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韓食日記

日々食べている韓国料理の記録です。
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※追記あり(15:30)
下記に「ローソン」からの情報を追加しました。


先日から、韓国ファンの間で話題になっておりますが、
ピングレ社の「バナナ味牛乳(バナナウユ)」が日本でも発売になります。
その発売開始時期と、発売店舗について、以下に情報をまとめました。

なお、冒頭の写真はピングレから提供頂いたもの。
名称はそれぞれ「バナナミルク」「イチゴミルク」となっています。
韓国での容器とは異なり、280ml入り紙パックでの販売です。

そして、前置きとして、まず書かせて頂きますが、
以下に紹介する情報は、公にリリースが出ているものではありません。
僕が個人的にピングレ、ならびに日本の販売各社に直接連絡し、
一消費者の立場から、販売に関する情報を提供頂いたものです。

できるだけ正確な情報をお届けできるよう、手を尽くしたつもりですが、
関係者ではないので、最終的な部分までは責任を負うことができません。
なので、以下に並べる情報をもとに、店舗まで足を運ばれた方に、

「なかったじゃないか!」

といわれても、どうにもできないことを予めお伝えしておきます。

そして、もうひとつ。

詳細をまとめる前に、この記事を書くに当たっての、
個人的な経緯を、まとめておきたいと思います。
あくまでも経緯なので、面倒な人は飛ばして頂いてかまいません。

僕が「バナナウユ」の日本発売を知ったのは5月24日のこと。
Twitterで流れている情報から、たまたま拾うことができました。
ただ、その時点で公の情報がなく、

「ビッグニュース!」

と思いつつも、真偽を確かめられなかったのが話の始まりです。

ピングレの「バナナウユ」といえば留学時代から愛飲していた商品。
個人的な期待感からも、ぜひ真相を知りたい! との思いから、
ピングレの公式サイトを通じて、問い合わせのメールを送りました。

返事はその日のうちにすぐ返ってきました。

これを公式の回答として、僕は大喜びでTwitterに報告。
そのときのツイートが下記のようなものでした。

=========================
ピングレに直接メール送ったら、丁寧な返信がすぐ返ってきた! 待望の「バナナ味牛乳」は6月1日より渋谷「東急ストア」での販売を皮切りに、6月5日からローソン(一部地域を除く)でも全国的に発売。牛乳パック型の280mlでの販売となるようです。http://pic.twitter.com/1iS7B336 (※注、リンクは冒頭の写真)
=========================

「バナナウユ」のファンは想像以上に多かったと見えて、
このツイートは瞬く間にたくさんのリツイートを経て拡散しました。
「バナナウユ」ファンの同士がたくさんいたのは、僕自身嬉しかったです。

ただ、その後、Twitter上でひとつの指摘を頂きます。

それが、販売の皮切りとなる「東急ストア」は渋谷にない! という事実。
下記の店舗一覧でも確認しましたが、確かに渋谷店はありません。

東急ストア店舗一覧(東京都)
http://www.tokyu-store.co.jp/shop/find/tk.html

慌ててピングレから頂いたメールを再度確認してみましたが、
やはり、渋谷「東急ストア」での販売を皮切りに、と書いてあります。
海外の会社だけに、どこかで情報に勘違いがあったのか……。
ともかくも、

「Twitterに不確かな情報を流してしまった!」

という事実に気付き、改めて調べ直したのがこの記事を書いた経緯です。
Twitter上に拡散してしまった情報をすべて挽回するのは不可能ですが、
できるだけ事実に近づくよう、発売日、発売場所をまとめました。

以上が、この記事を書くに当たっての経緯です。


それではまず、ピングレに問い合わせをし直した情報から。

この数日の間にも、いろいろ状況の変化があったようで、
僕がツイートした段階からも、だいぶ情報が入れ替わっています。
担当者の方に事情を説明し、より詳細な情報を頂きました。

=========================
6/1より ドラッグストアウエルシア
6/2より イトーヨーカドー
6/4より 東急ストア
6/5より ローソン
関東圏に入る予定です。
=========================

そして、次に行ったのが、上記にあがった店への確認作業。

残念ながら、まだ「ローソン」からの回答を頂けておりませんが、
発売日のより早い、上記3社からは丁寧な回答を頂きました。
ご対応頂いた部署の担当者様に、感謝したいと思います。


まず、6月1日(金)より発売の「ウエルシア関東」。

ウエルシア関東/店舗検索
http://www.welcia-kanto.jp/stores/stores.html

ほぼ全店舗(乳飲料の取り扱いがある店に限る)に1日から入荷予定。
ただし、初回なのでさほど仕入れの量は多くない可能性があるそうです。
また、6月2日からはピングレ社のアイス「メロナ」も販売されます。
ただし、イチゴ、マンゴーの扱いはなく、メロンとバナナの2種のみです。


続いて、6月2日(土)より発売の「イトーヨーカドー」。

東京、埼玉、千葉、神奈川の大型店舗のみ入荷があるそうです。
なお、この場合の「イトーヨーカドー」は「アリオ」なども含むそうです。
具体的にどの店舗に入るかは、最寄りの店舗に直接ご確認ください。


そして、6月4日(月)から発売の「東急ストア」。

東急ストア/店舗を探す
http://www.tokyu-store.co.jp/shop/map/index.php

東京、神奈川を中心とするスーパーですが、
そのほぼ全店舗で入荷する、という回答を頂きました。


ピングレが6月5日(火)発売としている「ローソン」については、
正式な回答を頂き次第、追記として、また掲載させて頂きます。
発売日も含め、「ローソン」からの確認はまだとれていません。

※追記(15:30)
本日、午後に「ローソン」より回答を頂くことができました。
6月5日(火)より発売開始ということで間違いないそうです。
販売エリアは、北海道、東北、沖縄を除く、全国の各店舗。

ただし、全店舗に並ぶ訳ではなく、入荷が可能になるだけで、
実際に仕入れるかどうかは、各店舗の判断だそうです。
お近くの「ローソン」に入荷があるかどうかは直接ご確認ください。
事前の予約、取り寄せなども、各店舗での判断だそうです。



ということで、以上、正式発売直前の情報をまとめました。
いずれの店でもバナナミルク、イチゴミルクの両方を入荷予定とのことです。
発売と同時に、いち早く飲みたい! という方はご参考ください。

ただ、何度も書きますが、あくまでも個人が問い合わせた内容です。
この後、状況が変わるかもしれませんし、全店舗への入荷ではありません。

また、入荷のタイミングは、どの店も一応「開店時から」としていましたが、
陳列の関係で、バックヤードに置かれていたりもする可能性はありそうです。
店頭で見つからない場合は、お店の方に聞いてみることをおすすめします。

より確実に、絶対飲みたい方は、事前に最寄りの販売店までご確認ください。
そもそもの情報として、間違いがあった場合も責任はとれません。

僕もここまで大騒ぎしてしまったからには、
できるだけ早く、上記店舗のどこかで買って飲みたいと思います。

「バナナウユ、ようこそ日本へ!」

愛飲する皆様への、有益な情報となれば幸いです。
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2012.05.30.Wed 00:18 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(13)
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昨日で最終日を迎えた「エネルギッシュコリア韓流美・味展」。
会場となった「そごう横浜店」は連日、熱気に包まれておりました。

僕もなんだかんだで、7日間開催のうち4日は足を運びました。
両手に戦利品を抱えて、横浜から帰ってくるのはしんどかったですが、
それを楽しんでいるようなものなので、つらさはありません。

おかげさまで今回も、心から満喫させて頂きました。

そしてセミナーを聴きに来てくれた皆様にも大感謝ですね。
土曜日の回も、最終日の昨日も、満員の光景は嬉しかったです。

さて、冒頭の写真は催事に出ていた銀座「ボクデン」の豚足。

……を、催事ではなく、銀座の店で食べたときの写真です。
実際に行ったのは催事よりも前なので、記事としては前後しますが、
お店で食べても、催事で買って家で食べても美味しい豚足でした。

ゼラチン質のもっちりとした豚足に、かぶりついて食べる喜び。

豚足というと、臭みがどうの、とか話題になるものですが、
ここの「豚足 焦がし醤油焼き」は、その心配がまったくありません。
一緒に行った方は、骨まで熱心にかじっておられましたね。

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催事のたびに、毎回お邪魔しているお店ではありますが、
実際に店舗まで行って食べたのは、およそ2年半ぶりでした。

ここぞとばかりにいろいろ楽しんできたのですが、
まず最初に出てきたのが、自家製キムチの盛り合わせ。
左から、大根、セロリ、トマト、キュウリ、白菜というラインナップです。
トマトのキムチは催事でも、好評を博していました。

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店内のボードには季節のおすすめ料理がずらり。

「ホタルイカのヤンニョム漬け」という魅惑的な一品を頼んでみたところ、
韓国で食べるコルトゥギ(ベイカ)の塩辛を甘目に仕立てたような感じ。
手元のお酒をグイグイと進ませてくれる料理です。

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メニューを見ていて面白いのが、ゴボウの天ぷらとか……。

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ハタハタの姿揚げ、なんていう居酒屋的な名前も並んでいること。

もしかしたら、どこかに韓国要素が含まれているのかもしれませんが、
一見して、韓国とは無関係な料理も、ずいぶん用意されています。
韓国料理と、創作系の韓国料理と、韓国以外の料理が混在する感じですね。

韓国そのものの料理を食べたい、という欲求からは少し離れますが、
美味しいものを食べたい、という欲求は存分に満たしてくれるお店です。

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お店の方曰くの、「生マッコリに近いマッコリ」というのを頂きつつ、
香ばしい風味がたまらない桜エビのチヂミや……。

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がっつり系から、スペアリブのレッドペッパーソース。

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同じく、スペアリブの自家製ポン酢ソースなどを頂いていきます。
ちなみに豚足も含め、豚肉はみな岩手県産の佐助豚。

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間にタマネギを挟んだ、牛サガリの串焼き。

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青唐辛子のチヂミは、けっこう舌にジンジン来る辛さでした。
これからのシーズン、夏場に向けて爽快感のある味わいです。

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個人的に印象深かったのが、このフキ、ウド、ウルイという山菜3種。
これをなんと……。

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タッカルビ(鶏肉の鉄板焼き)の中に投入して味わいます。

「春野菜のタッカルビ」

という名前がついていましたが、なるほどこういう工夫もあったのかと。
タッカルビは海鮮を入れたり、チーズを入れたり、アレンジの幅は豊富ですが、
野菜のほうに個性を持たそう、という発想はあまりなかった気がします。

