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韓食日記

日々食べている韓国料理の記録です。
済州市より関係者に業務連絡。
7月5日「第1回食の異文化交流会」用の、
ホンダワラを東門市場にてゲットしました。
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2008.06.30.Mon 12:55 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
本日から2泊3日で済州島に行きます。
早朝7時45分に成田空港集合というスケジュール。
眠い目をこすりつつ、ようやく搭乗口に着きました。

三河島の魅力をうっとうしいぐらいに語っておりますが、
日暮里までひと駅なので、成田空港に行くにも便利です。
ビバ三河島! すごいぞ三河島!

済州島ではアワビ、トコブシなどをどっさり食べてきます。
でも、聞いたところ、天候があまりよくないようですね。
そのあたりだけが気掛かりですが、楽しんできたいと思います。
2008.06.28.Sat 08:55 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(6)
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三河島では有名な家庭料理店。
店名に「木浦」とついていることからも、
オーナーさんが木浦出身なのかと思いきや。
ずいぶんオーナーが代わったらしく、店名だけでもう無関係。
そんな話を昨年の取材時に聞いたことがあります。

日本でも、韓国でも、韓国料理店における居抜き、
看板そのままのオーナーチェンジは普通ですからね。
内観も外観もそっくりそのまま違う店、ということが多々あります。

この店もそんな変遷を経たのでしょうが、
お母さんの作る料理が美味しかったので問題なし。
久しぶりに行ってみようと足を運んだら……。

またもオーナーさんが代わったようですね。

今度は若いお兄さんが店を引き継いだ様子。
三河島も入れ替わりが早いな、と思いつつ、
冒頭の写真、タッコムタン(鶏スープ)を注文しました。

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中にはとろとろに煮込まれた鶏肉が塊で入っています。
一見、サムゲタン(ひな鶏のスープ)風でもありますが、
もち米、高麗人参などの具は入っておりません。
鶏肉と、鶏のスープだけを純粋に味わう料理です。

ちょっと塩が利いた感じですが、よく煮込まれていい感じ。
ごはんと一緒に味わうと、ちょうどいいぐらいですかね。
鶏肉もずいぶんと贅沢な量が入っております。

ホール担当も若いお兄さんで全体的にキビキビした印象。
オーナーさんが代わっても、これならいい雰囲気ですね。

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奥さんが頼んだユッケジャン(牛肉の辛いスープ)も。

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奥さんのお母さんが頼んだ石焼きビビンバもなかなかだった様子。
近所にあって使い勝手のよい家庭料理店という感じですね。
15席ほどの小さな店というのも落ち着ける理由でしょう。

ちなみに我が家からはサンダルでも行ける距離。
その近さがまた喜ばしいところです。

店名:木浦食堂(もっぽしょくどう)
住所:東京都荒川区西日暮里1-4-7
電話:03-3802-5448
営業:調査中
定休:第1、3月曜日
2008.06.27.Fri 12:19 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(9)
出発前で時間がないので、簡単に概要だけ。
しばらく前からイベント欄に1行だけ出していましたが、
佐野良一師匠プロデュースのイベントを開催致します。

題目:「第1回食の異文化交流会」
日程:2008年7月5日(土)
時間:14時より17時まで
場所:イーストアジアン新宿
定員:25名
費用:6000円

1970年代から韓国を訪れ、食文化、芸能文化に詳しい、
佐野良一さんが、このイベントをプロデュース致します。
韓国の宮中飲食研究院で学んだ技術と知識を活かしつつ、
佐野良一さん監修の料理を味わいながら、講義を聴きます。

と、書くといかにも仰々しい感じですが、
師匠のうまいもの談義を聞きつつ、みんなで韓国料理を食べる、
という気軽な雰囲気でご理解頂いてかまいません。

ご参加希望の方は、下記までメールでご連絡頂くか、
あるいは「てじまぅる」グループの各店舗でも受け付けています。
すでに申し込みを頂いているので、ご希望の方は早めにご連絡ください。

連絡先
hachimax●hotomail.com ←●を@にかえてください。
2008.06.26.Thu 13:50 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
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引越しの真っ只中。
昼食は韓国料理の弁当をデリバリーしてもらい、
夜は近所の韓国料理店に自ら足を運んでテイクアウトしました。

三河島でも有名な「東京ガーデン」は韓国料理店でありつつ、
韓国式中華料理店も兼ねているという珍しい店です。
焼肉や鍋料理、チヂミなどでひとしきり焼酎を飲んだ後、
チャジャンミョン(ジャージャー麺)でシメるという奇跡のコースが可能。
新大久保はおろか、韓国でも見かけない幸せなスタイルです。

引越し早々に、その奇跡のコースでもよかったのですが、
家の中がダンボールだらけでは、飲むことも許されず。
チャジャンミョンをすすりつつ、食べ終えたらまた片付けです。

でも、こんな店が近くにあるというのは本当に幸せ。
時間帯にもよるようですが、出前にも対応してくれます。

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一緒につるつるのムルマンドゥ(水餃子)もテイクアウト。
野菜たっぷり、おつゆもたっぷりのジューシー仕立て。

下に敷かれた新聞紙が、散らかった家を象徴していますが、
それでも昼に続いて、幸せな食事を楽しむことができました。

三河島はいいなあ。本当にいいなあ。
恵まれた立地条件を、毎日噛み締める日々です。

ちなみに新大久保にも「東京ガーデン」という店がありますが、
特に系列店であるとか、そういうことではないようです。
むしろ、ゴールデン街近くにある「モンシリ」という店が系列店。
ボリュームのある料理と、どっさりのパンチャンが自慢の店です。

店名:東京ガーデン
住所:東京都荒川区荒川3-61-5
電話:03-3805-3913
営業:調査中
定休:調査中
2008.06.26.Thu 13:41 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(7)
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三河島に住んで便利なこと。
電話1本で韓国料理の弁当がデリバリーされます。

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見てください。
この立派なスンドゥブチゲ(柔らかい豆腐のチゲ)。

たっぷりの汁には豆腐、豚肉、アサリが沈んでいます。
最初は見当たらなかった卵も無事に汁の底から救出され、
写真用として、容器の中央にそっと配置。
スープもしっかり温かいまま届けて頂けました。

まあ、家から徒歩10分ほどの距離ですからね。
いわゆるスープの冷めない距離……かどうかはさておいて。

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奥さんはタコライスを頼んでおりました。
韓国料理ではありません。沖縄料理もあるようです。

そのほかキムチ、ナムル、チョレギサラダなども注文したところ、
引っ越し中の散らかった家にしては、まともな食事となりました。
火が使えない、料理を作る元気がない、というときには便利ですね。
家からも近いですし、今後重宝させて頂くことと思います。

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食後のガムがおまけについているのは韓国式。
こういうところにも妙な嬉しさを感じますね。

なお宅配地域は荒川区全域に加え、
北区、文京区、台東区の一部が該当するようです。
地域内の人はぜひ1度試してみてください。
あなたの家が韓国料理店になります。

店名:焼肉屋さんのお弁当
住所:東京都荒川区荒川3-43-3
電話:03-3802-1129
営業:11:00~14:00、17:00~23:00
定休:なし
2008.06.25.Wed 09:40 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(4)
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新居からの眺めです。目の前を常磐線が走っています。
毎日、夜遅くまで駅のアナウンスと線路を走る音が聞こえます。

新大久保ほどの規模ではありませんが、
三河島も東京を代表するコリアンタウンのひとつ。
最寄のコンビニまでは5分かかりますが、
韓国食材店までは3分、韓国料理店までは2分です。

電話1本でチャジャンミョン(ジャージャー麺)が届きます。
スンドゥブチゲ(柔らかい豆腐の鍋)も弁当形式で届きます。
ヤンニョムチキン(韓国式のフライドチキン)も出前できます。

ああ、幸せ。

今後は三河島の魅力を目一杯お伝えしたいと思います。
韓国好きには、とても住みよく暮らしやすい街です。
2008.06.24.Tue 12:56 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(9)
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21日に「第1回新大久保テイクアウトオフ会後記」を開催しました。
幹事として司会進行に力を入れていたため、写真はありません。
冒頭の写真が唯一撮った、自作のキムパプ(韓国式の海苔巻き)。
これをオフ会に差し入れました。内容についてはまた後で。

