
自宅で原稿仕事をしていた昼下がり。
「ぴんぽーん」
の音に出てみると、宅配便が届きました。
先日「西武池袋本店」で開催された「韓流美・味展」。
僕が連日通って、食べ歩いていたのはブログで報告済ですが、
それに付き合って、妻もずいぶん食べておりました。
いくつか気に入ったものがあったようで、
いつの間にやら、ネットでお気に入りを追加注文。
それが自宅に届いたということでした。

いちばんの目当てはこれだったみたいですけどね。
刻んだネギとニラがたっぷり入った「ネギニラじゃん」と、
刻んだ唐辛子とエゴマの葉が入った「ご飯ジャン」。
いずれも醤油、ゴマ油などを加えたヤンニョムジャンですが、
それぞれに魅力があり、いろいろな用途に使っています。
ごはんに載せて食べるのはもちろん、スープの薬味に使ったり、
肉料理と合わせたり、スティック野菜と一緒でも美味しかったです。

一見、詰め替え用の「TSUBAKI」にも見えますが、
中には白菜キムチとカクトゥギ(大根の角切りキムチ)が入っています。
いずれもあっさり風味で食べやすく、カクトゥギには昆布の千切りがいっぱい。
日本人の舌に合うキムチ、という印象でした。

五穀米のちまきも、ぜひまた食べたい一品でした。
味付けが薄味なので、穀物の味がしっかりと活きています。

催事でえらく感動した「豚足焦し醤油焼き」も注文。
こちらはまだ食べずに取ってありますが、
香ばしい風味と、ぷるぷるのゼラチン質が魅力です。
この連休中のどこかでは消費されるのでしょうが、
その日が非常に楽しみだったりします。
ぼくでんキムチ本舗
http://www.bokuden-kimchi.com/
こちらが注文した「ボクデン」のサイト。
ほかにも各種キムチ、サムゲタンなどいろいろあります。
銀座のお店にも、ぜひまた行きたいですね。
工夫を凝らしたメニューがたくさんあるお店。
本店は岡山で、広島にも支店があるそうです。
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ラーメン店の「さいたま屋」と韓国料理店が融合。
そんな記事を3月上旬に書いたばかりですが、
いつの間にやら、その2号店ができておりました。
神田「韓国食堂withさいたま屋」でラーメン系韓国料理。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1253.html
上の記事は神田、今回行ったのは新宿御苑前。
いずれも本郷にある「炙りbar」と同系列のお店です。
前回は肝心のラーメンを食べる時間がなかったので、
その反省をもとに、序盤の段階からつけ麺を注文。
大盛りを頂いて、みんなでつつきながら味わいました。
やや甘めのスープですが、魚介のダシが効いていますね。
麺は太麺で、しっかりした食べごたえがあります。
「さいたま屋」はかつて板橋駅の店によく行ったので、
ああ、確かにこういう味だった、と懐かしく思ったり。

まだ、リニューアルオープンして間もないため、
韓国料理はメニューも作り途中とのことでした。
なので、この日はお任せで注文。
チャンジャポテトサラダから始まり……。

ピリ辛メンマ。

韓国海苔。

白菜キムチといった前菜類がちょこちょこ出て……。

ラーメンダレを加えたチャプチェ(春雨炒め)。
神田でも食べましたが、これぞラーメン店との融合料理ですね。
やや甘めの醤油味が、ちょっと変わったチャプチェに仕上げています。
余談ですが、この春雨をテボ(振りザル)で茹でていたのも、
ラーメン店らしい韓国料理の特徴だったかもしれません。

マッコリは吉久保酒造の「うさぎのダンス」から。
茨城県水戸市にあるこちらの酒造も地震で被災しており、
復旧のために、一時期出荷が止まっておりました。
このボトルがようやく出荷できた震災後の第1陣とか。
「マッコリを飲んで復興支援!」
というのはちょっと大げさかもしれませんが、
もし機会があったら、ぜひ試してみてください。
甘味とシュワシュワ感の強い、女性受けしそうなマッコリです。
最近は生タイプだけでなく、火入れをしたものや、
缶に詰めた商品も、新たに生産されているようです。
以前は業務用だけでしたが、家庭用の販売もスタート。
ネットで検索をすると、扱っている店がヒットします。

料理は続いてラーメンサラダ。

そして、水餃子。
このへんは韓国とは無関係なラーメン店系の料理。
それをマッコリと一緒につまむというのもオツなものです。
なお、水餃子の後ろに見えているのは……。

有賀醸造の「虎マッコリ」。
こちらの酒造も福島県の白河市にあり、
やはり地震の被害が大きかったと聞いております。
こちらも復興支援銘柄のひとつですね。
辛口のドライな味わいが魅力のマッコリ。
ある意味、「うさぎのダンス」とは対極にある味わいです。

宮崎県産きなこ豚のポッサム(茹で豚の葉野菜包み)。
茹でた白菜、白菜キムチで包み、後ろに見えている、
ネギの和え物、味噌を加えて味をつけます。

このあたりから興が乗ってきて、ちょっとイタズラを。
甘味の強い「うさぎのダンス」とドライな「虎マッコリ」を、
混ぜて飲んでみたらどうなるか、という実験です。
蔵元のみなさんが心血注いで造っているマッコリなので、
お遊びに過ぎる実験ですが、意外にこれがけっこう美味しかったり。
マッコリの甘さって、人によっていろいろ好みがあるので、
自分好みのところに調整できる、というのは面白いかなと。
酔っ払いの舌ではありますが、同じ国産銘柄だけあって、
ほとんど違和感なく飲めたのも発見でした。
なお、僕らはこのオリジナルカクテルを、
「虎のダンス」
と命名。
いずれも希少銘柄ではありますが、
もし両方に出会うことがあれば、ぜひお試しください。

その後、韓国銘柄の「本生マッコリ」に変更。
国産銘柄とはまた違う、スタンダードな生マッコリもいいですね。
本生は久しぶりでしたが、やはりバランスのいいマッコリです。

料理は引き続いてウインナーが登場し……。

麻婆豆腐に至って、これで終了。
ずいぶんたくさんの料理を堪能しましたが……。

シメはやっぱりラーメンですよね。
つけ麺ではなく、こちらは博多ラーメンのほう。
とんこつスープに細麺が入っており、つるつるっといけます。
さすがに替え玉までは食べられませんでしたが、
今度こそ、韓国料理のシメにラーメンを堪能できました。
まだオープンから間もなく、準備中の部分もありますが、
連休中にはメニューなどもすべて整う予定だそうです。
ラーメンを食べている横で、マッコリを飲んでいるという、
なかなか見られない光景が日常のものとなりますね。
すでに神田店は、韓国料理がレギュラーメニューとなり、
ラーメンと韓国料理の融合が果たされたとのこと。
以前までは要予約でしたが、いまはいつでもOKだそうです。
新宿御苑のほうはカウンターのみなので、
人数が多いときは、2階のある神田店のほうがいいかも。
ふらっとひとりとか、少人数で飲むなら新宿御苑店は、
駅のすぐ隣にあるのでアクセスも非常に便利です。
店名:韓国食堂withさいたま屋新宿御苑店
住所:東京都新宿区新宿1-7-2
電話:03-3353-6820
営業:11:00~24:00
定休:日、祝
※2011.5.9追記
電話番号を修正しました。

先日、白銀高輪の「高矢禮」で派手な散財をしてきましたが、
それに続いて、錦糸町の「高矢禮火」にも足を運んできました。
行こう行こうと思いつつ、もうオープンから1年ですか。
東京の北側で生活していると、なかなか足を運ぶ機会のない場所です。
「この駅に降り立つのって、もしかしたら初めてでは!?」
とも思いましたが、ブログの過去記事をさかのぼったら、
「巨牛荘石原本店」に行くとき錦糸町で集合していますね。
なんだか最近、妙に物忘れが激しくなっているのですが、
インターネットの力が、僕の記憶力を補ってくれています。
冒頭の写真は、メイン料理として出てきた肉料理3種。
コースなので、本来は順番に掲載すべきでしょうが、
トップの見た目を優先して、入れ替えました。
・カルビを巻いて包んで食べて
・鳥取県産地鶏使用 火鳥焼き
・宮崎県生まれの芋育ちお芋豚 香味サムギョプサル
というラインナップです。
奥でサンチュに載っているのが牛カルビで、
中央が「火鳥焼き=プルタク(激辛のグリルチキン)」。
手前がサムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)です。
予想に反し、プルタクはけっこうしっかり辛いので、
奥に見えている薄切り大根の柚子蜂蜜漬けとともに。
サムギョプサルはローズマリー風味に仕上がっています。

こちらが最初に出てきたナムル3種。
大根、エホバク(韓国カボチャ)、ゼンマイでしたか。

そしてキムチも3種盛り合わせ。

・鳥取県産地鶏使用 鶏ハムのサラダ
野菜がトントントンと3皿続いてきましたが、
いずれも素材の味を活かした、あっさり味という印象です。

そして、また野菜チャプチェ(春雨炒め)。
業態も価格帯も違うので、一概に比較はできませんが、
白銀高輪の「高矢禮」と比べると、料理はぐっとくだけた感じ。
ただ、その中でも野菜が中心だったり、味付けがあっさりだったり、
「高矢禮」らしさというのは、「火」の中にも見えますね。

かと思えば、チーズキムチチヂミなんて料理も出てきたり。
全体的に繊細な味付けですし、素材へのこだわりも見えますが、
定番であったり、むしろ俗っぽい韓国料理もメニューに多数。
そういう混ざり具合が、「火」ならではのよさでしょう。

シメはスンドゥブチゲ(柔らかい豆腐の鍋)とコシヒカリのごはん。

そこからさらにデザートがついて終了です。
これで1人前3500円というのはけっこうお得かと。
どうしても「高矢禮」の看板があると構えますが、
むしろリーズナブルなコリアンダイニングという印象ですね。
メニューも豊富なので、アラカルトでも楽しめそうです。
錦糸町でなく、銀座あたりに作ってくれると行きやすいですけどね。
白金高輪の「高矢禮」が休店して、低調傾向に見えますが、
「高矢禮」の名前を冠する関連商品は増えていて意外に堅調とか。
先日、「西武池袋本店」で高矢禮ロールが出ていましたが、
それ以外にも……。
・高矢禮白菜キムチ
・高矢禮竹塩焼海苔
・高矢禮マッコリ
・高矢禮梅酒
・高矢禮ユズ茶
・高矢禮タレ肉醤の素
と、こんな感じの商品が登場しています。
ある程度、アンテナを立てて把握していたつもりですが、
近所のスーパーで「肉醤の素」を見つけたときは驚きましたね。
この流れで、いろいろなメーカーとコラボをしつつ、
ちょっと高級な高矢禮商品を出していくというのはいいアイデアかも。
なにしろ高矢禮のファンは、全国にいらっしゃることですし、
韓国料理関連の商品は各メーカーからどんどん出ている状況です。
個人的にはスイーツ方面をもっと頑張って欲しいところ。
そして本店の復活も、おおいに期待したいと思います。
店名:高矢禮火錦糸町店
住所:東京都墨田区錦糸4-6-1ロッテシティホテル錦糸町4階
電話:03-6658-5405
営業:11:00~15:00、16:30~23:00
定休:なし

