
毎日のようにこれだけ韓国料理ばかり食べていると、
1年の締めくくりに何を食べるか、悩んでしまったりもします。
たかが1食。されど1食。フィナーレを飾る店をどこにしようか。
そう考えると、今年はコチラの店にこれたので幸せでした。
麻布の奥まった路地にある昭和時代の古長屋。
タイムスリップしたかのような錯覚とともに、
手間と精緻の韓国料理を味わえる「文家」です。
韓国の宮中飲食研究院などで学んだ料理研究家、
な・すんじゃ先生が料理長を勤めていることでも有名な店。
料理のひとつひとつに手作り感があふれています。
ちなみにこの日は某出版社の方々との会食。
忘年会的な集まりでもあり、来期に向けた企画会議でもあり。
美味しい料理をつつきながら、もろもろ盛り上がりました。
料理はアラカルトでも注文できるのですが、
ある程度の人数が集まっていたのでコースで注文。
名物のタッカンマリ(鶏1羽鍋)を中心として、
1人5000円(ドリンク別)のコースを組み立ててもらいました。
やや値段は張りますが、それだけの価値は確実にあります。
冒頭の写真は、まず1品目として出された前菜3種盛り。
左が干した白菜のナムル、中央はカリッと炒めた芝エビ、
右が白菜のチョナムル。チョは酢という意味なので酢ナムル。
通常のナムルにちょっと酸味を加えた模様です。
白菜を2種使いつつ、食感も味も変えてあるあたりがさすがです。

キムチ3種盛りは白菜、大根、キュウリの定番から。
キムチやナムルはアラカルトメニューを見ると、
季節ごとにさまざまな野菜を用いて作られています。
セロリのキムチや、ゴボウのキムチ、春先に行ったときは、
ノビルのキムチというのもメニューに並んでいました。

手前が緑豆のムク、奥がドングリのムク。
韓国語でいうならチョンポムクとトトリムクですね。
ムクというのは素材のデンプン質をゼリー状に固めたもの。
プリッとした独特の食感と素朴な味わいを楽しむ料理です。
たいていの店では既製品を使って作りますが、
こちらの店ではしっかりと手作りで作っているとか。
酢醤油風の薬味ダレで頂きます。

あっさりと上品な味わいのチャプチェ(春雨炒め)。
炒めている感じがないので、和えるタイプのチャプチェでしょう。
食材のひとつひとつに下味をつけ、最後に全体を和えるのが、
もともとの正しいチャプチェの作り方だといいます。
ただ、僕も家でそのように作ったことがありますが、
手間ばかりかかるので、結局は全体を炒めたほうが楽。
いわゆる家庭料理として出てくるチャプチェはみんな炒めています。
どうしてもすべての素材が画一的な味になりますけどね。
手間をかけても素材ひとつひとつの味にこだわるのが、
和えるタイプのチャプチェを作る意義だと思います。

オジンオフェ。イカを刺身にして野菜と和えています。
かかっているソースはチョコチュジャン(唐辛子酢味噌)風。
新鮮なイカの刺身も甘くて美味しかったのですが、
一緒に和えられているセリの香りに驚きました。
食べながら、「このセリはすごい!」との声があがったり。

キムチジョン。キムチを具にしたチヂミです。
これもいい油を使っているんだろうな、という軽やかな味わい。

さて、メイン料理の登場です。
この日は岩手県産の丸鶏を使用したタッカンマリ。
場合によって鳥取産なども使用されるそうです。
じっくり煮込まれた鶏肉はしっとりと柔らかく、
スープは薄味でありながら、鶏の味が最大限に生きています。

煮えた状態で出てきますが、テーブルでいったん火にかけ、
ほどよいタイミングで店員さんがカットしてくれます。
韓国だったら間違いなくハサミでジョキジョキですが、
フォークとナイフが出てくるあたりは、日本的な上品さですね。

食べやすい大きさにカットされたのがコチラ。
だいたい1鍋で3~4人分はあります。
女性3人だとけっこう頑張って食べるくらいの量でしたね。
味付けは塩コショウ、塩ゴマ油、薬味醤油の3種。
いずれも鶏本来の味がわかるシンプルな調味料です。
ていうか鶏だけでも充分に美味しいんですけどね。
味付けなしで食べても美味しいというのは鶏のよさでしょう。
鶏肉もスープもまずは味付けなしで食べてみてください。
その上で塩なりを加えると、より味の輪郭がくっきりと。

タッカンマリとセットで出てくる野菜類。
アラカルトのときは、別注文になるそうなのでご注意を。
これも日によって少しずつ変わるのだと思いますが、
マイタケ、大根、春菊、シメジ、セリ、韓国餅……。
だったかな。ちょっと曖昧かもしれません。
鶏肉をある程度食べて鍋にスペースができたら、
この野菜を入れて、さらに味わいます。

残ったスープはごはんを入れて雑炊にしてもらえます。
これだけ鶏のうまみが出ていると、スープ1滴でももったいない。
このあたりではすでにお腹がいっぱいになっておりますが、
もったいないので、ごはん粒をさらうようにして頂きます。

デザートは手作りの甘酒でした。
韓国式のシッケではなく、日本式のいわゆる甘酒。
ショウガの香りがきいており、すするだけでほわっと暖まります。
最後にこれを飲み干して、この日のコースは終了。
居心地のよさに、閉店時間までのんびりしてしまいました。
といったところで今年の韓食日記は終了。
実際に書いているのは新年明けてからなのですが、
来年も「韓食日記」を宜しくお願い致します。
店名:文家(むんが)
住所:東京都港区元麻布3-10-8山水荘808号
電話:03-3408-6055
営業:17:00~23:00
定休:日曜日
http://moon-ga.com/
※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP87にも紹介されています。
<過去の関連日記>
(04月05日)麻布「文家」で宮中風家庭料理。
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新大久保でもっともディープな店と呼ばれるコチラ。
店の半分が階段下で、定員12名というインパクトが、
訪れる人たちに、そういう印象を与えるのでしょう。
もちろんそのディープさは微塵も否定しませんが、
一方で、留学生たちのオアシスになっているのも事実。
新大久保でも数少ない、本格的なチゲの専門店です。
まあ、専門店というかメニューが少ないだけですけどね。
・キムチチゲ
・テンジャンチゲ(味噌チゲ)
・スンドゥブチゲ(柔らかい豆腐のチゲ)
という3種類のほかは、チヂミとか豆腐ジョンとか。
あとは目玉焼きなども含めてせいぜい10種類程度。
そんなピンポイントさが売りでもあるお店です。
ここのチゲが好きなのでたまに足を運ぶのですが、
店の前まで行くと、こんな張り紙が出ていました。
なんと、いつの間にやら10周年ですか!
この小さな店で、これだけ続いているのはすごいですね。
しかも、そのサービスがまた豪気でチゲが1人前10円。
その脇にハングルで小さく、
「言葉が上手だったらタダ」
とも書かれています。
要は韓国語で注文できたらタダということでしょうか。
10円でもタダでも、一緒のような気もしますけどね。

こちらの店の傾向として、韓国人はキムチチゲ、
日本人はスンドゥブチゲを頼むのだそうです。
どちらも本格的な味わいですが、キムチチゲはやや酸味が強い。
要するに本格的なキムチチゲだということなのですが、
そのあたりで好みが分かれていくのかもしれませんね。
韓国人が食べると、「ああ、この味!」となり、
日本人が食べると、「すっぱい!」となる。
韓国のチゲに慣れると酸味のあるチゲもいいんですけどね。
この日は同行した方が日本人だったということと、
スンドゥブチゲ好きな方だったので、迷わずそれで2人前注文。
出来上がって出てきたのが上の写真ですが、
この店では豆腐をもろもろと崩し、汁気を少なめに作るのが特徴。
汁をすすると、豆腐も一緒にすすられてくるので、
しばらくは口をヤケドしないように注意が必要です。

そして、コチラの店の隠れ名物がこのごはん。
日本式の茶碗から、頭がはみ出るほどのてんこ盛り。
「たくさん食べなさい!」
というお母さんの声が聞こえてくるようです。
といった感じにモリモリとスンドゥブチゲを楽しんでいたのですが、
後から来た2組の客がいずれも韓国人でキムチチゲを注文。
しかも、1組は若いカップルでどうも海外から帰国したばかりの様子。
大きなスーツケースをゴロゴロと店の中まで運んできました。
どうやら海外旅行に出かけた留学生だったようですが、
旅行期間中から、ここのキムチチゲが食べたくて仕方なかったとか。
特に女の子のほうが、
「これよこれ!」
「田舎のおばあちゃんが作る味とそっくり!」
「どう!? 美味しいでしょ!」
と大興奮。彼氏のほうもそれにつられ……。
「うん、これはうまいな!」
とにっこり。
聞こえてくるまま、同行者にこんなこと話しているよ、
と伝えたところ、ちょうど料理を食べ終えたその人が。
「八田さん。キムチチゲも食べましょう!」
と力強く一言。
掟破りの第2ラウンドがスタートしました。

ほどなく登場したのがこちらのキムチチゲ。
ひと通り食べた後なので、1人前だけ注文したのですが、
お母さんの好意か、しっかり2人前出てきました。
おまけにやや盛りが少ないとはいえ、ごはんも茶碗2つ。
この店の少ないは、他店の標準を意味します。
まあ、美味しいので2人ともペロッと食べたんですけどね。
しかも同行した方はキムチチゲのほうがお気に召した様子。
後日メールが来て、翌日また行ったとのことでした。
というように小さい店でもファンの非常に多い店。
10年続いているのも納得です。
ちなみに料金は10円でも、タダでもあまりに申し訳ないので、
ちょっとサービスはして頂きましたが、しっかり払ってきました。
あ、いや。同行の方に払って頂きました、ですけどね。
新大久保でもっともディープなチゲの名店。
いつまでも続いて欲しいものです。
店名:ピョジュバク
住所:東京都新宿区大久保1-16-19
電話:03-5285-1262
営業:12:00~24:00
定休:なし
※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP46にも紹介されています。
<過去の関連日記>
(08月28日)新大久保「ピョジュバク」でスンドゥブチゲ。
▲(2006年)