今回の企画は先日行った「第1回出前オフ会」の続編で、
新大久保の各飲食店から料理をテイクアウトしてくるオフ会です。
出前オフのときは、出前を実施している店に限定されましたが、
自ら行くのであれば、どの店からも料理を取り寄せることができます。

あの店のあの料理、この店のこの料理。

普段は一緒に食べることのできない美食の数々を、
人海戦術で解決し、美食三昧の宴会をしようという趣旨です。
ちなみに参加者は39名。多くの方のご参加に感謝です。

当日は18時集合でしたが、コリアンタイムを見越して、
18時半ぐらいからスタートしようと打ち合わせておりました。
ところがみなさん、韓国関係のオフ会では珍しいぐらい集まりがよく、
18時20分には開始の挨拶をさせて頂きました。

この日の概要説明とともに、テイクアウト担当分けのくじ引き。
1チーム3、4人くらいのグループを10チームほど作り、
それぞれ分担で、指定の店に散って頂く方式を取りました。

本来であれば何をテイクアウトするかも相談したかったんですけどね。
時間がかかりすぎるのと、土曜日の夜という混雑タイムだったので、
お店にも迷惑がかかると判断し、量の多いものは事前予約しました。
以下はスタッフが悩みに悩んで選定した、新大久保珠玉の料理です。


<会場&ドリンク&基本料理>
店名:イーストアジアン新宿
住所:東京都新宿区百人町1-12-2セイザ新宿301号
電話:03-6413-7104
備考:飲み放題&ごはん、ミヨックク、キムチ、ナムル

<夏野菜の平牧鍋>
店名:てじまぅる大久保店
住所:東京都新宿区大久保1-16-5
電話:03-5291-3783
備考:夏野菜と平田牧場産三元豚の鍋料理(4台)
http://www.tejimaul.com/

<スンデ&豚足>
店名:コルモクスンデ家
住所:東京都新宿区百人町1-3-3サンライズ新宿1A
電話:03-5273-8389
備考:手作りのスンデと豚足の盛り合わせ(4皿)

<海鮮チヂミ>
店名:チャムナム家
住所:東京都新宿区百人町1-3-3サンライズ新宿1C
電話:03-3205-9233
備考:桜エビがたっぷり乗った香ばしい海鮮チヂミ(2枚)

<チーズチヂミ>
店名:土地
住所:東京都新宿区百人町1-24-10日の出マンション1階
電話:03-5330-5430
備考:ピザ用チーズがどっさり。ピザのようなチヂミ(2枚)

<豆チヂミ>
店名:往十里
住所:東京都新宿区大久保1-15-11
電話:03-3204-1110
備考:金時豆のたっぷり入ったチヂミ(2枚)

<海苔チヂミ>
店名:てじまぅる新宿店
住所:東京都新宿区西新宿7-10-10西村ビル地下1階
電話:03-5348-5535
備考:韓国海苔のたっぷり入ったチヂミ(2枚)
http://www.tejimaul.com/

<サムゲタン>
店名:高麗参鶏湯
住所:東京都新宿区大久保2-32-3リスボンビル2階
電話:03-3207-3323
備考:漢方スープで煮込んだサムゲタン(4人前)
http://www.samgetang.co.jp/

<フライドチキン&ヤンニョムチキン>
店名:チキンタウン
住所:東京都新宿区大久保1-12-6 1階
電話:03-3232-5188
備考:韓国式のフライドチキン(2羽)

<ヤンニョムチキン>
店名:鶏ドナルド
住所:東京都新宿区大久保1-6-12花岡ビル2階
電話:03-6325-3524
備考:韓国式のフライドチキン(1羽)

<デリホリックチキン>
店名:チキンホリック
住所:東京都新宿区大久保2-19-1セントラル大久保ビル地下1階
電話:03-5292-3988
備考:ニンニク醤油味のフライドチキン(1羽分=24ピース)
http://www.chickenholic.jp/

<各種ジョン>
店名:にも
住所:東京都新宿区大久保1-17-3昌美ガーデンハイム1-C
電話:03-3202-1013
備考:豆腐、白身魚、ひき肉、ニラのチヂミ(計40個)

<コドゥンオジョリム>
店名:魚魚魚
住所:東京都新宿区大久保1-16-24
電話:03-3207-4820
備考:サバと大根の辛い煮物(5000円分)

<スナック菓子>
店名:韓国広場
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-31-11
電話:03-3232-5400
備考:各種韓国のスナック菓子(2000円分)
http://www.ehiroba.jp/

<パッピンス>
店名:アイスベリー大久保店
住所:東京都新宿区百人町2-3-25
電話:03-3203-8317
備考:韓国式のカキ氷(2人前×10)
http://www.iceberry.co.jp/


一部、会場となった「イーストアジアン新宿」や、
系列店の「てじまぅる大久保店」はテイクアウトでなく出前。
そのまま運び込んで頂き、最初に基本の料理として並べました。
残りの店はしっかり分担してテイクアウトしに行きました。

ポイントとなるのは、個性的なチヂミを4店舗から選んだこと。
サムゲタンのようなスープ料理もテイクアウトが可能だということ。
コドゥンオジョリムは量ではなく、金額で注文してみたということ。
テイクアウトを通じた自由度を表現できていれば幸いです。

ただ、初めての試みだけに、いろいろ問題もあった様子。

雨が降っていて、新大久保内の移動が大変だったことに加え、
料理がなかなかできてこなかったり、店そのものが閉まっていたり。
ある方々は移動にタクシーを利用し、またある方々は店に腰を落ちつけ、
気持ちよくビールを飲んでから戻ってきたりもしていたようです。
さすがはオフ会慣れしたみなさん、という感じですね。

「あ、どうも、はじめまして……」

という表情で出かけていったみなさんが、
ちょっと赤くなった気持ちいい感じの笑顔で戻っていらしたとき。
ああ、こういうオフ会もいいなあ、と幹事冥利に尽きる思いでした。

なんだかんだで料理が揃い、乾杯できたのが19時半過ぎ。
そこから自己紹介とともに、買ってきた料理の報告をして頂いて、
実際にテイクアウト料理を食べ始めたのは8時過ぎでしょうか。
あるいはもっと時間が経過していたかもしれません。
結果的にゆっくり食べる時間が減ってしまったのは反省点ですね。

ちなみにこれらのテイクアウト料理とともに持ち込み料理も紹介。
冒頭の写真、自作のキムパプは前日の入籍を報告する意味も込め、
韓国で結婚を象徴するククス(麺)入りのキムパプとしました。
ゴマ油で軽く下味をつけた素麺を具のひとつとして巻き込んでいます。

余った麺をごはんのかわりにしたキムパプも作りましたが、
これも不思議な食感と、味わいで意外によかったです。

という発表とともに、ここでサプライズ。

僕らの結婚を祝うということで、韓国の伝統餅で作ったケーキが登場。
音楽は鳴って、ケーキ入刀用の包丁まで用意されておりました。
夫婦ともども予想外の展開に驚きつつも、みなさまの祝福に感謝です。
頂いたプレゼントなども、ありがたく飾らせて頂いております。

ちなみに伝統餅もテイクアウトのひとつ、という裏シナリオだったとか。
ということで上記の一覧に以下の店も追加です。


<伝統餅のケーキ>
店名:鐘路福餅家
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-41-3
電話:03-3232-6680
備考:ケーキ型の伝統餅と伝統餅の盛り合わせ


ほかにも大阪から済州島式のスンデを持ってきて頂いたり、
山形からさくらんぼ(佐藤錦)を持ってきて頂いたり。
あるいは長野の地酒なども登場しておりました。
多くの方の協力を得て、実に豪華な宴会になったと思います。

なお、一覧の最後にあったパッピンスはデザート。

宴会の盛り上がりがピークになった21時頃に、
有志を募って「アイスベリー」まで足を運びました。
本当は5、6人前用の巨大なパッピンスを注文したかったのですが、
2人前以上はテイクアウトすることができないのだとか。

やむなく2人前のチェンバンピンスを10個注文し、
用意しておいた深い寸胴鍋に全部を一挙に投入。
20人前のパッピンスを40人で混ぜて食べるという、
お店でも実現不可能な巨大パッピンスを堪能しました。

そのサイズにも驚きましたが、その鍋パッピンスが、
わずか10分少々で完食されたというのにも驚きました。
食べられることがわかったので、いずれまた夏場に向けて、
今度は40人前ぐらいの「タライパッピンス」を作るのもよさそうですね。
混ぜて食べることが前提のパッピンスだからできる楽しみ方です。

