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韓食日記

日々食べている韓国料理の記録です。
kansyoku_nikki

丹陽の大江醸造場、「訪ねゆく醸造場」選定 http://t.co/UpU574saB6(ファイナンシャルニュース、韓国語)/唐津の新平醸造場に続く2ヶ所目の報道。大江醸造場のマッコリといえば盧武鉉元大統領が好んだことで知られるほか、黒豆マッコリをメジャーに押し上げた実績も。
06-29 17:59

韓国バーガーキング、「ガーリックバーガー3種」8月20日まで限定販売 http://t.co/2dfTF5ZBLi(news1、韓国語)/韓国バーガーキングのガーリックバーガーはすさまじいニンニク量。以前も限定時に食べたのを思い出した。http://t.co/MBNxrh5OWV
06-29 17:49

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2013.06.30.Sun 03:43 | Twitter保存 | trackback(0) | comment(2)
kansyoku_nikki

KollaBo六本木店 6月21日OPEN!! http://t.co/q8uRf3Rbj3(ぐるなび)/日韓の人気店がコラボしてできた韓国料理店。池袋本店、赤坂店、銀座店、神田店に続き、六本木店は5店舗目。地図を見たところ、ミッドタウンの向かいあたりかな。いやはや、すごい勢い。
06-28 14:22

サムギョプサルは日本のもの? 日本のサムギョプサルチェーン店マーケティング論難 http://t.co/TqdVmt4vL2(朝鮮日報、韓国語)/韓国側の反発はわかるのだけど、店側の意図は起源の主張でなくオリジナリティの強調。韓食の国際化を掲げるなら、そこは度量を見せたい。
06-28 11:25

「イオン北戸田店」に丸大食品の「スンドゥブ」特設コーナーが置かれています。モニターでは僕が「トマトスンドゥブ」の魅力を解説。この動画、そのうちyoutubeなどでも公開されるそうですが、ご近所の方はひと足先にチェックしてみてください。 http://t.co/RF1d8mwzSJ
06-28 08:56

オットゥギ、料理の味を引き立てる「料理用梅エキス」発売 http://t.co/DuWOzYIgl0(アジア経済、韓国語)/河東産の梅とオリゴ糖を使用した梅エキス。韓国のベテラン主婦には、こうした果物エキスを砂糖がわりに使う人が多い。んー、新しいヒット商品のにおいがする。
06-28 08:10

エビのローストパウダー入りキムチ!? 「エビマヨ」キムチ新発売 http://t.co/IvMjE024ay(J-CASTニュース)/漬物大手のピックルスと、ピザーラのコラボ。ここ最近、新しいアイデアのキムチを多く見かけるようになった気がする。有名人の顔から付加価値の時代へ?
06-28 07:24

2013.06.29.Sat 03:46 | Twitter保存 | trackback(0) | comment(0)
kansyoku_nikki

サジョデリム、ノルブ、家庭用の手軽な料理7種 「家庭で手軽に楽しめるプデチゲ、炒め物、鍋料理など7種類を発売」 http://t.co/Mzk1R4xMB5(food news、韓国語)/ノルブプデチゲの家庭用は嬉しいなぁ。キムチプデチゲ、海鮮プデチゲといったバリエーションも。
06-27 17:23

ブログ「韓食日記」更新しました。コリ文語学堂「八田本田の韓食まつり」後記。http://t.co/6x34yKHab9 内容盛りだくさん、お土産もどっさりのイベントでした。
06-27 16:38

イケメン見ながらマッコリ ママ友の「モーニング宴会」が流行中 http://t.co/Z3IL6CLH71(週刊朝日)/子どもを幼稚園や保育園に預けた後、ママ友同士が新大久保でマッコリを飲むことを「モーニング宴会」というそうな。確かに昼から飲む人はいるけど、それってモーニング?
06-27 11:22

80年伝統、唐津の新平醸造場「訪ねゆく醸造場」選定 http://t.co/7q6VWUW6AA(news1、韓国語)/新平醸造場は「白蓮マッコリ」で有名な酒蔵。この「訪ねゆく醸造場」は韓国農林畜産食品部が推進しており全国5ヶ所を選定予定とのこと。残り4ヶ所はどこになるんだろう。
06-27 09:28

ハイト眞露、「hite d」5リットルジャンボ缶発売 「携帯用専用容器に生ビール保管、抽出システムを備えた製品として家庭や野外で気軽に新鮮なビールを楽しめる」http://t.co/PQCOMZQuDs(アジア経済、韓国語)/これを抱えて漢江沿いあたりに繰り出したい。
06-27 08:56