主役の鶏肉もさることながら、キャベツやカボチャといった野菜の甘味に加え、
山菜のほろ苦さが、ほんのり混じってくるという不思議な体験。
タッカルビという料理の可能性が、目の前でさらに開けた気分でした。

この流れを考えれば、

・夏野菜のタッカルビ
・秋野菜のタッカルビ
・冬野菜のタッカルビ

というのも当然アリですし、

・イタリア野菜のタッカルビ
・中国野菜のタッカルビ
・京野菜のタッカルビ

も作ることができるというものですね。

もちろんその手の工夫はタッカルビに限りませんが、
食べながらいろいろ妄想の膨らむ一品でした。

せっかくなので季節が変わる頃にまた伺いたいですね。
その前にまた、豚足をお取り寄せしてしまうかもですが……。

店名:ボクデン銀座店
住所:東京都中央区銀座8-3番先 西土橋ビル1階
電話:03-3575-0900
営業:17:00~翌4:00(月~土)、17:00~23:00(日、祝)
定休:なし
2012.05.29.Tue 00:15 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
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ボールいっぱいに盛り付けられたビビンバ。

後ろにちらっと、皿に盛った目玉焼きが見えておりますが、
写真用の見栄えを考えて、目玉焼きはひとつ載せとしました。

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ご参加頂いたみなさんの力作。

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写真を見るだけで、当日の高揚感がよみがえってきます。
ビビンバを作るのって、やっぱり楽しいですねぇ。

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でも、やっぱりいちばん盛り上がったのはこの瞬間。
みなさんの楽しそうな表情が忘れられません。

ということで、第12回の韓食ナラも大盛況でした。

みんなで作ったのはヤンプンピビムパプ(ボール盛りビビンバ)。
ビビンバ作りにもうひとつ楽しさを載せて、という発想でしたが、
このスタイルにして大正解だったと、司会をしながら思いました。

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この日の生マッコリは、株式会社E-DON様よりのご提供。

E-DON
http://www.e-don.co.jp/

すっきりとした喉越しと、ほんのりとした甘さが何よりの魅力。
うっすら酸味もあって、この日のマッコリはちょうどいいタイミングでしたね。
辛口の青ボトルも好きですが、この緑ボトルのバランスはさすがです。

この生マッコリや、紅酢ソーダ割りなども飲みつつ、
たっぷりのビビンバを堪能したら……。

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恒例のお土産発表。
ご提供頂いた会社のみなさま、いつも本当にありがとうございます。

丸大食品様からは「スンドゥブ」「参鶏湯」「カムジャタン」の、
韓国料理の素シリーズ3種から、どれか2種類を提供のお楽しみ。
主材料を用意するだけで、いずれも手軽に作れるのが魅力です。

丸大食品
http://www.marudai.jp/

エバラCJ様からは乳酸菌で熟成させた「おいしいキムチ」。
独自の技術で酸味の増加を防ぎ、いつまでもフレッシュに味わえます。
「そごう横浜店」で開催中の催事でも人気を博しておりました。

エバラCJ
http://www.ebaracj.jp/

XEIN F&B様からは「ミスカル+」と「モゴモゴ」。
水や牛乳で割って飲む穀物粉と、食感を残したタイプの2種類です。
先日は、えるこみ「美びっと韓国」でも紹介させて頂きました。

XEIN F&B
http://www.xein.co.jp/

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あと、すいません。お店に届いたタイミングの問題で、
写真に入りませんでしたが、缶の「にっこりマッコリ(ざくろ)」もお土産に。
炭酸入りの爽快感に、ざくろの風味が加わったマッコリです。

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そして、こちらは抽選会の景品です。

ポケットスッカラシリーズ(スッカラ)
・「ボストン美術館 日本美術の至宝」チケット(NHKプロモーション)
・「近代洋画の開拓者 高橋由一」チケット(NHKプロモーション)
・トニーモリーのポケット・バニーミスト
・RAIN『BACK TO THE BASIC~JAPANESE EDITION』
るるぶ韓国 ソウル・釜山・済州島’13
接客の中国語&韓国語会話

ポケットスッカラのシリーズは、ソウルを細かく分割したガイドブック。
明洞、三清洞&仁寺洞、弘大、江南といったエリアを専門に紹介しています。
コンパクトな作りなので、気軽に持ち歩けるというのも魅力ですね。

スッカラ
http://www.sukkara.com/

NHKプロモーション様からは、イベントチケットを2点頂きました。
「ボストン美術館 日本美術の至宝」は「東京国立博物館 平成館」で開催中。
「近代洋画の開拓者 高橋由一」は「東京藝術大学大学美術館」で開催中です。

NHKプロモーション(美術展・展覧会)
http://www.nhk-p.co.jp/tenran/

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そして、第13回の韓食ナラは7月21日(土)に開催予定。

テーマは「ソンカルグクス(韓国式手打ちうどん)」ということで、
なんと生地を作るところから、チャレンジしてみたいと思います。
日本のうどんとはまた違う、カルグクスの魅力を探ってみましょう。

=========================
★第13回「八田・本田の楽しい韓食ナラ」(ソンカルグクス)

■日時:2012年7月21日(土)15時~17時 受付:14時45分
■場所:イドンカルビ
■会費:4000円
■主催:ケーテレコム株式会社

※みんなでソンカルグクス(韓国式手打ちうどん)を作ります。
※マッコリ飲み放題、抽選会があり、お土産がつきます。
※エプロンを持参してください。
※終了後は有志で2次会も開催します。

【会場】
店名:イドンカルビ
住所:東京都新宿区新宿5-12-2
電話:03-3351-2057
最寄:新宿3丁目駅、東新宿駅より徒歩5分
http://r.tabelog.com/tokyo/A1304/A130402/13035516/

【参加申込み】
参加される方の住所・氏名・電話番号・メールアドレスまたは
ファックス番号を下記にメールしていただくか、お電話ください。

Mail:krisk1@k-telecom.co.jp
TEL :03-6435-0899

参加費は下記口座まで事前にお振り込みください。
当日受付でのお支払いも可能ですが、参加応募多数の場合は
事前振込みをさせて頂いた方を、優先させていただきますので
あらかじめご了承下さい。

三菱東京UFJ銀行 目黒支店
普通 3819031 口座名:ケーテレコム (カ)
=========================

ぜひみなさま、お誘い合わせのうえ、ご参加ください!

あと、今週末は「そごう横浜」での催事にも出演させて頂きます。
「エネルギッシュコリア韓流美・味展」の一角で行われる韓流セミナー。

何度も、何度も書きますが……。

・26日(土)11時~11時40分
・28日(月)14時~14時40分

という日程、時間になっております。

26日は「ナルゲ」の金徳子先生と「韓国料理で健康美人」というテーマで。
28日は「季節を味わう韓国料理~春夏編~」をテーマにひとりで話をします。

会場にはいろいろな韓国料理や、小物雑貨、化粧品などが集まっています。
タイトル通りのエネルギッシュな熱気に満ちあふれておりますので、
こちらもぜひ、足を運んで頂ければ幸いです。
2012.05.24.Thu 18:34 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
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エネルギッシュコリア韓流美・味展2012」の横浜開催。
本日、5月22日(火)よりスタートしました。28日(月)までの7日間です。
初日から早速、足を運んできましたので、速報レポートです。

あいにくの雨とあって、池袋開催初日の大雪を思い出しましたが、
会場に着いてみると、なかなかの人出で賑わっていました。

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1食目には渋谷「ナルゲ」の「プルコギピビンバ膳」をチョイス。

野菜たっぷりなうえ、牛肉の下味がしっかりしていて、
なんとも食べ応えのある仕上がりになっています。

以前も思いましたが、とりあえずコチュジャンは使わず、
そのまま食べて、後から足すぐらいがちょうどいい感じ。
素材ひとつひとつの味が、くっきり楽しめると思います。

ちなみに、今回はイートイン店舗が池袋よりも減っているため、
チラシの表紙にもなった「ナルゲ」には大行列ができていました。
僕もランチタイムの真っ只中に行ったので、30分並びました。
すんなり入りたい人は、食事時を外したほうが無難そうです。

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今回、初登場で目を引いたのが「五嘉茶(OGADA)」。
韓国内で50店舗以上を展開している韓方茶カフェです。
今年中に東京エリアで1号店をオープン予定とのことですが、
それに先だって、「韓流美・味展」でのお披露目となりました。

写真は「麗(リョ)」という名前の「ウンジ茸と桑の葉のお茶」。

香りはしっかり韓方茶ですが、飲みにくさはなく、
むしろすっきりさっぱりの後口で好印象でした。
またそれ以上に気に入ったのが、メニューに書かれた、

「ウエイトが気になる方におすすめです」

との文章。
催事会場に足を運ぶと、どうしても食べすぎてしまうので、
こういう保険がかかると精神的にもよろしい気がします。

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同じくダイエット系から東麻布「コサリ」の酵素ドリンクソーダ割り。

果物を漬け込んで作った酵素をソーダで割ったもので、
ドリンクとしてだけでなく、その原液も一緒に売られています。

池袋で出ていた美容系のお茶もその横に並んでおりますし、
そして、下にまた写真がありますが、ワンマンドゥ(王餃子)も販売。
ずいぶんとバラエティに富んだ売り場構成になっていました。

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そして、ケランパン(目玉焼き入りの今川焼き)も初登場。

プレーンのほか、チーズ入り、野菜入り、ハム入り、フルーツ入りと、
ずいぶんトッピングの選択肢が豊富だったのは好印象でした。

ただ、プレーンが1個250円、具入りが300円という価格は、
催事会場であることを考えても、ちょっとお高めですね。
もう少し安いと、2個目にも手を出しやすいと思うのですが……。

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こちらは会場を出て10階レストラン街にある「焼肉トラジ」。
「美と健康のコラーゲンスープの冷麺」という特別メニューが出ています。

ただ、お店の人に聞いたら、

「普段と同じ冷麺ですよ」

と言われてしまったので、実は特別でもなかったのかも。
日替わりの割引サービスと、抽選会のイベントはあるようです。

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物販は試食大盤振る舞いの「エバラCJ」ブースが賑やかでした。
トッポッキ、スンドゥブチゲ、プデチゲ、チヂミ、チャプチェ、ビビンバの素に加え、
乳酸菌で熟成させた「おいしいキムチ」もよく売れているそうです。

韓食ナラでもたびたび頂いており、我が家にも常備されていますが、
フレッシュ系のキムチとしてはバランスがよく重宝しています。
ただし、「酸っぱくならない」のがウリなのでチゲ向きではないです。

キムチは自宅にあるので、プデチゲの素を買いました。

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その隣に陣取っている「GOSEI」は食器コーナーを新設。