「イメージ通り!」
と出てきた瞬間に叫んだのを覚えております。
ときどき発作的にキムチチャーハンを食べたくなるのですが、
イメージ通りに出てくる、というのは少なかったりします。
具が妙に豪華だったり、石焼きの器に盛られてきたり、
上に乗っている卵が薄焼き卵だったり、そもそも卵がなかったり。
あくまでも僕のイメージなので、それらがダメな訳ではないですが、
僕の食べたいキムチチャーハンはごくごく普通がいちばん。
半熟の目玉焼きが載って、あとは海苔をパラパラ程度。
要は、何がいちばん重要かって……。

この瞬間に尽きる訳ですけどね。

スプーンで卵の黄身をつぶして、ごはんにまぶし、
オレンジ色と黄色の混ざったところを、おもむろにパクリ。
キムチの酸味と、卵の濃厚な味わいが絡まって、
「これぞキムチチャーハン!」
という感動が押し寄せてくる訳です。

一緒にチョングッチャン(納豆汁)なども頼みつつ。
トゥッペギでなく、土鍋で出てくるあたりが歴史を感じさせます。
なにしろこの「ソウルハウス」は大久保通りでもっとも古い韓国料理店。
1994年創業という、オールドファンには有名なお店です。
メニューを見ても、なんだか時間が止まっているようでいいですね。
オーソドックスかつ、ややマニアックな料理が揃っています。

汁を肴に焼酎を飲みつつ……。

もうひとつ土鍋料理を頼んでみたり。
スンドゥブチゲ(柔らかい豆腐の鍋)の中にも……。

半熟の卵が沈んでいて、思わずにんまりしました。
派手さはないけど、ツボを外さないお店という印象。
いまの新大久保では逆に貴重なのかもしれません。
店名:ソウルハウス
住所:東京都新宿区大久保2-19-1セントラル大久保ビル地下1階
電話:03-3200-6979
営業:11:00~24:00
定休:なし

写真の日付を見ると、震災から1週間足らずの頃。
浅草にいる心の父と母を訪ねてみると、いつも通り元気でした。
原発問題は先が見えず、多くの外国人が帰国する中、
「まあ、大丈夫だろう!」
というお父さんの楽観的なセリフに、
なんだか心が軽くなったのを覚えています。
あれこれ近況報告もしながら、楽しい時間を過ごせました。
なお、仕事半分、プライベート半分ぐらいの気持ちで行き、
座った瞬間から、仕事への気持ちが霧散したのは焼酎のせい。
チャミスルでなく、チョウムチョロムでもなく、
ましてC1でもない、なんと驚きの「チョウンデイ」です。
慶尚南道の馬山を地盤とするこのマイナーな銘柄が、
まさか日本に正式輸入されているとは知りませんでした。
ラベルを見たら、横浜に輸入元があるようですね。
その直後、新大久保の韓国スーパーでも見かけたので、
いままさに売り出し中の新商品だったということでしょう。
このチョウンデイが持ついちばん大きな特徴は、
アルコール度数は16度以上、17度未満という飲みやすさ。
焼酎の低アルコール化は、ここ5年ほどの流行ですが、
この数字を全国的な流行に乗ったものと思ったら大間違いです。
なにしろチョウンデイは低アルコール焼酎の申し子というべき存在。
チャミスルとチョウムチョロムが20度をまたいで戦っていた、
2006年の下半期に、チョウンデイはなんと16.9度まで引き下げ。
その大胆な戦略に、焼酎メーカーはおろか消費者をも唖然とさせ、
低アルコール化路線を決定づけたのがこの銘柄でした。
ちなみに、それを見ておおいに慌てたのが釜山のC1であり、
販売網が重なることから、同じく16.9度のCYOUを発売、
慶尚道の焼酎戦争が、ますます泥沼化していったのを覚えています。
いやあ、そのチョウンデイを日本で飲めるとは。

それはもう「四季の里」の名物料理である、
砂肝炒めがますます美味しく感じられるというものですよ。

フライドチキンは塩コショウ味とヤンニョム(薬味ダレ)味を半々。

そして、タッペクスク(丸鶏の水炊き)も頼んでしまいました。
この日は2人だったので、フライドチキンと合わせてひとり1羽計算。
多いかなと思っても、食べたさが勝ってしまうのが、この店の魅力です。
まあ、食べきれなかったぶんは、持ち帰りましたけどね。
なお、これにタットリタン(鶏と野菜の鍋)を加えれば伝説の3羽制覇。
4~5人いるときは、ぜひおすすめしたい鶏、鶏、鶏のコースです。
そしてまた、サイドメニューの砂肝炒めも鶏であることをお忘れなく。
最近はマッコリばかりを飲んでいますが、たまには焼酎もいいですね。
最後はお父さんと一緒に飲んだので、ちょいと飲みすぎましたが、
ぐいぐいとグラスを傾ける快感も忘れてはいけないと思いました。
とはいえ、ちょっとチョウンデイは飲みやすすぎるのでは……。
普通の焼酎よりもアルコール度数が低いだけあって、
ついつい、飲めてしまうのが、より危険な感じもします。
馬山生まれの慶尚道焼酎、見つけたらぜひ試してみてください。
店名:四季の里
住所:東京都台東区花川戸1-2-7コーポ早川1階
電話:03-3842-9229
営業:11:00~14:30、17:00~23:00
定休:不定休

いつの間にやら、もう今週の土曜日に開催ですか。
詳細をお伝えするのが、遅くなって申し訳ありません。
一応、開催日だけはお伝えしておりましたが、
きちんと中身も決まりましたので、改めてお知らせです。
西新宿にある「てじまぅる新宿店」の5周年記念。
さりげなく店名が横文字になっていたりするのですが、
現在は、「Natural Organic Tejimaul」が正式のようですね。
平田牧場産の純粋金華豚とともに、豊富なマッコリを揃え、
元祖マッコリバーとしての名声を誇るお店です。
そんなお店の5周年、キーワードはやはりマッコリです。
・作る人(麹醇堂の金成洙さん)
・売る人(てじまぅるの島津店長)
・飲む人(八田靖史)
という3人で、それぞれの立場から、
昨今のマッコリブームを語りたいと思います。
また、「てじまぅる」グループは震災支援を掲げて、
オリジナルのフリスクを販売していたりもします。
「てじまぅる」ラベルのフリスクを購入することで、
東日本大震災への募金にもなるということですね。
今回のイベント名にも、それが盛り込まれております。
東北震災支援「てじまぅるフリスク」チャリティーイベント
日程:2011年4月30日(土)
時間:14時~
場所:Natural Organic Tejimaul
会費:1000円
http://ameblo.jp/naturalorganictejimaul/
<会場>
店名:Natural Organic Tejimaul
住所:東京都新宿区西新宿7-10-10西村ビル地下1階
電話:03-5348-5535
<申し込み>
てじまぅる系列の各店舗(先着順)

ちなみにこれは、先日購入した麹醇堂の新商品。
これまでは生タイプの、「麹醇堂生マッコリ」が有名ですが、
そこに保存期間の長い、炭酸注入タイプが加わりました。
あくまでも私見ですが、この炭酸注入タイプのマッコリは、
今後、日本においてはどんどん増えそうな予感がします。
そのあたり、メーカー側の戦略についてもぜひ聞いてみたいですね。

その翌週、5月5日(木)にもイベントがあります。。
フォトライターの栗原景さん、芸人&俳優のポカさんと一緒に、
新大久保で1日2回、韓国文化もろもろについて語ります。
会場は午前の会が「ナビコリア」、午後は「美名家」。
イベント終了後は、そのまま「美名家」で食事会という流れです。
=========================
■「八栗ポカさんナビトーク」
~2011韓国の旅、料理、文化を語る~
出演者/八田靖史さん(コリアンフードコラムニスト)
栗原景さん(フォトライター)
ポカさん(芸人&俳優。吉本所属)
概要/2011年GW
韓国の旅と食のスペシャリスト、友達の3人が
韓国の魅力を紹介いたします。
■イベント日程/11年5月5日(木)2回実施
?午前11時30分開演(開場は開演15分前) ~1時間30分程度。
会場/職安通り韓流ショップ「ナビコリア」
◆定員30人(先着)
◆入場料1,500円
<会場> ナビコリア
東京都新宿区歌舞伎町2-19-10第7金嶋ビル3階
(職安通り「韓国広場」から明治通り方向へ。
1階が喫茶店「ロッジ」)
電話03-3232-0071
HP(全体)
http://www.navinavikorea.com/
?午後16時開演(開場は開演15分前) ~1時間30分程度。
会場/大久保通り韓国家庭料理「美名家」
◆定員40人(先着)
◆入場料1,500円
**16時イベント終了後、美名家での食事会開催4,500円。
<会場> 美名家
東京都新宿区大久保1-9-17寿ビル2階
(新大久保駅から大久保通りを明治通り方向へ。
ソウル市場通り過ぎる。コンビニ「サンクス」先の2階。徒歩7-8分)
電話03-3203-4088
http://bit.ly/eMkrUH
■チケット受付方法。4月8日(金)から開始。
1)ナビコリア店頭にて直接入手。新宿ハングル講座でも受付。
2)ナビコリアに電話で申込み。03-3232-0071。
3)メールで申込み。下記アドレス
http://www.navinavikorea.com/inquiry2/index.html
■開催日に料金をお支払い希望の方はナビコリアへご相談下さい。美名家でも当日支払い可能です。
開催日お支払いの方は、キャンセルは絶対にお止めください。
■定員オーバーの場合、キャンセル待ちなどのご連絡をします。
主催/
◎通訳・翻訳・新宿ハングル講座のKJナビゲーションズ(新宿3丁目)KJナビHPは
http://www.kjnavi.co.jp/
TEL03-3226-2717
メール office@kjnavi.co.jp
◎ナビコリア
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「八田の楽しい韓食ナラ」は5月14日(土)に開催です。
主催元に確認したところ、10数名分ぐらいは空きがある様子。
ご検討中の方は、早めのお申込みをおすすめ致します。
料理のテーマはトッポッキ(餅炒め)となっております。
=========================
★八田の楽しい韓食ナラ
■日時:2011年5月14日(土) 15時~17時 受付:14時45分
■場所:イドンカルビ
東京都新宿区新宿5-12-2
03-3351-2057
新宿3丁目駅、東新宿駅より徒歩5分
http://r.tabelog.com/tokyo/A1304/A130402/13035516/
■会費:4000円
■主催:月刊韓流diary
【参加申込み】
参加される方の住所・氏名・電話番号・メールアドレスまたは
ファックス番号を下記にメールしていただくか、お電話ください。
Mail: krisk1@k-telecom.co.jp
TEL : 03-6435-0899
参加費は下記口座まで事前にお振り込みください。
当日受付でのお支払いも可能ですが、参加応募多数の場合は
事前振込みをさせて頂いた方を、優先させていただきますので
あらかじめご了承下さい。
三菱東京UFJ銀行 目黒支店
普通 3819031 口座名:ケーテレコム (カ)
【今後の予定】
2011年7月9日(土):キムパプ
=========================