【世界の街から】ソウル 多文化共生を味わう 「ソウル市・大学路で、フィリピンの人たちに囲まれて、屋台での食事を楽しんだ」http://t.co/CUo0BDOZwg(東京新聞)/大学路って久しく行ってないけど、そんな屋台も出ているのか。韓国で感じる、また別の外国料理もオツなもの。
06-27 08:55

2013.06.28.Fri 03:44 | Twitter保存 | trackback(0) | comment(0)
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10日間という長期の出張開けで、手元がバタついています。
大きな仕事が2つ重なり、イベントもあれこれ増えてきたことで、
なかなかブログのほうまで、手がまわりませんでした。

ようやく少し余裕が出てきましたので、体勢を立て直しつつ、
なんとかブログのほうも、動かしていきたいと思います。

まずは今月16日に開催されたイベントの後記から。

横浜にある韓国語学校「コリ文語学堂」の主催で、
久しぶりに本田朋美先生とコラボのイベントを行いました。
僕が韓国料理の蘊蓄を語り、本田先生が料理教室を行う。
好評だった韓食ナラのイメージをそのまま持っていきました。

テーマとなったのは「夏の韓国料理」。

僕のほうで語らせて頂いたのは……。

・夏に負けないスタミナ料理!
・夏を爽快に過ごす麺料理!
・今夏、いままさにコレが流行中!

といった感じの内容。
参加者の皆様からいろいろ質問なども頂戴しつつ、
持ち時間、40分ほどを担当致しました。

まあ、その写真はないんですけどね。

冒頭の写真は、その後行われた料理教室風景。
これまた夏らしさあふれるオイソバギを作りました。
中に詰め物をしたキュウリのキムチです。

13062602.jpg

出来上がりはこんな感じ。

参加者皆様のテーブルを巡り、撮らせて頂きました。
撮影中、

「あら、これがブログに載るのかしら~!」

とおっしゃって頂いたのがちょっと嬉しかったり。
はい、まさにそのとき撮ったものを使わせて頂きました。

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オイソバギが出来上がったら、昼食を兼ねた試食タイム。
なんと韓国料理のお弁当が用意されておりました。
福富町の「純ちゃんのダイニング」という店にお願いしたそうです。

純ちゃんのダイニング
http://r.gnavi.co.jp/ga56000

焼肉、キムパプ(海苔巻き)、トッポッキ(餅炒め)などなど。
韓国らしさ満点、そしてボリュームたっぷりのお弁当でした。

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食卓にはエバラCJ「おいしいキムチ凄旨」も一緒に登場。

このシリーズは乳酸菌の豊富さと、酸っぱくならないのがウリですが、
そこに加えて「凄旨」では、旨味要素の強化に6種類の塩辛を使用。
エビ、イワシ、カンダリ、タチウオ、イシモチ、サッパで、6種だそうです。

みんなで作ったオイソバギに、この白菜キムチが加わって、
食卓の韓国らしさが、ぐんとパワーアップしていきました。

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そして、マッコリもなきゃですよね。

人工甘味料不使用を掲げる「ヌリンマウルマッコリ」。
自然な甘さと、ミルキーな口当たりが何より魅力の銘柄です。

ちなみに、これを輸入しているエス・エフ・シーという会社では、
これとは別に「自喜香(ジャヒヒャン)」銘柄も扱っています。
製造に当たって、3ヵ月の熟成期間を置くというプレミアムマッコリ。
これを「韓国料理には、ご用心!」で取り上げたところ……。

自喜香
http://item.rakuten.co.jp/maccoruri/ma10002/

=========================
八田靖史さんおすすめの自喜香プレミアムマッコリ!!

自喜香プレミアムマッコリは、八田靖史さんの
"韓国料理には、ご用心!"にも掲載されています。
=========================

という感じで、推薦を兼ねつつ本の紹介もして頂きました。

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さて、そんな感じに食事中も各社から協賛を頂きましたが、
それだけに留まらず、お持ち帰り頂くお土産もどっさり。