トゥッペギ(チゲ用の鍋)や、サムギョプサル用の鉄板、
そして、マッコリの器などをコンパクトに並べておりました。

今後、家庭にどんどん韓国料理が入っていくことを考えると、
こうした食器、調理器具まわりは、もっと充実させて欲しいですね。
家庭にこうした韓国食器が常備されていくようになれば、
韓国料理の浸透は、いまよりももっと急速度に進んでいくはずです。

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そして、「GOSEI」からもうひとつ。

個人的にも大好きなトルチャバン(韓国海苔のフリカケ)が、
バージョンアップし、4種類のテイストで販売されておりました。

・甘口
・シーフード味
・バーベキュー味
・チリ味

とある中で、いちばん味の予想がつかなかったシーフード味を購入。
パッケージのイラストがエビなので、たぶんそんな感じの味でしょうが、
海苔でかつシーフード味、というギャップを楽しみたいと思います。

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Twitterでもつぶやきましたが、スッカラショップに僕の本も置いて頂きました。
今回は書籍の扱いが少し増え、語学本やガイドブックも出ています。

本来なら新刊を出せればよかったのですが、まだ出来ていないので、
これまでの本から、めぼしいものをチョイスして並べてあります。
もしお手持ちでないものがあったら、ぜひパラパラ眺めてみてください。

あるいは、周辺に人がいるときを狙って、

「あっ、八田さんの本だ!」

とわざとらしく叫んで頂くのも大歓迎です。

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その隣には韓国の小物、雑貨を扱う「カロスキル」が出店。
ブログを通じてお付き合いのある店主様と記念写真を撮ってきました。
ちなみに僕が手にしているのは、レトロ調イラストのノートです。

また、「ブログで宣伝!」という訳でもないのですが、
お土産として、こんなものを頂いてしまいました。

韓国ドリンクパロディーステッカーセット
http://garosugil.com/?pid=39190175

ほかにも、いろいろユニークな商品が揃っています。
すると、そんな商品を、ひときわ熱心に見ている方がいて、
誰かと思ったら……。

アラフォー韓国マニアの果てなき野望!
http://ameblo.jp/hime-himitsu/

のhimeさんでした。
一緒に写真を撮って頂いたので、いずれまたブログに出して頂けるかも。
ブロガー3人が集まってのちょっとした交流風景でした。

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さて、ここからは自宅に戻ってきての戦利品紹介。

まずは何よりも銀座「ボクデン」の豚足焦がし醤油焼きですね。
これを食べないと「韓流美・味展」は始まった気がしません。
そしてまた、後ろのネギニラじゃんは、当面の食卓を豊かにしてくれます。
ごはんに載せてよし、肉料理に添えてよし、炒め物の隠し味にもよしです。

先日、銀座店にも足を運んできたので、その記事も書かねばですね。
なんとか催事期間内には仕上げたいところですが……。

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こちらは「nabi YOKOHAMA」のテイクアウト用タッカンマリと、
奥にあるのが今回のメインである手羽先のヤンニョムチキン。

前回、池袋のイートインで食べたときも思いましたが、
ここのタッカンマリは鶏もさることながら、野菜の存在感が魅力的。
スープに溶け込んだ野菜の甘味を、鶏とともに楽しめます。

ヤンニョムチキンとの、この鶏鶏はいいコンビですね。
ほかにも豚丼、ビビンバなど、テイクアウト系の総菜が充実していました。

そして、もうひとつ。

横浜までは遠いという中京圏の方に情報。
「nabi」の姉妹店として「兄弟カルククス」というお店が、
5月15日、名駅にオープンしたばかりとのことです。

カルグクス(韓国うどん)と、マンドゥ(餃子)の専門店ということなので、
土地縁のある方は、ぜひ足を運んでみてください。

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個人的な本日のスマッシュヒットはこちら。

新大久保「テジョンデ」の「ヤンニョムセウティギム」……だったかな。
ともかく、素揚げしたエビに、ヤンニョムを絡めたものです。
頭からバリバリ食べられて香ばしく、身もぎっちり詰まっていました。

そもそも、「テジョンデ」といえばヤンニョムケジャンが自慢の店。
そのヤンニョムを応用しているのだから、味の面では申し分ありません。

むしろ、アンテナを直撃したのは、揚げ物とヤンニョムの可能性。

ヤンニョムチキンが人気を集める中、エビを揚げても美味しいのなら、
これって、もっとほかの揚げ物にも応用できると思いません?

・ヤンニョムコロッケ
・ヤンニョム白身魚のフライ
・ヤンニョム海老フライ
・ヤンニョムイカリング

探せば、すでに存在するものもあるかもしれませんが、
このエビを通じて、いろいろな妄想が広がりました。
併せてこの「ヤンニョムセウティギム」もリピートが確定です。

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そして、こちらもずいぶん斬新な意欲作でしたね。

新大久保「パラム」の趙善玉先生が新たに開発した、
なんとパイナップルのキムチと、水菜のキムチという2種類です。
食べると確かにキムチとして成立している不思議な感覚。
特にパイナップルは、先入観と味のギャップを楽しむ感じですね。

水菜のほうは、漬けるなりしなしなになりそうですが、
たくさんの束でギュッとまとめているので、意外に食感が残っていました。
こういう野菜もキムチになるんだ、というのは発見でした。

また、「パラム」では新商品として、エキスのボトル売りが始まっています。

タマネギやリンゴなどを漬け込んで熟成させたエキスは、
趙善玉先生のレシピに欠かせない第1歩目の作業。
それを気軽に買って楽しめる、というのは嬉しい試みですね。

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東麻布「コサリ」のワンマンドゥは冷凍販売なのでいったん保存。
明日以降、蒸して頂きたいと思います。

※追記(8時23分)
朝食にワンマンドゥを蒸して頂きましたが、ボリュームたっぷり。
キムチと春雨が入って、しっかり韓国テイストでした。
売り場横のカウンターでも食べて行くことができるようです。


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これで最後ですが、今回の会場でいちばん目を引いたのがコレ。
地元横浜の「MACCORURI」が販売しているマッコリです。

全羅南道の咸平郡で栽培された有機農のもち米を原料に、
あとは麹だけで添加物を使わない、伝統製法のプレミアムマッコリ。
しかも、3ヶ月の熟成を経て、かつ生マッコリだというのは驚きでした。

購入前に試飲をさせて頂きましたが、ねっとり濃厚な飲みごたえに、
自然な甘味と、爽やかな酸味、そして原酒のような香りを感じます。
アルコール度数は12%と高く、ガツンとくる刺激も楽しめますね。
この系統のマッコリというと、やはり「梨花酒」を思い出します。

コアなマッコリ好きには、ぜひともオススメしたいところですが、
ひとつ悩ましいのが500mlビンで、

「3980円!」

というさすがのお値段。

僕は覚悟を決めて買いましたので明日の晩酌用にしますが、
この値段で買う人というのが、果たしてどれだけいるのか気になります。

お店の人に聞いた限りでは、僕の前にひとり買った人がいたようなので、
高級マッコリを評価する人も、実はけっこういるのかもしれませんけどね。
最終日に立ち寄って、こっそり売れ行きを聞いてみたいと思います。

ある種、プレミアムマッコリの今後を占う結果になるのかも……。

ということで、以上が初日のレポートですが、次に行けるのは土曜日なので、
2日目以降の続報というのは、申し訳ありませんが期待できないはずです。

初日の雰囲気を見た感じでは、各店とも品揃えに目新しさがあり、
他会場に足を運んだリピーターでも、楽しめるだろうと感じました。
テレビ取材も入っていたので、週末に向けて盛り上がりも増すはず。
ご都合よい方はぜひ、僕のぶんまで楽しんできてください。

そして、何度も書きますが……。

・26日(土)11時~11時40分
・28日(月)14時~14時40分

の韓流セミナーに出演させて頂きます。

26日は「ナルゲ」の金徳子先生と「韓国料理で健康美人」というテーマで。
28日は「季節を味わう韓国料理~春夏編~」をテーマにひとりで話をします。

お時間ある方は、ぜひタイミングを合わせて足を運んでください!

エネルギッシュコリア韓流美・味展2012
https://www2.sogo-gogo.com/wsc/511/N000045912/0/info_d
2012.05.23.Wed 00:26 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(4)
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ここ数年、韓国料理のボーダーラインについて考えていますが、
その作業はきっと、このような店に出会うためのものでしょう。
お店の常連さんと話をする機会があったのですが……。

「韓国料理の嫌いなお友達もここだけは気に入ってくれるの!」

というセリフが印象的でした。

その評価を「韓国料理から遠い」という意味でとらえるべきか、
嫌いな人にも受け入れられる韓国料理を再構築したと考えるべきか。
たぶん、そのどちらであっても、お店の方には褒め言葉ですね。

日本にはいま、いろいろなコンセプトの韓国料理店ができており、
たくさんの方が新しい韓国料理の姿を模索しています。
もちろんそれは日本に限ったことではなく、韓国本土でも同じことです。

そうした流れを踏まえたうえで、この店がやろうとしているのは、
おそらく韓国料理の範疇から、いちばん遠くへ飛ぼうとする挑戦ではないかと。
そして、その着地点において、それでもそれを韓国料理だとする根拠を、

「野菜!」

という点に置いたのだろう、との印象を受けました。
冒頭の写真は、

「旬野菜のお花畑 東京初 霧島熟成神話豚の抱擁食べ」

というメニュー。

たっぷり野菜と豚肉という組み合わせ自体は韓国的ですが、
そこに居並ぶメンバーは、明らかに韓国的ではないですね。
初めて名前を聞く野菜も多く、記憶が曖昧ですが……。

・紅芯大根
・空芯菜の新芽
・ブラックチェリートマト
・マイクロトマト

といった名前が飛び交っておりました。
しかも、豚肉にかかっているのは特製バーニャカウダソース。
また、野菜で肉を包むのではなく、

「肉で野菜を包んで食べてください」

という提案です。

12052102.jpg

写真は前後して、いちばん最初に出た……。

「本日、旬野菜のナムル」

豆モヤシ、ニラ、レンコン、小松菜、ナス、ゼンマイという面々です。
コミョン(飾り)的に、違った色の野菜も載っていました。

12052103.jpg

こちらは燻製仕立てにしたサバの刺身。
メニュー名は、

「長崎県松浦のスモーク鯖 まるで生ハム カルパッチョ仕立て」

ということで思いっきりイタリアン寄りですが、
両脇にかかっているソースはチョジャン(酢を混ぜたコチュジャンダレ)でした。
このサバ、脂も乗っていて旨かったですねぇ。

