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韓食日記

日々食べている韓国料理の記録です。
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マッコリの本場としてにわかに活気づく全羅北道全州市。
市内の至るところにマッコリタウンが形成され、
日本からの観光客からも、少しずつ注目を集めています。

そんな全州市でいちばんポピュラーなマッコリが、
冒頭の写真にある、酩歌(ミョンガ)という銘柄。

全州でいちばんのシェアを誇る全州酒造が製造しています……。

という書き方をすると間違いではないにしろ、
誤解を与える、という事実を先日全州で学んできました。

なんでも全州のマッコリメーカーって全州酒造だけなんだとか。
数年前までは3社ほどあったらしいのですが、
合併をして、いまは全州酒造が唯一の会社だそうです。
マッコリの本場だけに、ちょっと意外な事実でしたね。

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ただ、1社独占状態とはいえ、銘柄はいくつかあります。

こちらは「イェッチョン」という有名チェーンの独自銘柄。
ずんぐりとした見た目からもわかるかもしれませんが、
このマッコリ、なんと1.98リットルもあります。

なぜ、これを2リットルにしなかったのか不明ですが、
この店では、これ1本がひとヤカン分で1万3000ウォン。
そこに大皿料理が3品つくので、ずいぶん格安な値段設定です。

こういう迫力のあるボトルも日本で見たいですけどね。
たぶん、出てくるだけで座が盛り上がることと思います。

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ほかにもストレートな「全州生マッコリ」という銘柄や……。

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マッコリに漢方薬を入れて煮込んだ「母酒」という伝統飲料も生産。
こちらはアルコールが飛ぶので、ソフトドリンクに近いです。
2日酔いの朝に飲むと、迎え酒の効果があってよいとのこと。
冷たい状態でもいいですが、温めて飲むことも多いです。

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そして、こちらが日本に輸入されている銘柄。
現状、米マッコリと、黒豆マッコリの2種類が流通しています。

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……と、思っていたら何コレ!

先日、新大久保「美名家」の冷蔵庫に発見し、
大慌てで裏のラベルを見たところ……。

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なんと、いつの間にか輸入が始まっていました。
全州マッコリから、待望の「生!」が新登場です。

てことは、このラベル、そもそも輸出用だったんでしょうね。
先発隊の2銘柄で地盤を固め、満を持しての生出荷。
あるいは輸送、ボトリングの問題もあったのかもしれません。

「いつかは生も視野に入れています」

という話は聞いていたのですが、
正直、もっと先のことかと思っておりました。

なんか予想以上に生の普及が速いですね。

マッコリ業界の下半期、新規参入も増えていきそうですが、
既存メーカーが放つ、二の矢、三の矢も興味深いところです。

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「美名家」から1本頂いたので自宅飲み用にしました。
せっかく全州の生なので、1杯目はマルグンスルにしてみたり。
振らずに上澄みだけを飲む、全州ならではのスタイルです。
キンキンに冷やした上澄みは、すっきり感が強くていいですね。

その後は、よく振った状態でも飲んでみましたが、
全体的にすっきりライトな生マッコリとの印象でした。

発泡感もごく弱く、口当たりと香りが牛乳のようにミルキー。
生マッコリにしては、ちょっとパンチが弱いようにも思えますが、
すっきりとした後味が好きな方にはよいかと思います。
料理の邪魔をせず、なんにでも合いそうなマッコリですね。

ここ最近、外飲みを自粛しているので家飲みが増えました。
自宅でくつろぎながら飲むマッコリもいいものですね。
あちこちからまだ飲んでいない銘柄を取り寄せて飲んだりも。
どんどん新銘柄が出ているので、当面退屈せずにすみそうです。
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2010.07.31.Sat 09:47 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(6)
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湯島で先日オープンしたばかりのお店。
店名を見るなり、

「なんかお相撲さんの名前みたい」

といった人がおりましたが、
慶尚北道青松郡に位置する美しい山の名前です。
一帯は国立公園にも指定されており、
その近くで育ったママさん曰く、

「マツタケがいっぱいとれるよ」

という幸せな山でもあるそうです。
いつか本物の周王山にも足を運んでみたいですね。

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マッコリを店のウリにするというこちらの店は、
三河島にある「Mama Chicken(ママチキン)」の2号店。
珠玉のマッコリ 徹底ガイド』にも書きましたが、
三河島店の裏に工場を造って、生マッコリの提供を準備中です。

ただ、税務署の許可がもう少しのところでまだ下りておらず、
この日、出てきたのは黒いラベルの天地水純生マッコリ。

まあ、この銘柄もお気に入りなのでいいんですけどね。
造りたての自家製マッコリを飲むにはもう少しかかるようです。
あと、店頭のフライヤースペースもまだ工事中なので、
看板料理のフライドチキンも、まだ頼めませんでした。

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ということで、もうひとつの名物を注文することに。

見た目は普通のサムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)ですが、
特殊な下味をつけることで……。

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焼き上がりが鮮やかなピンク色になります。

なんでも下味をいろいろ研究しているうちに、
偶然こうなったそうですが、現在はそれこそが料理のウリに。
焼くとピンク色になるサムギョプサルということで、
ピンクサムギョプサルの異名を取っています。

ただ、三河島で使っていた、上と下から熱を通せる、
特殊な焼き台でなかったのは少し残念でしたね。

「あっちがいい!」

とワガママをいっておきましたので、
いずれ導入されることを期待したいと思います。

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ほかにも、この日は肉モードだったので、
牛カルビ焼きや……。

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トッカルビ(叩いた牛カルビ)なども注文。
これらは厨房で焼いたものが運ばれてきます。

メッチョク(豚肉の香味焼き)といった珍しいメニューもあったり。
なんでも新しく入った料理長さんが宮中料理店の出身だということで、
こういう変わったメニューも並んでいる模様です。

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その一方で、オジンオボックム(イカ炒め)といった家庭料理もあり。

店がずいぶん広くなったことで、料理もいろいろ揃いましたね。
12席と、20席程度の個室もあるので、宴会にも向きそう。
すべての準備が整えば、けっこう面白い店になると思います。

個人的には揚げたてのフライドチキンにかぶりつき、
間髪いれず、出来たての生マッコリをぐびーっといきたいですね。

無事免許が下りれば、新大久保「生マッコリ家」に次ぐ2例目。

たぶん、この流れは今後も加速していく気がします。
合法的な自家製マッコリが、あちこちで飲めるようになれば、
日本のマッコリ文化も、さらに可能性が広がるはず。
まだまだマッコリから目が離せません。