そして、韓食ナラの翌日から出発予定だった韓国ツアーは、
震災の影響もあったようで、結局催行人数に達しませんでした。
お申込み頂いた方には、本当に申し訳ありません。
ただ、旅行社の方や韓食ナラスタッフとの相談の結果、
9月、10月あたりでもう1度募集をかけて頂けることになりました。
詳しい日程は、いずれ改めてのお知らせとなりますが、
今回のツアー内容を、そっくりそのまま持ち越す予定です。
それと同時に、また別の地域を目指すプランも計画中。
こちらも固まってきたら、またお知らせ致します。

そして、ここからはお仕事報告です。
4月20日に発売された「K-POPカウントダウン Vol.2」。
その中で、「K-POP新大久保食べある記」という記事を担当しました。
人気歌手が来店した韓国料理店の紹介をするという内容。
第1回はいつもお世話になっている「美名家」を取り上げました。
「K-POPカウントダウン Vol.2」(原稿執筆)
ダイアプレス/980円/2011.4.20

こちらは4月21日発売の「スッカラVOL.64」。
「エネルギッシュコリア 韓流 美・味展の人たち」という、
企画ページの中で、インタビューに答えました。
イベントのセミナーで使った屋台料理の写真も掲載されています。
なお、この号での特集は「地方をめぐる5つの旅物語」。
仁川、南海、牙山、済州島、潭陽という5地域の紹介に加え、
黒田福美さんが地方旅行の魅力を特別寄稿されています。
『スッカラVOL.64(6月号)』(インタビュー)
スッカラ/790円/2011.4.21
といったところで、今回のお知らせは以上。
ゴールデンウィークに向けて、仕事も溜まっておりますが、
なんとかブログもテンポよく更新していきたいと思います。

品川駅構内で営業する、駅ナカ店舗のひとつとして、
2月末に「Vegeけなりぃ」がオープンしました。
銀座、池袋にある「けなりぃ」の姉妹店ですね。

メニューは「コラーゲン純豆冨」と、「参鶏湯ヌードル」が2大看板。
その両者を注文し、五穀米ごはんを加えたのがけなりぃセットです。
五穀米ごはんは、カボチャの蒸しパンに変更することも可。

具もいろいろ選べるようになっていましたね。
野菜や海産物、鶏肉などヘルシー系のものが多いです。
上の写真には鶏肉とフルーツトマトが見えていますが、
ほかに韓国餅と明太子なども入っていました。

サムゲタンにはフォーのような麺が入っており、
後ろに見えているのは山芋とヒジキ入りの鶏つくね。
ずいぶん具に凝っているうえ、選ぶ楽しさもあり、
特に女性には喜ばれるお店ではないかと思います。
駅ナカでさくっとスープが食べられるというのもいいですよね。
忙しいときには、ぴったりのお店ではないかと思います。
ひとつ面白いなと思ったのは、店に「韓国」という文字が見えないこと。
店名が「けなりぃ」で、料理がスンドゥブにサムゲタンですから、
韓国料理店に思えますが、店名にもキャッチコピーにも見えません。
料理名がそれを代弁しているので必要ないと考えるべきか、
それとも韓国色を消して、これはこういう専門店なのか。
もともと「けなりぃ」自体が野菜を食べるための店であり、
韓国料理は手段として行きついたジャンルだったと聞いています。
それを考えると、韓国的である必要はそもそもなく、
「けなりぃ」らしさを、より全面に出したといえるのかもしれません。
そしてまた、それが成立するというのも個人的には感慨深い話。
「コラーゲン純豆冨&参鶏湯ヌードル」という説明だけで、
韓国の文字がなくとも、どんなお店か伝わるというのはすごいことです。
サムゲタンはまだしも、スンドゥブチゲの知名度は本当に上がりましたね。
日本での定着が、またアレンジの幅をどんどん広げているのでしょう。

デザートに「けなりぃ」名物、オレンジ卵のプリンも追加。
駅ナカにありつつ、なんだか優雅な時間を過ごした気になりました。
品川駅を乗り換えで使う人には、ぜひおすすめしたいお店。
ふらっとひとりでも入れるので、中途半端な時間のランチなどに、
途中下車して立ち寄るというのでもいいかもしれません。
店名:vegeけなりぃ
住所:東京都港区高輪3JR品川駅中央改札内
電話:03-6226-0630
営業:7:00~22:00(月~土)、8:00~21:00(日、祝)
定休:なし

レフトサイドから迫り来る豚バラ肉。

ライトサイドから迫り来る牛肩ロース肉。

この迫り来る感が、まず大きな見どころでしょう。
真ん中のくぼんだ部分にはベースのスープが満たされており、
両翼の中間には、豆腐と餅が配置されています。
どことなく野球のスタジアムを連想するような見た目。
肉の下には、たっぷりのキャベツとモヤシもあります。
オリジナルのこの料理は「もや鍋」と名付けられているので、
むしろ、モヤシが主役といえるのでしょうね。

崩してしまうのがもったいないぐらいですが、
真ん中のスープで泳がせないと、食べることができません。
このスープに落としていく作業もなかなか楽しかったですね。
なお、スープは和風ダシと、大辛ダシから選択可。
味付けは焼肉のタレと、ぽん酢ダレの2種類があり、
そこに薬味などを投入しながら、好みで調整します。
牛肩ロースはさっと煮て、豚バラ肉はしっかり煮て。
その両者がメインですが、キャベツ、モヤシも美味しく頂けます。
むしろ野菜をたっぷり食べられるのがいいですね。
オリジナルの鍋なので、韓国料理かといわれると悩みますが、
韓国的な要素は含まれており、お店も「韓風肉料理」を名乗っています。
新大久保をちょっと離れると、がっつり韓国ではないけれども、
韓国のいいとこ取りはしている、という店があって楽しいですね。

サイドメニューにもいろいろと仕掛けが施されており、
こちらはアボカドをキムチダレで味わうアボカドキムチ。
アボカドの濃厚な味わいが、意外にフィットしています。

ゴマの葉真ん丸おにぎり(チャンジャ付)。

上ミノの湯引きポン酢。

和風トロロユッケ。
といった感じに居酒屋的なメニューも多数。
鍋料理を真ん中に置いて、もっぱらそれを食べる韓国式でなく、
ちょこちょこいろいろ楽しめる日本的よさが魅力ですね。

鍋料理はもや鍋だけでなく、ヘムルタン(海鮮鍋)、
ホルモン鍋、そしてタッカンマリ(丸鶏の鍋)があります。
もや鍋を食べた後ですが、タッカンマリもハーフで注文。
チョキチョキとハサミでカットしたところを……。

タデギ(唐辛子ペースト)につけて味わいます。

シメは生ラーメン。
といったあたりから判断つくかと思いますが、
いわゆる鍾路5街スタイルとは、ちょっと違います。
こちらも日本風にアレンジしたタッカンマリという感じで、
濃厚な鶏スープとラーメンの組み合わせがたまりません。

ちなみにご一緒したのは、こんな方々。
このブログは料理ばかりで、あまり人は出てきませんが、
「載せてよ!」
といわれて断る訳ではありません。
右でグラスを持っているのが「焼肉天国.com」の朴さん。
左が「グルージャパン」というサイトを運営する全研の阿部さん。
焼肉天国.com
http://www.yakinikutengoku.com/
グルージャパン
http://grou.jp/
焼肉天国.comはいわずと知れた焼肉店、韓国料理店紹介サイト。
グルージャパンは共同購入型のクーポンサイトですが、
綿密な取材と、思い入れたっぷりの詳細な記事を自慢としています。
このおふたりが一緒にいるということは、
焼肉店、韓国料理店のクーポンが充実するということですね。
ちょうどいまタイムリーに出ているお店はないようですが、
焼肉天国.comの豊富なデータが活きてくるはず。
クーポン好きな方はぜひチェックしてみてください。

そして、焼肉天国.comは「東京マッコリ」もプロデュース。
もや鍋、タッカンマリをつつきながら、ぐいぐいいきました。
数あるマッコリの中でもしっかり酔える銘柄です。
「本当のマッコリは甘くないんだ!」
という朴さんの主張で、このマッコリは辛口ドライが特徴。
在日の方が古くから造り続けてきたタッペギ(濁酒)の味を、
現代風の酒造技術で、再現したマッコリとのことです。
もう、面白いぐらいに評価が真っぷたつですけどね。
現在、主流の甘いマッコリが好きな人はダメですし、
日本酒好き、いわゆる酒好きな人は高く評価するようです。
ちなみに先日の富山オフ会ではずいぶん人気でしたが、
韓食ナラのイベントでは、逆に苦戦していましたね。
西武の催事では、品切れになるほど売れていましたが、
飲食店で飲むより、だいぶ価格が安かったのもよかったのかなと。
ビン詰めまで手作業という、ずいぶん手のかかったマッコリであるため、
どうしても、1本の値段はお高めになってしまうようです。
ともあれ、いろいろな業界トークも飛び交いつつ、
楽しい時間を過ごさせて頂きました。
「ブログに写真を載せます!」
といっておきながら、こちらも1ヶ月半放置。
深々と頭を下げつつ、反省の意を示したいと思います。

長いこと新大久保をウロウロしていると顔見知りも増え、
お店の社長さんや店長さんに、
「おー、元気? コーヒーでも飲んでいきな!」
ということがあったりします。
でも、
「おお、いいところへ。カンジャンケジャン食べてって!」
という人はあんまりいないですね。
予定があるので、といったんは断ったのですが、
熱心な誘いに負け、マッコリ1杯飲んで行くことに。
で、出てきたのが冒頭の写真なのですが……。
いやはや、カンジャンケジャンといってコレが出てくるとは。
一般的にカンジャンケジャンといえばワタリガニで作りますが、
それ以外のカニで作ってもカンジャンケジャンはカンジャンケジャン。
冒頭の写真は、韓国でチャムゲと呼ばれるカニで作ったもので、
和名ではチュウゴクモクズガニ、いわゆる上海ガニです。
出てきたのを見た瞬間、
「こ、これは!?」
と漫画みたいな驚き方をしてしまいました。
チャムゲのカンジャンケジャンなんて、
過去に臨津江近くで1度食べたっきりというレアメニュー。
まさか新大久保で見るとは、という料理です。
「これを味見して欲しかったんだよねー」
とマネージャー。
なるほど、熱心に誘って頂いた理由がわかりました。

サイズがサイズなので、食べるところは少ないですが、
味噌の濃厚な味わいは旬のワタリガニにも負けてはいません。

結局、ごはんまでもらって、甲羅に放り込んで、
スプーンで力いっぱいこそげながら堪能しました。
淡水のカニなので、味付けをかなり濃い目に作ってありますが、
そのしょっぱさがまた、ごはんとよく合います。
カンジャンケジャンは生食するものなので、
しっかり漬けるか、薄味にするなら必ず事前に冷凍。
韓国で食べる薄味のワタリガニはみな急速冷凍したもので、
基本的に活きている生から漬けることはありません。
なんで、こんな珍しいものがあるのかと尋ねると、
こちらの店のマネージャーさん、
「特別なルートがあるんだよね」
とのこと。
韓国でこのチャムゲを養殖しているところがあり、
そこからカンジャンケジャンを仕入れているそうです。

なるほど、と納得したところで後日改めて訪問。
昨年12月にオープンしたばかりの「ハンアリ」ですが、
チャムゲジャンのみならず、いろいろ面白いことをしています。
店頭で呼び込みを兼ねつつ、マッコリの試飲をしていたり、
他店にはない、珍しいメニューも開発しています。
それが上の写真、唐辛子を加えた赤いサムゲタン。
お店では「炎のサムゲタン」という名前で出ています。
タッケジャン(鶏のユッケジャン)のような味を想像しますが、
食べてみると、やっぱりサムゲタンという不思議な感覚。
それでいて後味は唐辛子のぶんだけしっかり辛いです。
ありそうで、なかった料理という感じですかね。