12052104.jpg

「おすすめ! 収穫の喜び 本日の旬野菜 五色盛のジョン」

そろそろみなさんお気付きかとは思いますが、
メニュー名の付け方も、いわゆる韓国料理とは異なりますね。
そしてまた、野菜寄りの姿勢もよく現れています。

この日、ジョンになった野菜は、

・エゴマの葉
・紅芯大根、
・ナス
・レンコン

……と、もうひとつ一番奥を失念しました。
写真を見る限り、パプリカのようではありますが……。

12052105.jpg

「蕾の花ニラと甘味の黄ニラ 五彩チャプチェ」

見た目ではいちばん普段見る韓国料理に近いですが、
味付けの面で、ちょっと変わった工夫が凝らされていました。
お店の方に隠し味の答えを聞いちゃったので書きませんが、

「なるほど、そういう切り口もありますか」

と勉強になった次第です。

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「下町屋台セレブ風 トッポギ」

韓国餅をやぐら状に組むスタイルは韓国でも最近見ますね。
下町屋台で「セレブ風」というのは、不思議なネーミングですが、
オーソドックスな味付けを、ちょっと洗練させたという感じでしょうか。

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「素材美食の塩プルコギ 東京初 霧島熟成神話豚で」

冒頭の写真「旬野菜のお花畑~」にも使われていましたが、
月間の生産がわずか15頭という、たいへん希少な豚だそうです。
食べると確かに、いい肉質、そして旨い脂、を実感できますね。

牛骨ベースのスープに、ニラや水菜もどっさり入れて……。

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しばし、煮込むとこんな感じに。
濃厚、まろやか、そして何より豚が美味しい鍋料理です。
残った煮汁には、ウドン、ラーメン、ごはんも投入できます。

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デザートのジェラートは塩麹と甘酒。

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そしてホウレンソウとトマトがありました。

きちんとした締めくくりのメニューがあるのもいいですね。
最初から最後まで、しっかり楽しませて頂きました。

韓国料理店としては異色な部類に入るのでしょうが、
それを百も承知でいろいろ試しているのがよく伝わってきます。
自由ヶ丘という場所にも合っているだろうと思いますし、
常連さんたちの話からも、受け入れられていると感じました。

「普通の韓国料理とは違うけど、これはこれで美味しい」

というのがベーシックな楽しみ方かとは思いますが、
こだわる人なら、お店が模索する「道」の部分を楽しむのもアリかと。

なにしろ、こちらのお店はまだオープンから半年少々。

「道」の部分で共感できる人がたくさんいればいるほど、
さらに面白い方向へと、進化していくのではないかなと感じました。

個人的にも、そういった系統の妄想は大好物。

いろいろ旬によって野菜の種類なども変化するようなので、
また機会を見て、足を運んでみたいと思います。

店名:美食韓国 五味五彩
住所:東京都目黒区自由が丘2-11-16地下1階
電話:03-3718-5333
営業:11:00~15:00、17:00~23:00(月~金)、11:00~23:00(土、日、祝)
定休:不定休
http://gomigosai.com
2012.05.21.Mon 22:56 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
コリアうめーや!!第269号

<ごあいさつ>
5月15日になりました。
連休という、仕事三昧の日々が終わり、
平日という、仕事三昧の日々を過ごしています。
忙しいのはよいことなんですけどね。
バタバタしすぎて、仕事をおろそかにしないよう、
日々、集中して頑張りたいと思います。
なーんて、殊勝なことを書いてみたりして。
さて、そんな中、今号のテーマですが、
前号に引き続き、潭陽を舞台とします。
個性的なタケノコ料理も大きな魅力ですが、
その前に潭陽といえば、やっぱりコレ。
個人的にも念願かなった体験となりました。
コリアうめーや!!第269号。
まずはランキングから、スタートです。


<潭陽で味わう老舗のトッカルビ!!>

仕事をしていてどうにも行き詰まり、
無関係な作業に没頭してしまうことはよくある。
デスクまわりの整理整頓なんかはまさにそうだが、
僕の場合は、細かなデータ作成が多い。

エクセルを開いて、セコセコと情報をまとめ、
ひとり悦に入るというのは何よりの逃避。

いつの間にやら膨大な労力を傾けてしまい、
妙な達成感とは裏腹に、ずっしりと疲労が積もる。
その時点で、ようやく我に返り、

「仕事がまるで進んでいない!」

という無慈悲な現実に引き戻される。
呆然とする中、それでも締切は厳然と存在し、
結局は泣きながら仕事に立ち向かう。

とはいえ、そんなデータも無駄にはならない。

目の前の仕事とは無関係であっても、
長い目で見れば、どこかの局面では役立つのだ。
例えば、先ほどまで作っていたデータは、
このメルマガにも有効活用できる。

<自分が行った韓国の老舗ベスト20>
01位、1890年?:平山屋(釜山)
02位、1902年:里門ソルロンタン(ソウル)
03位、1909年:申食堂(潭陽)
04位、1910年:ハヤンチプ(羅州)
05位、1927年:咸陽チプ(蔚山)
06位、1929年:天鳳食堂(晋州)
07位、1930年?:東莱ハルメパジョン(釜山)
08位、1932年:湧金屋(ソウル)
09位、1937年:清進屋(ソウル)
10位、1939年:河東館(ソウル)
11位、1939年:皇南パン(慶州)
12位、1942年:迎春屋(ソウル)
13位、1945年:イソンダン(群山)
14位、1946年:クギルタロクッパプ(大邱)
15位、1946年:又来屋(ソウル)
16位、1948年:安東荘(ソウル)
17位、1949年:麻浦屋(ソウル)
18位、1949年?:チュンドンホットク(群山)
19位、1950年:平来屋(ソウル)
20位、1950年:ヨルチャチプ(ソウル)

ひとつ注意しなければいけないのが、
これはあくまでも、僕が行った店のベスト20。
韓国全土の老舗ランキングではない。

また、韓国の店は創業年度は俗説も多く、
店側が公式に名乗っているのか不明なものも多い。

特に1位の「平山屋」は1890年となっているが、
店側からの情報発信は見つけられなかった。
ネットで検索をすると、100年以上という記述が多く、
それが果たしてどこまで正確なのかはわからない。

個人的にも韓国でいちばん古い飲食店は、
1902年創業の「里門ソルロンタン」と聞いていた。
いずれ機会があれば「平山屋」で確認したい。


そもそもなぜこんなランキングを作ったかというと、
3位に入っている「申食堂」がきっかけだった。

昨年の12月に訪れた全羅南道潭陽郡の老舗。
前号でも、潭陽のタケノコ料理をテーマにしたが、
潭陽といえばほかにも有名な料理がある。

それが個人的にも大好物のトッカルビ。

上質の牛カルビをいったん叩いてから味付けし、
食感を柔らかくした焼肉のことである。

料理の詳細については後で語るとして、
この料理の専門店である「申食堂」の歴史がすごい。
創業1909年というと……。

「なんと、103年前!」

日本であればそこまで珍しい話でもないが、
韓国において100年オーバーは相当に希少。
大韓民国なんて、当然のごとく成立していないし、
まして、日本統治期でもなく……。

「大韓帝国時代の末期にオープン!」

という店が潭陽にあるというのは驚きだ。
そんなところから、韓国の老舗情報を調べ始め、
いつしか自分自身のランキングに至った。

仕事は進まなかったが、楽しい作業であり、
今後はこれを塗り替える店探しを楽しみたいと思う。

そして、ここからは余談だが、ついでに気になったので、
「日本最古の飲食店」で検索で調べてみた。
出てきたのは、京都市の「一文字屋和助」という甘味店。
西暦1000(長保2)年創業とケタが違う。

平安時代の後期にオープン!

と思うと、韓国の1909年が軽く見えるので、
これはスパッと忘れて潭陽の話へと戻る。


「申食堂」で出迎えてくれたのは、
4代目の若女将であった(3代目も健在)。
この老舗に嫁いで10年目とのこと。

最近でこそ、実の娘が後を継ぐことも増えてきたが、
たいてい店の秘伝は、嫁から嫁へと受け継がれる。
幼い頃から、商売の現場を見ている訳ではないので、
大変だろうなと、取材しながらもたびたび思う。

4代目の若女将は店の歴史から語ってくれた。

「初代が店を始めた頃は市場での商いでした」
「当時はチュオタン(ドジョウ汁)などがメインで……」
「トッカルビは特別なお客さんにだけ出したそうです」
「当時の牛肉といえばとても高価ですからね」

「その後も、汁物やビビンバなどを扱いつつ……」
「トッカルビ専門にしたのは90年代頃です」
「いまの3代目が専門店にしました」

こうした話はどこの老舗でもほぼ共通する。

市場で商売を始めた初代が、店を構えて家業とし、
それを代々続ける間に、やがて国民所得が上昇。
観光需要も増えて、地方の郷土料理が評価されるようになり、
土地ごとの老舗が「元祖」として全国に名を轟かせる。

また、店の自慢はもちろん歴史だけではない。

「ウチは全羅南道産の韓牛だけを使います」
「醤油、味噌、コチュジャン、キムチはすべて自家製」
「お客様に料理のことを知ってもらうために……」
「肉をカットするところは公開しています」

肉を切り分ける姿は、いい宣伝にもなるようだ。
残念ながら、その日の仕込み作業は終了していたので、
かわりに炭火で焼くところを見せてもらった。


作業を見学しつつ、さらに話を伺う。

「骨から外したカルビは叩いて餅型にします」
「その姿からトッ(餅)カルビと名付けられたそうです」
「餅のように柔らかいという意味もありますね」

「叩いた後に味付けをする店もありますが」
「ウチでは焼きながらタレを塗っていきます」
「自家製の醤油をベースに香味野菜や果物を加え……」
「じっくり1週間熟成させたものを使います」

焼き網はパタンと畳んで全体を返せるもの。
それに12個のかたまりを載せ、タレを塗りながら、
ときおり肉を入れ替えて、熱の通りを均一にする。
簡単そうに見えても、奥の深い技術だろう。

やがて醤油の焦げる香りが立ち上り、
ムラなく焼き目がついたら出来上がり。

「じゃあ、食べて行ってください」

という若女将の言葉に、
ありがたくいそいそと座席に戻る。


目の前に運ばれてきたトッカルビは、
表面を見ると、ぷちぷちと脂が弾けていた。
宮中料理店などで見かけるトッカルビに比べ、
サイズがだいぶ大きく迫力に満ちている。

餅のように柔らかく、という紹介よりも、
むしろストレートに、

「肉塊!」

のほうがしっかりくる。
郷土料理ならではのどっしり感が嬉しい。

期待を胸に、大口を開けてかじりつくと、
たっぷりの肉汁がぴゅんぴゅんと流れ込んできた。
タレの甘味はほんのりで、むしろ控えめな印象。
より強く感じるのは、肉そのものの味である。