店名:周王山(ちゅわんさん)
住所:東京都台東区池之端1-1-2
電話:調査中
営業:11:00~翌5:00
定休:なし
2010.07.30.Fri 09:39 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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実際に足を運んだのは、ずいぶんと前の話になるのですが、
いいテンポで飲食店記事を書けているのでこちらも紹介。
このビジュアルで、どこの店かわかるあなたはマッコリ通です。

フレーバー系マッコリの中でも人気の高い梨マッコリは、
『珠玉のマッコリ 徹底ガイド』内でも4種類を紹介しました。

そのうちのひとつ、「梨酒」は「長寿韓酒房」系列のオリジナル商品。

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ラベルにもきちんと「長寿韓酒房」の名前が入っています。
銀座、大宮、川口、仙台の各店舗に加え、他の系列飲食店でしか、
いまのところ、この「梨酒」は飲めないということになりますね。
希少銘柄ですが、いずれ他店にも卸す計画はあるそうです。

また、系列店には居酒屋チェーンの「彩菜炉房がぜん」があり、
ネット上で確認する限り、こちらの各店舗でも提供しているようです。

いわゆる日本式の居酒屋ですが、実はこの店、韓国にもあったり。
鍾路と江南に店を構えており、その意味でも韓国と関係の深い店です。

韓国でマッコリにハマった社長が、あちこちの酒造を訪ね歩き、
苦労に苦労を重ねつつ、ようやく完成させたのがこの「梨酒」。
日本でも徐々に独自銘柄のマッコリを直輸入する動きは出ていますが、
既存製品でなく、自らの求める味で輸入している店は極めて稀です。

僕もフレーバー系ではいちばん梨が好みですが、
この店の「梨酒」はまた、香りの立ち方がいいんですよね。
他のマッコリは置かず、「梨酒」しか選択肢はありませんが、
ゆるゆる長く飲んで飽きないよさがあるマッコリです。

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メニューのほうはキムチ盛り合わせや……。

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海鮮チヂミといったオーソドックスな料理に加え、
ちょっとアレンジの効いたメニューも揃っています。

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例えばこのサムゲタン(ひな鶏のスープ)。

「チャグンサムゲタン」

という名前で売られております。

直訳すると「小さなサムゲタン」となりますが、
これは丸鶏で提供するところを、小さく切ったとの意。
カットされた状態の鶏肉が具として入っています。

韓国料理好きの立場とすると、丸鶏でこそサムゲタンですし、
「チャグンサムゲタン」というネーミングにも違和感はあります。
でも、ちょっと視点を変えてみると、

・鶏肉を突き崩す必要がない
・みんなで取り分けて食べやすい

といったメリットもあるのがわかります。
これは外食企業ならではの発想でしょうね。

ここ数年、新たなスタイルの韓国料理店が増えた結果、
「韓国料理の新解釈」ともいうべき要素がどんどん誕生しています。
それを「本場と違う!」との一言で切り捨てるのか、
あるいは「新しい!」と評価するかは、たぶん食べる人次第。

賛否両論あってよいはずですし、また工夫の方向性によっても、
評価はずいぶん分かれていくのではないかと思います。

個人的には韓国視点では気付かない(気にされない)部分が、
日本フィルターで少しずつクリアになっていくのは興味深いですね。
「韓国料理の世界化」って、本国ではおおいに語られていますが、
こういう部分にも、そのヒントは転がっていると思います。

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こちらは「鴨のチャンジョリム」。

チャンジョリム(醤油煮)は牛肉で作ることが多いですが、
それを鴨ロースでアレンジした一品ということですね。
たいていかたまりか、細く裂いた状態で出てくるので、
このビジュアルには意表を突かれました。

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ホルモン炒めは鉄板に載せて。
このあたりは居酒屋テイストという感じでしょうか。

ちなみに店構えはずいぶんオシャレな店ですが、
値段設定を見ると、そちらも居酒屋的にこなれています。
その意味でも銀座店なんかは、場所柄ずいぶん重宝しますしね。
店舗数の多い、外食企業ならではのメリットでしょう。

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たっぷりマッコリを飲んだ後は、焼酎に移行。

と、思ったら予想外のレア銘柄を発見してしまいました。
チョウムチョロムの前に発売されていた「サン」じゃないですか。
日本でも韓国でも、とんと見かけなくなりましたが、
いやはや、まだきちんと生産されていたんですね。

懐かしさも手伝って、ついつい飲み過ぎてしまった次第。
へべれけになり、この後の記憶が途切れ途切れです。
2010.07.29.Thu 09:52 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(4)
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中目黒で6月末にオープンしたばかりの新店。

「生マッコリとチヂミの店」

というコンセプトがいいですね。
ますます伸び盛りなマッコリブームを象徴するかのように、
マッコリをウリとする店があちこちに出来ています。

ちなみにこちらでは41種類のマッコリと、
22種類のチヂミ(盛り合わせを含む)が用意されています。
なお、41種類のうち、10種類が生マッコリ。
あらかたの銘柄はこの店で飲めるということになります。

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この日は「麹醇堂生マッコリ」をぐびぐび飲みました。

フレッシュな味わい、心地よい微発泡感もさることながら、
独自の技術で密封容器を実現した点も大きなポイント。
発酵を止めない生マッコリは、どうしても炭酸ガスが発生するので、
フタの部分や、ボトルの口にガス抜き用の穴があけてあります。

生マッコリを日本まで運ぶための工夫ではあるのですが、
その一方で、横置きすると中身が漏れちゃうんですよね。

マッコリの種類が増える一方で、店の冷蔵庫には限りがあり、
そのあたりで苦労している店も少なくないと聞きます。
縦置きだけでなく、横置きもできるボトルというのは、
今後、マッコリが展開していく中で、ひとつの武器になるはず。

飲んで美味しいのはもちろん、お店で扱いやすいというのも、
生マッコリの浸透を考えると重要な課題だと思います。

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手前から、

・ピンデトク(緑豆のチヂミ)
・エホバクチョン(韓国カボチャのチヂミ)
・ヨングンジョン(レンコンのチヂミ)

という3品のチヂミ。

牡蠣、ニラ、白身魚、豆腐といったメジャーどころに加え、
カレー野菜チヂミ、サーモンチヂミといった変わり種も用意されています。
地方のチヂミというのも、ひとつテーマになっており、

・光州名物のコギジョン(牛肉のチヂミ)
・済州島名物のプアジョン(肺のチヂミ)