こちらは、五星コーポレーションから頂いた……。

・サン冷麺
・宗家のチョルミョン
・ジャバンのり
・宗家伝統のり

という4品。
どれかひとつでなく、これらすべてというのが太っ腹。
しかも冷麺、チョルミョンは夏のイメージにぴったりですね。

13062608.jpg

エバラCJからは、凄旨のキムチだけに留まらず……。

・ビビンバの素
・酢コチュジャン
・サムジャン

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・おいしいキムチ
・チョングッチャンチゲの素

という大量の商品をお土産として頂きました。

なお、写真がわざわざ2枚に分かれているのは、
常温保存の商品と、要冷蔵の商品を別々で撮ったため。
しかもイベント中は僕もドタバタしているので、
背景に統一感がないのはご容赦ください。

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そして、丸大食品からも協賛を頂きましたが、
諸般の事情により、後日の送付とさせて頂きました。

・トマトスンドゥブ
・グリーンカレー
・カシミールカレー

という3品を頂戴しておりますが、揃いの写真が手元になく、
とりあえずトマトスンドゥブと、グリーンカレーの2品。
カシミールカレーは、コチラのページをご参考ください。

ご希望頂いた皆様のお手元には届きましたでしょうか。
もし届いていない方がいらしたら、ご連絡頂ければ幸いです。


以上、内容も盛りだくさん、お土産も盛りだくさんの1日。
楽しく食べて、飲んで、おおいに盛り上がりました。
ご参加くださった皆様、ご協賛頂いた各社の皆様、
貴重な場を作って頂いたコリ文語学堂の皆様に感謝です!
2013.06.27.Thu 15:10 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
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しばらくの間、少しばかり減っていたイベントですが、
堰を切ったかのように、いろいろな話が舞い込んできました。
出張後のドタバタで、なかなかブログに立ち向かえませんが、
当面のお知らせだけ、まとめてお伝えしたいと思います。

まずはもう次の日曜日になりましたが、マッコリ関連のイベント。

すでにお知らせは出ており、40名近い申し込みを頂きましたが、
まだ定員までは余裕があるので、お時間あるかたはぜひ。

タイトルが「八田靖史の韓国マッコリ紀行」なので、
本題としてはこれまで飲んだ各地域のマッコリを語ろうかなと。
そこに加えて、韓国の最新マッコリ事情なども絡めつつ、
先日の取材でも感じてきた未来的要素にも踏み込めればと考えています。

あとは、Twitterでも少しフライングで書いたのですが、
今年9月に韓国の醸造場を巡るマッコリツアーを準備しています。
内容が固まってきたので、当日そのお知らせもします。

=========================
「KJハングル講座コリアンタウン教室」トークイベント」
八田靖史さん(コリアンフードコラムニスト)が語る

「韓国マッコリ紀行」開催!募集中!!!

2013年6月23日(日)午後3時開演。

「八田靖史の韓国マッコリ紀行」
 ~マッコリ試飲あり~

◎ゲスト 八田靖史さん(コリアンフードコラムニスト)
◎日程 1)トークイベント/午後3時開演~5時終了
    2)食事会(希望者のみ)/午後5時30分~7時くらい
◎会場 新宿ポジャンマチャ本店 
〒169-0073 東京都新宿区百人町1-2-3 ベストホテル1F、TEL03-3200-8683
◎会費 1)トークイベント/1,500円(定員:55人)
    2)食事会/3,500円
◎申込み KJハングル講座事務局まで
     「マッコリイベント参加」、お名前、人数、ご連絡先、
     食事会参加の有無を記載し
     Eメール office@kjnavi.co.jp
◎主催 ㈱KJナビゲーションズ、㈱モランボンツーリスト
    http://wwww.kjnavi.co.jp
◎後援 マッコリ協会
=========================

13061802.jpg

今年も東京国際ブックフェアの時期がやってきました。

出版社の方から、去年、一昨年と会場に呼んで頂き、
ミニ講座のようなものをしましたが、今年もお声がかかりました。
しかも、今年は……。

「テーマ国が韓国!」

ということで、韓国の出版社も多数来日します。
専用の大きなブースが用意され、各種セミナーも行われますが、
僕も7月5日(金)14時30分~の回に出演することになりました。

東京国際ブックフェア
http://www.bookfair.jp/
講演 「韓国を語る」(PDF)
http://www.bookfair.jp/RXJP/RXJP_TIBF/documents/2013/korea_lectures.pdf

「オススメ韓国 ~食べて、遊んで、ちょっと学んで」

というタイトルで西田栄子さんと一緒に語ります。
西田さんのプロフィールを見ると……。

有限会社クールタイガー代表兼クリエイティブディレクター。
印刷物のデザインに加え、自社プロダクツも企画・制作。
韓国の若手デザイナーたちに加え、韓国山岳マラソン連盟とも交流が深い。
韓国の国民俳優、アン・ソンギ氏日本公式サイト管理人。