そして、食感がなんとも肉々しい。

ハンバーグのような柔らかい食感ではなく、
ギュッと噛みしめて味わうステーキのような感覚。
完全に叩かず、肉としての粗さを残しているため、
噛むごとににじみ出る、肉の旨味を楽しめる。

「トッカルビとはこんなにも骨太な料理だったか!」

久しぶりに郷土料理で目からウロコが落ちた。


「いかがですか?」

若女将の問いに満面の笑顔で親指を立てる。
お世辞抜きで、なんとも幸せな食事であった。

ちなみに、トッカルビを食べた後のシメは、
チャンチグクス(温麺)が定番であるとのこと。
そちらも美味しく頂いたところで、さらにもうひとつ、
衝撃の情報が若女将から告げられた。

「ウチはカルビタン(牛カルビスープ)も人気なんですよ」

なるほど、これだけ旨いトッカルビがあるなら、
当然、その周辺部位で作ったカルビタンもうまかろう。
せっかくなので、それもと思ったが、
残念なことに、1日4~50杯限定で売り切れ御免。

「ランチ開始から30分でなくなることもあります」

とのことなので、昼にまた行かねばなるまい。

無念ではあるものの、宿題を残してこそ、
また足を運ぶための強い動機になるというもの。
これだけ魅力的な食模様がある土地だけに、
潭陽はまたぜひとも訪れたいと思う。

潭陽までは光州からバスで40分ほど。

美しい竹林や、竹細工、タケノコ料理も含め、
足を伸ばして絶対損のない町と、強くおすすめしたい。

<店舗情報>
店名:申食堂
住所:全羅南道潭陽郡潭陽邑潭州里68
電話:061-382-9901

<リンク>
ブログ「韓食日記」
http://koriume.blog43.fc2.com/
Twitter
http://twitter.com/kansyoku_nikki
FACE BOOK
http://www.facebook.com/kansyokunikki

<八田氏の独り言>
潭陽からさらに淳昌までもバスで30分。
このあたりは効率的に美食巡りができます。

コリアうめーや!!第269号
2012年5月15日
発行人 八田 靖史
hachimax@hotmail.com

メールマガジン購読・解除用ページ
http://www.melonpan.net/melonpa/mag-detail.php?mag_id=000669
2012.05.18.Fri 23:02 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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1次会2次会を経て、順調に酔いを重ねた一行。
そのまま流れに身を任せて、いつしか3次会へと移行します。

もうずいぶん前になってしまいましたが、この日は連休の最終日。
いくらか空いているかと思いきや、「美名家」はこの日も超満員でした。
最近は若い常連さんも増えて、いつも賑やかですね。

お腹はいっぱいなので、生マッコリを頼んで料理は軽めに。
自家製のトトリムクムチム(ドングリの澱粉を固めたムクの和え物)に……。

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ケランチム(韓国式の茶碗蒸し)。

そして、ここからがたいへん重要な注文なのですが、
ここしばらく、ずっと「美名家」で敗北を喫し続けている料理があります。

それが、キムチポックムパプ(キムチチャーハン)。

酔っ払って、炭水化物が欲しくなるとは頼むのですが、
その際、お決まりのセリフが……。

「半熟の目玉焼きを載せて!」

というもの。
行きつけの店だからこそのワガママな注文ですが、
そこまで無理なことをいっている訳ではないはずです。

ちなみに、半熟の目玉焼きへのこだわりは……。

新大久保「ソウルハウス」でキムチポックムパプ。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1279.html

こちらの記事もご参照頂ければと思います。
では、それがなぜ敗北なのかというと……。

「キムチチャーハン、半熟の目玉焼きを載せて!」
「はいよー!」

という返事の後に、しばらく待って出てくるのが……。

 ↓

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 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

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こんなやつ。

いえ、美味しく頂きましたよ。美味しかったです。
でも、「半熟の目玉焼き」ではないじゃないですか。

なので、また別の機会にもリベンジとして、

「キムチチャーハン、半熟の目玉焼きを載せて!」
「はいよー!」

と注文する訳です。
そうすると、やっぱり出てくるのが……。

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

12051704.jpg

こんなやつ。

いや、飾りも載ってきれいではありますけど、
これもやっぱり「半熟の目玉焼き」ではありません。

そんな、どうあっても希望通りに出てこないキムチポックムパプを、
ことあるごとに注文しつつ、実に1年以上。

花見の3次会で足を運んだこの日。

ついに!

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

12051706.jpg

来たぁーーーーーーーーーー!

いやはや、それはもう幸せなキムチポックムパプでしたね。
半熟の卵をスプーンで突き崩し、軽く混ぜ合わせて食べる喜び。
3次会の酔いとともに、心から堪能させて頂きました。

それはまさしく、「勝利!」の味わいだったと思います。

そしてまた、有終の美でもあったかもしれませんね。
この目玉焼き載せキムチポックムパプを美味しく頂いて、
悪天候の中、昼間から続いた花見の宴も無事終了。
久々に新大久保をハシゴしながら飲んで、楽しい1日でした。

店名:美名家
住所:東京都新宿区大久保1-9-17寿ビル2階
電話:03-3203-4088
営業:11:30~24:00
定休:月曜日(祝日の場合は翌日)
2012.05.17.Thu 09:35 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
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1次会の話を書いてから、10日近くも過ぎてしまいました。
このペースでいくと、3次会の話はもう月末になるのかもしれません。
そんなことにならないよう、仕事の合間を縫ってなんとか更新したいですね。
このところ、仕事が重なってどうしてもバタバタしております。

とはいえ、昨日でひとつ大きな仕事が手を離れました。

手元の記録を振り返ると、企画のスタートは2009年10月。
2年半以上もかかった理由は、その大半が僕の怠惰ではありますが、
いろいろな仕掛けを施し、内容を練ったというのも事実です。

おかげさまで、自信を持ってお届けできるものになりましたので、
ぜひとも多くの皆様にご活用頂ければと思っています。

タイトルは……。

『世界一やさしい韓国語 初級脱出!』

発売日は6月5日(火)。価格は1680円。版元は学研教育出版。
ヘヨ体の作り方、過去形、敬語表現などがメインのテーマです。
音声CDのほか、YouTubeで練習問題の解き方を動画配信します。

いずれ表紙画像などが届いたら、内容も含めて紹介しますね。
これまでのシリーズをお使い頂いた皆様には、特にオススメです!

さて、本題に戻って花見の2次会。

戸山公園から「南陽屋」に移動した一行は有志を募り、
風雨にさらされながら、ほうほうの体で新大久保方面に移動。
すんでのところで「雹!」を回避し、「ecoてじまぅる大久保本店」に到着です。

冒頭の写真は、山形県の酒田発酵が造る「PINDOBU(ピンどぶ)」。

ピンクのドンペリならぬ、ピンクのどぶろくということですね。
赤色清酒酵母を使うことで、淡いピンク色に仕立てたそうです。

「てじまぅる」といえば、元祖マッコリバーでも知られますが、
社長の故郷である、山形県の食材にこだわっていることでも有名。
山形県産どぶろくは、両方の魅力を象徴していていいですね。

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ちなみに、姉妹品はこれだけあります。

左が淡麗タイプの「雪化粧(通称、白どぶ)」で、
右が濃醇タイプの「ひとめぼれ(通称、黒どぶ)」です。

いずれも、もろもろとした口当たりと、特有の甘酸っぱさが魅力。
にもかかわらず、吟醸酒のような後味も感じられます。
値段を見ると、けっこうな金額ですが、好きな人なら納得できるはず。
シェアしながらでも、ぜひ試してみてください。

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1次会でずいぶん食べたため、料理は軽めに。
しっかり発酵が進んだ長ネギのキムチに……。

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あっさり味に仕上げた小松菜のキムチ。

この2品とパンチャン(副菜)でどぶろくを楽しんでいたのですが、
そのうちに盛り上がって、日本酒やマッコリにも移行。

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チヂミなどもつつきつつ……。

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たぶん、この「ざくろマッコリ」が出た頃には酔っ払っていたんでしょうね。

お店の人が用意した、アイスペールがわりの氷入れに、
この「ざくろマッコリ」をなみなみ注いでしまう、という僕の大失態。
言い訳をするならば、その氷入れがマッコリ用の甕だったためですが、
お店の方の、

「いや、氷をグラスに入れて、そこに注いで欲しかったのですが……」

という呆然とした表情が忘れられません。

まあ、マッコリ自体はギンギンに冷えて美味しかったので、
多少、薄まったのを除けば、これはこれでアリではないかなと。
そんな強引な論法から、この飲み方を、

「カッコリ(かちわりマッコリの略)!」

と命名させて頂きました。

1、マッコリの甕に氷を満たす
2、マッコリをなみなみと注ぐ
3、薄まる前に急いで飲む

というだけなので、誰でも作れます。

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※追記(2012.5.18)
ホドガジャさんから写真をご提供頂きました。
この日誕生した「カッコリ」はこんな感じです。


12051407.jpg

そして、この日、もうひとつ小さなヒットだったのがセンマイ刺し。
矢印状に飾り切りされたニンジンが右肩上がりを示しています。

「なにかいいことありそう!」

そんなテンションで3次会へと向かいました。
できるだけ早く、次の記事も書きたいと思います。

店名:ecoてじまぅる大久保本店
住所:東京都新宿区大久保1-16-5
電話:03-5291-3783
営業:11:30~24:00(月~土、祝前日)、11:30~23:00(日、祝)
定休:なし
2012.05.16.Wed 10:13 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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花見の続き、2次会、3次会の話を書く前に、
直近のお知らせなど、少し挟ませて頂きたいと思います。

第12回「八田・本田の楽しい韓食ナラ」は5月19日(土)に開催。

今回のテーマはヤンプンピビムパプ(ボール盛りビビンバ)となっており、
各テーブルで大きなビビンバを作り、みんなでつついて味わいます。
韓国料理の大きな快感である「混ぜる喜び」をみんなで楽しみましょう。

いつも通り、マッコリ飲み放題、抽選会、お土産も用意してあります。

=========================
★第12回「八田・本田の楽しい韓食ナラ」(タットリタン)

■日時:2012年5月19日(土)15時~17時 受付:14時45分
■場所:イドンカルビ
■会費:4000円
■主催:ケーテレコム株式会社

※みんなでヤンプンピビムパプ(ボール盛りビビンバ)を作ります。
※マッコリ飲み放題、抽選会があり、お土産がつきます。
※エプロンを持参してください。
※終了後は有志で2次会も開催します。