21時半の終了予定でしたが、結局は22時前になって終了。
みんなで後片付けを行い、テイクアウトオフ会をお開きにしました。

もろもろ反省点もありましたが、全体的には楽しかったですね。
大勢の力を結集する、というパワーが感じられました。
出前オフともども、いずれ第2回があればいいなとも思いますが、
あるいはまた別のアイデアが登場してくるのかもしれません。
東京23区制覇のオフ会も2区を行っただけで停滞していますし。
相変わらずバタバタしていますが、コツコツ頑張りたいと思います。

ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました!
また機会があれば、ぜひご参加ください。
2008.06.23.Mon 16:01 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(7)
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結婚しました。
今後は荒川区民となります。
2008.06.21.Sat 11:26 | 個人日記 | trackback(0) | comment(28)
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しばらく続いた大阪シリーズもこれで最後とします。
短い滞在でしたが、気付いた点をまとめて次回につなげます。
まだ、分析をするほどの情報はないので、感想程度。
それを踏まえて、次回以降掘り下げていければと思っています。

まず冒頭の写真、桃谷にあるコリアンストリートの百済門です。
東京の新大久保にも、門がないと常々言われておりますが、
これがあることで、コリアンストリートであることが強調されます。
いろいろ見て歩いた中でも、やはりここがいちばん印象的。
鶴橋の商店街も魅力的ですが、ここをもう少し探索したいですね。

基本的に飲食店よりも食材店が豊富なエリアですが……。

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近年の韓流人気でこんなショップもできています。
韓流グッズがあり、伝統工芸品があり、飲食スペースもあり。
交流の家と書いてあるように、キムチ作り体験なども開催しています。
イベントスペースとしても使われているようですね。

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韓流関係のCD、DVDなどを専門に扱うショップもありました。
ポスター、キーホルダー、マグカップといった定番のグッズもあり。
全体的にどの店も新大久保に比べたら規模が小さいですが、
それは新大久保のほうが異常というものでしょう。
地方から来る方々が、新大久保を聖地と呼ぶ理由がよくわかります。

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精肉店前のトルハルバン。こういう雰囲気は好きですね。
けっこうな長さの1本道が軒並み韓国関係の店ばかりなので、
町全体としての雰囲気作りがなされている印象でした。

ちなみにこの桃谷のコリアンストリートから鶴橋駅までは15分程度。
桃谷駅からも15分弱はかかるので、交通の不便さが唯一の難点です。

鶴橋の商店街は駅と直結しているので行きやすいですが、
あえて目指さないと、このコリアンストリートまでは来られない場所。
その意味では観光スポットとしてだいぶ損をしているはずですね。
多少歩いてでも、目指す価値があることを強調しておきたいと思います。

そして、この鶴橋、桃谷が東京の新大久保と大きく違うのは、
新大久保がニューカマーの町であるのに対し、在日の町であること。
東京でいうと三河島、東上野あたりの町と似たイメージです。
ここに住んで50年、60年という方々もいらっしゃるため、
韓国でも消えつつある、古い文化を残しているという価値があります。

ただし、そういった過去の魅力を今に残しているという反面、
リアルタイムで進行する韓国の流行からはどうしても遅れる部分があり。
90年代以降、新大久保でニューカマーの店が隆盛を極めたのも、
本場の料理をダイレクトに味わえるという魅力からだったといいます。
そのころには旅行で韓国を訪れる人も増えていましたからね。
旅行で食べたアレ! が見つかる町だったというわけです。

そういったニューカマーの町が大阪にもないのだろうか。
そう思っていろいろ聞いて回ったところ、紹介されたのがこちらでした。

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桃谷から鶴橋とは別方向に歩いて15分程度の今里。
駅でいうと、地下鉄「千日前線」で鶴橋の隣駅になります。

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確かに歩いてみると、韓国料理店、食材店が多いですね。
でも、昼間に歩いてしまったせいか、閉まっている店がほとんど。
夜に行ったらまた雰囲気が違うのかもしれませんが、
賑やかさという面では、鶴橋、桃谷には及ばない印象です。

ただし、よく見ていくとお店の看板に、

ポシンタン専門」

などという文字がハングルでだけ書かれていたり。
ハングルの読めない人には伝わりませんが、
読めれば、ここに犬肉の鍋があるのだとわかります。

そんなディープな韓国料理店も普通に点在しているため、
韓国にどっぷりハマった人には喜ばれるのでしょう。
今回、大阪で出会った韓国通の方はみな口を揃えて、

「鶴橋、桃谷だけでなく今里にも行くように」

と語っておられました。
ほかにも天満、十三、東心斎橋といったあたりに、
ニューカマー系の韓国料理店が集まっているようです。
このあたりは今後も探索してみたいですね。

そしてもうひとつ。

今後の成り行きとして絶対に注目しておかねばならないのが、
コリアンタウンとは別に増えている、新しい韓国料理店の存在。
東京でもいちばんの注目株ですが、大阪でも同じ印象を受けました
これら新しい感覚の店が、大阪各地に点在しています。

以下は僕の個人的な分類なのですが……。

古くからある在日経営の焼肉店、韓国料理店 → 第1世代
8、90年代からぐっと増えたニューカマーの韓国料理店 → 第2世代
2000年以降、韓国を外国と捉えた世代の韓国料理店+α → 第3世代

と便宜上のカテゴリを作っています。
もちろんこうした枠組みから外れる店もあるので、
一概にこの分類がすべてではありません。

端的に書くのは難しいですが、W杯、韓流以降、増えている、
在日3世、あるいは日本人経営の韓国料理店という存在。
これに韓国からの進出チェーンや、日本企業主導の韓国料理店。
そのほかもろもろ近年できた新しいタイプの店を総称して、
第3世代の新しい韓国料理店と僕は捉えています。

この第3世代のいいところは、韓国を外国として見られる部分。
在日も3世まで来ると、日本的な暮らしが基本となりますし、
韓国語や韓国文化は留学で学ぶという人も多くなっています。

従って、韓国という国を外からの視点で冷静に見つめ、
日本でのニーズに合った、「いいトコ取り」が出来ることになります。

ただし、それは本場そのものではないかもしれませんし、
日本的な要素、あるいはまた別の国の要素が混じるかもしれません。
韓国料理というジャンルから半歩はみ出すケースもあるでしょう。
下手をすると、韓国好きな人からはそっぽを向かれることもありますが、
逆に韓国とは無関係な人たちを、取り込める可能性も出てきます。
特に若い世代をターゲットとする場合はさらに顕著でしょう。

いわば、日本で韓国料理のすそ野を広げていく急先鋒。
韓国にもない、韓国料理の新しさを創造していく世代の店です。

いま日本で広く知られている韓国料理の大半は焼肉店の料理。

それは第1世代に属する店が長い年月をかけて作り上げた土台です。
そこに第2世代が作る、本場そのものの料理や雰囲気が重なり、
第3世代がまた新たな価値観を付け加えていくのだとしたら。

日本における韓国料理はたいへんに幅広く、深いものになりますね。
現在進行形で、そういう状況が作られていると僕は考えています。

大阪ではその第1世代が作りあげた影響力が非常に強く、
韓国がどうこうでなく、生活に密着した食文化として根付いています。
町を歩けば、いたるところに焼肉店、ホルモン店の看板を見かけますし、
チヂミなんかは、お好み焼きの一種と捉えられているフシもあります。

そのため日本料理と韓国料理の境目が他地域よりも曖昧で、
本場の韓国料理をうたう、第2世代が目立たないのかもしれません。
本場であるはずの料理が、すでに生活の中に溶け込んでいるため。
このあたりはまだ第一印象なので、単なる仮説ですけどね。

東京と似たような要素を含みつつ、大阪ならではの事情もある。
そのあたりを掘り下げていくと面白いかもしれませんね。
今後の課題として、頑張っていきたいと思います。

とりあえず今回の大阪探索はこれにて終了。
お付き合い頂き、ありがとうございました。
2008.06.21.Sat 11:20 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(5)
連絡が遅くなって申し訳ありません。
現在、ネット環境のない状況下におり、
携帯からの書き込みなので、簡潔にお伝えします。
21日のテイクアウトオフ会についての最終連絡ですが、
下記の通り、ご参加頂ければと思います。

日程:2008年6月21日(土)
時間:18時より21時半ぐらいまで
集合:現地
会場:イーストアジアン新宿
費用:5000円
趣旨:新大久保の美食をテイクアウトで味わう

