菜オンパレード。
サンチュ、エゴマの葉、白菜、キャベツ、大根、ニンジン、キュウリ、
春菊、ニラ、細ネギ、青唐辛子、コンブなどで構成されています。

この野菜類といっしょにごはんと味噌が運ばれてきて、
葉野菜で包んで食べるという料理が、この店名物のサムパプです。

前回はこのサムパプを、肉を食べ終えた後の食事として注文。
それはそれで美味しかったですが、肉と一緒ならさらによかろうと、
今回は最初の注文から、サムパプを持って来てもらいました。
テーブルの上はさすがに大混雑となりましたが、
やっぱりサムパプには肉がちょっとあったほうが美味しいですね。

とりあえず、これで宿題がひとつ解決で、

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もうひとつがメニューで見て、ぜひ食べたかったモドゥムジョン
いわゆるチヂミ類をたくさん大皿に盛り合わせた料理ですが、
ひとつひとつ作るのに手間がかかることから、なかなか見かけません。
韓国では民俗酒店の定番料理ですが、日本では珍しいんですよね。
ずらりと並んだ感じは、なかなかのインパクトがあります。

キムチジョン(キムチのチヂミ)
カムジャジョン(ジャガイモのチジミ)
・ヨングンジョン(蓮根のチヂミ)
・エホバクジョン(カボチャの未熟果のチヂミ)
・ケンニプジョン(エゴマの葉のチヂミ)
・センソンジョン(白身魚のチヂミ)
パジョン(細ネギのチヂミ)
・ポソッジョン(エノキダケのチヂミ)

といったラインナップ。
これでも多少ヌケがありますが、実にバラエティ豊かです。

大皿なのでテーブルの上に置き場がなかったのですが、
写真を撮ったところで店の人が気を利かせ、

「小さなお皿2つに分けてきましょうか?」

と声をかけてくれたのも好印象。
なかなかサービスまでは行き届かない韓国料理店が多い中、
こちらの店は、細かなサービスが徹底されております。

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キムチの盛り合わせなどもつまみつつ、

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シメにはスンドゥブチゲ(柔らかい豆腐のチゲ)を注文。
それまでにサムパプでごはん2人前をたいらげておりましたが、
さらにごはん2人前を追加して食べました。
この日の人数は5人なので、ひとり1杯弱の計算になりますね。

もちろん全体的な量を見れば、普通に食べたという量ですが、
この後、タクシーに乗って新大久保で2次会という胃袋的暴挙。
さらにがっつり食べた2次会の話はまた次回の記事へと続きます。

ちなみに赤坂→新大久保ルートのタクシー代は2000円前後。
何人かで分乗していけば、2次会移動も悪くない距離です。

店名:ヌルンジ
住所:東京都港区赤坂2-13-8赤坂ロイヤルプラザ1階
電話:03-3589-2583
営業:11:30~14:30、17:00~翌5:00(月~金)、17:00~翌5:00(土、日)
定休:なし

<過去の関連日記>
(04月28日)赤坂「ヌルンジ」でサムギョプサル&サムパプ。
2007.05.18.Fri 11:34 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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赤坂にまたひとつ珍しい料理を出す店ができたようです。
韓国にも地方ごとにいろいろな郷土料理がありますが、
その中でもかなりマイナーな部類に入るでしょうね。
ソウルから利川へ向かう途中にある、昆池岩という町の名物。
牛の頭を煮込んで作るソモリクッパプという料理です。

昆池岩というのは朝鮮時代に宿場町として栄えた場所で、
地方からソウルを目指す旅人が、最後の宿としたそうです。
そんな旅人に出した食事がソモリクッパプだったのだとか。
牛の頭を大釜で煮たスープに、ごはんを入れるだけという手軽さが、
大勢の人が行きかう町では、ちょうどよかったのかもしれません。

現在は近郊の利川などに比べると地味な印象の町ですが、
地方へ行く人たちが、ちょっと食事に立ち寄ったりもするそうです。

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ソルロンタンコムタンとよく似た白濁のスープですが、
具に頭部の肉がたっぷり入っているのが特徴です。
ただ、さすがに日本であるせいか、肉は頬肉がほとんどでしたね。
本場で食べると、皮ぎしのゼラチン質な肉がたくさん入っています。
ソモリクッパプよりも、ソルロンタンに近い印象でした。

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スープとともに、壷に入ったキムチが出てきました。
カクトゥギ(大根の角切りキムチ)とペチュキムチ(白菜キムチ)。
ハサミとトングがついてくるので、自分好みの大きさにカットします。
壷から食べたいだけカットするというのは、韓国的なスタイルですね。