サムギョプサルは包丁目を入れたカルサムギョプサル。
「カル」というのが韓国語で「包丁」を意味します。

カンジャンケジャンだけでなく、ヤンニョムケジャンも用意。
こちらはワタリガニを薬味ダレに漬けて作っています。

チヂミはニラと青唐辛子がたっぷりでしたね。

大盛りで出して頂いたカッキムチ(カラシナのキムチ)。
いつもある訳ではないようですが、これも美味でした。
これらの料理を肴に楽しく飲んでいると、
やがて、別で飲んでいた方々から電話があって合流したり。
というのが、もう1ヶ月半も前のことなんですねぇ……。
その間、出張があったり、物産展があったりしたとはいえ、
ずいぶん長期に渡って新大久保の記事を放置したものです。
新大久保にもだいぶ動きが出ているので、しっかり追いかけねば。

シメはスンドゥブチゲを堪能。
まだ新しいお店ではありますが、いちばん激戦区の通りにあり、
店頭で毎日呼び込みに立つなど、いろいろな意味で積極的なお店。
新しいことをしよう、という気持ちがよく伝わってきます。
その時々で、いろいろなおすすめがあると思いますので、
まずは店頭にて、マネージャーさんと会話をしてみるといいかもですね。
うまくハマれば、意外な料理に出会えるかもしれません。
店名:ハンアリ
住所:東京都新宿区大久保1-12-14
電話:03-3200-6880
営業:11:00~24:00
定休:なし
http://hangariya.com

あー、終わっちゃいましたねぇ……。
どれだけお客さんが入っているものなのか、
半信半疑のままエスカレーターを上がっていった初日。
昼前ぐらいの時間で、すでに大混雑となっており、
鳥肌が立つような思いがしたのを覚えています。
西武でも、イタリア展などは過去に行われましたが、
これほど大規模な韓国物産展は初の試みだったとか。
韓流人気、韓国人気が叫ばれて久しいですが、
百貨店の催事で韓国というのはまだ異例なんですね。
他の催事との比較ができないのでわかりませんが、
6日間通った感覚では、充分すぎるのほどの大盛況。
今後も5月に「そごう横浜店」、8月に「そごう神戸店」と、
順次開催されるようなので、さらなる活況も期待されているのでしょう……。
ってか、いま「韓流美・味展」の公式ページを見たら、
9月に「そごう千葉店」というのが加わっているじゃないですか!
これは本当に全国ぐるぐる回っていく可能性もありますね。
ぜひ北海道物産展のような人気企画に成長して欲しいものです。
さて、冒頭の写真は念願だった「ナルゲ」の宮廷御膳。
午前中に打ち合わせがあり、1時半過ぎの到着だったので、
多分ダメだろうなと思いつつ行ってみると、案の定品切れ。
ところが、仕込みをしたうえで30分後に再開との話を聞き、
しっかりタイミングを計って、もう1度足を運びました。
いやぁ、それにしても手間のかかったセットですね。
出てきた料理をずらり紹介すると……。
・十二穀ごはん
・牛肉とキノコのスープ
・トッカルビ(叩いた牛カルビ)
・ミニクジョルパン(宮中式クレープ包み)
・オソン(白身魚の蒸し物)
・ジョン3種盛り(キノコ、韓国カボチャ、キムチジョン)
・チャプチェ(春雨炒め)
・ムルギムチ(水キムチ)
・ミナリガンフェ(茹でイカのセリ巻き)
・トトリムク(ドングリのムクのサラダ)
・キムチ2種(白菜、キュウリ)
といった感じ。
話が少し脱線しますが、ドングリの「ムク」とは、
澱粉をゼリーや寒天のように煮固めた食品のこと。
いつも一言で訳す言葉がなくて苦労する単語です。
ドングリ豆腐、ドングリゼリー、ドングリ寒天、
ドングリこんにゃく、といった訳語を見ますがどれも微妙。
個人的にいちばん印象が近いと思うのは寒天なのですが、
海草由来でないものを寒天と称してよいものか。
かといって、豆腐と書くと食感が違いすぎますし、
ゼリーと書くと、なんだかデザート風の響きが生まれます。
こんにゃくというのも、だいぶイメージが違いますしね。
「ドングリの澱粉を煮固めた食品のサラダ」
というのはどうにも堅苦しくていけません。
よい解決案のある方は、ぜひご助言ください。

脱線した話を、無理やり戻しまして……。
というか写真そのものも順序がずれているんですよね。
トップに見栄えのよい写真を置きたかったので、
入れ替えましたが、このカボチャ粥が最初に出てきました。
その後、冒頭の写真の料理が出てきて……。

食後に柚子茶。
ここまでのセットを催事場のイートイン店舗で出すというのは、
おそらくたいへんな苦労だったことと思います。
しかもこれだけでなく、ほかの料理も作りながらですもんね。
当初は30食限定だったのが、早い段階で売り切れるので、
作業をしながら、仕込みもして、整い次第で再開していたようです。
それでも数に限度があるので、すぐにまた品切れになって。
タイミングを見計らう余裕があった僕はよかったですが、
食べたくても食べられなかった人はずいぶん多いことでしょう。
もったいないのは、これが特別メニューということですね。
渋谷の「ナルゲ」に行っても、このセットはないはず。
この催事用に作られた、期間限定の料理だったと聞いています。
牛肉とキノコのスープは、あっさり味でキノコの味が効いてて、
ミナリガンフェもセリの香りがチョジャンとよく合う春らしい一品。
オソンなんていう、めったに見られない料理もありましたし、
トッカルビも肉を叩いた後、骨に巻きつけて焼く丁寧な仕事でした。
期間中、金徳子先生には何度も親しく声をかけて頂いたので、
ぜひまた渋谷のお店にも足を運びたいですね。
いろいろなお店の方と、毎日会って挨拶ができるというのも、
僕にとっては、本当に貴重な機会だったと思います。
さて、最後に一応、感想などまとめてみます。
まずいえるのは、
「楽しかった!」
ということでしょう。
いくら準備段階で裏方として少々関わったとはいえ、
セミナーの出番以外は、別に毎日行かなくてもよい立場。
それでも足を運んだのは、やっぱり楽しかったからですね。
そして会場の盛り上がりを肌で感じられるのが嬉しかった。
冒頭でも書きましたが、西武での韓国物産展はこれが初。
韓流以降、少しずつ日本で定着してきた韓国文化を、
これだけ多くの人と共有できた、というのは感慨深いことです。
そしてまた、これだけの物産展が実現するぐらいの、
韓国コンテンツが日本に存在しているという事実もですね。
会場に足を運んだ人たちの中から、
「なんだかいろいろある!」
という声が漏れ聞こえてきました。
これまで韓国物産展といえばキムチがあって、韓国海苔があって、
韓国ラーメンがあって、マッコリと焼酎があってというのが定番。
今回はそんな従来型の物産展をはるかに超えた多様性がありました。
宮廷料理のイートインがあれば、韓国餅のカフェがあり、
ロールケーキなどのスイーツ類に、創作系のオリジナル料理もたくさん。
韓国の店ばかりが集まるということで、各社、各店舗が知恵を絞り、
差別化を図ったゆえの、多様性だったと思います。
もちろんそれがゆえに、
「それって韓国なのか!?」
という商品もずいぶんありました。
そもそも出展しているのが、ほぼ日本の企業と飲食店ですし、
韓国系企業であっても、日本に支社を持っているとか。
どうしても日本よりの解釈になっていくのは当然でしょう。
この部分については賛否両論あってよいと思いますが、
個人的には、だからこそ面白かったのかなとも。
先日、ある知り合いの韓国人が、
「新大久保は決して韓国そのものではない」
「日本人が好む韓国の姿が集まっているんだ」
と語っていてなるほどと思ったのですが、
今回の催事にも、そういう要素が詰まっていたように思います。
日本人に受ける、日本で流行している韓国の物産展。
その集合体だったからこそ、初の試みでも盛り上がった。
どの企業も飲食店も、韓国好きな日本人をターゲットとして、
日夜、商品開発を頑張っているがゆえの成果だと思います。
一方で本場らしいベタな韓国の要素もありましたしね。
旧来の韓国と、新しい解釈の韓国がしっかり融合し、
コアな韓国ファンを含む、多くの人に喜ばれたという印象です。
そして、そこからさらに印象的だったことが、
コアな韓国ファンというのが、ずいぶん多いんだなということ。
もちろん韓流人気を考えれば当たり前のことなのですが、
今回の物産展を見ていて、改めて強く感じました。
というのも今回、あちこちの店で主力商品が思ったより売れず、
脇役の商品や、知名度のない新商品が売れていったそうです。
主力商品というのは、すでに韓国ファンの手元に届いており、
物産展まで来て、あえて購入する必要がないということ。
キムチなんかも、定番である白菜キムチが意外に伸びず、
珍しい野菜を使った、変わりキムチから順に売れたようですしね。
百貨店の催事だけに、いろいろなお客さんが来るはずですが、
どうやら韓国に詳しい人たちが相当数だったのかもしれません。
韓国に詳しい人たちを満足させる、というのは難しいことですが、
今回の盛況は、そういう需要をしっかり拾えたということ。
店側だけでなく客側においても、
「なんだかレベルが高くてすごいな」
というのがもうひとつの感想です。
楽しくて、かつ韓国文化の定着度を感じた6日間。
あとは今後に向けての期待ですか。
激戦区の池袋でこれだけ賑わった催事ですから、
横浜、神戸、千葉でも、一定以上の話題は集めることでしょう。
今回やってみて、いろいろ修正する部分もあるでしょうし、
また、新たに参加する店も出てくるでしょうしね。
ぐるぐる巡っていくうちに、さらに洗練されたものになるはず。
韓国好きにとっては、大きな楽しみがひとつ増えたことになります。
僕もどうやら5月のセミナーにも呼んで頂けるようなので、
横浜での催事にも、また張り付いてしまうかもしれません。
さすがに今回ほど連日通えないとは思いますが、
出展店舗のラインナップと、料理によってはもしかして……。
ともかくも本当に楽しい6日間でした。
催事にかかわったすべての皆様、
「お疲れ様でした&楽しい時間をありがとうございました!」
次回、横浜でお会いできるのを心から楽しみにしております。
そして期間中のブログ記事を読んでくれた皆様にも大感謝。
明日より「韓食日記」も平常運転に戻る予定です。
この勢いを止めずに、更新を続けていきたいところですけどね。
遊びすぎて溜まった仕事が山のよう……。
気分を入れ替えて、また頑張っていきたいと思います。

西武池袋本店の「韓流美・味展」は5日目。
明日で終わってしまうのが、もったいないぐらいですね。
さすがに土日ほどではないものの、まだ充分に混み合っています。
また来ちゃった、というリピート組もけっこういるようで。
初日から皆勤賞の僕は、本来のお役目を果たしてきました。
「屋台料理の楽しみ方」というテーマで40分ほど、
画面の写真を見ながら、あれこれと語らせて頂きました。
午前中から、ご来場頂いた皆様、ありがとうございます。
けっこう見知った顔も多く、緊張しつつも和んだり。