予想以上に参加者で大変盛り上がった板橋区オフ会。
1次会の「カボチャ屋」を出て、2次会へと移動します。
東武東上線の踏み切りを越えて、反対側の商店街の真ん中。
韓国家庭料理とホルモンの専門店「ホルモンチャン」です。
ちょうど10時前という時間でしたが、店内の入りは上々。
ホルモンを焼く煙が、店内にもうもうと漂っていました。
大人数の我々は危なく入れないところでしたね。
運よく10数名の座席を確保でき、全員で集まって座れました。
ビール、チャミスル、サワーなど思い思いの酒を頼みつつ、
まずはやはりということで、看板料理のホルモンを注文。
ミノ、コプチャン、レバーといった3種盛り合わせです。
こいつを七輪で焼きながら……。

ナムル盛り合わせ。

オジンオボックム(イカ炒め)などを注文。
いずれの料理もなかなかに好評でしたが……。

中でも感動を集めたのがスンドゥブチゲ(柔らかい豆腐のチゲ)。
この店の常連という参加者さんが必ず頼むとのことでしたが、
確かに韓国を思わせる見事なスンドゥブチゲでした。
韓国の食堂で食べる普通のスンドゥブチゲがまさにこんな感じ。
韓国在住経験のある参加者さんからは、
「懐かしい!」
との声も飛び出すくらい好評でした。
こういう乾いた辛さのスンドゥブチゲは僕も好みです。
日本だとどうしても甘味が前面に出がちなんですよね。
シンプルながらも、確かに懐かしい味わいのスンドゥブチゲでした。
これをシメの一品として、名残惜しさとともに板橋区オフ会終了。
ご参加頂いたみなさま、本当にありがとうございました。
また次回が、いつ行えるかはわかりませんが、
板橋区でも、また近隣の区でも集まれたらいいですね。
予想以上の楽しさだった地元オフ会。大成功でした!
店名:ホルモンチャン
住所:東京都板橋区中板橋21-11松下ビル1階
電話:03-3962-2022
営業:11:30~24:00
定休:火曜日

年末の忙しい時期に、突如開催された板橋区オフ会。
まさかこのテーマでこんなに人が集まるとは思いませんでした。
途中参加の方も含めて、総勢なんと13名。
ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました。
板橋区なんて東京の中でもマイナーな区。
取り立てて何がある訳でもなく、そのほとんどが住宅街。
板橋区民としての誇りといえば、
「板橋区内には大仏がある!」 →参考リンク
「夏にはいたばし花火大会がある!」 →参考リンク
「志村に中仙道の一里塚がある!」 →参考リンク
といったような地味なものばかりです。
JRの駅すらほとんどなく、浮間船渡駅と板橋駅の2駅のみ。
両駅とも他区にまたがっており、浮間舟渡駅は北区に属します。
板橋駅は北区、豊島区との境界にあり、一応板橋区に属するものの、
ホームの大半が豊島区にあるという微妙な立場です。
この微妙な境界問題というのは夏の花火大会にもあり、
名前こそ「いたばし花火大会」だが、荒川を挟んで対岸でも同時開催。
埼玉県戸田市が主催する「戸田市花火大会」でもあったりします。
夏が近づくたびに近隣の埼玉県民と、
「あれはウチの花火だ!」
という不毛な争いをするのも板橋区民です。
そんな板橋区の地味さをよく知っているだけに、
開催前は本気で4、5人くらいのオフになると思っていました。
こんなにもたくさんに人に集まっていただき板橋区民として感無量。
しかもみなさま意外に板橋区と縁のある方ばかりでした。
板橋区在住の方、板橋区の昔住んでいた方、板橋区にお勤めの方。
特に縁のない方も、無理やり板橋区との関係をひねり出して頂き、
韓国料理よりも、板橋区の話で盛り上がるという妙なオフ会でした。
ちなみに会場となったのは中板橋の「カボチャ屋」。
新大久保にある「豚菜」の2号店としてオープンした店ですが、
この立地では、豚焼肉の専門店は難しいと判断。
しばらく前に韓国家庭料理店としてリニューアルしたそうです。
冒頭の写真はメインの料理として頼んだプデチゲ。
ランチョンミート、ソーセージなどが入った洋風のチゲです。

オフ会となると幹事業務に忙しく、食べるのがおろそかになります。
この日はたまたま店のアルバイトさんが休んでしまったために、
厨房のおばちゃんが、ひとりでホールも担当するという緊急事態。
注文を厨房まで伝えに行ったり、かわりに小皿を運んだり。
幸いにもこの日の客は僕らだけだったのでなんとかなりましたが、
年末の金曜日にその状況というのはすごい話ですよね。
料理はアラカルトで適当に希望を募って注文。
定番のチヂミに加え……。

旧「豚菜2号店」時代からの看板料理テジカルビ(豚カルビ)。
もともと「豚菜」は黒豚の焼肉で名を馳せた店ですしね。

トッポッキ(餅炒め)。

チャプチェ(春雨炒め)なども頼みつつ……。

リクエストの多かったキムパプ(海苔巻き)も注文。
これらをつつきつつ、板橋区話でおおいに盛り上がりました。
あまりの楽しさにオフ会中から第2回の要望があがり、
はたまた、次は北区オフ会で、などと他区遠征の声があったりも。
そのまま23区制覇を目指すのはどうだろうかなどと、
果てしなく盛り上がったまま、1次会を楽しみました。
こうなってくると当然出てくるのが2次会の声。
まさか板橋区で韓国料理店をハシゴできるとは思いませんでしたね。
すぐ近くに行き着けの店があるとの参加者さんに案内してもらい、
しっかり2次会でも韓国料理を堪能できることになりました。
そして余談なのですが、この2軒目移動の際、何人の方々が、
店の前に止めていた自転車を押しつつ移動しておりました。
「オフ会に自転車!」
という新鮮さに思わず感動した次第。
考えてみれば、僕もこの駅は充分自転車で来られる範囲内です。
これぞ地元オフ会。いいなあ、いいなあと叫びつつ。
喜びにまみれて次の記事へと続きます。
店名:カボチャ屋
住所:東京都板橋区仲町37-6ハルナビル1階
電話:03-5966-1339
営業:調査中
定休:調査中

蕎麦店に入って酒を飲むという至福。
日本人のDNAに刷り込まれた喜びではと思います。
ただ、それが似合うにはある程度の年輪が必要。
若造が気取って飲むには、やや敷居が高いかもしれません。
でも、馴染みの店であればそれも安心。
顔見知りのみなさんに挨拶しつつ、カウンターに陣取りました。
「てじまぅる」グループが経営する日本蕎麦の専門店。
「酒菜角萬」でいっぱいやることにした次第です。
日本酒でもいいのですが、だいぶ飲んでいたので別ルート。
香ばしい風味を楽しめる蕎麦茶ハイを選択しました。
後は黒板に書かれたオススメから何品かチョイス。
冒頭の写真、カブの漬物から入りつつ……。

脂の乗ったシメサバへと箸を進めます。
ただ、この日はつまみを取るよりも蕎麦がメイン。
しばらく前に、「てじまぅる」グループの戦略会議に、
部外者ながらちょっとお邪魔をしてきました。
そのときに聞いた新商品の情報が頭にあったからです。
それがなんと「平牧桃園豚の豚トロ」!
先日開催された「金華豚解体ショー」でも驚きましたが、
1頭の豚からほんの少量しかとれない希少部位です。
もともと身体の小さい金華豚の場合、半身から手のひらサイズ。
桃園豚も金華豚に比べればひと回り大きいそうですが、
普通の豚に比べるとやはり小さいので、大変に貴重だそうです。
それを仕入れて系列各店舗で新メニューとして販売。
大久保店、新宿店の新メニューも気になりましたが、
まずはその第1歩として「酒菜角萬」へと足を運んだ次第です。
ちなみにそれら新商品についてはコチラが詳しいかと。

そして登場した「豚トロせいろ」。
シャッキリと茹で上がったせいろ蕎麦も魅力ですが、
その奥に控えているのが豚トロ入りのつゆ。

見た瞬間、どっさり入った豚トロの量に驚かされました。
あの希少部位をこんなに入れてもよいのかという贅沢。
シコシコと軽快な歯触りに加え、脂たっぷりのジューシーなうまみ。
ダシのきいた蕎麦つゆに、こってりとしたアクセントを加えます。
蕎麦つゆ味の豚トロをそのまま食べても美味。
茹で立ての蕎麦を入れて食べればさらに美味。
日本蕎麦に豚トロと聞くと脂っぽそうにも思えますが、
そう感じさせないのは質のいい豚肉だからですかね。

ちなみに同行者は先日僕が食べていた辛味おろし蕎麦を注文。
前回隣で見ていて美味しそうだったからとのことでしたが、
今回も僕の豚トロせいろがより美味しそうに見えたとのこと。
さらなるリベンジを誓っておられました。
店名:酒菜角萬(しゅさいかどまん)
住所:東京都新宿区百人町1-9-14
電話:03-3366-6944
営業:12:00~15:00、17:00~23:00
定休:なし
http://www.kado-man.com/
※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP17にも紹介されています。
<過去の関連日記>
(03月09日)新大久保「酒菜角萬」でそば湯しゃぶしゃぶ。
(03月26日)新大久保「酒菜角萬」で5/6次会。
(04月08日)新大久保「酒菜角萬」で板わさなど。
(07月19日)新大久保「酒菜角萬」で旬の魚と肴と締めの蕎麦。
(11月04日)新大久保「酒菜角萬」で辛味おろしそば。