看板に「チョンソル」とあったので、「伝説」かと思いましたが、
漢字を確認してみると「青松」と書いてチョンソルでした。
大きく出た名前だなと思っていましたが、「青松」なら逆に風流。
赤坂という雰囲気にも、よく合う名前ではないかと思います。

店名:チョンソル
住所:東京都港区赤坂2-13-8赤坂ロイヤルプラザ102号
電話:03-3586-9910
営業:24時間
定休:なし
2007.05.17.Thu 13:19 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(4)
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昨年8月に「テジ頂上会談」という記事をアップしました。
てじまぅる」の社長と一緒に「Teji Tokyo」を訪れ、
「Teji Tokyo」の社長に迎えて頂いての社長同士頂上会談。
どちらも界隈屈指の豚焼肉店だけに、熱いトークが交わされました。
間をつないだ僕としても、非常に勉強になる1日でした。

そしてそれから約9ヶ月を経て、第2回の頂上会談が実現。
今回は「Teji Tokyo」の社長と「Korean Organic nabi」を訪れ、
「Korean Organic nabi」の社長に迎えて頂きました。
どちらも韓国料理店とは思えないくらいオシャレな店。
いまではずいぶんとオシャレな韓国料理店も増えてきましたが、
その先陣を切った2店舗社長の話はやはりとても面白かったです。

どちらの方も共通するのは豊富な探究心と素早い行動。
次々に生み出される新メニューは、その賜物なのだと感じました。

そんな話を伺いつつ、「Korean Organic nabi」の料理も堪能。

冒頭の写真は季節ごとに変わる旬野菜のナムル。
この日は空豆、フキ、アスパラガスという3種でした。
春らしい食材を使った、意欲的な料理だと思います。

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料理長におすすめして頂いたスモークサムギョプサル
豚バラ肉を桜のチップで軽くスモークした香りのよい料理です。
さまざまな工夫でアレンジされているサムギョプサルですが、
スモークする、という工夫は初めて見た気がします。

奥に見えているのが、「Korean Organic nabi」名物のサム。
たっぷりの葉野菜を用意しておき、他の料理を包んで食べます。

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激辛に味付けた鶏肉を焼き、チーズを乗せたチーズプルタク
下にジャガイモが敷かれており、チーズとともに辛さをなだめます。
最近はプルタクをメニューに並べる店も増えてきましたね。
韓国では2004年の流行料理。日本でも定着の兆しが見えています。

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こちらも季節メニューのひとつ。旬野菜のジョン(衣焼き)。
アスパラガス、インゲン、新タマネギをジョンに仕立てました。

これと一緒に味付け用として、松の実味噌が出されたのですが、
ピーナツバターのような濃いコクと、ほのかな酸味が大変に美味!
ジョンと合うのはもちろん、他の料理とも相性がよかったです。

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以前、ブログのコメント欄にも情報を頂きましたが、
店は映画『プルコギ』のロケ地としても使われたそうです。
それを記念し、プルコギがおすすめメニューにあがっていました。
八千代牛を使ったボリュームたっぷりの石焼きプルコギです。

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こちらは「Teji Tokyo」社長絶賛、地鶏とゴマだれのピビム冷麺
「Korean Organic nabi」は厨房に冷麺の機械を持っており、
蕎麦粉100%という、韓国でも非常に珍しい麺を作っています。
たいていはデンプンでつなぎますが、それをしないので歯触りが独特。
冷麺というよりも、同じ蕎麦粉麺のマッククスに近いかもしれません。

麺の香り、味もよいですが、ゴマだれというのがまたいいですね。
サラダ感覚で食べられる、後口のさっぱりした麺料理です。
韓国の冷麺とは異なりますが、こういう冷麺もアリだと感じました。

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シメのシメには鉄鍋で作る参鶏湯ならぬ参鶏「飯」。
高麗人参やナツメなど、参鶏湯に入る食材を鉄鍋で炊き込みました。
しかも鶏肉は食べやすいようにと骨が抜いてありましたね。
塩を少量振って食べると、鶏肉と高麗人参の味わいが際立ちます。

そしてここからの工夫がまたすごかった。

別に鶏スープと、ワサビなどの薬味が運ばれてきて……。

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お茶漬け風にして食べます。

「Korean Organic nabi」の社長は名古屋のご出身で、
郷土料理のひつまぶしにヒントを得た食べ方だそうです。
鶏スープのダシとワサビ、海苔といった和風の薬味が合いますね。
ひとつの料理で2度、3度美味しいアイデア料理です。

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最後はデザートの盛り合わせ。

「Korean Organic nabi」社長自慢の杏仁豆腐に、
紅茶のブリュレ、イチゴのアイスクリームと3種が並びます。
どれも美味しかったですが、特に杏仁豆腐は絶品。