お役目が終わったら、いつものようにランチ。
・スンドゥブチゲ(チェゴヤ)
・五穀米チマキ(ボクデン)
・ゴボウチャプチェ(パラム)
・高麗人参カップケーキ(千の花)
スンドゥブチゲは「チェゴヤ」を代表するメニュー。
アサリがたっぷり入っていて、思ったよりしっかり辛いですね。
ごはんには「チェゴヤの辛味噌」とキムチがついてきます。
こういうチョイ足しの気配りが嬉しいですね。
「ボクデン」の五穀米チマキは2度目の購入。
岡山県産もち米に、大麦、もち吉備、もち栗、黒米などが入ります。
味付けが濃すぎず、あっさりしているのがいいですね。
具には豚肉も入っており、岩手県産の佐助豚を使用とのこと。
「パラム」のチャプチェは写真だとわかりにくいですが、
春雨よりも極細に千切りされた、ゴボウがどっさり入っています。
上品な甘さの味付けと、シャキシャキ感がなんともいえず美味。
今回はお餅がメインですが、さりげなく惣菜も光っています。
「千の花」のカップケーキもずいぶん売れていましたね。
初日に五味子を食べましたが、今回は高麗人参を選んでみました。
ほんのりビターなコーヒー系の味に高麗人参の香りが加わった感じ。
薬膳でありつつ、そこまで強調されていないので食べやすいですね。
もともとこちらの店はお台場で営業しておりますが、
今月20日に広尾で薬膳甘味の専門店もオープンするとのこと。
昨年末に豊洲でもカジュアル系の韓国料理店を出しているので、
系列店としては、これが3店舗目になるんですかね。
薬膳甘味千の花
東京都渋谷区広尾5-18-8
http://sennohana.com/blog/archives/2011/04/post-319.html

この日、会場を巡っていてひとつ驚いたこと。
丸大食品の「韓国風ごはんにソーセージ」が売れすぎて残りわずかです。
山のように積まれているのに、バックヤードから次々と品出しをしていて、
売れているんだなぁ、と思っていましたが、まさかこれほどとは。
「スンドゥブ」もマイルドが売り切れで、辛口のみになっていました。
明日が最終日なので、午後は品切れとの戦いにもなりそうですね。
最終日のみ17時で閉店なので、遅く行く方はご注意ください。

本日の戦利品。
・よもぎ&高麗人参ロール(千の花)
・草あずき餅(いちりき)
・ナムルの素(モランボン)
・ネギニラジャン(ボクデン)
・ごはんジャン(ボクデン)
結局、悩んでもうひとつのロールケーキも買いました。
高麗人参のカップケーキが美味しかったので、つい。
5日間でロールケーキ3本は明らかに買いすぎです。

そして食べすぎですね。
開けるなりヨモギの香りが漂い、食べると薬膳の香り。
京東市場に行ったときのような香りが、口の中に広がります。
でも、その香りが食べにくいほど過度ではないので、
薬膳を感じながらも、ロールケーキとして美味しいという感じ。
先日のナツメ&五味子となら、こっちのほうが好みですね。
そうそう、ロールケーキつながりでひとつ余談ですが、
先日、知人がロールケーキのムック本を作ったと送ってくれました。
さすがに今回の「高矢禮ロール」や「薬膳ロール」は載っていませんが、
首都圏を中心に、200本のロールケーキを紹介しています。
ちょうどブームとあって、書店、コンビニでもよく見かけるので、
ロールケーキ好きな方は、チェックしてみてください。
まるごとロールケーキ
http://www.amazon.co.jp/dp/4863961154/

勢いがついて、お餅のほうも食べちゃいました。
こちらは韓国餅の老舗「いちりき」の新商品とのこと。
通常、韓国餅は作ってから2日程度で食べるのが普通ですが、
それを冷凍保存できるように作ったというのがポイントとか。
解凍して食べましたが、餅もしっかり柔らかで美味しいです。
味的には日本の草餅と、韓国のシルトクの中間という感じ。
アズキにほとんど甘味をつけず、豆の味で食べるのが韓国ですが、
このアズキには控えめながら、しっかり甘さがあります。
甘すぎないので、パクパク食べられますね。

最後はおまけ。
セミナーの後に頂いた手作りのイチゴジャムです。
イチゴの形がしっかり残っていて美味しい!
今日は味見だけで、明日の朝、パンと一緒に頂きます。
ありがとうございました! >作ってくれた人
ということで、5日目の報告でした。
いよいよ明日は最終日。
こうなったらもう、最後もきちんと顔を出しますよ。
イートインの「ナルゲ」で宮廷御前を食べたいところですが、
午前中の早い時間に行かないと難しいでしょうね。
もう食べたいもの、買いたいものは、ほぼ制覇したので、
最終日の雰囲気を名残惜しんでこようかと思います。

西武池袋本店の「韓流美・味展」は4日目に突入。
今日は11時からジョン・キョンファ先生のセミナーがあったので、
それに合わせて行き、あとは買い物をして帰ってきました。
昨日に引き続き、会場はかなりの大賑わいでしたね。
ちょうどサンシャインで大国男児のイベントがあるようなので、
そこから流れてくる人も、今日は多いのかもしれません。
スタッフのみなさんも、毎日本当に頑張っていらっしゃいます。
残りの日程は、明日、明後日とわずか2日。
最終日は17時までなので、行く方はご注意ください。
さて、上に掲げた写真は、自宅に持ち帰った商品群。
だいぶ気になっていた料理を制覇した感があります。
・豚丼(コサリ)
・柚子風味チキン(コサリ)
・手羽先揚げ(コサリ)
・キムパプ(おんどる)
・チヂミ3種(韓流美食)
・牛スジ煮込み(ヨンヤン)
・トッポッキ(ヨンヤン)
・チョンガクキムチ(韓国農協)
・オジンオチェムチム(韓国農協)
2人前をイメージして買ってきたつもりですが、
食べてみると、やっぱり多かったですね。
少し夕飯用として残しました。
ずっと食べたかった豚丼はやっぱり美味でした。
味噌ベースのタレで味付けたバラ肉を焼き、
ごはんに載せたもの、というシンプルな料理ですけどね。
予想通りでありつつ、期待を裏切らない味でした。
そういえば「コサリ」の本店は北海道の札幌。
豚丼といえば、十勝、帯広あたりのB級グルメとして有名ですが、
北海道つながりで、そのあたりも意識しているのでしょうか。
ちなみに、柚子風味のチキンは3度目の購入。
いちばんリピートしているのが、これだったりします。
ほかに印象的だったのは「おんどる」のキムパプ。
具が5種類と、シンプルながらも妙に後を引きます。
ちょうど昼時だったこともあって、作るそばから売れていました。
ガラス張りの厨房で、必死に巻くアジュンマの手際が見事です。
「韓流美食」はチヂミの専門店らしく、種類をいろいろ準備。
串チヂミの名前で出ているサンジョクが気になっていましたが、
品切れだったので、3種セットを買ってきました。
海鮮チヂミがずいぶんとイカたっぷりでいい感じです。
「ヨンヤン」はイートインで石焼きビビンバを売りつつ、
ホットク、トッポッキ、キムパプなど屋台料理をずらり提供。
ある意味、いちばん韓国らしいラインナップの品揃えですが、
個人的にはやや変化球のキムチ入り牛スジ煮込みがよかったです。
「韓国農協」は昨年あたりからサムゲタンに注力中。
禅食なども扱いつつ、正統派のキムチを揃えていました。
チョンガッキムチはもう少し発酵させたほうがいいのでしょうが、
発酵を待つどころか、あっという間に食べきってしまいました。

今日の食事とともに「Market O」のボックスを大人買い。
贈答用などに作られた新商品で、7個入りの箱が4つ、
合計28個のリアルブラウニーが入っています。
ちょうど人生の正念場を迎えている友人がいるので、
彼の事務所スタッフさん用に、どさっと差し入れてきました。

こちらは晩酌用として購入。
甘さを添加しない辛口生タイプの「東京マッコリ」と、
それを造っている鳥取県「千代むすび酒造」の純米吟醸。
あまり知られていませんが、今回の催事とは無関係に、
1階フロアで千代むすび酒造が期間限定販売を行っています。
「今週の日本酒」という企画で13~19日の日程。
「東京マッコリ」との2本構えで頑張っているようです。
なお、こちらの酒造、鳥取県の境港市にあって、
地元ではゲゲゲの鬼太郎ボトルの商品もある様子。
それがあったら、そちらを買ってみたかったんですけどね。
いずれ鳥取まで行く機会があれば探してみたいと思います。

その隣では「麹醇堂(BSJ)」が新商品を出していました。
先日のフーデックスでも試飲をさせて頂きましたが、
この商品、炭酸注入タイプの殺菌マッコリです。
サントリーが販売する「ソウルマッコリ」もそうですが、
どうやら今年の流れは、各社とも炭酸注入にある様子。
生のシュワシュワ感と、常温での長期保存を両立させる意味から、
炭酸注入タイプは、今後さらに注目されそうな予感です。
といった感じで4日目の報告も終了。
今日はもうおそらく追記はないと思います。
早めに寝て、明日11時からのセミナーに備える予定。
屋台料理の魅力、しっかり予習したいと思います。

西武池袋本店で開催中の「韓流美・味展」は3日目に突入。
今日、明日は土日ということで、さらなる賑わいが予想されます。
ちょうど昼時を迎えて、イートイン店舗や弁当類が大人気。
あちこちの店が、試食を出しつつ、賑やかに接客しています。
今日のランチは池袋「KollaBo」のスンドゥブチゲ。
大きな牡蠣がゴロンと入っていて贅沢ですね。
「KollaBo」は道路を挟んで向かいに本店があるので、
そちらも相乗効果でお客さんが増えているとか。
売上だけでなく、宣伝効果もあるようですね。
レシピを提供している「小公洞トゥッペギチプ」の、
2代目社長さんも、イベントのために来日していました。
さすがに気付く人はいませんが、韓国の飲食業界では有名な方。
同様に「プロカンジャンケジャン」の社長も応援に来ており、
ブースの中で、仕込み作業を手伝っておられます。
なんとも「KollaBo」らしい光景といえましょう。

一緒に「高矢禮」の唐揚げも頂きました。
旨味醤油味と、やみつきヤンニョム味の2種類。
見た目は同じですが、左が醤油味で、右がヤンニョム味。
いずれも鶏肉が柔らかで、ごはんとよく合う味付けです。
「高矢禮」はロールケーキが人気を集めていますが、
この唐揚げのほか、あと高矢禮キムチと、海苔も出ています。

今日は、ぐっと気温が上がったことで、
「カナダラ」のパッピンスもよく出ているようです。
ミルクたっぷり、練乳たっぷり、具もたっぷりでした。
手前にあるクルミ饅頭と一緒に発売しています。
この店は新大久保「韓国広場」の系列店舗。
会場内には「韓国広場」としての物販スペースもあり、
また「コリアプラザ」が韓流グッズやCD、DVDを販売。
新大久保をそのまま持ってきたような体制で営業しています。