イーストアジアン新宿
東京都新宿区百人町1-12-2セイザ新宿301号
03-6413-7104

集合したら全員で新大久保に散り、
それぞれの店舗から料理をテイクアウトします。
ひとつの場所にいながらにして、
新大久保の名物を一挙に味わえるという企画です。

予定していた定員に達したので募集は締切ますが、
どうしてもという場合は、ご相談ください。
明日の夕方にはネット環境を確保できる予定です。
これまでに連絡頂いた方にも、再度メールを送りたいと思います。

ご参加予定の皆様、相変わらずのバタバタですが、
よろしくお付き合い頂ければ幸いです。

2008.06.20.Fri 01:21 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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前回の記事までで、大阪での韓食日記は終了です。
ほかに取材で伺った店舗がもう3つほどありますが、
こちらは別で記事にするので、ここでは紹介を控えます。
本当はそちらのほうこそ伝えたいんですけどね。

この記事で、韓国料理以外の食べたものを紹介し、
全体のまとめを書いて今回のシリーズ完結とします。
ただし、今後も大阪には足を運ぶつもりなので、
第1回の報告ということで、後は「続く」にしたいと思います。

冒頭の写真は、かの有名な「自由軒」の名物カレー。

今回、大阪に行くに当たって師匠から指令があり、
以下のものを食べてくるようにとのことでした。

・千日前「自由軒」のカレー
・心斎橋「明治屋」のオムライス
・何処かそこら辺のお好み焼き屋のネギ焼き(これは醤油で食べること)
・お初天神近くの「とん平」のとん平焼き
鶴橋商店街入り口「ロックヴィラ」のキムチサンド

ちなみに師匠は東京での暮らしが長いですが、もとは大阪出身。
原稿の最後にどうしてもオチをつけたいところなどは、
いまだに大阪魂を忘れていない、と語っておられます。

結局、「自由軒」のカレーと「ロックヴィラ」のキムチサンド以外は、
残念なことに、今回の旅では食べることがかないませんでした。
いずれの機会に、また探索して食べてきたいと思います。

「自由軒」のカレーは生卵の味わいが全体に行き渡り、
パンチはなくとも、優しい味になっていたのが印象的でしたね。
古きよき洋食という感じでしょうか。今回、大阪に足を運んで、
歴史のありそうな洋食店が多く残っているのにも驚きました。

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これは先日の記事でも少し紹介した串かつ。
新世界に立ち寄った際に、昼ごはんがわりに食べました。

あまりに店がたくさんあるので、どこに入るか悩んだのですが……。

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こんな看板を発見したので、即決定。

生ビールを2杯頼んだら、小ビールがおまけでついてきて、
同じように日本酒も2本飲んだら、小さい日本酒がもらえます。
飲兵衛の心をくすぐるニクイ演出ですが、
ここにぐっときたのは、もうひとつ理由があったりします。

自宅にあって、夜中にひとり飲みしているときの愛読書。
中島らもの『せんべろ探偵が行く』に、この店が登場するんです。
見つけたときはテンション上がって、おおっ! という感じでした。

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まあ、実際には看板の位置を見間違えて、
隣のこちらへ入ってしまったんですけどね。

なお、この店は串かつの衣にパン粉を使わず、
小麦粉だけで、ふっくらと仕上げるのが特徴とのこと。
後々ガイドブックなどで調べたら、有名店のひとつでした。
勘違いから入った店ですが、お客さんの入りも多かったので、
雰囲気を楽しむ意味では、よい誤解だったと思います。

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これも大阪名物といってよいのでしょうか。
24時間営業で、あちこちに支店が出ている金龍ラーメン。
豚骨ベースのスープに、すらっとした細麺が沈んでいます。

特徴的なのは、ごはん、白菜キムチ、ニラ、ニンニクが、
すべてセルフで取り放題、食べ放題になっていること。
これに感動するのか、韓国人の評価がなぜか高いんです。

大阪に行った韓国人が、不思議と褒める金龍ラーメン。
いったいどんなものかと長年、疑問に思っておりましたが、
こういうサービスに心打たれる、ということなのでしょうか。
韓国人が食べると、日本のラーメンは脂っこいらしいので、
それを中和する手段があって嬉しい、ということもあるようです。

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大阪土産には「551蓬莱」の豚まんを買って帰りました。
先日、師匠宅に大阪から友人が来たらしく、

「551蓬莱の豚まんをいっぱいもらったから取りに来なさい!」

ということで頂き、美味しかったのでもう1度。
また、そのときは師匠から、

「賞味期限はすぎたけどお前なら大丈夫だろ!」

という不安な状態で頂いたので、
賞味期限内でもう1度食べてみようという意味もあります。
普通に同じ味だったので、安心しましたけどね。
もし味が全然違ったら、とハラハラしました。

といった感じで、大阪で食べたものはあらかた紹介しました。
次回の記事、総括へと続きます。
2008.06.19.Thu 07:46 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(8)
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コリアンストリートのド真ん中に位置するこちらの店。
徳山物産系列の本店、もともとは伝統餅店だったそうです。
なので看板には「徳山商店」のほか「洪家餅房」という文字も。
現在は食材店、飲食店などを営む、多角経営の企業です。
先日記事にした「韓茶cafe流れる千年」も同系列ですね。

本店の店先を見ると、伝統餅のほか各種食材など。
奥には鍋、包丁などの調理器具なども売られておりました。

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その中でも目を引くのが、店頭で売られているチヂミ類。
一緒にトッポッキ(餅炒め)なども用意されていましたね。

鶴橋の商店街でもアマダイのチヂミを買い食いしましたが、
ここでも何かひとつ……と思っていたら意外なものを発見!

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済州島の市場でよく見かけるピントクではありませんか。
いや、よく見かけるというか、済州島でも出す店が減っており、
むしろ最近は探すのが難しくなっている伝統料理。
蕎麦粉のクレープで、大根の千切りナムルを包んでいます。

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日本式かちょっと豪華にニンジンも入っていました。
中はほんのり塩味、外はそっけない蕎麦粉の素朴な甘味。
このシンプルな味わいが、なんともたまらなく好きです。
あったかいうちに食べたほうが明らかに美味しい料理ですが、
ここのは冷めていても、それなりに美味しく食べられましたね。

昔ながらのオヤツであり、祭祀膳にも備える料理ですが、
済州島ではすでに過去の料理としてあまり評価されません。
せいぜい市場の中で細々と露店形式で作っている人がいる程度。
一説にはホットク(お焼き)が普及したおかげで消えていったとも。
まあ、どちらもあったらホットクのほうを食べるでしょうしね。

そんな料理が大阪では今もしっかりと食べることができる。
これも大阪韓国料理が持つ、ひとつの意義ではないかと思います。

店名:徳山商店(洪家餅房)
住所:大阪市生野区桃谷4-6-16
電話:06-6731-7090
営業:調査中
定休:調査中
2008.06.16.Mon 16:11 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(4)
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同じく鶴橋。だいぶ食べていますが軽めにもう1軒。
師匠から絶対に行くように、との指令があったコチラの店は、
大阪がほとんど初めての僕でも、知識のあった有名店です。

まあ、実際には普通の喫茶店なんですけどね。
ひとつ超がつくほど有名な名物料理があるのです。

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それがこちらのキムチサンド。
その名の通り、白菜キムチがたっぷり入っています。

カリッと焼いた薄めのトーストにバターを塗り、
キュウリ、ハム、白菜キムチ、ゆで卵、そしてまたキュウリ。
白菜キムチは若干発酵したものを、ぎゅっと絞って汁気を抜き、
付着する大根などの具もしっかりと払ってありました。
ゆで卵は粗くつぶしてマヨネーズで和えた感じ。

「サンドイッチに白菜キムチ!?」

と思うかもしれませんが、これが妙に合いますね。
たっぷりのキムチがしっかり主張しつつも他を圧倒しない感じ。
大阪らしい遊び心満載の創作韓国料理といえましょう。
家でも作ってみたい、と思ってしまう味わいでした。

ちなみに師匠は何度となく、こちらの店に通っていたご様子。
師匠の名前を出したところ、大幅にサービスして頂きました。
聞いたところ、事前に師匠が電話もしていてくれたようですね。

「とにかくよく食べる奴が行くから!」

なんて話が伝わっていたそうです。
本当にありがたいことで、涙が出てくる思いです。
師匠に感謝! そしてお店の方にも感謝です!