「これより美味しいと言われて納得できる店は都内にひとつふたつ」

と社長が胸を張る渾身のデザートです。
最後を締めくくる1品として、甘いものが好きな方はぜひ。

ということで、ずいぶんたくさんの料理を頂きました。
7時スタートで、気付いたら11時を回っていましたね。
ずいぶんと長居をしてしまい、申し訳ありませんでした。
おかげでたくさんの貴重な話が聞け、勉強になった1日でした。

店名:Korean Organic nabi(こりあんおーがにっくなび)
住所:東京都渋谷区神宮前2-31-20アコルデ神宮前地下1階
電話:03-5771-0071
営業:11:30~翌1:00(月~土)、18:00~24:00(日・祝)
定休:なし
http://www.nabi-tokyo.com/

<過去の関連日記>
(01月15日)原宿のnabiでタッカンマリ。
(11月08日)神宮前「Korean Organic nabi」でタッカンマリ。
2007.05.16.Wed 19:44 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(5)
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地元の巣鴨で先日開拓したこちらのお店。
ひとりでふらっと入れる気軽さから、また訪れてみました。
なかなか韓国料理をひとりで、って難しいですからね。
ありがたいお店ができた、と今後重宝しそうです。

冒頭の写真、コドゥンオチョリム(サバの煮物)と、
奥にちらっと見えている牛スジの煮込みがお通しです。

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店に入って最初の1杯と同時に出てくるのがこちら。
翌日の2日酔いを大幅に軽減するウコンです。
ドリンク状のものと、錠剤とを両方頂いて飲む前の内臓強化。
普段から飲んだくれている身としては実に嬉しいサービスです。

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この日はオジンオボックム(イカ炒め)など頼んでみました。
ひとりなのと、その前に少し食べていたので軽めの料理として注文。
プリプリのイカをつまみながら……。

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ボトルも入れちゃいました。

韓国の焼酎といえば、2合の飲み切りサイズが一般的ですが、
この店はひとりで来る客が多く、ボトル派のほうが多いようですね。
場所柄からも、韓国料理を目指して食べに来る店ではなく、
韓国料理も食べられる行きつけの店という感じなのでしょう。
雰囲気もアットホームで、居心地のよいお店です。

「お名前、八田氏でいいですか?」

と聞かれたように、素性は伝えてありますが、
韓国料理店でありつつも、仕事とは少し離れて楽しんでいます。
ボトルも入れて、通う気まんまんのお店です。

店名:家庭料理まどか
住所:東京都豊島区巣鴨4-24-4
電話:調査中
営業:18:00~翌5:00
定休:日曜日(6月以降)

<過去の関連日記>
(05月10日)巣鴨「家庭料理まどか」でチヂミ&豆腐キムチ。
2007.05.15.Tue 15:23 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
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伝統茶の飲める店を少しずつ探索しています。
この日は西麻布にある「三丁目カフェスーペ」に行ってみました。
雑誌「Suッkara」を出版するアートンが経営する店です。
以前は麻布「文家」の羅順子さんが料理の監修をされていましたが、
いまは佐々木直子さんが、変わって担当されているようです。

佐々木直子さんといえば、韓国料理研究家として非常に有名な方。
韓国食文化研究の大家、鄭大聲先生と共著で翻訳本を出されています。
中でももっとも有名な1冊が『韓国料理文化史』でしょう。
韓国の李盛雨先生が書かれた本を、日本語に訳してあるのですが、
韓国料理、韓国食材の歴史を実に詳しく紹介してあります。

僕の場合は常に手の届く範囲に置いておき、疑問があると調べます。
うちにある韓国料理関連本の中でも、特に重宝している1冊です。

冒頭の写真は菊花茶(クッカチャ)を注文しました。

メニューには多くの伝統茶が並んでいるのですが、
その横に効能が記されているので、それを参考に選べます。
菊花茶を選んだのは眼精疲労によいとの理由から。
僕の場合は長時間パソコンの前に張り付く仕事なので、
どうしても目は疲れがちになるうえ、この日は徹夜明けでした。

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一緒にナツメアイスクリームも注文。
最初はオミジャゼリーを食べようと思って頼んだのですが、
午後の遅い時間だったせいか、売り切れでした。

砂糖漬けになったナツメがバニラアイスに混ぜ込まれ、
サクサクとした歯触りと、さらなる甘さをプラスしています。
どことなくラムレーズンを思わせる味わいですかね。
ナツメの甘さが加わって、やや強い甘さのアイスクリームでしたが、
徹夜明けの疲れた身体には、そのくらいが嬉しかったです。