6月に大人になって初めての健康診断を受けて以来、
その先生のところへ、月1くらいで定期的に通っています。
中性脂肪の数値が高めだったので、その薬を頂くのと、
3~4ヶ月に1度、定期的に血液検査などをするため。
とにかく食べること、飲むことが仕事の範疇なので、
健康だけはきちんと確保しておかねばなりません。
この日は、その先生と新大久保で宴会。
先生は内科のお医者様であると同時に、古くからの韓国通。
韓国語関連の著書も出されているというすごい方です。
韓国方面に顔も広く、この日もお仲間を紹介して頂きました。
それと同時に、前回受けた検査結果を頂くはずだったのですが、
「八田くん、ごめん。電車の網棚に置き忘れちゃったよ!」
という衝撃の展開。
それって思いっきり個人情報の流出では!?
とも思いましたが、先生曰く……。
「いやいや、本物じゃなくて数値だけメモしてきたの」
「八田くんの名前はないから大丈夫。安心して」
「検査結果はまた連絡するからさ。大丈夫、大丈夫!」
という方でもあります。
実際、後日検査の結果を頂きまして、
それを見たところ中性脂肪の数値もほぼ平常。
薬を飲んでいるので、継続して飲むようにとのことでした。
コレステロールもやや高めですが、標準値と差はないですしね。
今回の検査でもまあまあ健康は保てている模様です。
ということで安心してこの日も豚肉食に邁進。
歌舞伎町の超人気店「Teji Tokyo本店」です。
なんでも11月下旬に「王様のブランチ」で紹介され予約殺到。
本店、西新宿店ともに年末の予約が一気に埋まったそうです。
それまでも人気店でしたが、より加速し予約すら取りにくい店に。
この日も忘年会とおぼしき団体が、多数押し寄せておりました。
そんな熱気に負けじと、我々も料理を注文。
冒頭の写真、定番となったミニトマトのキムチに始まり……。

新鮮そのもののレバ刺し。

そしてハツ刺し。卵黄が乗ってユッケ風です。
これらはすぐ出てくるのでファーストオーダーにおすすめです。
ただし、「Teji Tokyo」はデートでも使える韓国料理店、
というのもコンセプトにあげていますので、1皿ずつだと少量。
そのぶん値段も抑えてありますが、2人で1皿が目安です。
この日は男性4人だったので、上記3品をまず2皿ずつ頼みました。

ほどなく運ばれてくるメインのサムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)。
自慢のスペイン産イベリコ豚と鹿児島県薩摩清浄豚の両方を、
2人前ずつひとつの皿に盛りつけて頂きました。

イベリコ豚は分厚い脂身が美味。
普通に焼いているだけで脂が流れ出て赤身を浸し、
外側をこんがりと、内側をとろとろに焼き上げていきます。
サンチュ、エゴマの葉で包んで食べても美味しいですが、
まずはハーブ塩など、肉質が際立つ味付けで頂くのが美味。
豊富な脂身が口の中でとろけ、思わず陶然となります。

名酒「虎マッコリ」とチャミスルを大量に消費しつつ、
酔いが回って勢いのついた我々は、さらに注文を重ねます。
少し胃にたまるものを、ということでチャンジャ海苔巻き。

ぜひ食べたい、との希望があったのでユッケ。
もともとオシャレな盛り付けには定評のある店ですが、
ずいぶんと美しい姿で登場しました。

こちらはサービスで頂いたポッサム(茹で豚)。
韓国家庭料理店では定番となりつつある料理ですが、
「Teji Tokyo」が作るとこうなるのか、という美しさ。
横長の皿に盛られているので、フレームに入りきりません。

奥の包み野菜部分はこんな感じ。
茹でた白菜にアミの塩辛、そして白菜キムチ。
手前にある菊の花は飾りですのであしからず……。
って、もしかしたら食用菊だったんですかね。
改めて料理を見直すと、ユッケやチャンジャ海苔巻きに、
菊の花が散らされているような気がします。
いい加減酔っ払っていたので気付きませんでしたが、
また食べるチャンスがあったら、店の人に聞いてみたいですね。
他店ならばまず間違いなく飾りなのでしょうが、
「Teji Tokyo」であるだけに、もしや、という気分に。
といった感じに気持ちよく食べて、酔っ払い、
あとは当然のごとく、2次会へと繰り出します。
古くから韓国人ママさんがやっている店があるとのこと。
先生がたに連れられてカラオケなど歌ってきました。
店名:Teji Tokyo本店
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-21-3第6本間ビル1階
電話:03-3207-5506
営業:18:00~24:00
定休:なし
http://www.teji-tokyo.com
※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP18にも紹介されています。
<過去の関連日記>
(03月27日)歌舞伎町「Teji Tokyo」でイベリコ豚。
(04月04日)歌舞伎町「Teji Tokyo」で銘柄豚3連発。
(08月07日)歌舞伎町「Teji Tokyo」でテジ頂上会談。
(10月27日)歌舞伎町「Teji Tokyo」で新商品ラッシュ。
▲(2006年)
▼(2007年)
(01月18日)歌舞伎町「Teji Tokyo」でカニチゲほか。
(03月14日)歌舞伎町「Teji Tokyo」で炙りユッケほか。
(03月25日)歌舞伎町「Teji Tokyo」で4/6次会。
(05月28日)歌舞伎町「Teji Tokyo」でコリアンロール。
(07月13日)歌舞伎町「Teji Tokyo」でキムチチャーハンの卵焼き。
(07月24日)歌舞伎町「Teji Tokyo」で3時間飲み放題コース。
(09月21日)歌舞伎町「Teji Tokyo本店」でカニチゲ。

久しぶりに師匠と「南陽屋」にやって来ました。
職安通りから明治通りを越え、抜け弁天の向かいにあるこの店。
ちょうど大江戸線の東新宿駅と若松河田駅の中間にあります。
コリアンタウンからちょっと外れているために損をしておりますが、
ある意味では新大久保における原点のようなお店です。
新大久保でもっとも古い韓国家庭料理店のひとつとされる、
「武橋洞」の厨房を預かっていたのが「南陽屋」のママさん。
当時、「武橋洞」を創設した方の姪御さんだそうです。
もともとの生まれは江原道の横城郡出身。
そんな理由から江原道料理を中心に提供しています。
冒頭の写真は「南陽屋」名物のトンテチゲ。
獲れたての新鮮なスケトウダラを即座に凍らせて鮮度を保ち、
それを主材料として作ったチゲがこの鍋料理です。
スケトウダラの身のほかに、この日は白子も入っていましたね。
じっくり煮込まれた大根もまた美味しかったです。

そのほか江原道といえばジャガイモの産地として有名。
モチモチとした食感が独特のカムジャチヂミも美味です。
ジャガイモ3個を注文ごとにすりおろして焼いているとか。

見た目の迫力が自慢のニンニク焼き。
「武橋洞」時代から師匠は風邪を引くたびに食べていたそうです。
いや、風邪を引いているのにまだ店に来て飲んでいるので、
「武橋洞」のお母さんがせめてと思って出していたとも。

ケジャン(ワタリガニの薬味漬け)も「武橋洞」時代からの定番。
古くから新大久保界隈で飲んでいたという人に話を聞くと、
このケジャンを目当てに「武橋洞」へ行っていたという人が多数。
いまでこそあちこちで食べられますが、当時は珍しかったでしょうね。

最後はトンテチゲのスープにごはんを入れてシメとしました。
スケトウダラのうまみがよく出ており、ごはんひと粒までが美味。
一時は閉店の話まで出ていたこちらの店ですが、
無事に営業が続くことになって、ほっとしております。
また、夏になったら枝豆のコングクスを食べに行きたいですね。
新大久保の歴史を継承する名店。いつまでも続いて欲しいものです。
店名:南陽屋(なみゃんおく)
住所:東京都新宿区新宿7-1-4
電話:03-3202-6888
営業:11:30~14:00、17:00~翌2:00(月~金)、17:00~24:00(土、日、祝)
定休:第2、4日曜日
<過去の関連日記>
(02月24日)東新宿「南陽屋」でトンテチゲ。
(04月24日)東新宿「南陽屋」でトンテチゲ&ニンニク焼き。
(07月09日)東新宿「南陽屋」で翡翠色のコングクス。

ここ数年、日常的に韓国料理を食べていますが、
特別な日もやっぱり韓国料理だったりします。
大事なお客様が東京に出てくることになり、
東京駅から近いところで、どこか韓国料理店をという展開。
しばらく考えて思いついたのがコチラのお店でした。
以前、ランチでは利用しましたが、ディナーで来るのは初めて。
銀座にある宮中料理店「銀座南漢亭」です。
荻窪にある老舗「南漢亭」の姉妹店。
総席数20席という小ぢんまりとした店ですが、
そのぶん落ち着いて食事ができるメリットがあります。
しかも予約をしてみると、運よく個室があいておりました。
4名までの個室は、先着順で利用ができます。
ゆっくり会話を楽しみたいときにはオススメです。
注文したのは「綿花膳」というディナーコース。
ランチ、ディナーとも充実したコースが用意されています。
コースによっては当日注文でも大丈夫ですが、
席数を考えると予約して行ったほうがいい店ですね。
既定のコース以外にも、限定コースなど色々準備されているようです。
冒頭の写真、松の実粥から始まり……。