パッピンスはしっかりかき混ぜて頂きました。
そろそろ金景太さんのセミナーが始まる時間なので、
それを見に行きたいと思います。

※追記(21:00)
金景太さんのセミナーと、その後に続いて行われた、
李映林先生、コウ静子先生の話も聞いてきました。
金景太さんはキムチの話や、最新化粧品の話などもろもろ。
李映林先生とコウ静子先生は伝統茶のお話でした。
漢方の効能や、韓国での飲まれ方など、初めて知ることもたくさん。
大賑わいの会場を背に、一連のセミナーがかなり楽しいです。
もう1回、自分の出番があるのがプレッシャーですね……。
2回のセミナーを聞き、買い物をして今日は帰宅。
上の写真は、その合間に食べたアイスです。
1本100円で売られているごく普通のアイスに見えますが、
ピングレ社の「メロナ」という韓国では人気の商品。
先日、フーデックスにも出品しており、日本進出との話を聞きましたが、
この会場でもすでに販売されているとは油断していました。
新大久保の「韓国広場」で、すでに扱っているんですね。
上で紹介した「カナダラ」のブース、パッピンスの隣で売っています。
アイスにしてはかなり独特なねっとり感が持ち味の商品。
メロン、マンゴーなどいくつか種類があって、これはバナナ味です。
ピングレ社でバナナ味といったら、想像がつくかと思いますが、
食べるなり、
「あ、バナナ牛乳!」
と気付くあの味です。
ていうか、フーデックスのときピングレ社のブースには、
バナナ牛乳の輸出用紙パック版も展示されていたんですけどね。
日本のファンがこれまでずっと熱望してきたバナナ牛乳を、
早く日本の地でも、普通に飲めるようにして欲しいものです。

今日、購入してきた戦利品はこんな感じ。
・冷麺(いちりき)
・冷麺ごま味噌味(いちりき)
・ソルロンタンの素(いちりき)
・辛ラーメン(韓国広場)
・五味子茶(パラム)
・韓国風ごはんにソーセージ焼肉味(丸大食品)
・韓国風ごはんにソーセージラー油味(丸大食品)
・冷凍自家製サムゲタン(デリカおんどる)
普段、自宅に常備しておく系のものに加え、
ふらふらしながら、気になったものを買ってきました。
餅カフェの「パラム」は伝統餅、韓菓と一緒に、
五味子茶、柚子茶、スジョングァをビンで売っていました。
自家製の伝統茶をビン詰めに、というのは面白いですね。
甘さ控えめで酸味の効いた、さっぱりすっきり味です。
左下の「韓国風ごはんにソーセージ」シリーズは、
「スンドゥブ」で有名な丸大食品が仕掛ける新商品。
海苔のように、ごはんを巻いて食べるソーセージです。
韓国ではすでに多くの食品メーカーから発売されており、
「ごはんを包んで食べるハム」として定着しています。
鶏のムネ肉を使ったヘルシーハムや、ニンニク味のハムなど、
ごはんに包む用の商品でも、いろいろ選択肢があるほど。
おそらく、キムパプ用のハムが前提としてあるのでしょうが、
ごはんと加工肉の組み合わせは、韓国に一日の長があります。
ここに目をつけて、新商品として投入するというのは、
ハム、ソーセージを主力商品とする丸大食品ならではの展開。
これまで畑違いの分野で、苦労しながら市場を開拓してきただけに、
自社の得意分野でさらに攻勢をかけるというのは興味深いです。
この催事でも、スンドゥブをはじめ、サムゲタン、カムジャタンと、
家庭で手軽に作れる韓国料理の素を、売りに売っていますしね。
韓国業界の中でも、丸大食品の存在感はだいぶ大きくなった気がします。

本日の夕食は「デリカおんどる」のサムゲタンでした。
ハーフサイズですが、冷凍の商品なら1000円を割る価格。
ネギだけ加えて頂きましたが、いい味のスープに仕上がっています。
新大久保でも、このお店の人気はものすごいですもんね。
今回は買いませんでしたが、スンドゥブチゲの素もおすすめの品。
ペースト状になっており、チゲだけでなく炒め物にも使えます。
いつ行っても、店の前には大行列ができておりますが、
大久保通り沿いの地下に、今度2号店がオープンするとのこと。
いくらかはいまの行列が解消するのでしょうか。

デザートは、お台場「千の花」のロールケーキ。
「高矢禮」に続いて、もう1本購入してしまいました。
ナツメ&五味子味と、ヨモギ&高麗人参味の2種があります。
これはナツメ&五味子味で、ナツメが生地全体に散らされ、
五味子を加えたというクリームがロールされてます。
ただ、クリームのほうの五味子はあまり感じられないような……。
むしろ、ナツメの控えめな甘さが活きている印象です。
というあたりで、3日目も終了。
あんまり毎日無駄にウロウロしているせいで、
そろそろ各ブースのスタッフさんが、
「この人、出番もないのになんで毎日いるんだろう」
という目で見ている気がします。
明日はジョン・キョンファ先生のセミナーがあるので、
朝イチで行って、早めに撤退しますかね。
イートイン店舗「ナルゲ」の宮廷御前が気になりますが、
早々に売り切れるので、混雑する日曜日だとちょっと難しそう。
テイクアウト系で、もう少し気になるところを狙います。

西武池袋本店の7階催事場で開催されている「韓流美・味展」。
2日目の今日も、午前中から多くの人で賑わっています。
今日も昨日と同様に、控え室にてランチを頂きました。
中央のメイン料理は新大久保「テジョンデ」の刺身ビビンバ。
真鯛の刺身にイクラと生野菜がついて、辛いタレで混ぜて食べます。
甘こってりのタレが、真鯛と生野菜のさっぱり感を引き立てますね。
ただ、見ていると、圧倒的に売れているのは左上のケジャン。
昨日はあっという間に売り切れ、急遽仕込みを追加していました。
魚介系を出す店が少ないだけに、やはり目立ちますね。
同様に海鮮チャプチェもよく出ている様子です。
サイドメニューに選んだのは東麻布「コサリ」のフライドチキン。
ピリ辛味のヤンニョムチキンに加え、柚子味、ショウガ味という、
3種類を用意して、選べるようになっております。
店頭では100グラムの価格が出ていますが、バラ売りも可とのこと。
せっかくなので、3種類を2個ずつ頂いてみました。
いずれも個性的ですが、中でも柚子の香りが抜群に効いています。
「コサリ」は弁当メニューとして豚丼も出しているので、
これも近いうちに、ぜひ食べてみたいですね。
今日のデザートは「ecoてじまぅる」のマッコリプリン。
5~6種類ある中から、ミルク味と柚子味をチョイスしました。
比べてみると、ミルク味はババロア風のしっかりした食感で、
フタを開けた瞬間から、マッコリの香りが漂ってきます。
対して、柚子味はゼリー風のやわらかな食感に仕上がっており、
柚子の香りの奥から、ほんのりマッコリを感じる仕掛けです。
どちらもそれぞれ魅力ですが、個人的にはミルクがいいですね。
マッコリ好きにはたまらないスイーツに仕上がっています。
といった感じに、今日も楽しく会場をウロウロしています。
そろそろお店の人の邪魔にもなっていそうで申し訳ないのですが、
食べたいものがたくさんで、ついつい巡ってしまいます。
これからの時間は、今夜のおかずを中心に見ていく予定。
珍しいキムチがけっこう出ているので、それもいくつか購入し、
食べ比べてみるのも、面白いかなと思っております。

※追記(22:00)
今日も夕方から、また大混雑になっておりました。
X-GUNの西尾さんによるK-POPセミナーを見た後、
自宅での夕飯用食材などを購入して帰宅しました。
上の写真は、大阪鶴橋に本店のある「まだん」の看板料理。
鉄板鍋(ちりとり鍋)のタレと、それを作るためのレシピです。

レシピといっても、材料を切って、タレと水を入れて煮込むだけ。
至って簡単であり、煮込む時間も含めて20分少々でできました。
キャベツ、モヤシ、ニラ、タマネギ、豆腐、豚バラ肉が入っています。
見た目はやや赤いですが、味噌をベースに甘味のある優しい味わい。
野菜をたっぷり食べられるうえ、豚バラ肉が甘味を吸って美味しくなります。
もし可能なら牛ホルモンなんかも入れてみたいところですね。
そうしたら、本当に店の味そのものになるのではと思いました。

鍋をつつきながら、箸休めには個性派キムチ4種。
手前から時計まわりに、
・レンコンのキムチ(まだん)
・ゴボウのキムチ(まだん)
・アマランサスのキムチ(チェゴヤ)
・ラッキョウのキムチ(徳山物産)
といったラインナップです。
レンコンとゴボウはサクサクとした食感が持ち味。
ヤンニョムに酢を加えているのか、ほんのりと酸味があります。
発酵の酸味ではなく、味付けで食欲を引き立てる酸味ですね。
「チェゴヤ」が販売していたアマランサスのキムチは、
中南米原産の植物で、雑穀米の中に入っていたりします。
その葉っぱ部分を沖縄で生産しているとのことで、
それをキムチに仕立てたという、珍しい一品でした。
小松菜に似ているという話でしたが、シャキシャキと食感がよく、
後味にほんのり野草の風味と、少しのほろ苦さがありますね。
焼酎などに合いそうな、大人のキムチという感じです。
ラッキョウのキムチは、これまた大阪の「徳山物産」が製造。
甘酢に漬けたラッキョウに、キムチのヤンニョムを絡めています。
こちらはさっぱりとして、まさに箸休めという感じですね。
唐辛子の辛さで、ラッキョウにアクセントがついたともいえます。

CJのブースでは、プゴクスープを買いました。
2日酔いの朝に飲みたくなるので、普段からの常備品です。
2人前、3人前とたっぷり作ってゴクゴク飲むと、
どうにか胃が動き始め、午後への活力となっていきます。
ここ数年で、すっかり美肌のスープとして定着しましたが、
酔い覚ましの効果も、忘れてはならない要素です。
以上で、2日目の報告もおしまい。
明日、明後日はおそらく相当な混雑が予想されます。
商品によっては、品切れになるものもあるので、
どうしても欲しいものは、早めのゲットをおすすめします。
また、いったん品切れになってしまったものも、
後発の商品が届いて販売を再開するケースがあるようです。
お店の人に、追加の状況を尋ねてみてもいいかも。
せっかくの機会なので、ぜひ後悔なく楽しんでください。

本日から西武池袋本店で始まった韓国フェア。
今日のイベントに呼んで頂いており、控え室から更新しています。
様子を見たかったので昼頃には来ていたのですが、
その時間帯から今に至るまで、ずーっとかなりの人出です。
東方神起の衣装が展示されていたり、写真が販売されていたりと、
エンタメ的要素も大きいでしょうが、食の分野も頑張っています。
韓国の定番商品ももちろんいろいろ販売されていますが、
普通の韓国フェアでは出会えないような珍しい料理もたくさん。
これからトークイベントに出るのをすっかり忘れ、
食べたいものを買って、控え室で遅めのランチとしました。