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トッピングにはミント、生クリーム、そして型抜きしたリンゴ。
この写真ではわかりにくいですが、スペードの形でした。

僕が行ったのはちょうどランチの終わる時間帯でしたが、
昼時はプルコギビビンバなどの料理が食べられるようです。
今度はお茶だけでなく、料理も味わってみたいですね。
伝統酒をはじめとしたアルコール類も販売していました。

店名:三丁目カフェスーペ
住所:東京都港区西麻布3-1-14六本木フォレストビル1、2階
電話:03-3408-5607
営業:11:30~翌2:00
定休:日曜日
http://www.artone.co.jp/souper/
2007.05.15.Tue 15:22 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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早朝から築地で通訳兼ガイドの仕事があった日。
2時間ほどでお役ご免となったので、昼食は麻布にやってきました。
大江戸線に乗って赤羽橋駅下車、徒歩5分少々。
3月にオープンしたばかりの「元祖平壌冷麺屋」です。

先日、初めて来てその美味しさに感動。
次回来たら他のメニューも試してみようと思っていました。
冒頭の写真、2種類ある冷麺のひとつピビン麺です。

ピビン麺は通常の冷麺と違い、スープがなく辛い薬味ダレで食べます。
韓国では麺の上にかかった薬味ダレを自分で混ぜる店が多いですが、
こちらのピビン麺は、しっかり馴染ませた状態で出てきました。

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麺は通常の冷麺と同じ。注文後に生地を練るので作りたてです。
具には柔らかな茹で豚、塩気のきいた白菜、キュウリ、そしてゆで卵。
薬味として刻みネギ、白ゴマ、粉唐辛子が振られています。
具、薬味として加えられる面々は、通常の冷麺と同じですね。

蕎麦粉の芯だけを使った真っ白な麺がこの店の自慢なので、
辛い薬味ダレだと、蕎麦の風味が消えるのではと心配でしたが……。
明らかに杞憂でしたね。ほどよい太さがあるので負けません。
薬味ダレの辛さと甘さのバランスも非常にいい感じ。美味です。

終盤になると多少舌もヒリヒリしてきますが、

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一緒に出される、冷たいスープが辛さを癒してくれます。
冷麺のスープになるムルギムチ(水キムチ)の汁だと思いますが、
酸味が強いので、辛さに慣れた舌をさっぱりさせてくれます。
同様に具のゆで卵も、辛さをなだめるのに効果があります。

最後に残る麺類は、温かいスープで食べる温麺だけですね。
近くに座っていた方が食べていましたが、こちらもまた美味しそう。
次の機会に、また試してみたいと思います。

なお、定休日ですが月曜日に決定したとのこと。
行かれる方は、ご注意ください。

店名:元祖平壌冷麺屋
住所:東京都港区東麻布2-5-1
電話:03-3505-8301
営業:11:30~15:00、17:00~20:00
定休:月曜日

<過去の関連日記>
(04月12日)東麻布「元祖平壌冷麺屋」で平壌冷麺。
2007.05.14.Mon 14:09 | 韓食日記 | trackback(1) | comment(4)
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歌舞伎町「Teji Tokyo」名物、ミニトマトのキムチ。
外側はカクトゥギ(大根の角切りキムチ)風の味付けですが、
噛むと中から瑞々しいトマト果汁がぴゅっと飛び出してきます。
「Teji Tokyo」ではぜひとも注文して欲しい一品……。

ってのは大嘘なんですね。

1軒目の「大長今」を出て、そのまま湯島で2軒目。
焼酎がずらりと並ぶ、コチラの店へと流れていきました。
300種類の焼酎と創作料理、手打ち蕎麦が自慢の店だそうです。
ちなみに冒頭の写真はミニトマトの甘酢漬けです。

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カウンターの前には焼酎の1升ビンが棚中にずらり。
プレミアがつくような有名な銘柄もちらほらと見えました。

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この店でだいぶ焼酎を飲んだので、料理の記憶が曖昧です。
メニューを見る限り、クリームチーズの酒盗和えではないかと。
こまごまとした料理をいくつか頼み、焼酎をクイクイと飲みました。

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シメはやっぱり手打ち蕎麦。
店内には蕎麦打ちのブースも用意されています。
目の前で打ってもらえるのはいいですね。

と、いいつつ実はここからが記事の本番。
タイトルにある「Funny House Orange」は新大久保の店。
湯島を出て、新宿で飲み直そうと思ったのですが、
目当ての店が開いておらず、結局慣れた新大久保に流れました。