といった珍しいチヂミが食べられるのもいいですね。

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ほかにも中目黒らしいオシャレな装いの料理が多数。

ポッサム(茹で豚の葉野菜包み)は下に熱した石を敷き、
いつまでも温かく味わえる、という工夫がありました。

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サムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)も特注した小型の水晶板で焼きます。

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そのほか、チャプチェ(春雨炒め)……。

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スンドゥブチゲ(柔らかい豆腐の鍋)といった、
メジャーどころの料理も、ひと通り揃っております。

僕個人としては、中目黒方面に出ることは少ないのですが、
渋谷、恵比寿あたりを拠点とする人には便利な店ではないかと。
わざわざ新宿に出ることなく、マッコリを堪能できます。

場所柄、芸能人やスポーツ選手も多く来るエリアなので、
マッコリの認知度をぐいぐい上げて欲しいですね。
個人的にもおおいに期待したいと思います。

店名:韓流美食
住所:東京都目黒区上目黒3-1-4グリーンプラザ4F
電話:03-5794-8290
営業:11:00~14:00、17:00~24:00(日~木)、11:00~14:00、17:00~翌3:00(金、土)
定休:なし
http://www.k-bishoku.jp/
2010.07.28.Wed 18:08 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(6)
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ああ、ようやくこの味に会えた……。

という再会の冷麺ですが、お店自体は3月にオープン。
まだまだ銀座の地に根を生やして日の浅い新店です。
なぜ再会か、という理由は事情を聞いていないので省きますが、
このビジュアルを見て、ピンと来る人もいるのではないかと。
都内で食べられる冷麺としてはあまりに独特です。

牛スネ肉、鶏胸肉などを煮込んだクリアなスープは、
水キムチを一切加えない、ガツンとした肉系の味わい。
濃厚な旨味を凝縮させながら、後味はさっぱり仕上げています。

食べ進むと、ヤンニョム(薬味ダレ)が全体に溶けるので、
運ばれてきたら、まずひと口目でスープを飲むのが鉄則。
その上で少しずつ、変化していく味わいを楽しむのがベストです。

麺は蕎麦粉とジャガイモのでんぷんを5対5。
カウンターテーブルの向こうで手打ちしている姿が見えます。
一応、ハサミが用意されますが、容易に噛み切れるので、
そのまま食べても不便を感じることはないですね。

見た目、量は控えめに見えますが、食べてみるとそうでもなし。

ランチであれば、レギュラーサイズの1人前で充分でしょう。
するする食べられるので、大盛が可能かは聞いてみたいですね。
ハーフサイズとごはん系メニューのセットもありました。

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こちらは蒸し鶏、キュウリなどの乗ったピビン麺。

同行者の方が頼んだのを味見させて頂きましたが、
けっこうしっかり辛いのが印象的でした。
これからのシーズンは辛い麺も爽快感があっていいですよね。

そのほか、ランチにはビビンバや辛い汁系の料理があり、
夜は串焼き類や、コースメニューも用意しているようです。
ひとしきり飲んで冷麺でシメる、というのもよさそうですね。
あるいは銀座界隈で飲みつつ、最後の1軒に利用しても……。

と思ったらラストオーダーが10時半ですか。
うっかりするとシメ冷麺の後にもう1軒行けますね。

場所もいいですし、しばらく通ってしまいそうな予感。
暑い夏を乗り切るのに、この上ない楽しみができました。

店名:韓流冷麺サンムーン
住所:東京都中央区銀座3-7-13成田屋ビル2階
電話:03-3566-5516
営業:11:30~14:00、17:30~10:30(月~土)、11:00~21:30(祝)
定休:日曜日
2010.07.27.Tue 08:14 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(7)
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マッコリの認知度が高まっていく中で、
ふと、伝統酒のことを振り返ることがあります。

「韓国の酒といえばマッコリ!」

という風潮ですっかり置き去りにされた感はありますが、
いつか潮が変わって、脚光を浴びる日も来るのだろうかと。
大手醸造場も元をたどれば伝統酒の蔵だったりしますしね。
あるいはマッコリの延長線上で共存してもよいかと。


・韓国はストレートの焼酎など強いお酒が多い
 ↓
・韓流ファンが増えたのに女性が飲む酒が少ない
 ↓
・マッコリは甘くてアルコール度数も低く飲みやすい
 ↓
・マッコリブーム到来で種類増加
 ↓
・フレーバー系のマッコリが人気を集める
 ↓
・一方でお酒好きな人が本格マッコリを求め始める
 ↓
・生マッコリ人気拡大(←いまココ)
 ↓
・韓国の地酒にも注目が集まり始める
 ↓
・韓国地酒ブームも到来


ってなことにはならないものかと。
まあ、先を読み過ぎて、明後日の方向かもしれませんが、
希望的観測も含めて、お気に入りの地酒を紹介したいと思います。

冒頭の写真は、全羅北道扶安郡で造られているポンジュ。

地元の名産であるクワの実を使った醸造酒です。
系統としては覆盆子酒なんかとよく似ておりますね。
ワイン程度のアルコール度数で、濃厚な甘さがあります。
かといって濃すぎず、食中酒としても充分飲めます。

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慶尚南道統営市にはなんと芋焼酎があります。

統営は港町として魚介料理が有名ですが、
その一方で、サツマイモも地元の名産だったりします。
ペッテギジュク(サツマイモ粥)なんて郷土料理もあったり。
そんなサツマイモ焼酎の銘柄は「海原(ヘウォン)」。

サツマイモだけでなく、原料には米も使っているので、
日本の芋焼酎ほどに香りが強く立つ訳ではありません。
ほんのりと、

「あ、芋だな」

と感じるすっきり飲みやすい焼酎です。

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二東マッコリはみなさんよくご存じでも、
二東ビールを飲んだ人は皆無に等しいと思います。

京畿道抱川市二東面で造られている「二東ブロイ」。

ペットボトルに入っているあたりがなんとも韓国らしいですが、
地元ではちらほら、飲食店で見かけるようです。
僕が飲んだときは、あまり冷えていない状態だったので、
美味しいとは思いませんでしたが、キンキンならまた違うかも。
いずれまた機会があればリベンジしたいビールです。

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忠清南道舒川郡で造られている「韓山素穀酒」。
麦を原料として造られており、香ばしい甘味を感じるお酒です。
これはだいぶ前から日本へも輸入が始まっており、
一部の韓国料理店ではメニューに並んでいるのを見かけます。