といったことが書かれています。
ほかにも、初級者向けの韓国語テキストを書かれていたり、

あいうえおで引いて すぐ!使える韓国語用言集
http://www.amazon.co.jp/dp/4844375105

あとは先日、三進トラベルと組んで漢江を自転車で巡る、
「漢江自転車道縦走の旅4日間」といったツアーも行っていました。
頭を使うほうも、身体をつかうほうも得意とする多才な方です。

お互いに韓国にかかわりつつも、フィールドが少しずつ違うので、
それぞれの視点から、韓国の魅力を語れればと思っています。

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そして、こちらもビッグイベント。

日韓フレンドシップフェスティバル2013
http://www.kjff.jp/

というタイトルで、今年から始まった新しいイベントです。

公式サイトによれば、「さらなる韓国文化への理解を深めるとともに、
日韓の友好交流促進を目的として開催する」というのが趣旨。
番組の公開収録や、K-POPのライブなど、盛りだくさんの内容です。

そんな中に、「韓食トークショー」という企画がありまして、
そこで僕も韓国の地方料理を40分ほど語らせて頂くことになりました。
ちょうど今年は、

「釜山・蔚山・慶尚南道訪問の年」

でもあるので、春の取材を活かしつつ、
慶尚道、全羅道あたりの美味しい料理を語ってみようかなと。
ぜひ、お時間ある方は、足を運んで頂ければと思います。

メインステージでのイベントスケジュールはこんな感じです。

http://www.kjff.jp/mainstage.html

13061804.jpg

そして、こちらは先日ブログなどでも紹介したお店。

韓食日記/赤坂「張家」で張家の伝統家庭料理と郷土料理。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1533.html
美びっと韓国/八田靖史さん、橘亜美さん対談【韓国料理店「張家」で驚きと感動いっぱい!】
http://mrs.living.jp/entame/korea/2013/06/07/post-297.html

先日、美びっと韓国の企画で、橘亜美さんと対談したときのように、
「張家」の料理と、ウリスルのマッコリを同時に味わうイベントです。
僕は料理の解説、ならびに進行などを担当する予定です。

=========================
1)日韓文化コンテンツ交流会”マダン”
「コリアンフードコラムニストの八田靖史さんと味わう張家の韓国料理とウリスルのマッコリ」
2)日時:7月20日(土)12時~(受付11時半~)
  場所:張家 http://jangga.jp/ 
3)会費:5,000円(八田さんのトーク、お食事代、マッコリ代込み)
4)定員:34人(先着順・定員になり次第締切りとなります。)
5)締切日:7月15日(月)海の日
6)申込先:日韓文化コンテンツ交流会「マダン(広場)」
      email:nikkanmadang@outlook.com
 
 お名前・ご連絡先(メルアドと携帯番号)を記載してお申込下さい。
同伴者がいらっしゃる場合には、その方のお名前とご連絡先もお書きください。

7)イベント3日前からのキャンセルはキャンセル料をいただくことになります。
8)主催:日韓文化コンテンツ交流会
  共催:張家 ウリスル・ジャパン株式会社
=========================

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ここからちょっと飛んで、9月のカルチャー講座です。

オールドコリアンタウン・三河島散策
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=207864&userflg=0

朝日カルチャーセンター(横浜)で定期的にやる外出講座です。
昔ながらのコリアンタウンである三河島をゆるゆると散策し、
韓国食材店を訪ねたり、荒川区役所でトルハルバンを見たり。
散策後は、「ママチキン」で食事と自家製マッコリを楽しみます。

三河島と韓国、そして済州島との関係などについても説明し、
新大久保とはまた違う、コリアンタウンの姿を見て頂きたいと思います。

13061806.jpg

ここからは頂いた情報のお知らせ。

先日、主催者の方とお会いする機会があり、
新大久保の活性化を目的としたイベントの話を伺いました。
最近各地で行われている「街飲み」や「街コン」の新大久保版。

現在は「街飲み@新大久保」「久保コン」のほか、
マッコリ協会との連携で「マッコリ交流会」も行っているそうです。
興味のある方は、下記の公式サイトを確認してみてください。

街飲み@新大久保
http://kubocon.org/


とりあえず手元にあるもろもろの情報はこんな感じ。

あと、旅行ツアーが9月と11月に予定されておりますので、
詳細は後日としつつ、下記の一覧に日程だけ書いておきました。
9月はマッコリ、11月は釜山・慶尚南道の郷土料理がテーマです。