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大久保通り沿いに位置する韓国パブ。
閉店間際の時間だったので、ヨーグルト焼酎だけ頂きました。
柿の種をつまみにしつつ、ちびちびと飲みます。

店に入ろうとしたら、ちょうど店員さんが「クルトギ」を読んでおり、

「それ僕です」
「えー、似ているけど嘘でしょ!?」
「いえいえ本当です(表紙と同じポーズをとる)」
「えー、本当?」

という信じてもらえない楽しさもあったり。
最後は信じてもらいましたが、酔っていただけに楽しかったです。
ていうか、酔ってなきゃ自分からそんなこと言いませんよね。
後から考えると恥ずかしい話ですが、有名人気分に浸った夜でした。

店名:Funny House Orange
住所:東京都新宿区大久保2-32-33リスボンビル4階
電話:03-3208-1303
営業:17:00~翌5:00
定休:なし
2007.05.13.Sun 17:24 | 韓食日記 | trackback(1) | comment(6)
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つい2週間前にも見たこの巨大な肉塊。

その衝撃的なビジュアルにひかれ、すぐまた行ってしまいました。
粗焼きした豚のスペアリブを、鉄板の上で削ぐようにカット。
骨まわりの肉をたっぷりと楽しめる豚焼肉です。

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軍手と調理用の手袋をはめて、骨ごと手づかみで食べるのが作法。

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脇にはピザ用チーズと生クリームを熱する簡易コンロ。
こんがり焼けた豚肉をつけて、チーズフォンデュのように食べます。

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こちらも前回食べたナムルの盛り合わせ。
済州島から直送される山菜を2種類使用しています。
手前のチュィナムル(シラヤマギク)とその次のコサリ(ワラビ)。
その奥には豆モヤシとホウレンソウは日本産とのこと。

これらの定番メニューで胃を落ち着かせつつ、
未食のメニューから、気になったものをチョイス。

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塩サバとごはんをゆがいたキャベツで包んで食べる料理。
サバのサムパプというのは、なかなか珍しいかと思います。

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脂の乗ったサバとごはんの相性はよくて当たり前。
そこに野菜が加わることで、さっぱりとした味わいになります。
味噌で味を調え、大口開けてガブリるのが魅力の料理。
肉を包んで食べるのとは、また違った美味しさがあります。

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1人前だけコプチャングイ(ホルモン焼き)も注文してみました。
韓国ではよく見る、切らない状態で焼き始めるスタイル。
適当に焼けたら、ハサミで食べやすい大きさにカットします。
具にはジャガイモ、タマネギ、マッシュルームなども入っています。

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大根おろしの入ったタレで食べるようになっていますが、
それだけだとやや飽きるので、塩を入れたゴマ油をもらいました。
シンプルにゴマ油で食べるほうが好みですね。

前回、食べ逃した料理をとりあえず2つだけですが制覇。
あと気になるのが「韓国式トンカツ」ですかねぇ。
韓国でよく見る、薄いペラペラのが出てくるのでしょうか。

店名:大長今(てじゃんぐむ)
住所:東京都文京区湯島3-37-11TSツインビル1階
電話:03-3835-1290
営業:17:00~翌4:00
定休:日曜日、祝日
http://www.dejanggum.jp/

<過去の関連日記>
(04月26日)湯島「大長今」でチーズフォンデュ付き豚のスペアリブ。
2007.05.12.Sat 16:27 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
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新大久保が誇るサムゲタン専門店。
サムゲタン以外はチヂミしかないという筋金入りの専門店です。
ブログの過去記事を見ると去年の夏以来ですが、
実は取材などで、けっこうお邪魔していたりします。
これから夏に向けて、ますます通う回数が増えそうですけどね。

1人前2500円というお得価格が嬉しいお店でしたが、
主材料である鶏の価格が高騰しており、やむなく値上げだそうです。

「そうですかぁ、それも仕方ないですよね」

という話を社長としていたのですが、
なんとか300円の値上げで抑え、2800円とした模様です。
ランチで1000円のパンゲタン(半サイズ)を出す店もありますが、
都内でまともなサムゲタンを食べるとなると3~4000円は標準。
元が高級料理だけに、この値段ならまだお得ではないかと思います。
漢方食材など、そもそもの値段が高いですもんね。

などという話をしながら、サムゲタンに突撃。
なお、奥に手が見えているのが、「高麗参鶏湯」の社長です。
こちらの店では、鶏肉を突き崩してから食べるのが正式なので、
僕が写真を撮るのを待ってくれているところです。

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そのサムゲタンがこんな状態になり……。

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その後、こうなるまでを詳細に写真撮影。
その一部始終と自分なりの盛り上がりをメルマガに書きました。
サムゲタンの新たな魅力を提唱する極私的な試み。
ホームページを更新したら、リンクを貼りたいと思います。