店名:ロックヴィラ
住所:大阪府大阪市東成区東小橋3-17-23
電話:06-6975-0315
営業:8:00~18:30
定休:水曜日
2008.06.16.Mon 01:12 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(5)
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深夜に訪れて大失敗した鶴橋で今度こそのリベンジ。
夕方の賑やかな時間に、もう1度訪れてみました。
シャッターばかりが目についた前々日とはうってかわって、
たくさんの人が発する熱気で充満しておりました。

駅を出てすぐ。アーケードに覆われた細い路地群は、
迷路のように四方八方へと伸びつつ、観光客を惑わせます。
こんな店があるんだ、あんな店もあるんだ、とフラフラしていると、

「あれ、またココ!?」

というような事態に陥ります。
次第に方向感覚を失って、駅への道のりもわからなくなり、
どうしよう、と心細くなる感覚はまさにアジア!
眺めているだけでも、心の奥底がワクワク震えてきます。

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ある路地には焼肉店が密集していたり。

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またある路地には韓服店が林立していたり。

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中でもぐっと来たのは、やはり食材店、惣菜店でした。
店頭に並べられた、色とりどりのキムチやチヂミ
ちょうど夕飯前の買い物タイムに当たったせいか、

「ニラチヂミ2枚ちょうだい!」

なんてお客さんをたくさん見かけました。

ちなみに、この「豊山なみえの店」は知り合いの紹介で、
ぜひ足を運ぶように、指令されていたところのひとつ。
「新かどや」という焼肉を中心とした飲食店でもありますが、
店頭ではチヂミ、チャプチェ(春雨炒め)などを扱っています。

せっかくなので1枚買っていこうかな、と注文すると、

「ここで食べてく?」

とのありがたい問いかけ。
てっきりテイクアウトだけだと思っていたので、
その場で食べられるというのは嬉しかったですね。
まあ、すぐそばにベンチがある、というだけですが。

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実はこのチヂミ。高級魚のアマダイを焼いています。
韓国でもそんな贅沢なチヂミは見たことないですが、
大阪はもともと済州島出身者が多く移り住んだ町。
済州島といえばアマダイの産地として有名です。

現地では干物として焼いたり、ミヨックク(ワカメスープ)にしたり。
あまりチヂミにする、という話は聞いたことがありませんが、
少なくとも大阪では祖先祭祀の供え物にすることが多いそうです。
祭祀料理といえば、たっぷりのチヂミを準備するのが慣わし。
その中にひとつとして、アマダイのチヂミも作られるようですね。

小麦粉と溶き卵をつけて焼くだけのシンプルな料理ですが、
アマダイの上品かつ香ばしい風味が生きていて美味。
1枚が6、700円程度とチヂミにしては高価ですが、
話のタネに食べてみるには、ちょうどいいかもしれません。

済州島以外では、スケトウダラなどの白身魚で作るので、
アマダイのチヂミなどは、本国でも食べるのが難しいです。
それが大阪では本当にどこでも見るというのが面白いですね。
これもまた大阪韓国料理の特徴と考えてよいと思います。

店名:豊山なみえの店
住所:大阪市東成区東小橋3-15-11
電話:06-6981-4746
営業:11:30~21:00
定休:水曜日
2008.06.16.Mon 01:10 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
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桃谷、今里と散策し、「冷麺館生野本店」で昼食。
あちこち歩いて疲れたので、ちょっと休憩することにしました。
ご案内頂いている、某学校の先生が、

「韓国の伝統茶を飲ませる店に行きましょうか」

と粋なことをおっしゃってくれます。
なんでも6ヶ月ほど前にできた新しい店なのだとか。
行ってみると、1階は工芸品や生活雑貨が飾られたギャラリー。
2階がくつろげる雰囲気の伝統茶カフェになっておりました。

冒頭の写真、五味子茶のセンスから店の印象が伝わるかと。
民俗調に仕立てながら、洗練された新しさを盛り込んでいます。

しかも、10数種類揃えられた伝統茶がいずれも300円!

その値段で本当によいのか、客の立場ながら心配になります。
伝統茶なんて、韓国で飲んでも5、6000ウォンしますしね。
さすがみなさんご存じなのか、店内はいっぱいでした。
正直、通りを歩いている人よりも、この店のほうが混雑しています。

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伝統茶だけでなく、軽食やスイーツもある様子。
卓上に置かれたポップに人気ナンバー1とあったので、
トッポッキ春巻きなる料理も注文してみました。

「チーズとアズキがありますけど」
「どっちのほうが人気ですか?」
「よく出るのはチーズのほうですかねぇ」

とのことだったので、チーズのほうで注文。
春巻きの中にトッポッキ(餅炒め)用のカレトク(棒状の餅)と、
拍子切りにしたチーズが入っておりました。
外側はカラッと揚がり、内側はチーズと餅がとろーり。
食感の対比も含め、なかなかによくできたお菓子です。
こうなるとアズキのほうも、いつか食べてみたいですね。

ちなみにここは餅の専門店として始まった徳山物産の系列店。
そのため韓国の伝統餅も、伝統茶と合わせて味わえるようです。
同様にもうちょっとしっかりした食事メニューも用意されており、
お茶だけでなく、昼食にもしっかり利用できるお店です。

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五味子茶のアイスはやっていないとのことだったので、
五味子ベリーソーダなるものも頼んでみました。
五味子のほか、ブルーベリーなどが具として入っています。
こういうフュージョン系のアレンジが利いているのも魅力ですね。

その一方で、高麗時代のお酒を現代に復活させ、
「四香酒(サヒャンジュ)」という名前で出すレトロな一面も。
まだ発売予定とのことで、メニューには載っておりませんが、
お店の方のご好意で、ちょっとだけ味見をさせて頂きました。

もち米を原料にした甘味のあるお酒で、法酒にも似る感じ。
金色の輝きも美しく、女性にも人気が出そうな印象です。

コリアンストリートにこういう休憩場所があるのはいいですね。
新大久保にもこんな店があればいいのに、とも思ったり。
伝統茶の魅力はもっともっと評価されてよいと思います。

店名:韓茶(はんちゃ)cafe流れる千年
住所:大阪府大阪市生野区桃谷4-4-10
電話:06-6716-7111
営業:11:00~18:00
定休:火曜日
2008.06.14.Sat 07:46 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(6)
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街歩きの最中に、あちこちで見かけたコチラの店。
心斎橋でも、鶴橋でも、大国町でも見かけたのですが、
調べてみると大阪内では5店舗が展開するチェーンでした。
そのうち4つを見たというのは、目立つ場所にあるんでしょうね。

この日は大阪市内に勤務する某学校の先生に案内して頂き、
桃谷のコリアンストリートや、ニューカマーの店が多い今里新地など。
韓国料理がらみで、めぼしいところをぐるぐると回りました。
鶴橋も含めて、もろもろ感じること、考えることは多かったですが、
それはまた後にして、とりあえずこの日食べたものをまとめます。

昼食として連れて行って頂いたのがコチラ。
ちょうど昼時を少し過ぎたぐらいの時間でしたが、
店内はけっこうな混雑ぶりを見せていましたね。

町中で目についたのには、いくつか理由があるのですが、
ひとつはメニューにチャジャンミョン(韓国式ジャージャー麺)があること。
そしてもうひとつはテールスープがやはりメニューにあることです。
テールスープのほうは、他の店でも出すところは多いでしょうけどね。

大阪に着いた初日、

「大阪のテールスープは少し違うんですよ!」

という情報を得たので、少し敏感になっておりました。
あ、テールスープ! と見つけてみると、なぜかこの「冷麺館」ばかり。
これは何か縁があるのかな、と思っていたところ、
偶然、本店のほうに案内して頂いたという次第です。

そんな理由から、まず看板メニューである冷麺を注文し……。

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テールスープも注文。
ちなみに冷麺は小サイズ、テールスープもハーフサイズ。
ただ、テールスープはハーフとは思えないボリュームでしたけどね。
ノーマルサイズがどのくらいか気になるところです。

韓国ではこの料理をコリコムタンと称しますが、
確かに見た目で判断すると、だいぶ違って見えますね。
牛テールを煮込んだスープという点では同じですが、
韓国で見るコリコムタンは、もう少し白っぽいことが多いです。

これが大阪の代表的テールスープなのかはわかりませんが、
食べた感じは、むしろカルビタン(牛カルビのスープ)にも似ています。
塩系統の味付けではなく、醤油の味が全面に出る感じ。
具にはタマネギ、ゼンマイ、春雨なども入っておりました。