大きな仕事が2つ重なって、今月、来月は超ドタバタですが、
合間を縫って、自分のやりたい企画もそろそろ動かそうかなと。
とりあえず一言書いて、自分にプレッシャーをかける作戦です。
2013.06.18.Tue 09:49 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
コリアうめーや!!第295号

<ごあいさつ>
6月15日になりました。
先日までソウル出張に出ていたのですが、
連日30度を超える真夏日でした。
梅雨時だけに、雨の心配もしていたのですが、
それがバカバカしいほどのギラギラ陽気。
外を歩いているだけで汗が滴り落ち、
パッピンスや冷麺が美味しい日々でした。
一足早い、夏を満喫した気分ですね。
さて、そんな中、今号のテーマですが、
ちょっと変わった切り口を選んでみました。
料理そのものではなく、飲食店における、
注文時の小さな悩みに焦点を当てます。
自分だけで悩むのは面倒くさいので、
ここはひとつ皆様と共有しようと思った次第。
コリアうめーや!!第295号。
電卓を手元に置いて、スタートです。


<韓国料理とグラムのややこしい関係!!>

6月3日から12日まで。
10日間というやや長めの出張に出てきた。

珍しいことに、地方へはほとんど足を伸ばさず、
ひたすらソウルの町だけを取材していた。
ここまでソウルと真剣に向き合ったのは久しぶり。
おかげさまで新ネタにもずいぶん出合うことができた。

だが、まだそれをここで書くことはできない。

あくまでもお仕事なので発表先は別。
ということで、このメルマガを書くにあたり、
さてどうしたものかと悩んでいたりする。

普段なら、合間に個人的な取材もするのだが、
今回はスケジュールがギチギチでそれも難しかった。

「出張直後なのにネタがない!」

という間抜けな状況なのである。
やむを得ないので、仕事に関係のない部分を切り出し、
取材のこぼれ話的にひとつテーマを作ろうと思う。
書いてみたいのは……。

「店員さんの憂鬱!」

という切り口である。
取材の合間にいろいろ店の人から話を聞くが、
そこには記事にならない面白話も多く存在する。

例えば、今回は焼肉店の取材で店員さんから、
日本人客に関する次のような悩みを聞いた。
まあ、正直悩みとまでいうと大げさなのだが……。

1、ガイドブックとまったく同じ盛り付けが要求される
2、ニンニクと一緒に青唐辛子を焼き、そしてそれを食べない
3、100g当たりいくら、という表示を注文しようとする

といった感じ。

日本人客の気持ちもわかる身としては、
なるほどなぁ、という話であった。


まず、1のガイドブックと同じ盛り付けというのは、
取材側である僕たちにとっても重要なポイント。
韓国に限らず、飲食店の取材では写真の見栄えを考慮して、
普段よりも多めの盛り付けで出てくることがある。

普段よりも丁寧に盛り付ける、ぐらいならまだしも、
量まで増やされると、これは後々のトラブルにつながる。
場合によっては、僕ら媒体側の嘘になってしまう。

なので、

「お客さんに出すように作ってください!」

というのは僕が取材時に毎度繰り返すセリフだ。

2の青唐辛子は僕自身も稀に見かける事例。
焼肉店ではニンニク、青唐辛子、ネギサラダなどが用意され、
これらを組み合わせつつ、葉野菜で包んで食べる。

そのほか焼き野菜があり、ニンニクも好みで焼くため、
青唐辛子も焼いて食べるのだろう、との誤解は納得できる。
きっとピーマンのような感覚で網に載せるのだろう。

だが、韓国では青唐辛子を焼く習慣はないため、
なぜ日本人はそうするのか、しきりに不思議がっていた。
しかも焼くだけ焼いて、食べない人が多いらしい。
青唐辛子の辛さを考えると、それが致し方ないのもわかる。


最後の3は、今年から始まったトラブルだ。

今年1月1日から、調理前の食肉を提供する飲食店は、
価格とともに、100g当たりの価格表示を義務付けられた。
店によって表記方法はまちまちだが、
だいたい、このような感じで記載されている。

・サムギョプサル1人前(180g)1万3000ウォン
 100g:7222ウォン
・テジカルビ1人前(300g)1万3000ウォン
 100g:4333ウォン
・牛カルビ:1人前(300g)2万5000ウォン
 100g:8333ウォン