【会場】
店名:イドンカルビ
住所:東京都新宿区新宿5-12-2
電話:03-3351-2057
最寄:新宿3丁目駅、東新宿駅より徒歩5分
http://r.tabelog.com/tokyo/A1304/A130402/13035516/

【参加申込み】
参加される方の住所・氏名・電話番号・メールアドレスまたは
ファックス番号を下記にメールしていただくか、お電話ください。

Mail: krisk1@k-telecom.co.jp
TEL : 03-6435-0899

参加費は下記口座まで事前にお振り込みください。
当日受付でのお支払いも可能ですが、参加応募多数の場合は
事前振込みをさせて頂いた方を、優先させていただきますので
あらかじめご了承下さい。

三菱東京UFJ銀行 目黒支店
普通 3819031 口座名:ケーテレコム (カ)
=========================

12051001.jpg

そして、またこのお知らせをする時期がやってきました。
「エネルギッシュコリア韓流美・味展」は会場を横浜に移します。

そごう横浜店
http://www2.sogo-gogo.com/wsc/511/N000045912/0/info_d

5月22日(火)から、28日(月)までの7日間。
今回も選りすぐりの名店が、韓国の「美」と「味」を伝えます。
もちろん、大好評の韓流セミナーも毎日実施。

僕は26日(土)の11時から「ナルゲ」の金徳子先生と一緒に出演。
「韓国料理で健康美人」というテーマで話をさせて頂きます。

また、28日(月)の最終日にも、14時から出番があってこちらは単独。
「季節を味わう韓国料理~春夏編~」がテーマです。

セミナーへの参加は無料。整理券は30分前からの配布で先着順です。
ぜひお誘い合わせのうえ、遊びにきて頂ければと思います。

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八田式ぺらぺらハングル基本単語
『韓国語1000本ノック超入門』

上記、2冊の本を出してくれているコスモピア株式会社が、
7月に「設立10周年記念イベント」を開催することになりました。

7月21日(土)、22日(日)の2日間に渡って、
英語、中国語、韓国語の特別セミナーを行います。
一連のテーマとしてはこんな感じ。

<7月21日>
・英語でニッポンを語ろう
・英語の絵本読み聞かせ
・中国語ノック実践セミナー
・TOEICテストでひとつ上を目指すための英語力とは
・チャンクでスタート英会話
・英語瞬発力を鍛える! 英会話1000本ノック実践講座
<7月22日>
・親子で楽しく! 英語本&歌のワークショップ
・仲原式3ステップ 英語絵本ワークショップ
・自宅で英語の絵本を活用するために
・食で学ぼう韓国語 ←八田担当
・イギリス英語を体験してみよう
・何歳からでも始められる! 多聴多読体験教室

僕は韓国料理をテーマに韓国語のセミナーを担当。
といっても、堅苦しいものではなく、楽しい内容にしたいと思っています。
韓国語がまったくわからなくても、韓国語の世界に触れられるよう、
クイズ形式の問題を作ったり、料理を通じて韓国語の発音を紹介したり。

会場は初台と新宿の2ヶ所。参加費はいずれも1000円。
詳細は下記よりPDFファイルをダウンロードしてください。

コスモピア設立10周年記念イベント
http://www.koparis.com/~hatta/cosmopier.pdf

12051003.jpg

こちらは友人の金在浩さんから頂いたお知らせ。
赤羽で丸鶏鍋とマッコリのイベントを開催するそうです。
残念ながら僕は両日とも別件の予定があって伺えませんが、
鶏好き、マッコリ好きの方はぜひご検討ください。

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『至高の丸鶏鍋 と 彩りマッコリの贅』
~匠のスタミナ食・酒で来る暑さをぶっ飛ばせ!~

赤羽の超名店、『もと家』のめちゃくちゃ美味しい丸鶏鍋(ペッスッ)と
本イベントにて初公開の豪華なマッコリの数々を、堪能しましょう^^

とろける丸鶏鍋、骨の髄まで旨みを食べ尽くす!

豪華なマッコリ達 乞うご期待!!

~日本から~
・大阪からの生マッコリ
 素朴で淡白、且つ力強く、飲むほどに素材その物の味わいが増す秀作!!
・京都からの生マッコリ
 本場韓国の生マッコリを彷彿とさせる逸品、あの生マッコリに似てるかも?

~韓国から~
・韓国カピョンからの麦マッコリ
 日本では今年9月発売予定、麦の香が際立ちます^^
・その他人気の果実マッコリなど3種類ほど
 熱狂的な愛飲者を獲得した、人気作達です^^

場所:丸鶏 もと家(http://www.facebook.com/motoya.akabane)

日時:2日に渡り、開催致します^^
2012年5月12日 土曜日 14時~17時
2012年5月13日 日曜日 14時~17時

住所:東京都北区赤羽1-49-5
TEL:0359399792
料金:5,000円
最大参加人数:15名
もちろん、お一人様参加も大歓迎です

この日の献立 by もと家

丸鶏うまし!!百聞は一食に如かず!!流れ星
他では聞けない、釜山トークも炸裂します^^

◆丸鶏鍋!
 箸でとろとろほぐれる!にも関わらず煮崩れしない絶妙の食感と、ジューシーな旨味!
 鶏の旨味が出尽くしたスープと、千変万化の薬味との無限の美味しさを、ご堪能あれ!
◆牛アキレス煮込み
 東京では絶対、もと家でしか食べられない!甘辛旨い、最強の酒のあて!
◆キムチにチャンジャ
 小岩の名店からの名品を是非!
◆中〆わんたん
 玉子とわんたんの調和がくせになる
◆やみつきサラダ
 シンプルなのに、何故にこんなに美味しい?まさにやみつきの逸品
◆〆の麺
 最上の鶏スープと韓国麺、最強の〆です^^旨味エキスで二度美味しい^^
◆愛媛のブランドみかん
 こんなにく大きく甘い、身の詰まったみかんは他になし!

もと家は最初から最後まで、素材にこだわり抜きます!!

参加ご希望の方は、日程と人数をご記入のうえ、
gyoujievent@yahoo.co.jp まで、ご連絡くださいませ。

丸鶏とマッコリの新次元を、心行くまでお楽しみくださいませ。
皆様のご参加を、心よりお待ちしております!! 
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もうひとつ、こちらはイ・ウンミさんのコンサート情報。
お世話になっている主催元さんからご連絡を頂きました。

=========================
イ・ウンミ ファンミーティング
「Lee Eun Mee Story」

大阪
5月19日(土)17:30開場 18:30開演
アゼリア大正ホール
http://www.oud.co.jp/azalea/

東京
5月21日(月) 17:30開場 18:30開演
練馬区立練馬文化センター つつじホール
http://www.neribun.or.jp/web/03_info/n_index.html

主催 イ・ウンミ ジャパンオフィシャルファンクラブ
=========================

詳細は公式サイトやYou Tubeでもご確認頂けます。

公式サイト
http://leeeunmee.jp/
You Tubeページ
http://youtu.be/NwXo8P4msfk


以上、直近のお知らせもろもろでした。
2012.05.10.Thu 11:36 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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毎年、ゴールデンウィークが近づいてくると、
佐野師匠から「花見」のお誘いを頂きます。

「桜の花見ではなく、ツツジの花見とは風流な!」

と思ったのは初回だけ。

2009年
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-946.html
2011年
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1284.html

過去の記事を見て頂くとよくわかるのですが、
毎年、雨にたたられて花見どころではなかったりします。
ちなみに僕は参加できませんでしたが、2010年も強風で撤退。

花見会場に集まる
 ↓
大雨、または強風で花見を断念
 ↓
東新宿「南陽屋」に退避
 ↓
「最初からココでやればいいじゃないの!」とママに怒られる

という一連の流れが出来上がっています。
案の定、今年も強風が吹き荒れて開始50分で撤退を決意。
その後、新大久保には大雨、そして雹まで降りました。

佐野師匠の命令で日程を選んだのは僕でしたが、
そもそもの選択肢が、

「5月3日、4日、6日のどれかで選ぶように」

というもの。
どのみち3日も、4日も大雨だったので、
この花見自体が呪われているのかもしれません。

12050702.jpg

とはいえ、毎年集まるみなさんとの楽しい語らいは格別。

強風で飛んでゆく紙皿や、紙コップを必死に抑えながら、
それでも50分間は、しっかり花見を楽しみました。

12050703.jpg

料理もみんなが持ち寄りで。

かなり初期のほうに撮った写真なのでごく一部ですが、
佐野師匠作のジャガイモごはんやホットドッグが並んでいます。
庄内料理を得意とする「和てじまぅる(酒菜角萬)」の孟宗汁も美味でした。

12050704.jpg

僕が持っていったのはコンビニ4軒回って買い集めた、
もろもろ限定の韓国海苔味スナック菓子を3種。

・カラムーチョ厚切りヒー韓国のり味(コンビニ限定)
・じゃがりこ韓国のり味(期間限定)
・かっぱえびせん韓国のり風味(期間限定)

なんでこの時期に海苔ばかり重なったのか不明ですが、
話のネタになるかと思って、かき集めることにしました。
個人的にはかっぱえびせんがいちばんよかったかな。

12050705.jpg

あとは大久保通りの「チョンガーネ」オリジナルの、

・サムギョプサルチップス(大蒜)
・サムギョプサルチップス(激辛)

という2種類も購入。

20グラムの小袋が3つ入って1箱500円という価格は、
いかにも観光地的ですが、お土産としてなら悪くないかと。
しかも1箱500円、2箱1000円なのに……。

「3箱でも1000円!」

という摩訶不思議な値段設定だったり。
そりゃあ、3箱目にも手を出すというものです。
けっこう厚めのチップスなのと、味付けが濃い目なので、

「ハートチップル!」

という声が上がっておりました。

12050706.jpg

そして「南陽屋」のママさん作のチャジャンミョン。

「わざわざ花見用に持っていくの大変なのよ!」
「どうせ今年も途中で諦めて店に来るんでしょ!」
「最初から店で集まればいいじゃないの!」

という、ぐうの音も出ないほどの正論とともに、
今年もたいへん美味しく頂きました。

さすがに師匠も4年連続は懲りたと見えて、

「来年は店で集合するか……」

と力なく語っておりました。
来年のゴールデンウィーク前になって、
どんなお誘いを頂けるのか、いまから非常に楽しみです。

ちなみに師匠、最近は歴史方面でのご活躍が多く、
昨年末に出版された、

歴史と人物でわかる華麗なる朝鮮王朝
http://www.amazon.co.jp/dp/4044064202/

という本を皮切りに……。

「朝鮮王朝」の謎と真実(監修)
http://www.amazon.co.jp/dp/4569801722/
韓流歴史ドラマが10倍楽しくなる!「トンイ」の時代がみるみるわかる本
http://www.amazon.co.jp/dp/4861994624/
朝鮮王朝 運命を切り拓いた王と妃たち
http://www.amazon.co.jp/dp/4044064237/