コロンとかわいいサイズのマンドゥ(餃子)。
通常はチャプチェ(春雨炒め)が前菜として出るようですが、
この日はマンドゥに変わったとのことでした。
丸い形に包むのが韓国式餃子の特徴です。

5種類のナムルに、奥が3種類のキムチ。
豆モヤシ、ゼンマイ、ホウレンソウなどの定番ナムルとともに、
白菜のナムル、キノコのナムルが盛り付けられています。

キムチは手前から牡蠣、白菜、切り干し大根という3種。
牡蠣は小ぶりなものを使い、オリクルジョッ(小牡蠣の塩辛)風です。
このシーズン、いい牡蠣を食べると幸せな気分になりますね。

序盤の流れから、いきなり豪華な宮中料理が登場。
8種類の具を小麦粉の薄焼きで食べるクジョルパンです。
「銀座南漢亭」のクジョルパンは素材の細切りが見所。
極細に仕上げることで、全体の食感を整えています。
8種類の具は牛肉、ニンジン、キュウリ、エビ、シイタケ、
錦糸卵、ミツバ、タケノコというラインナップ。
韓国料理の基本である陰陽五行の考え方に則って、
赤:ニンジン、エビ
青:キュウリ、ミツバ
黄:錦糸卵
白:タケノコ
黒:牛肉、シイタケ
という5色を揃えてあるのが特徴です。
5つの要素をすべてバランスよく摂取することで、
心身の健康を保つという意味が込められています。
また、ミルチョンピョンという小麦粉の薄焼きには、
カイワレ大根がちょこんと乗せられています。
ちょっとズレて乗っていたので、おや? と思ったのですが、
これは1枚ごとに挟みこんで、はがしやすくする工夫でした。
店によって砕いた松の実をはさんだりもしますが、
宮中料理を象徴するような、細かい工夫のひとつです。

続いて運ばれてきたのがジョンの盛り合わせ。
手前にあるのがズッキーニとひき肉を挟んだエゴマの葉。
奥にあるのは白身魚、車エビ、キムチのジョンでした。
プリプリの車エビも美味しかったですが、
個人的にはひき肉を挟んだエゴマの葉がお気に入り。
ほかにも色々挟んでみると面白いかもですね。
いつか自分でも作ってみようと思った一品でした。

1人にひとつ。小さな土鍋で運ばれてコチラの料理。
名前を聞いて驚きました。なんと、カムジャタンです。
カムジャタンといえばボリューム料理の代表格。
豚の背骨とジャガイモがゴロゴロする豪快な料理ですが、
こうやって出てくるというのには意表を突かれました。
しかもいままで食べたことのないような上品なカムジャタン。
骨もスペアリブか何かで、背骨ではななかったような。
シチューを思わせるような仕上がりに驚きました。
最近の店は本当に色々な角度から韓国料理を磨きますね。
「こんなのカムジャタンじゃない!」
と切って捨てる人もいるかもしれませんが、
僕はこの斬新なアイデアを評価したいと思います。
ちなみにメニュー上はこれが本日の逸品。
常にあるものではないのでご注意ください。

続いてこちらは本日の酒肴。
チョジャン(唐辛子酢味噌)ソースで食べるホタテの刺身です。
ワサビ醤油でもいいですが、チョジャンで食べると途端に韓国式に。
ぷっくりと肉厚なホタテでした。

さて、こちらが「銀座南漢亭」の看板料理。
岩手県産のいわい鶏を使ったサムゲタン(ひな鶏の鍋)です。
まず、丸のまま鍋で煮込まれたひな鶏を食卓で見せ、
いったん下げた後、器に取り分けてもう1度運んできてくれます。
上の写真はそうやって取り分けられた後のもの。
10数時間かけて煮込まれたスープは濃厚でありつつも上品。
そして柔らかな鶏肉の味わいがまた素晴らしいですね。
4年半ものを使用するという高麗人参の風味も溶け出ています。
胃にどっしりとした満足感を得られるメイン料理です。

最後はエゴマの葉のチャンアチ(醤油漬け)で包んだ寿司。
これを軽くつまんで、コースの料理は終了です。

伝統茶を飲みつつ、デザートで終了。
果物の後ろに隠れているのはヤックァ(薬菓)です。
蜂蜜やゴマ油を練りこんで揚げた古くからの高級菓子。
こういうのがひとつ添えてあるのは気が利いていますね。
以上の品を胃袋におさめ、大満足で食事は終了。
普段は韓国料理を食べないというお客様も、
赤くない、辛くない韓国料理の数々にご満足されたようです。
銀座にあるちょっと高級な雰囲気の韓国料理店。
特別な人とご一緒する際にもふさわしいお店です。
店名:銀座南漢亭
住所:東京都中央区銀座6-8-7交詢ビル4階
電話:03-5537-7702
営業:11:30~16:00、17:00~23:00(月~金)、11:30~16:00、17:00~23:00(土、日、祝)
定休:なし
※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP70にも紹介されています。
<過去の関連日記>
(07月04日)銀座「銀座南漢亭」でランチ雪膳。

『東京 本気の韓国料理店』製作に費やした7月から10月まで。
プライベートな飲み会は、極力断らせて頂いておりました。
仕事量が多く、とても参加している時間がないというのが1点。
絶えず食べ続けているので、食べる余力がないというのがもう1点。
飲んで翌日に支障をきたすことができないというのも理由でしたね。
まあ、それでもなんだかんだで飲んでいたのは事実ですが。
その間、韓国好きの集まるオフ会にも誘われておりましたが、
行きたい気持ちをぐっとこらえて、泣く泣く断っていました。
そんな仕事も無事終わり、この日は久しぶりにオフ会参加。
新大久保「アサラン」を貸し切って20数名で宴会をしました。
冒頭の写真は看板料理のタットリタン(鶏と野菜の鍋)。
各テーブルにひとつずつ、この鍋を置いてオフ会のスタートです。

料理自体はごくごく一般的な宴会料理。
飲み放題を含む、コース料理として注文していたと思います。
皿に盛りつけられて出てくるプルコギ(牛焼肉)に、

同じく定番の海鮮チヂミ。
ほかにはレバ刺し、キムチの盛り合わせといった感じ。
ただ、オフ会ってどうしても話すほうに集中してしまうため、
料理に手をつけるのは、後回しになっていくんですよね。
あちこちのテーブルを巡ったりしているうちに写真撮影も忘れます。
また、この日は品切れになったマッコルリを買いに走るなど、
妙なことをしていたので、最後のほうは席にもおりませんでした。
こういう奇行を始めるときは、楽しんでいるときなんですけどね。

テーブルには韓国土産ということでこんなものも配られました。
この日、不参加だった方が差し入れてくれたとかなんとか。
とにかく繊維の1本1本が見えるほど丁寧に作られた韓国海苔。
見た目は粗いはずですが、逆にキメ細かく感じさせます。
あれこれ調べてみましたが、実際は海苔ではなく、
海藻のひとつ、カジメを海苔状に作ったものではと思います。
磯の香りがふんわりと漂う、貴重な味を堪能しました。

ちなみに2次会はいつもお世話になっているコチラ。
「アサラン」を出て、30秒で到着する「チャムナム家」です。
フライドチキンなどをつまみつつ、さらに酔いを加速させました。
楽しいオフ会でしたが、ひとつ残念だったのは、
取材時、世話になった「アサラン」の社長さんがかわっていたこと。
話を聞いていたら、大学の先輩だったんですよね。
留学生として、ウチの大学院で学んでいたとのこと。
学校近くの話で盛り上がったのですが、なんとも残念です。
店名:アサラン
住所:東京都新宿区大久保1-16-5
電話:03-3200-3635
営業:17:00~翌5:00
定休:第4月曜日
※この店は『『東京 本気の韓国料理店』のP40にも紹介されています。

この日は飯田橋で「韓国料理を食べる会」に参加。
そんな名前の会合が、あちこちで開催されていることを期待します。
ここ数年で韓国料理の店がずいぶん増えましたもんね。
韓国料理は大勢集まってワイワイと楽しむのが華。
声をかけて頂いたことに感謝しつつ、会に混ぜて頂きました。
会はまだ始まって間もないらしく、この日が第2回。
名称も「韓食の会」とか、「コリア飯」の会とか色々で呼ばれていました。
要は韓国料理を楽しむことに重点が置かれているということでしょう。
そしてまたこの会では某大漫画家さんを囲む会でもあり。
声をかけて頂いたとき、その僥倖に感謝しました。
なにしろ子どもの頃から熱心に愛読してきた大好きな作家さん。
いまも連載されている雑誌は欠かさず読んでおります。
その先生が韓国料理を好きだなんて、ああ! ああ!
若干、取り乱しつつも、興奮とともに飯田橋に向かいました。
会場となった店は初めて足を踏み入れる「ソウル・ソウル」。
取材などでコリアンタウンはずいぶんと歩き回りましたが、
他エリアで地元に密着する家庭料理店はまだ抜けを感じています。
近隣に住む人、あるいは近隣に勤める人が通うアットホームな店。
韓国料理はそういうところにいい店があるのも事実です。
いわゆるサービスよりも「情」に傾くのが韓国料理の特性。
通えば通うほどサービスもよくなり、楽しい時間を過ごせます。
この店もここを行きつけにする方の紹介でした。
なんでも店のご主人は日本料理の修業を20年ほどなさった方。
その技術が韓国料理に応用されているとのことです。
冒頭のパンチャン(副菜)からして盛り付けが繊細。
そして次に出てきたサラダにまた驚かされました。