でも、往々にしてこの手の伝統酒は高いんですよね。

ボトル1本で4000円ぐらいするので、
特別な理由でもない限り、なかなか飲む気になりません。

「こういうのをグラス売りしてくれないかな」

というのが実は今日の記事の趣旨。

マッコリブームに至ったきっかけのひとつには、
グラス単位で販売をする、という部分も大きかったと思うのですよ。
種類が豊富なら、少しずつ飲み比べてみたいのが日本人。
高価な伝統酒もグラス単位であれば充分手が出ます。

「すでにやってるよ」

という店があったらごめんなさい。
基本的には思いつきで書き始めた記事です。

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済州島で造られているオメギスル。
粟(アワ)を原料に作った伝統的な濁酒ということで、
味は香ばしいマッコリという感じでした。

というか、これはマッコリの一種でいいのかな。
城邑民俗村内の食堂などで飲むことが出来ます。

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ちょっと方向性を変えて大阪で造っている「四香酒」。
マッコリと同じく、伝統酒の世界にもすでに国産があります。

桃谷のコリアンタウンで高麗時代の伝統酒を復刻。
米、もち米を原料としたフルーティで香りのよい生酒です。
詳細については下記をご参照のこと。

桃谷「韓茶cafe流れる千年」で四香酒。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-800.html

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マイナーな地酒ばかりでなく、大手メーカー品にも、
ぜひ輸入して欲しいという本格銘柄がいくつかあります。
写真は麹醇堂が経営する「百歳酒マウル」という飲食店の商品群。

日本でも飲めたらなあ、と常々思っているのが、
右から2番目の「強壮百歳酒」と左から3番目の「生百歳酒」です。

強壮百歳酒はいわゆる百歳酒のグレードアップ版。
より高価な生薬が入っており、韓国では免税店などで販売されています。
従来の百歳酒よりも赤みがかっており、より濃い印象があります。

そして、百歳酒にも生があるんですよね。

生マッコリに続いて、生伝統酒も期待したいところ。
こちらは明らかにフレッシュな味わいに衝撃を受けました。
百歳酒の世界も奥深い、と感じさせてくれる2品です。

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先日行った「珠玉のマッコリトーク」で紹介をした、
「デポマッコリ(ペサンミョン酒家)」の大本になったのがこちら。
米を主原料に、銀杏と月見草の種を加えて作っています。

独特の風味があるので、好き嫌いは分かれると思いますが、
僕は一時期、これにハマってずっと飲んでいたことがあります。

いつの間にか、とんと見かけなくなってしまいましたが、
デポマッコリの活躍に乗って、こちらも頑張って欲しいですね。
このほかにもタンポポを原料にした「デポ」もあるようです。

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あとは、こちらも頑張ってほしいですね。
覆盆子酒に炭酸を加えて飲みやすくした「氷呑福(ピンタンボク)」。
伝統酒の重たいイメージを一新した画期的な商品です。

微発泡覆盆子酒「氷呑福(ピンタンボク)」発売開始
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1107.html

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まあ、いろいろ書きましたけど、最後はやっぱりこれ。
慶尚北道慶州市で造られている「校洞法酒」です。

・蔵元でしか買えない
・賞味期限が30日程度しかない(←日数を修正しました)
・手作りなので生産量が少ない
・要冷蔵

という理由から、幻の酒とされている地酒です。
生マッコリを頑張って持ってくる技術が進んでいけば、
こういう商品も日本で飲める日が来るかなと。

まあ、気軽に飲めすぎてもちょっと、という感はありますけどね。

ほかにも個性的な伝統酒は韓国各地にありますし、
校洞法酒のようなお酒は特別として、普通は常温で長期保存可。
マッコリよりも、扱いは簡単なのではと思います。

・生マッコリ人気拡大(←いまココ)
 ↓
・韓国の地酒にも注目が集まり始める
 ↓
・韓国地酒ブームも到来
 ↓
・韓国の郷土料理にも注目が集まる
 ↓
・コリアン・フード・コラムニストの仕事が増える

という流れが最終的には最高。
それまで一生懸命、種をまこうと思います。
2010.07.23.Fri 09:55 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(5)
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昨日書いた記事を、文字数換算してみたところ、
なんと4500字近くも書いていたことが判明しました。
原稿用紙にして11枚分以上で、月2回書いているメルマガ並。
イベントの後記とはいえ、正直書き過ぎでしょう。

僕がツイッターを始められない理由がここにあり、
とにかく書き始めると、文章がどんどん長くなっていきます。

普段、書いているお仕事の原稿は600字とか800字が多く、
いちばん長くても、1500~2400字程度で収まります。
限られた文字数に情報を詰め込んでいく反動のようなものが、
自由に書けるブログでは出てしまうのかもしれません。

ツイッターはいつの間にやら、みんなが始めていて、
楽しそうなのはわかるし、やってみたい気持ちもあります。
でも、140字制限と聞くと、

「きいぃーっ!」

となってしまいそうだったり。
まあ、実際に始めてみればそうではないのでしょうが、
文字数の少なさに恐れおののき、いまだに手を出せておりません。

というような余談はさておき。

何が書きたかったかというと、昨日たくさん文字を書いたので、
何かシンプルな情報を提供したいな、と思った次第です。
ちょうど今日の仕事に関連して、マッコリのデータを調べたので、
それを披露しよう、と思いつつこんな書き方になってしまいました。

えーと。

マッコリが日本でブームになっている裏付けとして、
僕がよく使っているのが、韓国国税庁が出している資料です。

「韓国が輸出するマッコリの約9割が日本で消費されている!」

なんてことを、よく書いておりましたが、
先日、それが更新されて、少し目減りしてしまいました。

2008年のデータでは89.6%。
2009年のデータでは83.2%。

約9割のほうがインパクトがあってよかったんですけどね。
実際の総量としては2009年のほうが25%ほど多いのですが、
アメリカ、中国への輸出が増えたぶん、国家別の比率は下がりました。
今後は、

「韓国が輸出するマッコリの8割以上が日本で消費されている!」

と書かねばなりません。
まあ、これでも充分すぎるほどの迫力ですけどね。

<国税庁報道参考資料>
酒類全体出庫量減少! マッコリ消費急増!(2010年6月29日)
世界の愛酒家が「我らが酒」の真価にハマった(2009年5月18日)

韓国語のページなので、必要な人だけ開いてください。
ページの中ほどに、ダウンロードできる資料があります。
アレアハングルなので、読むにはビューアが必要です。

見ると、けっこう面白いデータがわらわら出てきます。

韓国でのマッコリ消費が2009年に急増していること。
その伸び率は出庫量で前年比47.8%にも上ること。
主要酒類全体における占有率も12%まで上がってきたこと。
それでもビール、焼酎に比べればまだまだであること。