今年に入ってからも立て続けに出版を重ねておられます。
いずれも朝鮮王朝の歴史をわかりやすく解説した本。
まだお手持ちでない方は、ぜひまとめてご購入ください……。

って、僕もまだ最初の本しか買ってないんですけどね。
この記事を書きながら、つい先ほどアマゾンで注文しました。

ちなみに僕も来月に向けて新刊の準備中。

久しぶりにいちばん下の「新刊著書」を大幅にいじって、
学研から出ている一連の韓国語シリーズをアピールしてみました。
現在、最終の校正段階に来ており、まったく気の抜けない状況。
最後のひと踏ん張りに、力を注ぎたいと思います。
2012.05.07.Mon 23:56 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
12050601.jpg

最近、近所のスーパーが楽しくて仕方ありません。
高校生の頃、スーパーの精肉売場でアルバイトをしていたこともあり、
買い物はもちろん、商品を眺めているだけでも楽しい時間を過ごせます。
そこに最近は、

「近所のスーパーにも韓国商品が増えてきた!」

という要素が加わりました。
Twitterでもあれこれ新商品情報をつぶやいておりますが、
近所のスーパーで出会う韓国商品は、いま僕にとって大きな関心事です。
あれこれ買っては自宅で試し……。

「んー、これはイマイチだな……」
「むむ、これは美味しいけど韓国っぽくないな……」
「おっ、これはアタリだ! また買おう!」

などと楽しんでおります。

まあ、アタリに出会えるケースって、かなり稀なんですけどね。
とはいえ、いろいろ試しているうちに、自分なりの発見もあって、
あくまでも我流ですが、楽しみ方が増えてきました。

そこに見えるのは、韓国料理が突き進んでいるひとつの未来。

ブログの記事としてうまくまとまるかはわかりませんが、
自分なりにいろいろ思うことを、書いてみることにします。

まず、大前提として冒頭の写真。

これは2009年11月にソウル駅前の「ロッテマート」で撮りました。
いまはもうこのコーナーはないですが、日本人観光客があまりに多いため、
企画の一環として、こういった試みがなされたようです。
日本人に人気のある商品が、ここにずらりと集められておりました。

ということは、極論するとここに並んでいるような商品を、
日本のスーパーに持ってこれば、確実に売れるということです。
韓国まで行かなくても、近所で買えるならこんな便利なことはありません。

でも、それって現実的には難しいですよね。

そもそも日本で流通していない商品もありますし、
ひとつひとつ輸入しようと思ったらたいへんな手間です。
新大久保で営業するスーパーのように、韓国に特化する、
ということなら、話はまったく別ですけどね。

じゃあ、どうするか。

10080701.jpg

それはもう韓国メーカーから来てくれるのがいちばん楽です。

一時期、お土産として大人気だった「Market O」なんかはその典型。
日本に支社を置いて、営業マンが飛びまわって商品の説明をして、
その結果、どのスーパー、コンビニでもいまや定番商品となりました。

12050602.jpg

あるいは「紅酢(ホンチョ)」なんかも大ヒット商品ですね。

でも先日、営業担当の方から発売当初の話を伺いましたが、
知名度を獲得していくまでは、ずいぶんな苦労があったようです。

いくら韓国で人気があり、韓国ファンの支持があったとしても、
それがそのまま、日本のスーパーで売れる訳ではありません。
世に韓国好き、韓流好きという方はずいぶん増えましたが、
スーパーに来る人たちの全部がそうではないですから。

こういった商品が日本で地盤を固めていった裏には、
メーカー側の営業力とともに、

「それが日本で売れると見抜いた人がいた!」

という仕入れ側のアンテナも評価されるべきでしょう。

なにしろ、こうして売れていったものがあるということは、
それ以上に、売れなかったものもたくさんあるはず。
もともとお付き合いのない外国企業の、なんだかよくわからない商品を、
じゃあ、売ろう! と決意するのはけっこうな勇気だと思います。

11090203.jpg

でも、そんな、

「じゃあ、売ろう!」

といってくれる理解者を探すのはとってもたいへん。
なので韓国メーカーのほうも、いろいろ作戦を考えます。

例えば、韓国最大の食品メーカーであるCJ(第一製糖)は、
日本メーカーのエバラと手を組んで、エバラCJフレッシュフーズを作りました。
日韓の会社が手を組むことで、商品力と販売力を相互補完。
もともとお付き合いのある日本の会社が絡むことで、

「じゃあ、売ろう!」

の垣根がぐっと低くなるメリットがあります。
ちなみにCJはマッコリの分野でもサッポロビールと提携。
生産と販売の分担は、もっと増えていくのかもしれませんね。

11090202.jpg

そして、これを今度、日本のメーカー側から考えてみます。

韓国メーカーが日本市場での販路獲得に苦労する中、
日本メーカーのメリットは、すでに販路を獲得しているという点です。

上の写真は、丸大食品が出している「プデチゲ」ですが、
そもそも丸大食品といえば、ハム、ソーセージで有名なメーカー。

「ハムやソーセージを具にした韓国式鍋料理の素を開発しました!」

ということで、スーパーの仕入れ担当さんに話をするのは、
はじめましての韓国メーカーよりも、はるかに垣根が低いはずです。
まあ、垣根が低いといっても、そう簡単な話ではないようですけどね。
メーカーとして前々からお付き合いがあったとしても、

「プデチゲ? なにそれ?」

というところからの話だったりしますし。

とはいえここ数年、韓国ブームであるのは間違いないですし、
テレビなどのメディアでも、韓国料理が紹介される頻度は増えました。
日本のメーカーが、新商品として韓国料理を視野に入れるというのは、
程度の問題はあれ、ある種必然のものになってきた感があります。

僕がいまいちばん面白いと感じているのが、このあたり。

丸大食品はずいぶん前から韓国料理に力を注いでいますが、
ここにきて、韓国分野で頑張るメーカーがぐんと増えてきました。
あくまでも僕の個人的な感覚ですが、

・ダイショー
・ポッカ
・永谷園
・丸美屋
・東洋水産(マルちゃん)

といったあたりの会社が新商品を多く投入してきています。
これらに加え、前々から韓国系商品を販売している、

・モランボン
・徳山物産

といったメーカーが売り場を争っているとなると、
これはもうひとつの商品を並べるだけでもたいへんなことです。

12050603.jpg

そこでキラリと光ってくるのが日本メーカーの老獪なテクニック。

本場を掲げる韓国メーカーに対し、日本メーカーの強みは、
日本の市場を熟知し、日本人に合わせた商品が作れることです。
上の写真は、先日食べて、えらく気に入った永谷園のラーメン。

これを見て上手だなと思うのは、韓国料理を意識させつつ、
それでも「ラーメン」という盤石の安心感があること。
まるで知らない外国料理だと、手を伸ばしにくいですが、
ラーメンの延長線上となると、味の想像がしやすくなります。

しかも、永谷園でラーメン、さらに箱パッケージとなると、
和田アキ子が宣伝していた、煮込みラーメンの延長線上でもアリ。

自社のブランドと、関連商品の下地をうまく生かしながら、
韓国という要素を乗せて、売りやすく、買いやすくした印象があります。

12050604.jpg

また、ふりかけで有名な丸美屋からはこんな商品が登場。

これも丸美屋、ふりかけ、という下地に韓国の要素が乗った図式です。
正直、ビビンバ味かというと、単純にコチュジャン味なのでしょうが、
これがえらくごはんの進む味で、あっという間に食べ切りました。

裏面を見ると、茹でたモヤシにゴマ油を絡めてごはんに載せ、
このふりかけをかけて、混ぜながら食べるアレンジも紹介されています。
こういったのプラスアルファの提案も、日本メーカーは上手ですよね。

12050606.jpg

あるいは、ダイショーから出ている「鶏肉のトッポギ炒め」。

トッポッキを「トッポギ」と書いたり、その後ろに「炒め」があったり、
個人的には表記の面で不満なのですが、これもまたテクニックのひとつ。
韓国語としての正しさよりも、一瞬のわかりやすさを優先したのでしょう。

「トッポギ=餅」

と一瞬でわからない人も、「鶏肉」の「炒め物」であることはわかります。
そのうえで「トッポギ」はなにかというと、横に「スティック餅」と書いてある。
パッケージを見るだけで、鶏肉と餅の炒め物と想像ができます。

しかも、これよくよく考えるとトッポッキじゃないんです。

鶏肉と餅を甘辛く炒めたら、できあがりはどう考えてもタッカルビ。
メーカーの方から話を聞いた訳ではないので、あくまでも邪推ですが、
タッカルビより、トッポッキをより優位に判断したのではないかなと。

タッカルビは2001~2年頃に、1度プチブームがあったので、
それを考えると、トッポッキとして売るほうが目新しさはありそう。
そんな判断があったのでは、と食べながら思いました。

こうした名前の付け方なども日本メーカーに一日の長ありですね。

ほかにもダイショーは、

・塩チャプチェ
・エビがおいしいチャプチェ
・サムギョプサルの素

なんて商品を出していて、視点のユニークさに驚かされます。
韓国料理をいちばん独自の切り口でとらえている印象ですね。

12042201.jpg

ただ、こうした日本的なアレンジの商品につきまとうのが、

「それって、韓国料理っていえるの?」

という指摘でしょう。
つい先日も、

「みなさん、これは韓国料理ですか!?」の考察。

という記事を書きました。
上の写真はそこで紹介した、韓国産の焼きネギ入りクロワッサン。
韓国料理の境界線を考える作業はどの場面でも難解です。

日本的なテクニックを駆使するほど、本場から遠ざかるのは事実。

おそらく、このブログを熱心に読んでくれているような人ほど、
こういったアレンジ商品には疑問を感じるのではないでしょうか。

うまいこと本場らしさを実現しつつ、さらに一般性を持たせられれば、
みんな満足できるのでしょうが、それは簡単な作業ではありません。
もちろんどのメーカーも両立に向けて頑張っているとは思いますが、
韓国好きとしては、正直、ガッカリする商品が多いのも本音です。