超極細に切り揃えられた色とりどりの野菜。
この千切りはやはり包丁技術の賜物といった感じでしょうか。
ただし和の技術を感じさせつつも、彩りはしっかり韓国料理の基本。
陰陽五行の原則により赤、青(緑)、黄、白、黒の5色を配しています。
右奥にちらっと見えるヤンニョムジャン(薬味醤油)をかけまわし、
わっせわっせとかき混ぜてしまうのも韓国式ですね。
見た目の美しさは最初の一瞬だけ。あとは混合の美学を楽しみます。

チヂミ、マンドゥ(餃子)などいろいろな料理を味わいつつ、
漫画の裏話なども聞けるという、なんとも幸せな会。

メイン料理にはカムジャタン(ジャガイモと豚の背骨の鍋)が登場。
背骨の間の肉をせせるのに集中し、カニ同様に黙りがちな料理ですが、
この日ばかりは、その場の話を楽しむのに夢中でした。
詳しくは書きませんが、先生と韓国との縁は深まっているご様子。
今後の作品にも韓国料理が登場したりするのだろうか。
などとひとり勝手に妄想を膨らませたりしておりました。
日本で増え続ける韓国料理店は着実に裾野を広げています。
意外なところへと、さまざまな波及効果が生まれていることでしょう。
「食の韓流」はまだまだこれから。
そんなことを思った幸せの一夜でした。
店名:ソウル・ソウル
住所:東京都千代田区富士見1-7-8
電話:03-3237-6606
営業:11:30~22:30
定休:土、日、祝日

某仕事の手伝いで東上野周辺をウロウロしたこの日。
もう外での予定はないので、自宅に戻って仕事をしておりました。
と、そこへかかってきた1本の電話。
「今日の夜、来るのちゃんと覚えてる?」
「へ!?」
新大久保「チャムナム家」の店長さんでした。
数日前にとある宴会への参加を尋ねられ、
行きます、と答えていたのをしっかり忘れていた次第。
店長さんの第6感に助けられました。
ちょうどその電話を取ったのが飲んでいる最中だったんですよね。
返事が怪しいと思ったようで、確認してくれたようです。
慌てて仕事を片付け、再び外出準備をして新大久保へ。
この日は新大久保で韓国語を勉強している方々の集まりでした。
ここ数年の韓国ブームで言葉を学ぶ人も急増。
僕が韓国語を学び始めた頃はまだまだうんとマイナーで、
大学時代、アジア研究学科といういかにもなところにいた僕でも、
「なんで韓国語なの?」
といわれるような時代でした。
うちの学年には全部で21人の学生がおりましたが、
そのうち18人が中国語。残りわずか3人だけが韓国語。
僕の入学した1995年当時はそんな頃でした。
逆に卒業した2002年はちょうどワールドカップの年でもあり、
ちょうど韓国に注目が集まり始めたいい年でしたけどね。
それを考えると、いい時期に学び始められたのかなとも。
「え、大学の在籍期間が微妙におかしい!?」
いえいえ、僕は7年生で卒業したのでこれでよいのです。
在学4年。留学1年3ヶ月。フリーター1年9ヶ月。
いろいろ道草を食いながら人生を順調に蛇行してきました。
いまは過食を繰り返しながら、日々順調に千鳥足ですけどね。
ええと、本題から大きくずれました。
新大久保「チャムナム家」で韓国語を学ぶ方々と会食。
教科書を見せて頂くと、学んで半年程度にしては高度な内容。
飲んでいても、みなさん学んだ内容が口をついて出てきます。
「ぜんぜん話せるようにならない!」
といいつつも着実にステップアップされている様子。
そういう姿を見ると、自分にもいい刺激になるんですよね。
ある一定の段階を過ぎると、語学の勉強をおろそかにしてしまいがち。
自分のストックでなんとか話せてしまうので、向上心を失います。
拙い表現、曖昧な発音、つい繰り返す似たような言い回し。
絶えず磨かねば、どうしても鈍化していくのが語学なんですよね。
おかげさまでいい刺激になりました。

メインの料理に冒頭のプデチゲ(ハムやソーセージの鍋)を頼み、
すぐ上の写真はスユク(茹でた牛頬肉の薄切り)ですね。
ほかにもチヂミなどいくつかの料理を頂いておりましたが、
初めての人ばかりで挨拶に忙しく、写真が微妙に撮れていません。

オジンオボックム(イカ炒め)はきっちり撮影したようですね。
家庭料理店では定番の一品。甘辛い味付けがイカとあいます。
なんだかんだでビールから、マッコルリ、焼酎まで進み、
閉店時間まで楽しく飲ませて頂きました。
予定をすっかり忘れているという失態からの参加でしたが、
語学仲間の会に混ぜて頂いたみなさまに感謝です。
店名:チャムナム家(ちゃむなむちぷ)
住所:東京都新宿区百人町1-3-3サンライズ新宿1C
電話:03-3205-9233
営業:11:30~翌0:30
定休:なし
※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP46にも紹介されています。
<過去の関連日記>
(04月14日)新大久保「チャムナム家」でタットリタン。
(04月19日)新大久保「チャムナム家」でタットリタン。
(04月20日)新大久保「チャムナム家」でキムチチゲ。
(10月12日)新大久保「チャムナム家」でテンジャンチゲ。
(12月06日)新大久保「チャムナム家」でユッケジャン。
▲(2006年)
▼(2007年)
(01月15日)新大久保「チャムナム家」でユッケジャン。
(02月04日)新大久保「チャムナム家」でまかないごはん。
(05月19日)新大久保「チャムナム家」でタットリタン&スユク。
(05月25日)新大久保「チャムナム家」でダブル鶏&出前料理。
(06月27日)新大久保「チャムナム家」でテジカルビ。
(07月11日)新大久保「チャムナム家」でツアーご招待。
(11月11日)新大久保「チャムナム家」でお会いした皆様へ。
(11月26日)新大久保「チャムナム家」でオモニの誕生日会。
(12月03日)新大久保「チャムナム家」で『Suッkara』の取材。

昼過ぎに築地へ出て、丸大食品での打ち合わせ。
一緒にうかがったのは「焼肉天国.com」の専務さんでした。
全国の焼肉店、韓国料理店情報を網羅するサイトですが、
コンテンツの中にはこんな便利なページもあります。
家庭で作れる韓国料理レシピ
昨年秋に「スンドゥブ」を新発売した丸大食品と、
豊富な韓国料理関連の情報を抱える「焼肉天国.com」。
そのコラボというのは非常に興味がありますが、
まずはその第1歩目として、こんなレシピが出来たようです。
スンドゥブチゲ豚汁風
僕もスンドゥブ」を料理して自宅で食べたりしていますが、
アレンジの幅が広く持てるので重宝しております。
先日はすき焼き鍋を使って大量に作って家族でも食べました。
「スープは少し辛いね」
といいつつも84歳の祖母も完食。
メインの豆腐を入れず、鶏団子とウドンで食べたりも。
辛ラーメンと同じで、辛さのベースがあるのでアレンジで楽しめます。
後の希望は、手近なスーパーにも置いて欲しいというくらいですかね。
まだまだ知名度に乏しい韓国料理。販路拡大に期待したいですね。
というような話をしつつ、この日は八丁堀の「讃岐流明治亭」。
打ち合わせの流れで、いつものこの店にやって来ました。
れっきとした讃岐ウドンの専門店ですが、夜は飲みにくる方も多い店。
冒頭の写真、ちくわ天などをつつきつつ……。

ホルモン炒め。

ゴボウの天ぷらなどを頂きます。
ホルモン炒めはともかく、ちくわ天とゴボウ天は、
ウドンのトッピングとして用意されているんですかね。
細切りにせず、スライスしてカリカリ感を出したゴボウ天が美味。
レンコンなんかもチップス風にすると美味しいですよね。

そして「讃岐流明治亭」名物のスンドゥブチゲ。
夏場だけの期間限定販売が、しっかり定着したようです。
暑い夏に熱いチゲというのもカレーと同じで爽快ですが、
やっぱり冬場になると、その温かさが染み入ります。
韓国では1年中食べているので、あるのが当たり前ですが、
日本にいると、季節感をよりくっきり感じられる気がします。
それもひとえに唐辛子の持つ辛さのパワー。
夏場はより汗が出ますし、冬場はより身体が暖まります。
他の鍋料理よりも、明らかに1歩抜きん出た効果。
キムチ鍋が定着してきた今。スンドゥブチゲにも頑張って欲しいですね。

真なる看板メニュー。讃岐ウドンもきっちり頂きました。
麺のコシが抜群。やはりウドンの美味しいお店です。

ウドンを堪能した後に、もう1度シメのシメ。
スンドゥブチゲの残ったスープにごはんを入れて雑炊にします。
この店では、ごはんだけでなくウドンを入れることも出来ます。
韓国料理店ではなく、讃岐ウドン店だからこそ出来るサービス。
1杯で2度美味しい。そんな楽しみ方が生まれています。
ちなみにこの日はテレビでサッカーの試合を流していました。
クラブW杯準々決勝で浦和レッズがセパハンに勝利。
美味しい料理と、美味しい焼酎。そして勝利の余韻を味わいました。
店名:讃岐流明治亭新富町本店
住所:東京都中央区新富1-17-6
電話:03-3552-1665
営業:11:00~24:00(月~金)、11:00~14:00(土、日)
定休:なし
<過去の関連日記>
(07月26日)八丁堀「讃岐流明治亭」でスンドゥブチゲ。
(08月08日)八丁堀「讃岐流明治亭」で誕生日ケーキ。
(09月18日)丸大食品の「スンドゥブ」を西友赤羽店でゲット。
(09月26日)八丁堀「讃岐流明治亭」でスンドゥブチゲ三昧。
(11月20日)八丁堀「讃岐流明治亭」にて大先生との会食。