どこまで右肩上がりが続くかはわかりませんが、
日韓のどちらでも、まだまだ伸びしろがあるように感じます。
日本の消費量に至っては、いくら世界一の輸入国といっても、
まだまだビールの1000分の1程度ですからね。

もちろんこのまましぼんでしまう可能性もあるので、
今年の下半期が、重要なターニングポイントになると思います。
韓国では大手メーカーのさらなる参入が報道されており、

・ロッテ
・CJ(第一製糖)
・農心
・セムピョ
・オリオン

といった会社の名前が出てきています。
特にロッテは有名銘柄の「長寿マッコリ(ソウル濁酒)」と組み、
早ければ9月末の日本進出を計画しているとのこと。

<聯合ニュース>
ロッテとマッコリ製造最大手が提携、日本市場に進出

どんな商品が日本向けとして出てくるのかわかりませんが、
また新たな楽しみが、今年の下半期は増えていきそうです。

といったあたりで、今日の記事は1500字程度。
昨日よりは少ないですが、やっぱり仕事の文章よりも多いですね。
やっぱりツイッターを始めて、短い字数に慣れるべきか。
あまり真剣ではなく思案中です。
2010.07.21.Wed 20:51 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(4)
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昨日、新大久保の「美名家」で開催されたトークイベント。
先日発売された『珠玉のマッコリ 徹底ガイド』の発刊記念も含め、
マッコリの魅力を語りつつ、飲んで楽しむという1日でした。

おかげさまで、連休の最終日というのに超満員。
ありがたいことに、宮城県から来て頂いた方もいらっしゃいました。
残念ながら、定員オーバーでお断りさせて頂いた方もいたそうで、
改めて、マッコリ人気の高さを再確認した次第です。
ご来場、お申込み頂いた皆様には本当に感謝しております。

この日のイベントは、マッコリガイドの執筆陣である、
僕と筧真帆さんの2人トークからスタートしました。
僕らが話した内容は、だいたいこんな感じ。

・マッコリとの出会い
・マッコリブームの現状
・マッコリガイドが誕生した背景
・マッコリの分類とそれぞれの魅力
・飲食店取材について
・全州取材について
・100本試飲について
・2人のお気に入り銘柄
・マッコリブームの今後

1時間以上もの間、おおいに語らせて頂きました。
最後の質疑応答も含めて、1時間半程度の第1部です。

そして、この第1部では大きな決定事項がありました。

マッコリ好き女子を「マッコリーヌ」と呼ぶ、
ということを改めて提案した一方、懸案だった男子がついに確定。
直前の楽屋で、雑談途中に生まれたアイデアなのですが、

「マッコリ男!」

という呼称を今後PRしたいと思います。
文字にすると限りなく安直で、野暮ったいネーミングですが、
読み方は、アントニオの発音で「マッコリオ」。

マッコリーヌがフランスっぽいのに対し、
イタリア、スペインっぽい感じにしたイメージです。

まあ、流行る可能性は微々たることこの上ありませんが、
地味に言い続けることで、周囲の認知度ぐらいは上げたいものです。
ぜひ、マッコリ好きのみなさん。

「マッコリーヌとマッコリ男」

を宜しくお願いします。

09080401.jpg

さて、待望の第2部ではマッコリ飲み放題のどんちゃん騒ぎ。
トークの中に登場したマッコリを、みなさんと一緒に飲みました。
現場では各銘柄の写真を撮っている余裕がなかったので、
一部は、過去に撮った写真の使いまわしであるのをご容赦ください。

まずはマッコリブームを牽引する生マッコリから。
上の写真は済州島で造られている「済州マッコリ」です。

アジアを旅行していた若手社長が済州島でこの味に惚れ込み、
三顧の礼ならぬ、四顧の礼で輸入許可をもらったという心意気のマッコリ。
個人的には生マッコリが持つ、発酵の力を最大限に楽しめる銘柄だと思います。

フレッシュな状態から、多少の時間経過を経て発酵が進み、
ほんのり酸味を帯びてくるあたりが、いちばん好み。
この日の済州マッコリは、ちょうどそのあたりの味でした。

「今日のマッコリでは済州がいちばんだな!」

と力説していた方もいらっしゃいましたね。
コアなマッコリ好きには、たまらない銘柄だと思います。

ちなみに済州マッコリの社長さんからは、
イベントのためにのマッコリをずいぶんご提供頂きました。
おかげさまで、参加者皆様のいいお土産になりました。
本当にありがとうございました。

09020903.jpg

そしてもうひとつ。

「不老どんどんじゅ」もメーカーからご提供頂いたので、
こちらもお土産として、みなさんに持って帰って頂きました。
この銘柄もずいぶんと評価が高かったですね。

輸入元が荒川区にある関係で、東京の下町方面に強く、
僕が三河島に住んでいた頃に自宅でよく飲んでいた銘柄です。
生マッコリならではのフレッシュさと甘味のバランスがよく、
量を飲んでも、飲み飽きないよさがあります。

不老不死を思わせるネーミングもなかなかなのですが、
これは大邱の不老洞という地名が命名の由来。
大邱では有名な地マッコリなのだそうです。

なかなか置いている店が少ないのが難点なのですが、
この日の会場である「美名家」には常時置いてあります。

10071501.jpg

先日紹介したばかりの「冬のソナタマッコリ」。

こちらはなんと営業マンの方が直接足を運んでくれました。
上で紹介した2品同様、プレゼントもたくさん頂いたので、
こちらもみなさんへのお土産として使わせて頂きました。

先日の記事でも書いたのですが、このマッコリはかなり本格派です。

造っているのが「富者」シリーズのペヘジョンヌルク都家。
しっかりしたアルコール感と、米の風味を残した味わいで、
ゆっくり味わって飲むにはぴったりの米マッコリです。

試飲をしたみなさんからも、

「冬ソナはいい!」

という声が続々。
営業マンの方がいたからという訳ではないでしょうが、
この日、1、2を争う好評価銘柄だったと思います。

どうしても浮かれた印象を受けるネーミングですが、
マッコリ好きな方にこそ飲んで欲しい本格派マッコリです。

10072002.jpg

こちらは新大久保生まれの「韓さん生マッコリ」。

これまでは新大久保の店裏で醸造をしていたのですが、
重要が伸びたことで、富士山麓のほうに工場を移転。
さらにいい水を使えることになった、と社長が胸を張っていました。