悩みに悩んで、購入したのがこの4品。
右上が新大久保「ecoてじまぅる」のポッサムドッグ。
山形県の平田牧場産三元豚を茹でて、ホットドッグにしたものです。
値段が601円とややお高めですが、豚肉の分厚さはなかなか。
「ecoてじまぅる」はデザート用にマッコリプリンも出しているので、
期間中にそれもぜひ試してみたいですね。
下の2品は銀座「ボクデン」の五穀米チマキと豚足焦がし醤油焼き。
岡山に本店があり、マスコミの取材は一切お断りというお店です。
このお店が催事に出てきているというのはひとつのサプライズですね。
五穀米のチマキも美味ですが、とろとろの豚足に惚れました。
1個から買えるというのも嬉しい配慮です。
左上はお台場「千の花」の五味子カップケーキ。
今回の催事で面白いのは、スイーツ系がけっこうあることです。
「千の花」は韓国食材を使ったカップケーキを出しており、
五味子のほか、高麗人参や、ナツメ、ゴマといった商品がありました。
韓国料理のデザート事情も、今後大きく変化がありそうです。
といったところで、そろそろ出番。
韓国の屋台料理について、語ってきたいと思います。
催事の期間中は、できるだけ現場をうろうろする予定。
その合間に、いろいろな商品を試してみたいと思います。

※追記(19:00)
出番が終わって、会場内のカフェスペースで一息。
恵比寿の伝統餅カフェ「パラム」が出店しております。
趙善玉先生自慢の濃厚かつ上品な甘さのナツメ茶。
大賑わいの中でのトークイベントでずいぶん緊張しましたが、
このナツメ茶を飲んで、ふーっと肩から力が抜けました。
後ろに見えているのは、催事のポスターにも出ているスッケットク。
先生の故郷である全羅北道金堤市でとれたヨモギのお餅です。
米粉とヨモギで作ったシンプルな蒸し餅ですが、香りは抜群。
作りたてなので、柔らかく味わえるのもいいですね。
会場内は夕方になって、よりいっそう人が増えました。
制服姿の女子高生が多いのも時代を感じさせます。
どのブースも多くの人が集まって買い物をしていますが、
丸大食品の「スンドゥブ」をはじめ、CJの「プゴクスープ」、
モランボンのキムチやタレ類などがすごい人気です。
自宅ですぐ食べられる惣菜類もずいぶん売れていますが、
自分でも作りたい、という需要が高いようですね。
個人的には「高矢禮」の柚子茶ロールが気になるところ。
上で紹介した「千の花」もナツメと五味子のロールケーキがあり、
最近のロールケーキブームが韓国と融合しているのも興味深いです。
何をお土産に買って帰ろうか、もう少し悩みたいと思います。

※追記(22:00)
夕方を過ぎるあたりから、また客層が変わり、
仕事帰りの人たちが、ずいぶんと増えていきました。
男性の姿がようやく目に入るようになった感じでしたね。
それまでは本当に女性ばかりという会場でした。
マッコリは入口前に専門のブースが出ており、
・東京マッコリ(東京マッコリ)
・麹醇堂生マッコリ(BSJ)
・JINROマッコリ(眞露)
・フルーツマッコリ(サンケイ)
といった会社がボトル売りをしています。
サンケイは「フルーツマッコリ」という表記でしたが、
実際にはいろいろな会社の銘柄を扱っていましたね。
全州マッコリ、ナツメマッコリ、紅芋マッコリなど、
10種類近くの銘柄が並んでいたように思います。
そして、上の「釜山生濁マッコリ」ですが、
これはチヂミを販売している中目黒「韓流美食」のもの。
マッコリ専門ブースとは、また違った種類のマッコリを、
4銘柄ほど、グラス売りのみで販売しておりました。
会場全体が、いろいろな試食を出しているので、
このマッコリを片手に、あちこち巡りたくもなりますね。

こちらは池袋「KollaBo」の桃マッコリ。
カンジャンケジャンとスンドゥブチゲがメインですが、
同時に生マッコリ、フルーツマッコリもグラス売りしています。
桃のほかに、イチゴとマンゴーも用意しているそうです。

帰り際に、「高矢禮」のロールケーキをゲット。
プレーンな米粉ロールと、柚子茶ロールの2種類があり、
やはり圧倒的に柚子茶のほうが人気とのことです。

切る前から、柚子の香りが漂ってなんともいい感じ。
クリームの間に柚子の皮も見えていますが、
むしろスポンジのほうに柚子が入っているんですね。
夜なので控えめにと思いつつ、ぺろっといっちゃいました。
といった感じに、すっかり楽しんでしまった初日。
イベントスペースで話をしたり、準備段階でお手伝いをしていたり、
本来は半裏方のような立場なのですが、それを忘れて満喫しています。
基本的にはどのお店も、普段店で提供する料理を出品していますが、
このイベントのための料理もちらほらあるのがそそられますね。
明日以降も、ウロウロしながら食べ歩きたいと思います。

いろいろ書くべき記事はあるはずなのですが、
とりあえず帰国直後のお約束は果たしたいと思います。
「韓国で必ず行くところはどこですか?」
との問いに、
「空港のロッテリア!」
と力強く答えるのが僕の定番。
済州国際空港にもロッテリアがありましたので、
食べすぎのおなかを抱えつつ、今回も足を運んでみました。
韓国のロッテリアは食の流行を敏感にとらえており、
それをうまいこと新商品の開発に活かしているんですよね。
ウェルビンブームのときは、ウェルビンバーガーを。
激辛ブームのときは、激辛の燃えるイカバーガーを。
韓牛ブームのときは、韓牛プルコギバーガーを。
「ロッテリアを見ると食の流行が見える!」
というのが僕の持論です。
ちなみに過去の記事はこちら。
金浦空港のロッテリアでプルセバーガー。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1067.html
金浦空港のロッテリアで韓牛レディバーガー。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1222.html
今回も期待を胸に、店頭へと近づいてみると……。

ありました! ありましたよ、新商品!
前回の韓牛レディバーガーから5ヶ月ほどだったので、
新商品がないかと心配していましたが杞憂でした。
新商品の名前は「レッド&ホワイトバーガー」。
なんだかちょっとめでたい感じの紅白バーガーですね。
いったいどんな商品なのか、期待が高まります。
余談ですが、この商品パネルが店頭の足元にあり、
そのすぐ後ろで、韓国の女子高生らが食事をしていました。
離れたところから撮ると、その子たちを撮ってるように見えるので、
絶対誤解されないよう、近づいて、しゃがんで撮った写真です。
頭の上で、不思議そうに僕を見るような気配がありましたが、
一切目を合わせず、バーガーのパネルだけに集中しました。

そんな舞台裏を経て、レッド&ホワイトバーガーが登場。
パッケージも紅白になっていて、期待も高まります。
さて、どんなバーガーか!

と、包みを開いてみると……。
あれ、このビジュアル、どこかで見たような。
なんだっけ、なんだっけ、と記憶をさかのぼっていくと、
ええ、はい、思い出しましたよ、この見た目。
金浦空港のロッテリアでプルセバーガー。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1067.html
先の記事にある、30周年記念のプルセバーガーと同じです。
プルコギバーガーと、セウ(エビ)バーガーを真横に並べ、
リブサンド用の細長いバンズで挟んだという驚きの発想。
ひとつのバーガーにしたところで、味が重なる訳でもなく、
プルコギバーガーとセウバーガーを、それぞれ食べた味がします。
なんのための新商品かさっぱり理解できませんでしたが……。

今回、なんとそれがパワーアップしていました。
掟破りの、
「セウバーガー&セウバーガー」
です。
正直、バンズを開いたときは自分の目を疑いましたね。
これって、どっちもエビじゃん。エビバーガー2個じゃん。
レッド&ホワイトというのはソースが2種類で、
赤がスイートチリソース、白がマヨネーズソース。
それをまったく同じエビのフライにかけています。
もちろん味わいにそれなりの変化はありますが、
今回もただ、セウバーガーを2個食べた満腹感が残るだけでした。
相変わらず、開発の意図が読めない新商品です。
でも、こうやって続編が投入されるということは、
意外にも、先のプルセバーガーは好評だったんですかね。
「バーガーを2個食べたのと同じ」
という感想は僕だけのもので、むしろ多くの韓国人は、
「いっぺんに2個のバーガーを食べられて便利!」
という感想だったのでしょうか。
謎は深まるばかりですが、こういう不可解な商品に出会うのも、
韓国ロッテリアに足を運ぶ、なによりの喜び。
おそらくこの流れは、このまま加速する予感がします。
「プルコギバーガー&プルコギバーガー」
で、プルプルバーガーとかも登場してきそう。
あるいは、前回食べた韓牛レディーバーガーの男性版を作り、
それを組み合わせて韓牛カップルバーガーも面白そうです。
そんな、妄想が膨らむのもロッテリアの魅力。
本来の目的である食の流行は今回もつかめませんでしたが、
出張最後の1食を、楽しく堪能してきました。
次回はどんなバーガーに出会えるか、いまからとても楽しみです。

長らく更新を止めてしまいました。
7泊8日の済州島取材はあまりにも濃密で、
この土日はその整理で忙殺されました。
まだまだ多くの心残りを残してきてはいるものの、
感覚的には島の食文化をずいぶん網羅できた気がします。
きちんと整理し、また自分の中で消化することで、
今後のもろもろの仕事に活かしていきたいと思います。
個人的には大阪と済州島の関係をもっと掘り下げたいですね。
大阪の在日料理と済州島料理はルーツが同じながらも少し違う。
そんな部分を、今回もあちこちで感じてきました。
そんな済州島報告も書いていきたいところですが、
基本的には取材仕事なので、情報はあまり出せません。
仕事と関係ない部分をメルマガで1~2本書くつもりですが、
ブログのほうで書けることはちょっと少ないかも。
出張前の飲食店記事もずいぶん溜まっているので、
それを消化するためにも、更新ペースを取り戻したいところです。
その前に、まずは直近のイベントとお仕事報告から。
現在までに確定している4月、5月の予定をお知らせします。
まずは冒頭の画像から。
「韓国のステキと出会う」
のキャッチコピーは月刊スッカラのものですが、
それが西武池袋本店の催事場でも使われることになりました。
スッカラとそごう・西武のコラボで実現した、
大規模な韓国物産展が、今週の木曜日から行われます。
タイトルは、
「エネルギッシュコリア ~韓流 美・味 展~」
と決まったようですね。
池袋本店の7階催事場、約300坪を使って、
韓国料理、食材、雑貨、コスメなどの商品が販売されます。
出展店舗の一部は、下記ページでもすでに紹介されています。
エネルギッシュコリア ~韓流 美・味 展~
■会期:4月14日(木)~19日(火)
■会場:7階(南)=催事場
http://www2.seibu.jp/kankoku/
なお、この期間内にはトークイベントも開催され、
僕も14日(木)と18日(月)の2度、出演する予定です。
テーマは「韓国屋台の楽しみ方」。
14日(木)は17:00~17:40
18日(月)は11:00~11:40
ご都合よい方は、ぜひ買い物がてら見に来てください。
そして、この物産展は池袋本店で開催した後、
5月にそごう横浜店、8月にそごう神戸店で開催されるそうです。
そごう横浜店
5月24日(火)~29日(日)
そごう神戸店
8月10日(水)~15日(月)
念の為書いておくと、そごうと西武は現在同じ会社。
開催店舗が西武だったりそごうだったりしますが、
会社としては「株式会社そごう・西武」となっています。