日本風にアレンジされて、この形式になっていったのか、
それとも古い時代のコリコムタンが、このような形式だったのか。
そのあたりはもう少し学ぶとして、興味深いことには変わりません。

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もうひとつ面白いのは刻みネギと、ニンニクが添えられてくる点。
好みでネギを加え、ニンニクは自分でおろして加えます。
せっかくなので少しだけニンニクを追加してみましたが、
おろしたての状態で加えると、少しでも味がガラッとかわりますね。
食べている途中で味に変化を加える、いい工夫だと思います。

冒頭の冷麺も、やはり韓国とは微妙に異なる印象を受けますね。
麺そのものが太く、全体的に白っぽいのも特徴的です。
麺のコシはハサミを入れずともしっかり噛みきれるぐらい。
コシを楽しみつつ、ぷっつりと噛みきれる状態ですね。

スープは牛肉、鶏がらを使った肉系のスープ。
キムチの汁から出てくる、発酵系の味わいはありません。

不思議なことに、食べていると韓国で食べた冷麺でなく、
日本で食べた、さまざまな冷麺との共通点が頭に浮かびます。
大阪の町を歩いていると、手打ち冷麺をうたった看板をよく見ますが、
そこももう少し調べていくと、ルーツめいたものが見えてきそうです。

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これは翌日、桃谷のコリアンストリートで買った牛テール。
クール宅急便で配送してもらい、いまは冷凍庫に眠っています。
近いうちにこれを煮込んで、大阪式のテールスープを作ってみる予定。
美味しく仕上がったら、またブログにて報告したいと思います。

店名:冷麺館生野本店
住所:大阪府大阪市生野区中川2-7-11
電話:06-6758-5574
営業:調査中
定休:木曜日
2008.06.14.Sat 07:45 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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いよいよ本番当日。会場入りは17時とのことだったので、
昼間は大阪観光に当て、あちこちをぶらぶらしました。
ちょうどチングのマネージャーさんが大阪の出身でもあり、

「ディープな大阪を案内したるで!」

と面白いところを多数紹介してくれました。
冒頭の写真、新世界の通天閣を皮切りに……。

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近所にずらりと並ぶ、串かつ店でお昼ごはん。
カメラを向けると、ポカさんがポーズをとってくれました。
でも、そのサービス精神がゆえに、

「あ、ソースつけるの忘れた!」

という悲しいミステイクも。
手前にあるソースには「2度づけ禁止」ルールがあるので、
そこからボチャンと浸すわけにもまいりません。

まあ、すぐ横の壁に貼り紙がしてあって、
ソースが足りないときは、キャベツを使ってかけるように、
とのフォローがしっかりと書かれていましたけどね。
観光客も多いようで、そのあたりは行き届いているようでした。

その後、ここではちょっと書きにくい某エリアと、某エリアを、
徒歩でぐるぐる回ってディープ大阪を堪能したら会場入りの時間。
その存続で揺れている「ワッハ上方」へと向かいました。
もしかしたら、ここでイベントができたのはいい記念になるのかもですね。

ちなみに今回のイベントはチンチャトークではなく、
チングのライブに、僕がゲストで呼ばれたという形になっています。
なのでタイトルも「チングライブ2」。大阪では2回目なのだそうです。
チンチャトークでは韓国関係のフリートークを行っておりますが、
この日は、漫才あり、韓国語コントありと、持ちネタのオンパレード。

ゲストで呼ばれた僕も、「フリップ芸!」をネタ下ろししてみました。

まあ、韓国料理の写真をスケッチブックに貼りつけて、
韓国のここにこんな料理があって、こんな味だったんですよー。
と説明していく、というだけの話なんですけどね。
普段はスライドでやりますが、設備がないときは便利ですな。
どうしても料理は写真がないと、イメージが沸きませんので。

これら一連の内容は、8月の10回記念チンチャトークでも行います。
ひとつの大きな節目として、全力を注ぐのでぜひご来場ください。
日程、時間などの要項はコチラのページにまとめてあります。

なお、この日はスペシャルゲストも登場。

チングとは韓国留学中に交流ができ、現在も親しい徳山昌守さん。
ボクシング、元WBC世界スーパーフライ級のチャンピオンです。
奥様と一緒に、座席後方から見て頂いたのですが、
最後は舞台にも上がって、韓国留学時代の話もしてくれました。
徳山昌守さん、本当にありがとうございました!

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無事にイベントが終わった後は、スタッフ一同で打ち上げに。
1次会はカツサンドの美味しいカフェダイニングでワインを飲み、
その後、盛り上がった有志だけで、2次会としてコチラに来ました。

一同、いい感じに酔っ払っていたので、チャミスルをぐびぐび。
宴会ゲームなどを行いながら、焼酎の一気飲みに明け暮れました。
料理の写真も撮りましたが、かろうじて、という感じですね。

すぐ上の写真は、牛アゴ肉のポン酢和えといった料理。

今回、大阪で気付いた発見のひとつなのですが、
牛頬肉ではなく、牛アゴ肉というのがけっこう出回っています。
東京では見たことがないですし、韓国でも確認したことがありません。
後々、精肉店に行って店の方に教えて頂いたのですが、
両頬肉をつなぐ部分で、1頭から4~500グラムしかとれないとか。

「100グラム150円くらいだよ」

という話だったので、特に高級部位というわけではないですが、
適度に脂があり、シャクシャクした独特の食感が楽しめました。

軟骨を含んでいるので、用途が限られる部位なんでしょうけどね。
ネットで調べたところ、シチューなどの煮込み料理にも向く様子。
東京ではなぜ見ないのでしょう。ちょっと探してみたいと思います。

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ほかにもチャプチェ(春雨炒め)や……。

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豚足などもつまみました。
粗塩、チョコチュジャン(唐辛子酢味噌)につけて頂きます。

ちなみにコチラのお店、オシャレな雰囲気で芸能人の来店も多いとか。
料理も美味しかったですし、ここはぜひまた足を運んでみたいですね。
ネットでも少し情報が出てきますが、ほかの料理も評判がよさそうです。
いつかゆっくり、食べるモードで行きたいお店ですね。

店名:SOUL K
住所:大阪府大阪市西区北堀江2-2-7北堀江ゲイトビル地下1階
電話:06-6536-5551
営業:18:00~翌2:00
定休:火曜日
2008.06.13.Fri 11:16 | 韓食日記 | trackback(1) | comment(4)
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1軒目の「bibim'西梅田店」を出て2軒目に移動。
せっかくなので鶴橋の雰囲気を肌で感じたいと思ったのですが、
行ってみると、見事なまでにシャッターが降りています。

下調べを一切せず、タクシーに乗った我々がアホでしたね。
鶴橋駅周辺の店は、12時を待たずに閉店する店がほとんど。
細い路地をあちこち巡ってみましたが、開いている店は皆無です。

そんな中、ようやく見つけた1軒の店がコチラ。
大阪ビギナーが深夜に鶴橋へ迷い込んだ場合は、
入り組んだ路地から、この店を目指すことをおすすめします。

ってか、そんな時間に行かなきゃいいだけですけどね。

夕方から夜の早い時間に行けば、鶴橋はパラダイス。
翌日以降、再び出かけてその規模に感動してきました。
まあ、そのへんの話は、また語るとして……。

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生ビールとともにホルモンの盛り合わせを頼んでみました。
テッチャン(大腸)、コプチャン(小腸)、ミノ(第1胃)、
赤セン(第4胃)に加え、イカも中央に鎮座しておりました。

これらをジリジリと焼きつつ、生ビールから焼酎へ。
余談ですが、出てきたチャミスルのビン底を、パンと手で叩いたところ、
店の人が気を利かせてフタを開けておいてくれたため、

「ばしゃっ! ひゃぁっ!」

というズボンびしょびしょ事件があったりもしました。
酔っ払っていると、こういうアホなことをやりますね。
まあ、それが楽しくもあるのですが……。

焼酎を何杯重ねたか。気付けば時計の針は午前3時。
鶴橋で唯一、深夜まで開いていたこちらの店も閉店時間となり、
大阪2日目の夜をお開きとしました。

店名:焼肉大長今
住所:大阪府大阪市東成区東小橋3-17-8
電話:06-6971-0131
営業:17:00~翌3:00
定休:水曜日
2008.06.13.Fri 11:11 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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大阪天満宮の隣にある天満天神繁昌亭。
2006年にオープンした上方落語の寄席だそうです。
この日はチングの2人もお呼びがかかっており、
行ってみると、しっかり名札が掲げられておりました。