新大久保仕込みの看板がなくなるのは残念ですけどね。
こちらも生マッコリのひとつとして紹介をさせて頂きました。

10072005.jpg

全州マッコリからは黒豆マッコリをチョイスしました。
僕らが本で紹介した黒豆マッコリは11種類あるのですが、
その中で、いちばん執筆陣受けがよかったのがこの銘柄です。

黒豆マッコリは、フレーバーマッコリの先駆けだったのですが、
銘柄が増えすぎたことで、最近はやや埋没傾向にあります。
そんな黒豆マッコリの、再評価という意味でも紹介したかった一品。

「黒豆は嫌いだったけど、これは美味しい!」

という声が聞けたのは嬉しかったですね。

今後、マッコリブームが全国に拡大していく中で、
黒豆マッコリの役割って、まだまだかなり大きいと思うんですよね。
米マッコリからフレーバーマッコリへいざなう最初の1歩として、
黒豆マッコリの存在感は、ぜひ有効利用して欲しいと思います。

個人的には二東の黒豆マッコリもバランスがよくて好きですね。
ロースト系の香ばしさがある釜山山城醸造の「黒豆マッコリ」や、
甘さ控えめで豆感を強めに出した「ウリスル黒豆マッコリ」も面白いところ。
黒豆マッコリの奥深さを学べたのは、今回大きな収穫でした。

10072003.jpg

「デポマッコリ」は筧真帆さんのお気に入り。

「デポ」シリーズはペサンミョン酒家の商品で、
もともとは薬酒からスタートした銘柄です。

もともとコアな日本酒党である真帆さんは、
米感の強さを基準にお気に入りを選んでいましたね。
また炭酸系のアルコールがあまり得意でないとのことで、
その意味からも米マッコリが好みに合った様子。

僕などはどうしても、ぐびぐび飲める生を喜ぶので、
ここで意見が分かれたのには、大きな意義がありましたね。

米感を楽しみつつ、ゆったり時間をかけて飲むマッコリもある。

この魅力をずいぶん語れたのは画期的でした。
先の冬のソナタマッコリなどは、まさにこの系統の味わい。
高矢禮マッコリなども、同じ魅力があると思います。

というあたりで気付いたのですが……。

この系統で名前が挙がってくるマッコリというのは、
すべて麹醇堂系列の会社ばかりですね。

・麹醇堂(麹醇堂生マッコリ、高矢禮マッコリ、米夢など)
・ペサンミョン酒家(デポマッコリ)
・ペ・ヘジョンヌルク都家(富者マッコリ、冬のソナタマッコリなど)

というこの3社は兄弟が経営する同系会社。
いずれも秘伝の酵母と生米発酵の技術を自慢としており、
伝統酒、薬酒を数多く造ってきた会社です。
米感の強いマッコリには一日の長がある感じですね。

今後はマッコリの家呑みも増えていくはず。

女性が自宅でゆったり嗜む姿を想像すると、
こういった、高品質の米マッコリは需要が見込めそうです。
その場合、オシャレなビンというのも重要ですね。

このあたりから、

「米のよさにこだわったマッコリが欲しい」

といった話題にも発展しました。
プレミアム系のマッコリも未来がおおいに期待されます。

10022401.jpg

「天地水純生マッコリ」はいまいちばん勢いのある生マッコリ。
黒いラベルから、取材陣の間では、

「エグザイル!」

との愛称で呼ばれておりました。
真帆さんが、その見た目をおおいに語ったおかげで、
この日、ずっとこのマッコリはエグザイルで通っていました。

「すいません、エグザイルください!」
「はーい、エグザイルでーす!」

というやり取りはシュールな光景でしたね。
生の中でも、すっきりとした味わいを持つ銘柄。
僕の個人的な体験では、韓国人からの評価が高いですね。
本場感の伝わる生マッコリということでしょう。

10072004.jpg

そして、個人的にいちばん紹介したかった異色銘柄。
埼玉県の麻原酒造が造っている「マッコリーズ」です。

上野の「満奈多」限定銘柄のピーチを除く、
プレーン、ブルーベリー、マンゴー、柚子の4種類を用意。
みなさんに少量ずつですが試飲して頂きました。

このマッコリ、国産という点でも珍しいですが、
原材料に酒粕やスキムミルクを使っているあたりも変わり種。
マッコリだと思って飲むと、かなり違和感がありますが、
ヨーグルトドリンクに似た甘い口当たりは魅力です。

試飲したみなさんも、相当戸惑っておられましたが、
時代のトレンドとしては象徴的な存在と僕はとらえています。
すでに、あちこちの酒造でマッコリ風の清酒が造られており、
マッコリとはまた違った、流れを生み出そうとしています。
日本的な解釈のマッコリがどのように発展するか楽しみです。

真帆さんはマンゴー味を推していましたが、僕は柚子が好み。

マッコリは柚子茶とも相性がいいんですよね。
カクテル系マッコリのメニューでたまに見かけますが、
もっと広まってもいいのでは、と密かに思っているアレンジです。

10072006.jpg

最後になりましたが「美名家」の料理も紹介しておきます。
こちらは控室に用意された、大量のパンチャンを撮影したもの。
料理を用意する舞台裏もてんやわんやの大騒ぎでした。

10072007.jpg

こんな感じに、ビュッフェ形式を取りました。
出る料理、出る料理、どんどんなくなっていくのが壮観でしたね。

10072008.jpg

ジャガイモのチヂミと、ドングリの粉を使ったチヂミ。
ドングリのほうは新商品として開発したもので、
茶色い見た目と、もっちりとした食感が独特でした。

10072009.jpg

ヤンニョムチキンとフライドチキンに……。

10072010.jpg

美名家名物の大鍋おでんも登場。

あとはチャンジャのキムパプ(海苔巻き)があったり、
ナクチボックム(テナガダコの炒め物)があったりしましたね。
ポッサム(茹で豚の葉野菜包み)も出ておりました。

これらの料理をつまみながら、上記のマッコリをぐびぐび。
おかげさまで第2部もたいへん盛り上がったと思います。
本もたくさん買って頂き、ありがとうございました。

なお、上記の情報は新商品の冬のソナタマッコリを除き、
すべて『珠玉のマッコリ 徹底ガイド』にまとまっています。
各銘柄の写真、紹介分はもちろん、醸造元や輸入元、
そしてその連絡先に至るまで、すべて紹介してあります。

マッコリを購入して飲んでみたい方!
マッコリを店で出したいと思っている経営者の方!
マッコリを仕事の一部にしている方!

いずれも必見、必読の情報ばかりです。
まだお求めでない方は、ぜひ!