韓国語で「チプトゥリ」と称される行事。
日本語にするなら、引っ越し祝いあたりが妥当でしょう。
新居を構えた夫婦や、引越しをした人が親族、知人を招待し、
料理を振る舞いつつ、自宅を紹介するというのが主な内容です。
日本であれば引越し蕎麦を振舞うのが道理ですが、
韓国には特にこの料理、と決まったものはないようです。
その代わり、決まっているのは招待客が持って行くもの。
代表的なものがいくつか決まっており、
・ろうそく
・マッチ
・洗剤
・石鹸
・トイレットペーパー
などなど。
どれも、それがお祝い!? といった消耗品ばかりですが、
引越し蕎麦とて、すぐ「そばに引っ越しました」という駄洒落。
チプトゥリの贈り物も駄洒落的な意味合いがあります。
ろうそく、マッチは燃える火のごとく幸運になりますように。
洗剤、石鹸はぶくぶくと増える泡のごとく財産が増えますように。
トイレットペーパーはその長さのごとく幸せが続きますように。
人によって多少説明が異なったりもしますが、
だいたいこのような意味で、定番の贈り物とされています。
物入りの時期に、生活に不可欠なものという意味もあるでしょうね。
最近では招待客がまとめて、電化製品を送ることもあるようです。
ちなみにこの日伺ったのはコチラの記事で紹介したご夫婦宅。
新大久保での結婚式をプロデュースした裏方陣一同で、
大量の洗剤、トイレットペーパーを抱えつつお邪魔してきました。
なんでも新居に大勢のお客さんを呼ぶのは初めてとのことで、
ご夫婦、特に奥様の気合は尋常ならざるものがありました。
「いったいどんだけ頑張ったんだ!」
というような手作りのご馳走がテーブルいっぱいにずらずら。
冒頭の写真が、まず最初テーブルに乗っていた料理です。
キンパプ(海苔巻き)からして、上下2段になっているので、
見えている以上の量を巻いていることがわかります。

メインには鶏肉の鍋。黄色い白菜が目を引きました。
具がなくなりかけると、すかさず旦那さんが足してくれます。

生ハムの下にあるのは、なんとスライスした柿。
生ハムメロンは見たことがありますが、柿は初体験でした。
柿の甘味と、生ハムの塩気が不思議と合います。

サーモンと水菜のサラダ。

手作りシメサバ。
このあたりを作っているというのもすごいですが……。

自家製キムチには驚かされましたね。
右が白菜キムチで、左がカクトゥギ(大根の角切りキムチ)。
僕も作ったことはありますが、キムチってえらく大変な料理。
これまで出てきた料理以上に、よく作ったなぁと感服した次第です。

オリーブオイルで焼き上げた肉厚なシイタケ。後ろは牡蠣。
と、そこへ……。

キツネ色に焼きあがったニンニクをプラス。
すでに宴会中盤ですが、どんどん料理が出てきます。

ホウレンソウのキッシュも美味しかったですねぇ。

あ、そうそう。
宴会の途中でこんなことをして頂きました。
横断幕は最初、中央が結ばれていた状態で、
すっとひもを引っ張ると、「祝出版」の文字が出る仕組み。
引っ越し祝いに来て、逆に祝われるというサプライズ。
いろいろ気を遣って頂き、本当に感謝です。

デザートがわりに出てきた栗きんとんと紫芋のきんとん。
おせち料理には少し早いですが、めでたい気分になりますね。

最後にデザートもう1品。厚く切ったロールケーキにスライスキウイ。
最後の最後まで、細かい気配りの料理が登場しました。
少しでも料理をする人なら、この大変さが想像できるはず。
前日から夜なべをしたか、早朝から準備に奔走していたか。
食べきれないほどの料理を並べるのは確かに韓国式ですが、
いやはや、予想以上の歓待をして頂きました。
といった感じに楽しんできた土曜日。
招待して頂いたご夫婦に心から感謝です!
<過去の関連日記>
(07月01日)新大久保「グリーン食堂」でオリジナル結婚式。
▲(2006年)

座ってドリンクを注文すると、まず出てくるパンチャン(副菜)。
韓国ではおなじみの光景ですが、日本では少し事情が異なります。
料金は他の料理に含まれており、お代わりをすることも自由。
ただ、それを日本でやろうと思うと大変なんですよね。
韓国では暗黙の了解として受け止められていることですが、
日本でこれがタダとなると、これで満足してしまう人がいるのも事実。
他の料理を注文するからこそ、パンチャンはタダなのであって、
ビールとパンチャンだけで充分、といわれては店の人も困ります。
従って店の人たちも、その対策を練らねばならず……。
・パンチャンは1度だけでお代わり不可
・パンチャンは他の料理を注文した後に提供
・パンチャンとして出す料理に手間をかけない
・パンチャンの量を少なめに抑える
・そもそも無料のパンチャンを提供しない
といった形式が日本の韓国料理店では主流になっています。
食習慣の違いなので、このへんは仕方ないことでしょうね。
ただ、これに満足しない人たちは当然います。
まず韓国人。そして韓国通の日本人。
これらの人は韓国式を理解し、それが普通と思っているので、
条件で縛られたパンチャンを窮屈だと感じてしまいます。
どんなに美味しい料理を提供しても、その部分で満足できなければダメ。
「こんなのは韓国料理じゃない!」
というような話にまで展開してしまうことも。
どちらにも一理があるので、非常に難しい問題です。
そんな苦い経験をある程度してきたので、
僕は店選びの際に、相手の韓国キャリアをまず考えます。
ある程度、韓国的なルールに則った形で料理が出てくる店。
そのひとつとして重宝するのが、こちら新大久保の「韓流」です。
ボリュームのあるパンチャンが出て、お代わりも可能。
右上にある皿は酸味の出たチョンガッキムチ(小さい大根キムチ)を、
いったん洗って、味噌などで味付けつつ煮込んだ料理です。
韓国の家庭ではよくある料理ですが、飲食店では比較的珍しい品。
こうした料理が、日替わりで少しずつあるのは魅力です。

大皿に盛られたたっぷりのポッサム(茹で豚)や、

モチモチとしたカムジャチヂミ(ジャガイモチヂミ)をつついていると、

サービスとしてスユク(茹でた牛ほほ肉の薄切り)を出して頂いたり。
お世話になっているママさんの気遣いでしたが、
こういうのも韓国らしさを感じさせる部分ではないかと思います。

メイン料理にはテジカルビ(豚カルビ)を骨ごと具にし、
白菜キムチも4分の1カットで入れた、豪快かつ贅沢な鍋料理。
テジカルビと白菜キムチを目の前でカットするハサミさばきも自慢です。
発酵が進んで酸味のある白菜キムチはもちろん自家製。
店の方々が協力しつつ、月に2度60株以上をまとめて漬けるそうです。
その大量のキムチを、毎日時間をかけてコトコト煮込んだのがこの鍋。
一度、この鍋の仕込み中に取材でお邪魔をしたことがありますが、
店の外まで美味しそうなキムチの香りが漂っておりました。
料理名はキムチカルビチムですが、煮汁が多いのでチゲ風。
温かい料理が恋しくなるこの季節には最適の一品です。
店名:韓流
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-20-11玉野ビル1階
電話:03-3207-0983
営業:24時間
定休:第2、4日曜日
※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP44にも紹介されています。
<過去の関連日記>
(09月08日)新大久保「韓流」で鶏カルグクス鍋。
(09月22日)新大久保「韓流」で鶏カルグクス鍋&チヂミ2種。
(10月02日)新大久保「韓流」金社長からのお誘い。
(10月06日)新大久保「韓流」で秋夕料理&キムチカルビチム。
(10月07日)新大久保「韓流」金社長からのお誘い(2)。
(10月13日)新大久保「韓流」でコプチャンジョンゴル。
(10月24日)新大久保「韓流」でポッサム&キムチカルビチム。
(12月13日)新大久保「韓流」でカムジャタン。
▲(2006年)
▼(2007年)
(01月19日)新大久保「韓流」でフィルムぶち切れ2次会。
(02月09日)新大久保「韓流」でサンマキムチ鍋。
(05月24日)新大久保「韓流」でキムチチゲ&ケランマリ。
(06月13日)新大久保「韓流」で鶏カルグクス鍋&チヂミ。
(08月24日)新大久保「韓流」でキムチカルビチム&アマダイ。

0次会「元祖平壌冷麺屋」、1次会「コサリ」を経て、
次の2次会! をどこにしようか悩む我ら。
いつもの新大久保が無難ではとの意見も出たのですが、
東麻布からだと微妙にアクセスが悪いんですよね。
いい感じに酔っ払っているので、長時間の移動は億劫です。
韓国料理以外を攻める分にはどこでもいいんですけどね。
2次会の場所を考えるにあたり、最初の段階から、
「次は何の韓国料理にしましょうね?」
という会話をしている時点で選択肢が異常に狭まります。
新橋方面に繰り出してアレコレ。六本木あたりでドコソコ。
ひとしきり悩んで出た答えが、赤坂に出てソルロンタン。
熱々の牛スープで胃を満たしてシメにしようという結論です。
ということでタクシーをつかまえて赤坂まで移動。
到着したのはソルロンタンとトガニタンの専門店「牛村」です。
ソルロンタンは牛骨をじっくり煮込んだ濃厚スープ。
トガニタンは牛のひざ軟骨を煮込んだスープですが、
こちらの店は栄養仕立てになっており高麗人参やナツメも入ります。
ちなみにこちらの店に入る直前、
「もう少し行くと『KORYO赤坂店』もありますよね」
という情報が一部参加者から出ておりました。
「KORYO赤坂店」も『東京 本気の韓国料理店』での掲載店。
浅草橋に本店を持つ焼肉店ですが、冷麺がまた絶品です。
冷麺に始まり、冷麺に終わる宴会というのも面白いのでは!
というアホ企画でしたが、そんな会話をしていたところに、
「やあ、久しぶり!」
と僕の肩を叩いたのは「牛村」の社長さんでした。
ハイ、これで確定。冷麺に始まり冷麺に終わる宴会は却下され、
正式にソルロンタンでシメることが決まりました。
ま、赤坂に来る時点で、胃袋はソルロンタン気分でしたけどね。
冒頭の写真が注文したソルロンタン。
中央に浮いている肉は一緒に煮込まれた牛ほほ肉です。