落語家の方が黒文字で書かれているのに対し、
チングをはじめとした、他の芸人さんは赤文字で書かれます。
色をつけて区別したところから、色物と呼ばれるのだとか。
なるほど、ひとつ勉強させて頂きました。

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ちなみに楽屋裏へ行くと、チングがネタ合わせ中でした。
改めて彼らの漫才を聞くというのは新鮮ですね。

ただ舞台までの待ち時間、楽屋に入れて頂いたのですが、
知らない顔、というのは多くの方に緊張を与えるようです。
若手落語家さんなどは、はっ! という顔で、

「はじめまして。○○と申します!」

などと、素早く丁寧なご挨拶をしてくれました。
芸の世界では、挨拶こそもっとも重要なことだと聞きますが、
こちらはそんな世界に慣れていないので、オタオタし……。

「あ、あの。チングの付き添いで来ました八田です」

などの妙な挨拶を返すのが精一杯。
ド素人が偉そうに楽屋へもぐりこんでいるのか、
多くの皆様に、疑問を抱かせたのではないでしょうか。
いい経験にはなりましたが、いやはや冷や汗をかきました。

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どころか終わった後は、打ち上げにも混ざっていたり。
しかも、その打ち上げ会場というのが西梅田にある、
「bibim'」というスンドゥブチゲ(柔らかい豆腐の鍋)の専門店。
この打ち上げの前日、取材でお邪魔した店だったりします。

そんなことはまったく知らず、会場についてから、

「え、ここですか!?」

と驚いた一幕も。
大阪には星の数ほど飲食店があると思いますが、
わずか2日目にして、それが偶然重なるという確率はいかほどか。
前日話を伺った店長さんとも再会し、実に不思議な気分でした。

裏を返せば、それだけここが人気店だということなのかも。
店内はほとんど女性客で、ぎっしり埋まっておりました。

スンドゥブチゲをメインとした韓国料理店ですが、
他の料理も用意されており、この日は宴会用のコースでした。
すぐ上に掲げた写真、キムチ盛り合わせからスタートし……。

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チョレギサラダ。

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キムチチーズチヂミ

と出てきたあたりで、他のテーブルとの違いが発覚。
なんでもコチラのお店では、「辛いコース」と、
「辛くないコース」の2種類を準備しているとのこと。

韓国料理の辛さが不安な人は、辛くないコースを選択すると、
チョレギサラダがオリジナルのスンドゥブサラダになり、
キムチチーズチヂミも、海鮮チヂミに変わるという配慮がありました。

我々は店内奥にある3テーブルを独占していたので、
奥は辛くないコース、中央は両方をハーフ&ハーフで、
手前は辛いコースというように、オーダーされていたようです。
席に着く前に、

「辛いのが得意な人はあちらから、苦手な人はこちらへ」

と誘導して頂いたのはそういう理由だったか! と納得しました。
ストレートですが、「辛くないコース」というのはアイデアですね。

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辛いコースではトッポッキ(餅炒め)。
他テーブルの料理までは写真を撮っておりませんが、
辛くないコースではチャプチェ(春雨炒め)が出ていました。

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コチュジャンプルコギ(豚肉のコチュジャン炒め)は、
サムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)に変わっていた模様。

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そしてこれがメインのスンドゥブチゲ。
5人前を巨大なトゥッペギ(鍋)に盛りつけております。
スンドゥブチゲは海鮮、マンドゥ(餃子)、ホルモンなどの具を選べ、
我々のテーブルではキノコ入りのスンドゥブチゲをチョイスしました。

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ごはんは石釜で炊き立て。
立ち上る湯気がまたたまらないですよね。
白いごはんを真っ赤なスープで染めつつ、わしわしと食べる。
宴会のシメとしては、なんともたまらない喜びです。

ちなみにコチラのお店のマネージャーさんは業界の有名人。
東京では恵比寿に位置するコチラの名店を育てた方でもあります。
今回の取材では残念ながらお会いできませんでしたが、
またゆっくり大阪での韓国料理事情など伺いたいものですね。

2006年12月にオープンした「bibim'」もはや3店舗。
豚をメインにした「でじとんね」など系列店も好調のようです。

店名:bibim'西梅田店
住所:大阪府大阪市北区梅田2-1-21レイズウメダビル1階
電話:06-6343-7759
営業:11:30~15:00、17:00~翌1:00(月~金)、17:00~24:00(土、日、祝)
定休:なし
2008.06.12.Thu 12:53 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(4)
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心斎橋の「Korean Kitchenまだん心斎橋店」を出て2次会へ。
徒歩で10分少々行ったところには、韓国の店が並んでいました。

ひとつ驚いたのは韓国のキムパプ(海苔巻き)専門店、
「双子のり巻き」が営業していたことでしょうか。
東京の歌舞伎町では閉店しまいましたが、看板のロゴも一緒。
どんな感じで日本展開しているのか、話を聞いてみたいものです。

その中の一角、「煙突の角」という粋な名前の店に入ると、
中は木をベースとした、民俗酒場風の落ち着いた店内でした。
いちばん奥には10名前後が陣取れる、格好の座敷もあり。
有志8人で向かった我々には、最高の座席が用意されていました。

それで気分をよくしたのか、単純に酔っ払っていたのか。
それとも初めての大阪でテンションが上がっていたのか。
僕は店の人に対し、

「マッコルリは何に入って出てきます? 甕!?」
「いやいやいや、マッコルリをぜひヤカンでください!」
「あとおつまみにチョゲタン。汁を多めで!」

と、目一杯ワガママな注文をしていましたね。

いや、言い訳をするなら、テーブルの端にお茶を入れたヤカンがあり、
それがまた、マッコルリを入れるのにちょうどよさそうだったんですよ。
これはお茶でなく、マッコルリだろう! と思いまして。
快く対応して頂いたおかげで、さらに気持ちよく飲めました。

で、そのマッコルリの写真を撮り忘れているんですけどね。

ちなみに冒頭の写真は、好評だったパンチャン(副菜)。
タマネギの酢漬け、手前にある青唐辛子の醤油煮など、
濃い味付けながら、ちびちびと飲むにはよかったですね。

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本当に汁たっぷりで出てきたチョゲタン。
アサリを煮込んだあっさり味のスープです。

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チェユッポックム(豚肉炒め)なども頼みつつ。

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マッコルリを飲むなら、合わせるのはチヂミ
海鮮チヂミと……。

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キムチチヂミを1枚ずつ頂きました。

これらをつまみながら、終電間際、あるいは終電後まで。
最終的に解散となったのは、1時を回った頃だったでしょうか。
深夜までゆったり居心地よく飲める空間は嬉しいですね。

店名:煙突の角
住所:大阪府大阪市中央区東心斎橋2-3-31八幡筋ギャラクシービル1号館1階
電話:06-6211-3936
営業:17:00~翌5:00
定休:日曜日
2008.06.11.Wed 21:12 | 韓食日記 | trackback(1) | comment(2)
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6月6日から10日まで大阪に行ってきました。
メインの目的は招待頂いたチングとのトークイベントですが、
取材仕事なども組み入れつつ、大阪の韓食文化を堪能してきました。
仕事の部分は別で発表するので、ここには書きませんが、
プライベートで飲み食いしたぶんは、しっかりまとめたいと思います。

ただ、最初に書いておきたいと思いますが、
恥ずかしい話、大人になって大阪を訪れるのは初めてです。
修学旅行を含め、高校生時代に2度ほど足を運んだことはありますが、
記憶もほとんどないので、行ったことがあるとは到底いえない状態。
新大阪に到着していきなり迷う、という完全なお上りさんでした。

よって大阪の食事情、韓国料理事情など現在進行形で勉強中ですが、
もろもろ不確かな部分も、書きながら出てくるかもしれません。

「それはちゃうやろ!」

という部分などございましたら、ぜひご指摘ください。
という言い訳を踏まえ、「韓食日記(大阪編)」のスタートです。

まずは到着して初日の夜。

せっかく大阪に行くのだからと、オフ会の開催を呼びかけました。
1週間前に突如、開催を決めたオフ会だったので、
人が集まるか心配だったのですが、フタを開けてみると総勢19人。
思いがけず、たくさんの方と盛り上がることができました。