書名:珠玉のマッコリ 徹底ガイド
版元:シンコーミュージック
価格:980円(税込)
発売:2010年6月26日

アマゾン
http://www.amazon.co.jp/dp/4401634349
楽天
http://books.rakuten.co.jp/rb/6529068/
bofi
http://www.bofi.jp/products/detail.php?product_id=949
2010.07.20.Tue 14:41 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(6)
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春頃から話題が出ていた「冬のソナタマッコリ」。
写真はマッコリガイドの制作中にサンプルを撮ったものですが、
いよいよ少しずつ市場にも出回ってきた模様です。
先日、飲食店の取材に行ったら、すでにメニューに載っていました。

今後はこういう韓流タイアップ銘柄も増えるでしょうね。
タレントを全面に出したマッコリもいずれ出てくるはず。
どんな流れになるのか、期待を込めて見守りたいと思います。

ちなみにこの冬のソナタマッコリ。

試飲させて頂きましたが、なかなか本格的な味です。
何しろ造っているのが、富者シリーズで有名な惠正ヌルク都家。
酒らしさと米の風味を前面に出したハードな味わいが特徴です。

冬のソナタマッコリも、飲んだ瞬間にアルコールを感じ、
やがて後味として米の風味が香る、との印象でした。
個人的にはかなり好きな系統のマッコリですが、
ドラマのイメージに合っているかは、ちょっと疑問ですね。

仮にこの名前で韓流ファンをターゲットとするのであれば、
もっと口当たりの柔らかな、甘いマッコリでもよかったのかなと。
そのあたり、どんな反応が出るのか今後が気になるところです。

10071502.jpg

そして、もうひとつ。
マッコリガイドからこぼれた銘柄を発見しました。

僕らは本当に頑張ってマッコリカタログを作ったのですが、
このご時世、新商品ってどんどん出てくるんですよね。
お店の取材をしていて、これが出てきたときは、

「あー、もう追い越されたか……」

という気分になりました。

こちらは忠清北道の堤川市で造られているマッコリとのこと。
加熱処理をした米マッコリで、甘さがかなり強めに出ています。
系統としてはJINROマッコリに近い印象でしたね。
甘めのマッコリが好きな方には、好まれると思います。

とりあえず写真があるのは、この2点だけですが、
ほかにも新商品情報がどんどん入ってきています。

韓国系の企業も下半期に向けて本腰を入れているようですし、
マッコリ戦国時代は、さらに加熱していきそうですね。
どんな銘柄、話題が登場してくるのか非常に楽しみ。
メディアの注目も、徐々に高まっているのを肌で感じます。

なお、『珠玉のマッコリ 徹底ガイド』を仕掛けた側からは、
ブームの拡大に向けて、

「マッコリーヌ」

なる造語を展開させようと努力中の様子。
全国のホルモンヌを、新境地に導かせたいとの狙いでしょう。
でも、そうなると韓食系男子の立場がないんですよね。

マッコリーヌが増殖していったところで活躍できる、
マッコリスト、もしくはマッコリエを目指したいところ。
来たる日に向けて、情報収集に努めたいと思います。
2010.07.15.Thu 21:08 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
09010508.jpg

発売から1年半を経て、めでたく重版がかかりました。
新大久保だけにエリアを絞ったマイナーなガイドブックですが、
地味に支持を得て、じわじわと売れていたようです。
お買い上げ頂いた皆様、本当にありがとうございます。

10071402.jpg

恥ずかしながら、わたくし。
初版(第1版)と初刷(第1刷)の違いを知りませんでした。

なんでも重版時に改定を行った場合は第2版になり、
改定をせずに重版した場合は、初版のままで第2刷になるとのこと。
ただ会社によっては、改定しても第2刷と表記することがあるので、
僕はこの両者をすっかりごっちゃにしておりました。

『新大久保コリアンタウンガイド』は第2版第1刷との表記なので、
こちらは改定した、ということを暗に伝えている訳です。

10071403.jpg

ということで、第2版には新規店が加わりました。

まあ、この間に閉店してしまった店を除いて、
そこを穴埋めした、というような事情なんですけどね。
新規店以外の情報はリニューアルをしていないので、
メニューや店舗データの変更には対応しておりません。

なので、特に新しく買い直して頂く必要はなく、
新規に購入する人のために、修正をしたという感じです。

まあ、それでもその修正作業が終わった直後に、
閉店してしまった店とかもあったりするんですけどね。
韓国関係のガイド本は、そのあたりが悩ましいところです。

10071404.jpg

チンチャトークでさんざんお世話になっておきつつ、
なぜか漏れてしまっていた「ナビコリア」も今度は載せました。
イベントを開催して頂けるだけでなく、

・DVDを持ち込んでオフ会を開催できる!
・パソコンがあるのでメールチェックができる!
・韓国サイトの登録を代行してもらえる!
・ハングルの名詞を作れる!

など、各種サービスが充実しております。
もちろんそれぞれ有料ですが、ショップ以外にも用途の広い店。
そんな部分を記事の中でもアピールしてみました。

僕の本もたくさん置いて頂いておりますし、
丸大食品のスンドゥブが常時あるのも喜ばしいところ。
僕も先日、引っ越したので、新規の名刺を作ってもらいました。
ハングルの名刺が欲しい人にはおすすめの場所です。

ちなみに新規で入れた店は全部で9店舗。

第3版が出るとしたらいつになるんでしょうね。
それまでにどれだけの店が入れ替わってしまうのか、
ハラハラしながら街の変遷を眺めたいと思います。

『新大久保コリアンタウンガイド』
著者:八田靖史
監修:佐野良一
価格:1575円(税込)
出版:晩聲社
http://www.amazon.co.jp/dp/489188343X/(アマゾン)
2010.07.14.Wed 22:46 | お知らせ | trackback(0) | comment(2)
10071301.jpg

『珠玉のマッコリ 徹底ガイド』にも広告が出ているのですが、
本との連動企画として、マッコリツアーが実現することになりました。
旅行のタイトルは、

「全羅北道の美食とマッコリを求めて」

ここ数年、僕がどっぷりハマっている全羅北道の美食と、
いまが旬のマッコリを、セットで味わおうという贅沢なツアーです。
旅行のメインは全州のマッコリタウンでマッコリを飲むことと、
そのマッコリを造っている全州酒造を見学すること。

この両者はルポ記事として、本の中にも紹介してありますが、
取材陣の体験を、そっくりそのまま満喫してもらうのが目的です。
特に酒造見学はなかなか対応している醸造場が少ないので、
観光客の立場としては、かなり貴重な体験になると思います。