この法令の改正で、飲食店はメニューを刷新したり、
あるいは手書きで追加をする必要に迫られた。
店にとっては手間だが、客の立場としてはありがたい。

上記だけでも、グラム当たりのお得感がわかるので、

「サムギョプサルに比べてテジカルビは安いな!」
「むしろ、牛カルビも1000ウォンちょっとの差だな!」
「じゃあ、今日は贅沢に牛カルビを食べよう!」

といった判断ができる。

僕もこの法令改正は今回の取材で初めて知ったので、
韓国政府もなかなかやるじゃないか、と思った。
こうした右へならえの号令は、韓国の得意とする分野だ。

だが、実際の現場ではトラブルも多いようで、
そもそも外国人客はこのルール自体を知らない。
なので、このメニューを見て、

・サムギョプサル1人前(180g)1万3000ウォン
 100g:7222ウォン

「じゃあ、100gのコレをください!」

と7222ウォンの部分を指さしてしまうのだ。
少しだけ食べたい、あるいは単純に安いほうを選ぶという、
シンプルな判断だが、飲食店としてこれは困る。

あくまでも1人前は180gであり、価格は1万3000ウォン。
100gで7222ウォンのメニューは存在しない。

「いえいえ、それは注文できないんですよ!」

と上手に説明、また理解するだけの語学能力は双方になく、
メニューを挟んでオロオロすることが増えたのだという。
法令を施行してみて、初めてわかる苦労といえよう。

「お願いだからガイドブックに詳しく書いてくれ!」

と店員さんから頼まれてしまった。


また、その話を聞きながら僕なりに思ったことがある。

焼肉店におけるグラム表示と、注文の関係は、
店ごとに違いが多く、ほかにも多くの問題を含んでいる。
さらにややこしい話になるが、これもきっかけ。
せっかくなので、もう少し踏み込んでみよう。

まず、難しいのが1人前とされる量。

上の例でもサムギョプサルの1人前は180gで、
テジカルビ、牛カルビの1人前は300gだ。
ひと口に1人前といっても、店ごとにそれぞれ違うし、
同じ店の中でも、部位によって違ったりする。

しかも、テジカルビと牛カルビは一見お得そうだが、
サムギョプサルは生肉で、両者は味付けという違いがある。

味付けをした肉は、漬けダレの重さが含まれるので、
300gといえども、生肉の量では単純に比較ができない。
また店によって味付け前のグラムを表示する場合もあり、
そうなると店ごとにいちいち確認する必要が出てくる。

さらに、テジカルビ、牛カルビの場合は……。

「骨の重さが含まれる!」

という事実もあったりする。
以前、カルビサル(骨なしカルビ)の店を取材した際、
店の社長が自信満々で、

「ウチは骨なしで300gの大盤振る舞いなんだ!」

と語っていた。
確かに牛カルビの場合、骨をかじるのは醍醐味だが、
それも重さに入ると思うと、なんだか損をした気にもなる。
骨付き部位の場合は、そのあたりも考慮しなければいけない。

あるいは、初めから1人前の量をだいぶ少なくしておき、

「ウチは初回注文3人前からお願いしています!」

という店も最近は出てきた。
韓国では初回2人前から、追加1人前からというのが、
これまで多くの店における暗黙のルールだった。

だが、最近はそれもだいぶ崩れる傾向にあり、
1人前から頼める店、3人前からの店などさまざまだ。
それらも含めると、話はますますややこしくなる。

どうせ100g当たりで表記を徹底するのなら、
そのあたりも、統一してもよいのではないか。
そんなことを書きながら、ちらっと思ったのだが、
それも実際やろうとすると、トラブルがあるのだろう。

むしろ消費者として賢くなるほうが早道かもしれない。


最後は余談。

この法令による義務は主に焼肉店へのものだが、
個人的に焼肉以外にも、グラム問題はあると思っている。
具体的には、

・サムゲタン(ひな鶏のスープ)
・タッカンマリ(丸鶏の水炊き)
・ヤンニョムチキン(辛口のフライドチキン)
・カンジャンケジャン(ワタリガニの薬味醤油漬け)

といった料理の数々。

上3種は丸鶏、または丸鶏1羽をカットして使い、
いちばん下は、ワタリガニを丸ごと使って作る。
いずれも素材の大きさによって、見た目がだいぶ変わり、
しかも、これがまた店によってかなりの差がある。