大阪の店事情は一切わからないので、在住の方に副幹事を依頼。
オフ会の場所として、よさそうなところをピックアップして頂き、
その中から、心斎橋の「Korean Kitchenまだん心斎橋店」を選びました。
鶴橋に本店を持つ有名店で、支店、系列店など合わせて10店舗以上。
かの有名漫画『美味しんぼ』にも紹介されたことで知られます。
ちなみにすぐ近所には「焼肉 小倉優子」があったりも。

副幹事の方からは、

「さすが八田氏、土地勘なくてもこんなとこで!」(←頂いたメールより)

という評価を頂けそうなディープな店も紹介頂きましたが、
オフ会という性質状、ハンドリングのしやすい店を優先させました。

結果的にはこれが大正解。

総座席数175席という大型店舗だけあって団体にも慣れています。
当日になって座席を変えてもらったり、急遽コースに変えてもらったり、
オフ会を開催する、という意味では非常にありがたい店でした。
ちなみに注文したのは飲み放題を含めた4500円のコースです。

冒頭の写真、ちりとり鍋はメイン料理。
以下のようなラインナップで料理が登場しました。

08060602.jpg


まずは前菜がわりに、キムチ、ナムル、チャプチェの盛り合わせ。
キムチ盛り、ナムル盛りがまとまって出てくるのはよく見ますが、
そこにチャプチェが加わると、なんだか豪華に見えますね。

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オシャレな盛り付けで出てきた、ユッケの温泉卵添え。
全体をぐるぐるっとかき混ぜてから食べます。

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ニンニクとゴマを利かせた、蒸し鶏サラダ。

08060605.jpg


オモニの唐揚げ。

ヤンニョムチキン(辛いタレで味わうフライドチキン)風ですが、
料理名の通り、唐揚げ風の薄衣で作られていました。
鶏だけでなく、ジャガイモなどの野菜が入っているのも特徴的ですね。

08060606.jpg


表面にピザ用チーズがたっぷり乗った、豚チーズチヂミ。
チヂミには力を入れているようで、ほかにも多くの種類がありました。

と、ここまで出てきて、冒頭のちりとり鍋がメイン料理で登場。
今回、大阪で掲げたテーマのひとつが、このちりとり鍋でした。
近年、東京で韓国料理のひとつとして注目を集めている料理ですが、
独特な形状をしたこの料理は、本場である韓国にはありません。

韓国料理にルーツを持ちながら、大阪で生まれ発展した料理。
それを本場で体験したい、というのが大きな目的でした。

ちなみに元祖とされる店にも、アポを取って行ってきました。
いろいろ興味深い話を聞くことができましたが、もう少し情報が必要ですね。
東京の有名店も、少し回って現状など把握に努めたいと思います。

08060607.jpg


鍋の具を食べた後には、うどんかラーメンを投入してシメ。
参加者のひとりが慣れた手つきで調理を担当してくれました。

「ちょっと、そこの余ったユッケ取ってくれる!」

といいつつ、ユッケを具として投入する一幕も。
一気に牛肉入りの贅沢なシメうどんとなり、
なるほど! と目からウロコが落ちる思いでした。

08060608.jpg


こちらはラーメン。インスタントではなく生タイプでしたね。
どちらも炒める過程で水気が飛び、麺が光沢を帯びてきます。
そのあたりがちょうど食べごろ。具のうまみが染み込んでいます。

といった感じで、1次会は無事に終了。

料理を楽しむのもさることながら、
個人的には大阪のノリ、を楽しんだ気もします。
まあ、みなさんしゃべるは、笑うは、ボケるは、突っ込むは。

たいていオフ会って、周りの人と仲良くなるまで時間がかかりますが、
自己紹介などするまでもなく、会話の輪が広がっておりました。

「大阪いいなぁ」

と思った最初の瞬間。
そんな気分を満喫しつつ、2次会へと向かいます。

店名:Korean Kitchenまだん心斎橋店
住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-5-7グルメコレクションセーナ3階
電話:06-6121-7788
営業:17:00~翌0:30(月~木、日、祝)、17:00~翌2:00(金、土、祝前日)
定休:なし
http://www.madan.co.jp
2008.06.11.Wed 19:05 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(7)
昨日の大阪オフ会、総勢19名で盛り上がりました。
たくさんの方にご参加頂き、本当に感謝しております。
もろもろ報告したいことはたくさんありますが、
まず、楽しかった! ということをお伝えしたいと思います。

今後も大阪のうまいものをたくさん食べつつ、
韓国料理店の取材も精力的に進めていく予定です。

明日のトークイベントもまだ当日券がある様子。
大阪近辺にお住まいで、ご都合のよい方は、
ぜひご友人などお誘い合わせの上、ご参加ください。

========================
日程:2008年6月8日(日)
時間:18時30分開場、19時開演
会場:ワッハ上方レッスンルーム
料金:前売り1800円 当日2000円(整理番号つき)
主催:ビビンパの会実行委員会
後援:アジアセンター21(アジア図書館)
協力:よしもとクリエイティブ・エージェンシー

<会場>
ワッハ上方レッスンルーム
大阪市中央区難波千日前12-7YES NAMBAビル
06-6631-0884

<チケット販売>
アジア図書館
06-6321-1839(2008年5月8日より販売開始)
大阪市東淀川区淡路5-2-17
阪急淡路駅下車徒歩3分、月曜・祝日休館

<問い合わせ>
ビビンパの会実行委員会
06-6375-6837(平日10時から17時まで)
========================
2008.06.07.Sat 11:38 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(4)
ろくに記事を書かず、お知らせばかりで申し訳ありません。
大阪出張を目前にし、目の前の仕事を必死で片付けています。
落ち着いたら、溜まった記事をコツコツアップ致しますので、
もう少々、お待ち頂ければ幸いです。頑張ります。

明日に迫った大阪オフ会ですが、15名もの参加者が集まりました。
予約の関係もありますので、ここらでいったん区切ろうと思います。
参加者の皆様には、さきほど最終連絡としてお知らせを送りました。
万一、届いていないという方は、お手数ですがご連絡ください。

そして、7月6日開催の「第9回八田りチングのチンチャトーク」ですが、
第8回が終了した時点で、午前も午後も予約でいっぱいとなりました。
今後お知らせする中で、参加の余地がまるでないのは申し訳ないので、
急遽、その前日である7月5日(土)に追加公演を行うことになりました。

要項は以下の通りです。

========================
題目:第9回「八田りチングのチンチャトーク」追加公演
日程:2008年7月5日(土)
時間:17時40分開場、18時開演
場所:NAVI KOREA
料金:1人1500円(税込)
定員:25~30人
申込:下記参照
締切:2008年7月1日(火)まで
主催:チンチャトーク実行委員会、KJナビゲーションズ
協力:よしもとクリエィティブエージェンシー

<申込方法>
1、NAVI KOREA店頭にて直接申込
2、NAVI KOREAにTELで申し込み。宛先「03-3232-0071」。
3、NAVI KOREAホームページの問い合わせ(下記アドレス)から。
http://www.navinavikorea.com/inquiry2/index.html

※料金は当日会場でお支払いください。お釣りのないようにお願いします。
※定員オーバーの場合、キャンセル待ちなどのご連絡をします。

<会場>
NAVI KOREA(なびこりあ)
東京都新宿区歌舞伎町2-19-10第7金嶋ビル3階
03-3232-0071
http://www.navinavikorea.com/
========================

なお、8月は第10回記念として拡大版で行います。
新宿文化センターで、定員は150名と大規模になります。
チングによるネタ披露を含む、特別な内容で企画中です。
下記ページに情報をまとめてありますので、
ぜひご都合のよい方は、ご来場ください。

08月09日(土)「第10回八田りチングのチンチャトーク

6月21日(土)開催予定のテイクアウトオフ会も募集中。
こちらのほうも順調に申込を頂いております。

また7月5日(土)はチンチャトーク追加公演の前に、
師匠とともに、新大久保で韓国料理関係のイベントを行う予定です。
美味しい韓国料理を食べながら、師匠の話を聞くという内容。
こちらも近いうちに、正式な情報をお伝えしたいと思います。
2008.06.05.Thu 15:19 | お知らせ | trackback(0) | comment(3)






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八田 靖史(八田氏@K・F・C)
美味しい韓国料理を探す毎日。コリアうめーや!!管理人。コリアン・フード・コラムニスト。ブログは2005年12月開設。