店名:高麗参鶏湯(こうらいさむげたん)
住所:東京都新宿区大久保2-32-3リスボンビル2階
電話:03-3207-3323
営業:12:00~24:00
定休:なし
http://www.samgetang.co.jp/

<過去の関連日記>
(07月20日)新大久保「高麗参鶏湯」でサムゲタン。
(08月20日)新大久保「高麗参鶏湯」でサムゲタン。
2007.05.11.Fri 11:48 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
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板橋区在住の僕は主に巣鴨を乗り換え駅として使っています。
その巣鴨に韓国料理店が出来たと聞いて、早速行ってみました。
5月1日にオープンしたばかりの「家庭料理まどか」です。
巣鴨地蔵通り商店街の中ほど、とげぬき地蔵のちょっと先あたり。
郵便局の角を曲がったところと言えば地元民にはわかるでしょうね。
駅からはちょっとありますが、地元的には馴染み深い場所です。

外からの見た目はちょっとしたスナックか小料理店風。
看板も「家庭料理」なので、知らないと入れない店でしょう。
まさか、こんなところに韓国料理店が、という場所でした。

中はカウンター席が10席ほどに、小さな座敷がひとつ。
近所の人が1人、2人でやって来ているという感じでしたね。
僕も1人だったので、カウンターの奥のほうに腰掛けます。
ちょうど目の前で、店のお母さんが料理をしている場所でした。

注文したのは冒頭の写真、豆腐キムチ……だったかな。
正しい料理名はよく覚えておりませんが、水気を切った豆腐の上に、
炒めた豚キムチが乗った料理です……だったと思います。
実はこの前にだいぶ飲んでいたので、記憶が曖昧なんですよね。

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野菜たっぷりのチヂミなどを頂きつつ、

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なんだかたくさんの小鉢類を出して頂きました。
オープン当初でサービスという意味もあるのでしょうね。
岩海苔、茎ワカメのナムル、イカの和え物、スルメのキムチ。
ずいぶんと気前よくサービスして頂いた印象です。

これらの料理をつまみつつ、いろいろな話を聞かせて頂きました。
この店を切り盛りするのは、調理担当のお母さんと娘さん。
そして手伝いということで釜山からお母さんの妹さんも来ています。
その3人で料理、接客を担当するのですが、とにかくみんな賑やか。
1人でこっそり飲むつもりが、ずいぶん楽しく飲ませて頂きました。

夜遅い時間になると、店の人たちも飲み始めてしまうので、
店の雰囲気がいい感じにくだけてくるあたりも楽しいですね。

韓国料理店にもかかわらず、なぜかハンバーグを作って出していたり、
韓国料理メニューの値段が軒並み500円前後と妙に安かったり。
いわゆる韓国料理店とは一線を画す、家庭的な雰囲気がありました。
韓国料理の好きな人がわざわざ行くような店ではありませんが、
地元の人にとってはふらっと立ち寄れるいい店だと思います。

僕にとっては便利な場所なので、ちょこちょこ通おうと思います。
地元に1人で飲める韓国料理店が出来た、という喜びの記事でした。

店名:家庭料理まどか
住所:東京都豊島区巣鴨4-24-4
電話:調査中
営業:18:00~翌5:00
定休:なし(今後週1で定休日を作る予定ありとのこと)
2007.05.10.Thu 21:27 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(4)
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つい先日、師匠宅でご馳走になったばかりですが、
またも打ち合わせの名のもとに、手料理を頂いてきました。
師匠のご友人が同席されており、新大久保話に花が咲きました。
80年代、90年代の新大久保はまた違った雰囲気で興味深いです。

少しずつコツコツと新大久保の歴史を調べておりますが、
人によって話がまちまちで、なかなか実態をつかむことができません。
正式な記録なども、これといってある訳ではないですしね。
あれこれ聞いた話を総合しつつ、まとめていければと思っています。

ちなみにこの日の料理は韓国風ではなく洋風の品々。
冒頭の写真はブロッコリー、ジャガイモなどが入ったグラタン。
師匠宅では野菜をたっぷり食べられるのが嬉しいですね。

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ズッキーニやパプリカの入った……えーと、これはなんだ。
トマトソースで煮込んだ料理という感じでした。
新大久保の昔話に気をとられ、実は写真もほとんど撮っていません。
美味しく頂いた、という記憶だけが残っております。