僕が個人的に取材をした範囲では、サムゲタンの場合、
400~550gのひな鶏を使うことがほとんど。
タッカンマリ、ヤンニョムチキンなどの丸鶏料理は、
700~1100g程度で作っている店が多い。

また、カンジャンケジャンは1杯のワタリガニ当たり、
だいたい250~400gといった範囲に収まる。

ただ、これらは焼肉と違って表示義務がないため、
あえて店の人に聞かない限りはわからない。

一概に大きいからよいともいえないのだが、
サイズによって食べ応えが、だいぶ違ってくるのも事実。
そしてまた、当然価格との兼ね合いも出てくる。

韓国は海外からの観光客誘致に熱心なので、
いずれこのへんも、表記が義務付けられるかもしれない。
すでに焼肉店のグラム表示だけでなく、

・店内での禁煙(一定面積以上の店舗)
・主要食材、米、野菜などの原産地表記(全店舗)
・店頭での価格表示(一定面積以上の店舗)

といったルールが義務化されている。

韓国料理とグラムのややこしい関係。
こだわる人はぜひ僕と一緒に頭を抱えて欲しい。


<新刊情報>
韓国料理には、ご用心!
http://www.amazon.co.jp/dp/4883205800/
http://books.rakuten.co.jp/rb/12257440/

<リンク>
ブログ「韓食日記」
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FACE BOOK
http://www.facebook.com/kansyokunikki

<八田氏の独り言>
中には600g単位で販売する焼肉店も。
これは1斤が600gであることに由来します。

コリアうめーや!!第295号
2013年6月15日
発行人 八田 靖史
hachimax@hotmail.com

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http://www.melonpan.net/melonpa/mag-detail.php?mag_id=000669
2013.06.15.Sat 23:29 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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月曜日からソウルに来ています。
9泊10日という、それなりに長い出張なのですが、
今回は珍しくひたすらソウルだけにいます。

ソウルは時間の流れが慌ただしく、日々ドタバタで、
なかなかブログの更新まで手が回りません。

とりあえず慌ただしさの象徴として、
新村の繁華街を冒頭の写真として載せてみました。
なんの意味もありませんが、かれこれいまから10数年前、
留学時代によく酔っ払っては徘徊したあたりです。

ひとつひとつのお店はどんどん入れ替わっても、
どこか懐かしさを感じられるのが、まさに新村らしさ。
ほんのわずか遠い目をした後、目的の店へと移動しました。
2013.06.08.Sat 01:33 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
コリアうめーや!!第294号

<ごあいさつ>
6月になりました。
そろそろ梅雨の時期がやってきます。
毎日雨が降って、常に傘の存在を意識して、
湿気と戦いながら、真夏の太陽を恋焦がれる。
そんな6月の入り口を迎えた訳ですが、
当面の敵は雨よりも、仕事だったりしますね。
4月、5月は比較的のんびりでしたが、
6月はソウル出張もあって見事にドタバタ。
久しぶりに修羅場の月初めを過ごしています。
そんな中、今号のテーマは締切ではなく、
むしろ内容のほうが修羅場を迎えております。
いつかは書かねばと思っておりましたが、
どうやらそろそろ、その時が来た模様です。
コリアうめーや!!第294号。
地面に突っ伏しての、スタートです。


<未来に宿題を残す反省の弁!!>

第289号の最後で宣言した通り、
このメルマガは第300回で終了とする。
すると今号を含めて、あと7号分しかない。

最後あたりは振り返り企画を考えているので、
通常のテーマで書けるのはますます少ない。
心残りがないよう、全力を尽くそう。

などとガラにもなく、殊勝なことを考えた次の瞬間。

「あ、やべっ。そういえばアレがあった!」

と苦い記憶が頭の中によみがえった。
あまり触れたくない記憶、思い出したくない過去。
脳みその奥底に、こっそり隠していたアレが、
最後ということでむっくり首をもたげた。

「アレはなんとかしなきゃ、だよなぁ」

できれば黙って隠し通しておきたいが、
それをしてしまうと、バレたとき傷口が大きくなる。
そう、あれは僕がまだ幼稚園生だった頃。

(なぜか突然回想シーンに突入)

「ボール遊び楽しいなっ、楽しいなっ!」
「あ、やべっ。ペンキ缶の中にドボンしちゃった!」
「どうしよう、これは先生に怒られちゃうよな……」
「いいや、そのままボール置き場に隠そう!」