ただ、すそ野は着実に広がっていると思うのですよ。

韓国メーカーの営業力、浸透力はどんどん増すはずですし、
日本メーカーの商品力も、研究を重ねて進化していくでしょう。

なにしろ日本の食卓に韓国料理はまだまだ入りたてなので、
身びいきな書き方ですが、無限の可能性が眠っているはずです。
だからこそ、いろいろな企業が乗り出してきている訳で、
近所のスーパーにも、新商品が続々とお目見えしています。

僕がスーパーをウロウロしながら満喫している楽しみは、
そんな韓国料理の未来を、日々ダイレクトに感じられるということ。
そして、それは家庭の食卓における韓国料理の浸透と同義です。
それをお伝えしたくて、つらつらと長文を書き綴りました。

ちなみに構想半年。その間に試した韓国商品50種類以上。

でも、そのほとんどが、2度と買うことはないだろう商品でした。
おおいに期待は込めつつも、現状はまだまだ厳しいです。
今回の記事で紹介させて頂いた商品は、その中でも、

「美味しかったです!」

といえるもの。

もちろん好みはありますし、韓国らしさへの期待値も違うはずなので、
試してみて、ご満足頂けなかった場合は、

「韓国料理の未来と可能性を味わった!」

とでも思ってください。
近い将来、家庭で味わう韓国料理のレベルは、
確実にみなさんの満足にも近づいてゆくはずです。
2012.05.06.Sun 02:34 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
コリアうめーや!!第268号

<ごあいさつ>
5月になりました。
ゴールデンウィーク真っ只中です。
どこかにパァッと遊びに行きたいところですが、
あいにく仕事が山積みで身動きとれません。
連休初日から3日連続で自宅にこもり、
ようやく本日は外出するも、目的は打ち合わせ。
連休終盤に多少楽しい予定もありますが、
明日以降もひたすら仕事です。はぁ……。
まあ、そんな愚痴はさておくとして。
メルマガのテーマぐらいは季節を意識し、
春らしい食材から選んでみました。
みなさんの食卓にももう並びましたか?
コリアうめーや!!第268号。
元気にニョキニョキと、スタートです。


<韓国料理とタケノコの関係を問う!!>

ふと、思いついて自分のブログで、

「タケノコ」

と検索をしてみた。
ヒットしたのは全部で11件の記事。

これまでの記事合計が1371件なので、
僕のブログにおけるタケノコ率は0.8%となる。
だが、よく見るとその中には日本料理も多く、
数ある野菜の中でも、かなり希薄な扱いだ。

ちなみに他のめぼしい野菜を調べると……。

01位、唐辛子(169件/12.3%)
02位、ジャガイモ(133件/9.7%)
03位、ネギ(132件/9.6%)
04位、白菜(131件/9.6%)
05位、大根(129件/9.4%)
06位、ニンニク(114件/8.3%)
07位、モヤシ(77件/5.6%)
08位、サンチュ(77件/5.6%)
09位、キュウリ(73件/5.3%)
10位、トマト(71件/5.2%)

こんなランキングになった。

唐辛子がダントツなのは当然として、
2位のジャガイモというのは正直意外であった。
確かに鍋料理やチヂミなどで活躍するが、
ネギや白菜をも超えるというのは驚きである。

ほかのランキングがまあまあ妥当であるため、
余計にジャガイモの存在感が際立っている。
これからはもっとジャガイモを見直すとしよう。

とジャガイモを持ちあげておきつつ、
それでも本題は「タケノコ」なのである。

韓国語ではチュクスン。

漢字では「竹筍」と書いてチュクスンなので、
意味がダブって見えるがこれで正しい。
中国では「竹笋(筍の別字)」と書くらしいので、
その影響もあって「竹筍」なのだろう。


さて、それではタケノコ話。

まず、韓国におけるタケノコのポジションだが、
ブログの検索結果通り、あまり目立った存在ではない。
これまでの個人的な体験を振り返っても、

「そういえば、あんまり見ないなぁ……」

というのが本音である。

日本だとシーズン以外でも水煮が多く出回り、
煮物のレギュラーメンバーとして頻繁に見かける。

まして旬ともなれば、

・若竹煮
・土佐煮
・タケノコの木の芽焼き
・タケノコの天ぷら
・タケノコごはん

といったメニューがすぐに思い浮かぶ。
タケノコの存在感は、春の最盛期を除いても、
それなりのポジションに収まることだろう。

むしろ、中国料理のチンジャオロースだとか、
ラーメンのメンマで、タケノコに出会うこともある。

それに比べると、やはり韓国でタケノコに出会う機会は、
日本と比較しても、ずいぶん少ないように思う。

個人的な体験を振り返っても……。

・チュクスンチム(タケノコの蒸し煮)
・ホンシチュクスンチェ(熟柿とタケノコの和え物)

というふたつが印象的なぐらい。

蒸し煮は光州の韓定食店で出てきたもの。
熟柿との和え物はソウルの宮中料理店「宮宴」にて、
『チャングムの誓い』の登場料理として頂いた。

あとは定食のパンチャン(副菜)として、
タケノコのナムルがごく稀に出てくるぐらい。
それでもその頻度を考えるのであれば、
居酒屋で竹筒の薬酒を飲む機会のほうがよっぽど多い。


すなわちである。
誤解を恐れずに、個人的な断定をするならば、

「タケノコは韓国で冷遇されている!」

ということになる。

それに気付いた瞬間、衝動が胸を突き上げ、
ここはタケノコ派の決起が必要ではと思った。
タケノコ好きを結集し、たけのこの里派も巻き込み、
韓国でタケノコの地位向上運動を始めるのだ!

いざ、いざ、いざ、と思い始めたところ、
思わぬ方向から、異議が飛んできた。

「ウチの地元はタケノコ食べるよ!」

虚を突かれたタケノコ派は結党5秒で解散し、
喜色満面でその地元を訪れることとなった。

到着したのは全羅南道潭陽(タミャン)郡である。

そう、韓国でタケノコといえば潭陽。
また、その大前提として、竹といえば潭陽なのだ。
潭陽は韓国一の竹どころとして知られ、
韓国が有する竹林の約4分の1は潭陽にある。

郡内には広大な竹林公園があり、竹博物館もあり、
また「彩箱(チェサン)」と呼ばれる竹工芸も有名。
ちなみにグーグルで「潭陽」と画像検索すると、
画面いっぱいに、緑色の景色が表示される。

潭陽画像検索
http://bit.ly/ITM8NA

この癒しの光景こそが、なによりも潭陽の魅力。
まあ、竹以外にメタセコイアの緑も混ざっているのだが。


その潭陽で1軒の郷土料理店に入った。
そこで試してみたタケノコ料理は以下の3種類。

・テトンバプ(竹筒ごはん)
・チュクスンチュオタン(タケノコ入りドジョウ汁)
・チュクスンフェ(タケノコの刺身)

竹筒ごはんはほかでも食べたことがあるが、
タケノコのドジョウ汁と刺身は初体験である。

まず意表を突かれたのが刺身であった。

日本的な感覚でタケノコの刺身というと、
穂先の部分を薄切りにしてワサビ醤油で、と思ってしまう。
だが、韓国式の刺身は根本から考え方が違う。

湯がいたタケノコを1センチ幅に切り、
生のニンジン、キュウリ、葉ネギも同様に切る。
これらを辛酸っぱいヤンニョム(薬味ダレ)と絡め、
全体を真っ赤にしたものがタケノコの刺身。

「こ、これが刺身!?」

と一瞬驚いたが、冷静に考えてみると、
これはフェムッチム(刺身和え)の応用版。

しかも、タケノコとのダブルメインで、
コルベンイ(つぶ貝)までもが具として入っている。
要は「タケノコを刺身にする」のではなく、
「刺身のかわりにタケノコを使う」料理なのだ。

食べてみると、酸味が効いていてさっぱり。
また、各野菜とも大き目に切られているので、
ガシガシかじりつく感覚も韓国人好みだ。

酸味の中には梅のような甘酸っぱさもあり、
タケノコのシャクシャクとした食感も軽快。
意表を突かれたが、これはこれで美味しかった。

また、タケノコ入りのドジョウ汁もよかった。

具にタケノコが入るという珍しさの前に、
ドジョウの気配が濃厚で、チュオタンとして美味しい。
野菜の甘味に加え、エゴマの粉がコクを出している。

タケノコがどう交わるのか興味があったが、
個人的にはアクセントとしての存在感を楽しんだ。

最近のチュオタンはドジョウをすりつぶすので、
ドジョウそのものをカリカリかじることはない。
その代役をタケノコが果たしているともいえそうだ。

また、その汁に竹筒ごはんを浸して味わうもよし。

もち米を加えて炊いたもっちりごはんには、
竹筒の香りと、ナツメの甘味が染み込んでいた。


ちなみに潭陽ではほかにも……。

・チュクスンティギム(タケノコの天ぷら)
・チュクスンユッケ(タケノコ入り牛刺身)
・チュクスンナクチボックム(タケノコとテナガダコの炒め物)
・チュクスンソバギ(タケノコのキムチ)

といったタケノコ料理があるようだ。

僕が食べたタケノコ料理はごく一部であり、
いずれまた、それらを楽しみに再訪してみたい。

とはいえ、初めて訪れた潭陽の地で、
これだけタケノコ料理に出会えたのは収穫だった。
いまはまだ地方の限られた名物かもしれないが、
潭陽の頑張りいかんでは可能性を秘めている。

いや、むしろ潭陽はもっと頑張るべきではないか。
タケノコの地位向上は潭陽の手にかかっている。

まずは潭陽限定で韓国版「たけのこの里」を販売してはどうか。

すでに「きのこの山」の類似商品として、
「チョコソンイ」はあるが、「たけのこの里」はない(はず)。
潭陽でしか買えない「チョコチュクスン」を作れば、
観光客へのいいお土産にもなることだろう。

でも、その場合、ライセンスはしっかりやってね。


<店舗情報>
店名:徳仁館新館
住所:全羅南道潭陽郡潭陽邑栢洞里408-5
電話:061-381-7881

<リンク>
ブログ「韓食日記」
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Twitter
http://twitter.com/kansyoku_nikki
FACE BOOK
http://www.facebook.com/kansyokunikki

<八田氏の独り言>
潭陽はトッカルビの本場でもあります。
その魅力もおおいに語りたいですね。

コリアうめーや!!第268号
2012年5月1日
発行人 八田 靖史
hachimax@hotmail.com

メールマガジン購読・解除用ページ
http://www.melonpan.net/melonpa/mag-detail.php?mag_id=000669
2012.05.02.Wed 11:39 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(4)






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PROFILE

八田 靖史(八田氏@K・F・C)
美味しい韓国料理を探す毎日。コリアうめーや!!管理人。コリアン・フード・コラムニスト。ブログは2005年12月開設。
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