スープで勝負する店はキムチにこだわるのが鉄則。
白菜キムチとカクトゥギ(大根の角切りキムチ)が欠かせません。
牛骨スープの濃厚風味を、キムチがきゅっと引き締めます。
満腹を通り越した、超満腹状態ではありましたが、
じっくり煮込まれたスープはやはり美味で、しっかり完食。
ごはんも1人前をペロリと食べてしまいました。
カロリーが心配ですが、フィニッシュラーメンよりはいくらかマシ?
たぶんマシじゃないでしょうね。ええ、わかっています。
ともかくも、健全な2次会! で終える宴会がこれで終了。
赤坂見附駅まで急ぐと無事、終電にも間に合う時間でした。
さすがにそろそろ朝まで飲む宴会も減らさなきゃですからね。
0次会の偉大さを心からかみ締めた1日でした。
店名:牛村(うちょん)
住所:東京都港区赤坂3-14-2ドルミ赤坂1階
電話:03-3585-6960
営業:11:00~翌4:00(月~土)、17:00~23:00(日)、11:00~23:00(祝)
定休:なし
※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP83にも紹介されています。
<過去の関連日記>
(09月27日)赤坂「牛村」でソルロンタン。

『東京 本気の韓国料理店』を製作する際、
いちばん苦しんだのが、取材した情報を「削る」作業でした。
取材時にはまだ、ある程度しか紙面構成ができていないため、
どうしても少し多めを目指して取材をすることになります。
ただ、それも店によってずいぶん変わってくるんですよね。
いい店ほど、店の売りやこだわりをたくさん抱えているため、
取材のボリュームはいつの間にか増えていきます。
「この店はいい話を聞けた!」
と思えるときほど、記事に起こす段階で苦心するハメに。
あの情報も、この情報も入れたい。でもスペースは限られている。
泣く泣く情報を削りに削って、原稿を作っていくわけです。
よくいえば大吟醸のように磨ききって作った原稿となりますが、
悪くいえば、マグロのトロだけ食べて残りを捨てるような暴挙。
赤身はどうした! 中落ちはどうした! という話になるわけです。
そんな贅沢な作り方をした今回の本。
その象徴ともいえるお店が、この日、足を運んだ「コサリ」でした。
正式名称は「Korean Dining KOSARI TOKYO」。
最後に「TOKYO」という文字が入っているのには訳があり、
1、いずれはパリ、ロンドン店まで発展するようにとの期待から
2、東京タワーのすぐ下にある店との意味から
3、そもそも本店が札幌にある
といった意味合いがあるそうです。
また「コサリ」というのも韓国語でワラビを表す言葉ですが、
もともとは家で飼っていたラブラドールの名前であったとか。
なんて深い話まで聞いてきましたが、残念ながらすべてカット。
そのカットされた部分の魅力をなんとかもう少し伝えたい。
という気持ちから、この日訪ねてきた次第です。
冒頭の写真からして、その後悔が伝わりませんか?
この料理、こんなにオシャレな顔をしてユッケだそうです。
細切りにせず、柔らかい肉を薄切りにして味をつけ、
卵黄は別の器に入れて、ごらんのようにとろーっとかける。
僕はこんなに色気のあるユッケを見たことがありません。

こちらの店はもともと札幌にある有名な焼肉店。
すすきのにある本店は狭いながらも、VIP客が絶えないそうです。
そういえば、こちらの店も韓流スターが多く来ているみたいですね。
店のレジ裏の壁にサインが直接書かれているのですが、
来店情報をあまり聞かないビッグネームが並んでおりました。
そのへんの情報は『東京 本気の韓国料理店』の76ページにも。
自慢の特選和牛のリブロースから始まり、

厚切りタン。

ロースと続いていくわけです。
いい肉へのこだわりはメニューにも表れており、
「すべてがいい肉なので、あえて『上』という表記を使いません」
とのこと。
上カルビ、上ロース、上タン塩などという表記をよく見ますが、
ウチはすべてが上なので、あえてそれは書かないという主張。
取材時、料理長さんの力強い語り口が非常に印象的でした。

一方で、正肉部位以外のホルモン部位も自慢だったり。
この写真では似たような色合いでわかりにくいですが、
その日仕入れた部位から、5種類を盛り合わせています。
コプチャン(小腸)、テッチャン(大腸)、ギアラ(第4胃)と、
あとひとつを失念しましたが、もうひとつが豚ホルモン。
なんでも札幌では豚ホルモンは焼肉店の定番なのだそうです。
札幌魂を込め、豚ホルモンはほぼレギュラーで入るようです。

ミノ(第1胃)も柔らかくて美味しかったですね。

珍しいところで、イベリコ豚なども用意されていました。
牛焼肉が中心ですが、いろいろ楽しめるのは嬉しい限り。

ドリンクには名物のフローズンマッコルリも注文。
もったりとした見た目からわかるように半分凍った状態です。
キリッとした冷たさと、チリチリ音がなるような喉ごし。
焼肉でほてった身体を、一気に急冷する快感を味わえます。
飲みなれたマッコルリも、食感の違いでかなり新鮮。
最後まで一切ぬるくならないというメリットもあります。

サイドオーダーに本日のジョン3種盛り。
この日はズッキーニ、白身魚、シイタケの3種。
シイタケにはひき肉が挟み込まれておりました。

もうひとつ。海鮮チヂミも注文。
フルサイズとハーフサイズが選べ、こちらはハーフサイズ。

最後は鍋料理を頼んでシメとしました。
ワタリガニ、豚と野菜、ホルモンという3つのレギュラー鍋から、
この日はワタリガニの鍋をチョイスしました。

デザートには名物のソフトクリームを注文。
この店に来て、これを食べないのは愚かの極みです。
どんなに満腹になってもデザートの別腹は用意しておくこと。
濃厚なミルク味のソフトクリームはそれだけでも美味ですが、
高麗人参酒とハチミツをたらすのが「コサリ」流。
高麗人参の風味が加わることで一気に大人の味に。
そしてたらしたハチミツはソフトクリームの冷気で凍り、
パリパリとした食感でアクセントを加えるというわけです。
韓国料理店はとかくデザートが弱いことで知られますが、
最近はこうした部分に気が回る店も増えてきましたね。
日々、韓国料理を食べる身としては嬉しい限りです。
麻布と聞くとオシャレな町というイメージが強いですが、
東麻布のこの一帯は住宅街が広がるアットホームな雰囲気。
韓流スターが来る一方で、地元の人が気軽に立ち寄る一面も。
犬の散歩ついでにユッケジャンを食べに来る人や、
カウンター席でさっと食べていく女性ひとり客も多いとか。
「ソフトクリームだけでもOKです!」
と料理長さんなどは語っておられました。
その心意気が嬉しい。そんな東麻布のお店です。
ゆったり楽しんだ我々は、勢いに乗って「2次会!」に移動。
タクシーに乗って、到着したのは赤坂でした。
店名:Korean Dining KOSARI TOKYO
住所:東京都港区東麻布2-19-3ミレーヌ東麻布1階
電話:03-3582-1228
営業:11:45~14:30、18:00~翌1:00(月~金)、18:00~24:00(土、日、祝)
定休:不定休
http://www.kosari.jp
※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP92にも紹介されています。

このブログを見ている人からよく聞かれることベスト5。
「八田さんって、毎日新大久保にいるんですか?」
「八田さんって、毎日韓国料理食べているんですか?」
「八田さんって、あれだけ食べて身体平気なんですか?」
「八田さんって、1日に何食食べているんですか?」
「八田さんって、いつも6次会まで飲んでいるんですか?」
といった感じでしょうか。
せっかくなのでまとめて答えてみたいと思います。
→たぶんトータルすると週の半分くらいだと思います。
→ほぼ毎日食べていますが、自宅では日本料理です。
→健康診断の結果を見ると数値はほぼ正常です。
→基本は昼と夜の2食です。夜が長いことはあります。
→よく言われますが、6次会まで飲んだのは1度きりです。
けっこう普通でしょ。
でも、このブログはだいぶインパクトがあるらしく、
僕のイメージは……。
毎日、新大久保の韓国料理店に繰り出して、
朝までへべれけになるほど飲んで体調ガタガタな人。
という感じでだいたい固まっているようです。
まあ、無理もないですけどね。
頻繁に飲み歩いているのはある程度事実ですし。
ただ最近は、3ヶ月に1度くらいお医者さまに検査して頂き、
異常がないか数値を常にチェックして頂いております。
多少、高めの数値もありますが、基本的には充分に健康。
このブログも見て頂いているお医者さまが、
「うーん、なんで正常なんだろうなぁ……」
と不思議がるほど健康です。
にもかかわらず、みんなが不健康そうに思うというのは、
ひとえに書き方の問題かもしれませんね。
いつぞやの6次会なんて、1度きりなのにみんな心配するし。
ということで最近はこんな方法を考えました。
この日は麻布に繰り出しての宴会。
1次会の会場を設定したのち、有志だけで0次会を開催。
これなら3次会まで飲んでも数字上は2次会。
みなさんに与えるインパクトも軽減されるはずです。
足を運んだのは今年3月にオープンした冷麺専門店。
このブログでも何度か記事にしましたが、それはもう絶品なのです。
注文を受けて粉から練り始める麺の食感は清涼かつ爽快。
キムチの汁をベースとするスープはキリッとした酸味が心地よく、
その味わいは、この1杯のために出かけたいと思えるほどです。
毎日でも通いたい店ですが、そうもいかない麻布エリア。
僕の行動範囲とは微妙にずれているのが悲しいところです。
そんな事情から生まれた1次会前の0次会。
生ビールとともに、至福の冷麺を楽しむことができました。
そしていよいよ本番。1次会の店もまた極上。
東麻布万歳! などと叫びつつ、次の記事へと続きます。
店名:元祖平壌冷麺屋
住所:東京都港区東麻布2-5-1
電話:03-3505-8301
営業:11:30~15:00、17:00~20:00
定休:月曜日
※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP91にも紹介されています。
<過去の関連日記>
(04月12日)東麻布「元祖平壌冷麺屋」で平壌冷麺。
(05月14日)東麻布「元祖平壌冷麺屋」でピビン麺。