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春キャベツとツナのパスタがあり、

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前回も登場したナスタチウムの花入りサラダ。

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そしてガーリックトーストをたっぷりです。

これらを食べながら冷たいビールをグビグビと飲み、
師匠とご友人による新大久保歴史話に耳を傾ける。
いろんな意味で、贅沢な夜となりました。

<過去の関連日記>
(03月11日)師匠宅でタラのチゲとジャガイモごはん。
(03月22日)師匠宅にてチャジャンミョンほか。
(06月21日)師匠宅で手作りポトフほか豪華夕食。
(07月09日)師匠宅にて大阪風粉モノ三昧。
(07月26日)師匠宅にて夏の韓国ごはん。
(08月21日)師匠宅にてハモ皮とキュウリの酢の物。
(11月05日)師匠宅にて昼食&夕食&PC復旧作業。
(11月10日)師匠宅にてパスタ&グラタン&サラダ他。
(11月23日)師匠宅にて訪韓準備関係者会議。
(12月02日)師匠宅にてマンドゥクク&トッポッキ。
▲(2006年)
▼(2007年)
(03月06日)師匠宅にてカルビチム&カムジャタン。
(03月20日)師匠宅にてコムタン&イカ入りトッポッキ。
(05月07日)師匠宅にてピジチゲ&春キャベツのトッポッキ。
2007.05.09.Wed 19:42 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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飲食店は多くても、お茶を飲む場所に困る新大久保界隈。
職安通りの「ルネッサンス」閉店がずいぶん痛かったですね。
新大久保で軽い打ち合わせ、というときに行くところがありません。
「風月堂」とか「ロッテリア」でもいいんですけどね。
せっかくの新大久保なので、多少は韓国らしさが欲しいところです。

これまでにも、

CAFE&BAR WiLL(普通のカフェだが柚子茶はアリ)
楽園餅cafe(伝統茶と伝統餅を販売)
ロッジ(普通のカフェだがパッピンスなどがアリ)

といったあたりを開拓してきましたが、いずれも一長一短。
打ち合わせに最適な場所、というのがなかなか見つかりません。

そこで今回足を運んでみたのが大久保通りの「韓サラン」。
韓国グッズショップの「韓流館」2階にある家庭料理店ですが、
伝統茶も豊富の揃えてあり、お茶を飲むのにも利用できるとのこと。
以前はPCバンの横に併設された小さな食堂だったんですけどね。
2006年1月にリニューアルし、大幅に店舗が拡大しました。

入ってみると民俗調の内観と、予想以上に広々とした店内。
家庭料理を中心に、食事メニューもけっこう豊富ですね。
店頭のいけすでは活魚が泳ぎ、刺身も食べられるのには驚きました。
1時半を過ぎた時間帯でしたが、ランチ客もけっこう入っています。

「お茶でもいいですか?」

と一言断ってから席につきます。
暑い日だったので冒頭の写真、アイス五味子茶を注文。
チョウセンゴミシの実を煮込んで作る、酸味と甘味のある飲み物です。

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打ち合わせで同行した方は生姜茶を注文。
いずれの写真にも伝統菓子がバックに写っておりますが、
実際はひとつの菓子を使いまわして撮影しました。
サービスなので、もちろんひとつで充分なんですけどね。

伝統茶と伝統菓子のセット、あるいは伝統餅とのセットがあり、
セットにするか悩みましたが、サービスがあるならそれで充分です。
ちょっとしたサービスですが、やっぱり嬉しいですよね。

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こちらのお店、テーブルの下に物置のカゴが用意されているなど、
細かな部分での気配りが、行き届いているという印象でした。
ほかにもチマチョゴリを着ての写真撮影などが可能だそうです。

場所的にも平日のランチ利用などにちょうどいいかもしれませんね。
そのうち料理のほうも食べに行ってみたいと思います。

店名:韓サラン(はんさらん)
住所:東京都新宿区大久保1-16-15豊生堂ビル2階
電話:03-5292-1161
営業:11:00~翌1:00
定休:なし
http://www.hanryukan.net/default.php
2007.05.08.Tue 17:25 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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食卓に花が咲いたかのような美しいサラダ。

っていうか、本当に花が入っているんですけどね。
師匠が作るサラダによく登場するナスタチウムの花です。
ワサビのようなピリッとした刺激を持つのが特徴。
色合いだけでなく、味の面でも印象の強い花でした。

ほかにも水菜、サンチュ、ルッコラなどが入る個性的なサラダには、
柚子酢とゴマ油をふりかけて食べるのが師匠宅の定番です。

この日は師匠宅に集まってもろもろの打ち合わせでした。
必要な話し合いがすべて終わっての幸せな夕食です。

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こちらは春キャベツと牛肉を使ったトッポッキ(餅炒め)。
味付けは醤油ベースで唐辛子を入れないタイプ。
某有名韓国料理店の特製焼肉ソースで味をつけていました。