ほかにも、マッコリだけではもったいないので、
全羅北道の各地を巡って、郷土料理の食べ歩きも行います。

・秋に旬を迎えるコノシロ焼き(扶安)
・朝食にぴったりの絶品アサリ粥(扶安)
・天然仕立てが自慢のウナギ焼き(高敞)
・全羅北道の美食がずらりと並ぶ韓定食(全州)
・2日酔いの特効薬でもある大豆モヤシのスープごはん(全州)
・本場として知られる伝統ビビンバ(全州)
・伝統製法のコチュジャン尽くし定食(淳昌)

といった料理を予定。
もちろん、これ以外にも目に付いた料理があったら、
どんどん積極的に楽しんでいきたいと思います。

日程は全部で3パターンあり、

・09月05日(日)~08日(水)←八田同行
・10月03日(日)~06日(水)
・10月17日(日)~20日(水)

最初の9月5日出発のみ僕が同行します。
価格は、

9月出発のみ、15万8000円
10月出発は、13万8000円

となっています。このほか、
燃油サーチャージが1000円(参考値)かかるようです。
旅行の詳細については、下記のパンフレットをご参照ください。
また不明点などは旅行社に直接お問い合わせ頂ければと思います。

パンフレット
http://www.koparis.com/~hatta/10071302.pdf

ご参加頂ける方は、ぜひ一緒に全州で飲んだくれましょう。

なお、僕のいない10月の回も中身はまったく同じなので、
値段のことを考えると、こちらのほうがお得です。

「八田はどうでもいいからマッコリを!」

という方は10月のほうがおすすめです。
とはいえ、9月だけ最低催行人数に達せず中止となったら、
それはそれでものすごいヘコむでしょうね。

3泊4日でどれだけ頑張れば、差額分の働きになるのかわかりませんが、
精一杯、飲んだくれ代表としての旗振りに努めたいと思います。
2010.07.13.Tue 21:33 | お知らせ | trackback(0) | comment(2)
10071201.jpg

長らく更新を止めてしまい、本当に申し訳ありません。
前にも少し書きましたが、近い身内に病人が出てしまった関係で、
なかなかブログを書く時間と気力を捻出できませんでした。
ようやく落ち着いてきましたので、少しずつ日常に戻る努力をしています。

この間、もろもろお知らせすべきこともあったのですが、
結局、放置したまま、時間だけが流れてしまいました。
このブログはあくまでもプライベートな日記なのですが、
仕事ともリンクしている部分も多く、多くの方にご迷惑をかけました。
関係者の皆様には、深くお詫びしたいと思います。

そして、毎日見に来てくださっている方々にもですね。
どの程度、体勢を立て直せたのか、自分でもよくわかりませんが、
また少しずつ、記事をアップしていきたいと思います。

さて、まず冒頭の画像の説明から。

発売日が6月26日なので、すでに2週間以上が経過してしまいました。
ここ数年、あちこちで日本のマッコリブームを叫んできましたが、
それがようやく、目に見える形でひとつ結実したと思っています。

この本の中には、

・国内で飲めるマッコリ100銘柄のカタログ
・美味しいマッコリが飲める店紹介(東京とソウル)
・全州マッコリタウンのルポ記事

といった内容が詰まっております。

マッコリファンにとってはまさに必読の1冊!
すでに全国書店などで大好評発売中ですが、
まだお求めでない方は、ぜひ手に取ってみて頂ければと思います。

書名:珠玉のマッコリ 徹底ガイド
版元:シンコーミュージック
価格:980円(税込)
発売:2010年6月26日

ネット書店での売上も好調みたいですね。

アマゾン
http://www.amazon.co.jp/dp/4401634349
楽天
http://books.rakuten.co.jp/rb/6529068/
bofi
http://www.bofi.jp/products/detail.php?product_id=949

また、このムックの宣伝広報の一環として、
出版社のほうでは、メディア戦略に力を入れている模様です。

マッコリは今年の下半期に向けてさらにブームが拡大する見込みです。
テレビ、ラジオ、雑誌など、マスコミの方々で取材の予定があれば、
僕らライターも含め、情報提供には積極的に協力させて頂きます。
出版後の新規店舗や新商品についても継続して情報は収集しておりますので、
マッコリ絡みの企画がありましたら、ぜひお声かけ頂ければと思います。

あと、先日お知らせした「珠玉のマッコリトーク」ですが、
こちらはすでに募集定員に達し、締め切らせて頂きました。

10062201.jpg

一方、「韓国・江原道の郷土料理を楽しむ」イベントは、
まだ定員に余裕がある、ということをスタッフの方から聞いています。
ご興味のある方いらっしゃいましたら、ぜひご検討ください。

=========================
<韓国・江原道の郷土料理を楽しむ>
日程:2010年7月24日(土)
時間:14時~16時
場所:東光(下記参照)
費用:4830円(会員)、5460円(一般)
講師:八田靖史
主催:朝日カルチャーセンター横浜

<講座内容>
江原道料理を食べつつ、江原道の食文化を知る

講座詳細ページ
http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=77432&userflg=0
講座申し込みページ(会員)
https://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/login.asp
講座申し込みページ(一般)
https://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/sinki.asp

<連絡先>
朝日カルチャーセンター(語学科)
電話:045-453-1122

朝日カルチャーセンター横浜
http://www.asahiculture-yokohama.com/
朝日カルチャーセンター外国語講座
http://asahiculture-gaikokugo.com/

<会場>
店名:東光
住所:東京都港区芝5-26-2
電話:03-3451-7722

過去記事
田町「東光」でフェボッサムほか江原道料理。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1106.html

=========================

10061401.jpg

こちらはお知らせが遅れて本当に申し訳ありません。
7月10日に開催予定だった、第3回「八田の“楽しい韓食ナラ”」は、
主催者側の事情により、いったん延期ということになりました。

すでに申し込みを頂いた方々には連絡が伝わっていると思いますが、
このブログでは、事前に中止をお伝えすることができませんでした。
事後報告ということになり、本当に申し訳ない限りです。

次回は9月に開催したい、とのことで話を聞いております。
詳しい内容が固まりましたら、またブログで報告させて頂きます。


ということで、お知らせだらけの記事ですが、
徐々に食べ歩きの報告も、復活させていきたいと思います。
もう少々、お待ち頂ければ幸いです。
2010.07.12.Mon 17:55 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)






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八田 靖史(八田氏@K・F・C)
美味しい韓国料理を探す毎日。コリアうめーや!!管理人。コリアン・フード・コラムニスト。ブログは2005年12月開設。
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