新大久保「チャムナム家」名物のヒトデチヂミ。
ヒトデ風に盛り付けるとともに、桜エビで赤い色合いを表現。
韓国語ではヒトデのことをプルガサリといいますが、
このチヂミの正式名称はプルガサリチヂミとでもいいましょうか。
「チャムナム家」ではみんなが頼む人気メニューです。
ちなみにプルガサリはヒトデ以外にももうひとつ意味があり、
鉄を食べて育ち、悪鬼を払う、想像上の動物を意味します。
それをモチーフにして北朝鮮では特撮映画も作られたりしました。
プルガサリという名前は、その映画のタイトルとしても有名です。
「チャムナム家」ではそうしたプルガサリの迫力と、
悪鬼を払うという意味合いから、このチヂミを考案したそうです。
食べる人に元気を与え、病気をしませんようにとの心遣い。
ま、すべて真っ赤な嘘ですけどね。
みんなが頼む人気メニューというところだけが本当。
ヒトデ云々からして、いま思いついた冒頭の小ネタです。

こちらがもうひとつの名物料理タットリタン。
ぶつ切りにした鶏肉と野菜を辛く煮込んだ鍋料理ですが、
最近はこの料理がずいぶんとメディアにも登場して有名に。
テレビや雑誌の取材がバンバン来ているようです。
つい最近出た『東京生活』は新宿を特集しているのですが、
しっかりと新大久保コリアンタウンも2ページ取り上げられています。
どれどれと開いてみたら、「チャムナム家」のオモニがおりました。
店の紹介とともに、オモニの写真がばっちり載っています。
僕らもこの日は取材ということでお邪魔をしたのですが、
取材というよりは、単に場所提供だったかもしれません。
実はこの日、僕は『Suッkara』という雑誌から依頼を受け、
インタビューに答えるということで新大久保に来ていました。
取材する側ではなく、取材を受ける側というのは久しぶりですね。
韓国関係に携わる人物ということでのインタビューでした。
まずは普段ウロウロしている新大久保の路地で写真撮影。
それとともに、行き着けのこの店でインタビューを受けた次第です。
12月21日(金)発売とのことので、ぜひ買ってみてください。
僕のアホ顔が雑誌の品位を下げていることと思います。

こんなの作ったよ、とパンチャン(副菜)がわりに出てきた一品。
サンマと大根をピリ辛に煮込んだコンチチョリムです。
普通は缶詰のサンマを使って手軽に作ったりもしますが、
缶詰ではなく生のサンマを使ってコトコト煮込んでありました。
韓国料理店のパンチャンは店によって千差万別ですが、
ひと皿でも気の利いた料理があると、出来る! って思いますね。
店としてはタダの料理だけに難しい部分もあるでしょうが、
食べる側としては、そこの一工夫が本当に嬉しいものです。
これらの料理を取材スタッフの方々とペロリたいらげ、
「お疲れさまでした」と頭を下げたのが午後4時頃。
さて、今日の夕食はどうしようと、悩む時間帯の満腹でした。
店名:チャムナム家(ちゃむなむちぷ)
住所:東京都新宿区百人町1-3-3サンライズ新宿1C
電話:03-3205-9233
営業:11:30~翌0:30
定休:なし
※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP46にも紹介されています。
<過去の関連日記>
(04月14日)新大久保「チャムナム家」でタットリタン。
(04月19日)新大久保「チャムナム家」でタットリタン。
(04月20日)新大久保「チャムナム家」でキムチチゲ。
(10月12日)新大久保「チャムナム家」でテンジャンチゲ。
(12月06日)新大久保「チャムナム家」でユッケジャン。
▲(2006年)
▼(2007年)
(01月15日)新大久保「チャムナム家」でユッケジャン。
(02月04日)新大久保「チャムナム家」でまかないごはん。
(05月19日)新大久保「チャムナム家」でタットリタン&スユク。
(05月25日)新大久保「チャムナム家」でダブル鶏&出前料理。
(06月27日)新大久保「チャムナム家」でテジカルビ。
(07月11日)新大久保「チャムナム家」でツアーご招待。
(11月11日)新大久保「チャムナム家」でお会いした皆様へ。
(11月26日)新大久保「チャムナム家」でオモニの誕生日会。

最近、またブログの更新が途切れがちになっています。
仕事が忙しいというよりも、打ち合わせや人に会う機会が多く、
なかなかパソコンの前に座れないといった状況です。
韓国料理店にはけっこう足を運んでいるんですけどね。
食べるばかりで書かないので、記事がたまっていく一方です。
一緒に行った方から、
「あの記事はまだアップにならないの?」
と聞かれるたびに申し訳ない思いでいっぱい。
気持ちが新鮮なうちに書くのがいちばんなんですけどね。
今回の記事も3週間ほど前の話になりますか。
先日もお邪魔した、「マッコリ酒家&韓国料理ぽど丸の内」。
有楽町駅から東京国際フォーラムの脇を抜けて東京駅方面へ。
新東京ビルの地下に入っているまだ新しいお店です。
って、つい先日もこの店のレポートを書いたばかりですけどね。
「マッコリ酒家」の名前を掲げつつ、看板料理にはトッカルビ。
叩いた牛カルビに下味をつけて焼いた料理がメインです。
冒頭の写真はいきなりサービスで頂いた副菜盛り合わせ。
左側にあるラッキョウのキムチが試作品だった模様です。
こういう珍しい素材を使ったキムチを最近よく見かけますね。
日本にある野菜でほかに何かないか、という工夫の賜物でしょう。
一緒に行った方々は生ビール。僕は生ビールのマッコルリ割り。
他店でも稀に見かけますが、これを「モッコリ」と称するそうです。
発音によっては、微妙にひわいなイメージになるこの単語。
どういったところから生まれた呼び名なのかが気になります。
どなたかご存知の方は、ぜひ教えてください。

一見、普通のチヂミですが、具に納豆とニラのコンボ。
運ばれてくると同時に、納豆の香りがふわーんと漂います。
納豆好きにはたまらない香り。ニラとの相性もいい感じです。

看板料理のトッカルビ。ネギ塩味からやってきました。
刻んだ九条ネギがたっぷり乗っているのが特徴。

こちらはレギュラーの味付けである醤油ダレ味。
この2種以外にコチュジャン味噌味があって3種類。
……だったのですが、最近行った方の話によれば、
ネギ塩味とコチュジャン味噌味がなくなっていたとも。
僕自身はまだ未確認なのですが、ちょっと気になる情報です。
新しい味わいが付け加わるのか、醤油ダレ1本に絞ったのか。

中盤戦。いい気分になって今度はマッコルリ。
この店には「マッコルリの華」という銘柄があるのですが、
これがかの有名な「虎マッコリ」と同じ酒蔵の製品。
「虎マッコリ」と同様に、ドライで甘みの少ないマッコルリです。
ここ最近、国産のマッコルリが少しずつ増えてきていますね。
新大久保「はるばん」のように自家醸造を自慢とする店もありますし、
マッコルリブームも新たなステップを刻もうとしています。
生マッコルリは2008年の新たなキーワードとなるでしょうね。

サンチュ、エゴマの葉で包むポッサム(茹で豚)。

メインの料理はプデチゲとしました。
ランチョンミートやソーセージの入った洋テイストの韓国鍋です。
この店のプデチゲには缶詰のビーンズも入っていました。
ラーメンが2分の1なのがちょっと上品な気もしますけどね。
といった感じに料理をたいらげた我ら。
同行者のひとりは、そのまま翌週の予約を入れておりました。
入口のマッコルリ立ち飲みスペースも始まったようですし、
近隣にお勤めの方には、ちょっと立ち寄れる店ではないかと思います。
店名:マッコリ酒家&韓国料理ぽど丸の内
住所:東京都千代田区丸の内3-3-1新東京ビル地下1階
電話:03-5218-5551
営業:11:30~14:30、17:00~22:30(月~金)、11:30~21:00(土、日、祝)
定休:なし
※この店は西麻布店が『東京 本気の韓国料理店』のP89にも紹介されています。
<過去の関連日記>
(11月18日)有楽町「マッコリ酒家&韓国料理ぽど丸の内」でトッカルビ。