写真からはわかりにくいですが、牛肉もたっぷり入っているので、
トッポッキというより餅の多いプルコギ(焼肉)風でもありますね。
そしてこの特製焼肉ソースが後で別の力を発揮します。

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本日のメインディッシュは師匠得意のピジチゲでした。
ピジとは韓国語でオカラのこと。直訳すればオカラの鍋です。

豚軟骨を大根と一緒に長時間じっくり煮込んでスープを取り、
食べる直前にオカラを投入して混ぜ合わせます。
大根は通常の大根ではなく、切り干し大根を使っておられました。
通常の大根とはまた違う、甘味が出てくるのだとか。

1日煮込んだという話でしたが、とにかく旨味の濃いスープ。
ごく薄味に仕上げ、薬味醤油で味を調えるようにとのことでしたが、
そのまま食べても充分すぎるほど美味しいスープです。

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ごはんにはジャガイモを混ぜて炊き込んだカムジャパプ。
師匠宅のごはんには、いつも何かが混ぜられています。
時によって豆モヤシだったり、雑穀類だったり。
奥にちらっと見える、薬味醤油をちょっとかけるとより美味です。

飲んだ後にこのカムジャパプがたまらなくうまいのですが、
この日はパンチャン(副菜)類が豪華だったので、さらにアレンジ。

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豆モヤシのナムル、エゴマの葉の醤油漬け、細ネギのキムチ、
スルメのキムチ、韓国海苔、松の実などを乗せて即席のビビンバに。
ゴマ油をかけてかき混ぜるだけで、至福の美味を味わえます。

これらの副菜類がさりげなく食卓に並んでいるのがすごいですよね。
即席にしてはかなりレベルの高い味わいのビビンバになりました。

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それだけではあきたらず、トッポッキの残り汁にもごはんを投入。
器から小さな鍋に移して少し日にかけ、生卵を入れてかき混ぜます。

もうこれでもかというくらい、こってり濃厚な味わい。
それまでにおなかがはじけそうなくらい食べていたのですが、
無我夢中でスプーンが伸びるというくらいの状態でした。

いつ食べても師匠の料理は本当に美味しいのですが、
実はそんな幸せなごはんを、この翌々日にも頂いてしまいました。
師匠宅でのごはんシリーズ。しばらく後に再度登場予定です。

<過去の関連日記>
(03月11日)師匠宅でタラのチゲとジャガイモごはん。
(03月22日)師匠宅にてチャジャンミョンほか。
(06月21日)師匠宅で手作りポトフほか豪華夕食。
(07月09日)師匠宅にて大阪風粉モノ三昧。
(07月26日)師匠宅にて夏の韓国ごはん。
(08月21日)師匠宅にてハモ皮とキュウリの酢の物。
(11月05日)師匠宅にて昼食&夕食&PC復旧作業。
(11月10日)師匠宅にてパスタ&グラタン&サラダ他。
(11月23日)師匠宅にて訪韓準備関係者会議。
(12月02日)師匠宅にてマンドゥクク&トッポッキ。
▲(2006年)
▼(2007年)
(03月06日)師匠宅にてカルビチム&カムジャタン。
(03月20日)師匠宅にてコムタン&イカ入りトッポッキ。
2007.05.07.Mon 16:57 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(3)
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新大久保には韓国系のフリーペーパーが大量に出回っています。
飲食店の店頭や、街中の至るところで入手できるこれらは、
新大久保に住む人や通う人にとって、格好の情報源になります。
この「クルトギ」はずいぶん前から流通している古株の1誌。
ひょんなことから、僕がその表紙を飾ることになりました。

昔から「クルトギ」を作っている編集者さんと知り合いなんですよね。
表紙に使う人が見つからず、急遽出てくれ! と頼まれました。
もちろん名誉なことなので喜んで承諾させて頂いたのですが、
いやはや、こんなに大きく写真が出るなんて思っておりませんでした。

取材で行った店の方からも、

「クルトギ見たよ!」

なんて言って頂くくらい。
気恥ずかしいことですが、おかげさまで取材は盛り上がりました。

もうしばらくは新大久保界隈で入手できることと思います。
中には僕がインタビューに答えている記事も掲載されています。
フリーペーパーなので、もし見かけたら手にとってやってください。
インタビュー記事は日韓両国語併記なので、勉強にもなると思います。
2007.05.06.Sun 16:22 | お知らせ | trackback(0) | comment(5)






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八田 靖史(八田氏@K・F・C)
美味しい韓国料理を探す毎日。コリアうめーや!!管理人。コリアン・フード・コラムニスト。ブログは2005年12月開設。