こちらは昨年8月に出た『八田式ペらぺらハングル基本単語』。
ダジャレや4コマ漫画を駆使して単語を覚える、
という極めてくだらない本ですが、おかげさまで好評です。
先日、重版がかかり、現在は次の企画を準備中。
「韓流会話1000本ノック超入門(仮)」
というタイトルの本を準備しており、
その製作にかかわるモニターを募集しています。
「韓流会話1000本ノック超入門」モニター大募集!
http://www.cosmopier.com/2011-Korea_moshi.html
=========================
内容
八田氏や参加者のみなさんと一緒に、基本のあいさつや「~ですか?」
「~です」などの初歩的な韓国語の会話をエクササイズ形式で
練習していただきます。書籍の読者層の方たちのレベルと本の
レベルが適切かどうかの検証がこの講座の目的です。
対象
韓国語に興味があり、ハングル(文字)や発音の初歩を
ほんのさわり程度学習したぐらいの超初心者の方を想定しています。
日時
2011年4月23日(土) 14時 ~ 16時
参加費
無料。
定員
15名(定員に達し次第、締め切らせていただきます)
会場
コスモピア株式会社 イベント・ルーム (京王新線・初台駅から徒歩約6分)
東京都渋谷区代々木 4-36-4 MCビル1F
お申し込み方法
電子メールのみで受け付けます。
下のメールアドレスに、必要事項をお書きの上、お申し込みください。
宛先:seminar_korea1000@cosmopier.com
<必要事項>
(1) お名前(フリガナ)
(2) 郵便番号・ご住所
(3) 電話番号
(4) 韓国語の学習経験
特典
1. 完成した書籍を1冊差し上げます。
2. 八田氏の小社刊書籍『八田式 ペラペラハングル基本単語』を1冊差し上げます。
応募締め切り
2011年4月21日(木)必着。 ただし、定員に達し次第、締め切らせていただきます。
=========================
対象は文字が読めるかどうか、という方を想定しています。
発音を聞いて繰り返す、または簡単な質問を聴いて答える、
それを1000本ノックさながらに続けていくテキストです。
製作段階のものなので、狙いはその効果を確かめることにあります。
謝礼は出ませんが、2時間楽しく勉強して頂ければと思います。

いよいよ5周年を迎える西新宿の「てじまぅる新宿店」。
その5周年記念と、東北震災支援を兼ねて、
4月30日(土)にチャリティイベントを開催するとのことです。
「てじまぅる」のイベントにはこれまでも参加させて頂いており、
今回もトークイベントに呼んで頂けることになりました。
詳細はこれから打ち合わせなので日程のみのお知らせですが、
もろもろ知恵を絞って、楽しい企画を作りたいと思います。
ちなみに、これまでの様子はこんな感じでした。
「ECOてじまぅる祭りwith八田氏」後記。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1103.html
新大久保「ECOてじまぅる大久保本店」でポッサムドッグ。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1195.html
なお、下の記事にあるポッサムドッグは、
西武池袋本店の催事でも販売予定とのこと。
これがきちんと商品化されたのは嬉しいですね。

ゴールデンウィーク中にトークイベントをもうひとつ。
フォトライターの栗原景さん、芸人&俳優のポカさんと一緒に、
新大久保で1日2回、韓国文化もろもろについて語ります。
会場は午前の会が「ナビコリア」、午後は「美名家」。
イベント終了後は、そのまま「美名家」で食事会となります。
=========================
■「八栗ポカさんナビトーク」
~2011韓国の旅、料理、文化を語る~
出演者/八田靖史さん(コリアンフードコラムニスト)
栗原景さん(フォトライター)
ポカさん(芸人&俳優。吉本所属)
概要/2011年GW
韓国の旅と食のスペシャリスト、友達の3人が
韓国の魅力を紹介いたします。
■イベント日程/11年5月5日(木)2回実施
?午前11時30分開演(開場は開演15分前) ~1時間30分程度。
会場/職安通り韓流ショップ「ナビコリア」
◆定員30人(先着)
◆入場料1,500円
<会場> ナビコリア
東京都新宿区歌舞伎町2-19-10第7金嶋ビル3階
(職安通り「韓国広場」から明治通り方向へ。
1階が喫茶店「ロッジ」)
電話03-3232-0071
HP(全体)
http://www.navinavikorea.com/
?午後16時開演(開場は開演15分前) ~1時間30分程度。
会場/大久保通り韓国家庭料理「美名家」
◆定員40人(先着)
◆入場料1,500円
**16時イベント終了後、美名家での食事会開催4,500円。
<会場> 美名家
東京都新宿区大久保1-9-17寿ビル2階
(新大久保駅から大久保通りを明治通り方向へ。
ソウル市場通り過ぎる。コンビニ「サンクス」先の2階。徒歩7-8分)
電話03-3203-4088
http://bit.ly/eMkrUH
■チケット受付方法。4月8日(金)から開始。
1)ナビコリア店頭にて直接入手。新宿ハングル講座でも受付。
2)ナビコリアに電話で申込み。03-3232-0071。
3)メールで申込み。下記アドレス
http://www.navinavikorea.com/inquiry2/index.html
■開催日に料金をお支払い希望の方はナビコリアへご相談下さい。美名家でも当日支払い可能です。
開催日お支払いの方は、キャンセルは絶対にお止めください。
■定員オーバーの場合、キャンセル待ちなどのご連絡をします。
主催/
◎通訳・翻訳・新宿ハングル講座のKJナビゲーションズ(新宿3丁目)KJナビHPは
http://www.kjnavi.co.jp/
TEL03-3226-2717
メール office@kjnavi.co.jp
◎ナビコリア
=========================
個人的にも楽しみなイベントですが、
タイトルだけは、どうにかならないものでしょうか。

震災で延期になった「韓食ナラ」は5月14日(土)に行います。
料理はそのままスライドさせて、トッポッキ(餅炒め)を作る予定です。
みんなでトッポッキを作り、それを肴にマッコリを飲みましょう。
=========================
★八田の楽しい韓食ナラ
■日時:2011年5月14日(土) 15時~17時 受付:14時45分
■場所:イドンカルビ
東京都新宿区新宿5-12-2
03-3351-2057
新宿3丁目駅、東新宿駅より徒歩5分
http://r.tabelog.com/tokyo/A1304/A130402/13035516/
■会費:4000円
■主催:月刊韓流diary
【参加申込み】
参加される方の住所・氏名・電話番号・メールアドレスまたは
ファックス番号を下記にメールしていただくか、お電話ください。
Mail: krisk1@k-telecom.co.jp
TEL : 03-6435-0899
参加費は下記口座まで事前にお振り込みください。
当日受付でのお支払いも可能ですが、参加応募多数の場合は
事前振込みをさせて頂いた方を、優先させていただきますので
あらかじめご了承下さい。
三菱東京UFJ銀行 目黒支店
普通 3819031 口座名:ケーテレコム (カ)
【今後の予定】
2011年7月9日(土):キムパプ
=========================
料理講習担当の本田朋美先生とは、
4月16日号のリビング新聞でもコラボしました。
東京エリアで購読している方はぜひご確認ください。
リビング新聞
http://tokyoliving.jp/living/

そして、5月の「韓食ナラ」が終わった翌日からは、
同じく「韓食ナラ」プロデュースの韓国ツアーがあります。
目指す地域は、釜山と慶尚南道の梁山と巨済島。
3泊4日の日程で、各地域の郷土料理を食べ歩きます。
八田靖史と行く韓食ナラ 釜山・慶尚南道旅べ歩きの旅3泊4日
http://www.tabitour.co.jp/sub/index.php?8+71
今回のツアーでは、
・釜山式タコ炒め(釜山、凡一洞)
・山菜ビビンバ&ツルニンジン焼き(梁山、通度寺)
・マッコリ醸造場見学(釜山、金井山)
・黒ヤギ&アヒル料理(釜山、金井山)
・ホヤビビンバ(巨済島)
といったあたりを狙おうと思っています。
冒頭の写真は、絶品だった巨済島のホヤビビンバ。
ホヤは新鮮なものを塩辛にしてあるので、
苦手な人でも、ぺろっといける味わいです。
日程は5月15日(日)~18日(水)。
料金はおひとり様8万9800円(その他費用別)。
もちろん僕も全日程に同行させて頂きます。
ただ、最低催行人数(10名)に達しないと中止です。
いろいろ長期で日本を空けるのは不安な時期ですが、
ぜひお友達など、お誘い合わせのうえご検討ください。

ここからはお仕事報告。
震災の影響で、新大久保も人が激減していましたが、
このところはもう、だいぶ活気が戻ってきたようです。
こちらのムックは新大久保を紹介するガイドブック。
ちょうど本日、4月11日の発売ですね。
韓流ショップ、韓国料理店など76店舗を一挙紹介。
僕はグルメページの案内人として協力をしました。
「韓流の聖地・新大久保 WAKUWAKU!ガイド」
ベストセラーズ/980円/2011.4.11
http://www.amazon.co.jp/dp/4584204101

こちらはニンテンドーDSで学ぶ韓国語のソフト。
以前にも紹介した「ハングル三昧」の続編にあたります。
学研「ハングル三昧DS」好評発売中。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-920.html
このソフトの特徴は、タッチペンで書く練習ができること。
音声フレーズを聴いた通りに、タッチペンで文字を書き、
聴き取りと、書き取りが正しくできるかをチェックできます。
聴いて理解できても、書けないということは多いですし、
書けても、ネイティブの発音を聴き取れないことはよくあります。
その両者を同時に、ひとつの作業でできるのがポイント。
前作が初級編なら、こちらは初級から中級編といえましょう。
書籍でなく、DSなら問題をランダムにできますし、
前作でも好評だったゲーム形式のトレーニングもあります。
ゲームで好成績を収めると、韓国文化のコラムが読めるようになり、
韓国語だけでなく、韓国に関する知識も増えていく仕掛けです。
僕は全体的な校正と、ロムチェック、コラム執筆を担当しました。
DSでの学習は、ソフト以外にハードが必要と環境は限定されますが、
書籍にはないよさがあり、特に繰り返す訓練に向いています。
まだまだ学習ツールとしては少数派ですが、可能性はおおいに感じますね。
興味のある方は、ぜひ試して頂ければと思います。
『ハングル三昧DS聴き&書きトレーニング』(編集協力)
学研教育出版/3990円/2010.3.17
http://www.amazon.co.jp/dp/B004FLJMKE
以上、長くなりましたが、もろもろのお知らせ。
出張中に溜めてしまった仕事が積み重なっておりますが、
なんとかブログも動かしていきたいと思います。

先月の31日より済州島に来ています。
帰国は7日の予定なので、ちょうど折り返し地点。
にもかかわらず、かなり濃密な時間を過ごしているため、
え、まだ半分!? というのが正直な感覚です。
でも、ここからはきっと速いでしょうね。
7泊8日、ひたすら済州島滞在という貴重な機会なので、
1食、1食を大事にしつつ食べ歩きたいと思います。
これまでの段階で思うのは、やはり郷土料理の多さ。
数えてみたら、これが7回目の済州島になるのですが、
それでもまだ、初めて見る料理がわんさかあります。
今回はかなりマニアックなところまで踏み込んでいますが、
踏み込めば、踏み込むほど、新たな情報に出会う感じ。
多くの収穫と、それ以上の宿題を抱えて帰国できそうです。
なお、冒頭の写真はいい雰囲気だった、ある離島。
1週間といわず、1ヶ月ぐらいいたい気分ですね。
後半戦も頑張りたいと思います。