そして、20分後。

「誰ですか、ボールにペンキをつけたのは!」

案の定、すぐに見つかったベトベトのボール。
こっそり後ろのほうに隠れて、完全犯罪を装ったが、
直後、みんなの視線が集まって一瞬でバレた。

浅はかではあるが、小ずるい幼稚園生だったと思う。
もちろん先生からはこっぴどく怒られた。

その苦い経験は、36歳になったいまこそ活かすべきで、
僕は正直者としてメルマガの闇を語らねばならない。
これを隠して、晴れやかな最終回は迎えられないのだ。


さて、読者皆様においては、まずバックナンバーの、
コリアうめーや!!第204号を一読して欲しい。

第204号/仁川にて韓国式ママカリ丼を発見!!
http://www.melonpan.net/letter/backnumber_all.php?back_rid=630498

テーマとなったのは仁川の名物料理で、
ペンデンイムチムと呼ばれる韓国式の刺身丼。
これを僕は「ママカリ丼」と表現した。

大事な部分なので、その説明部分を丸ごと引用する。

=========================
ペンデンイフェムチムは、サッパという魚の刺身和え。
カタカナで書くとややこしくて仕方ないが、
ペンデンイというのが、和名でサッパという魚を表す。
後に続くフェが刺身、ムチムは和え物という意味だ。

ただ、こうやって分解して説明しても、
大多数の人にはピンときにくい料理ではないかと思う。
そもそもサッパという魚の名前に馴染みがない。
たぶん、ママカリという俗称のほうが一般的だろう。

サッパ=ママカリ(飯借り)。

サッパがあまりに美味しく、ごはんが進んでしまい、
ごはんがなくなって隣の家に借りに行く、というのが由来。
刺身、酢漬け、寿司などの調理法が一般的で、
岡山県の郷土料理としても知られている。
=========================

大方の人にとってあまり馴染みがないであろう、
サッパという魚を、ママカリという俗称で説明している。
岡山の郷土料理という点まで含めてこれは問題ない。

問題は、仁川名物であるペンデンイとの関係性。

幼稚園時代に学んだペンキボールの教訓を胸に、
大きく息を吸って、正直に告白するが……。

「……」
「……」
「……」

「えー……」
「うん、ゴメン……」
「あの魚、実はサッパじゃないらしい!」

「……」
「……」
「……」

(覚悟の表情でそーっと、目を開ける)

というところまで芝居がかった書き方をしたが、
正直、メルマガ史上に残る致命的な大間違い。

サッパでなければ、もちろんママカリでもないし、
要はタイトルから中身まですべて間違ったということ。
これまでもたくさんの間違いでお詫びを書いたが、
ここまで極端な大失敗はこれだけだ(と思う)。

ああもう穴に入りたいどころか、墓に埋まりたい。


「えーと、八田くん。ちょっといいかな?」
「はい、なんでしょうか。読者様」
「要するに第204号は大間違いなんだよね」
「はい、その通りでございます」

「じゃあ、なんで今まで黙ってたの?」
「ギクッ!」
「自分から告白した風だけど、今までは隠してたんだよね」
「ギクギクッ!」

「別に昨日、一昨日気付いた訳じゃないんでしょ」
「は、はい。そうです」
「それで、正直者を名乗れるの?」
「へへー(全力で土下座)」

うん、そうなんだ。黙っていたんだ。
でも、間違いを隠したいから黙っていたんじゃない。
それだけは信じて欲しいので、言い訳をする。

しかも言い訳だけど、実はここからが本題なので、
キリッと真面目な表情をして真剣に語る。

「ペンデンイ≠サッパ」問題は奥が深い。


まず、手元にある辞書を引いてみる。
するとそこには、

「ペンデンイ=サッパ」

と書いてある。
じゃあ、辞書が間違っているかというとそうではない。
辞書は間違っていないし、学名でも両者は共通する。
韓国名ペンデンイは、日本名サッパで間違いない。

では、なぜ僕のメルマガは大間違いなのか。

それは韓国におけるペンデンイの用法に関わる。
日本でもそうなのだが、魚の名前には異称、俗称が多く、
さらに方言も入り交じってしばしば混乱をきたす。

韓国のペンデンイはまさにその典型例であり、
韓国では主として「ティポリ」の名前で呼ばれる。
煮干しにしたものをダシ用として利用することが多く、
カルグクス(韓国式ウドン)などのベースとなる。

そんな煮干し界の実力者こそがペンデンイの正体だが、
ややこしいことに、その事実を知る韓国人は少ない。
ティポリはティポリという魚だと思われていたりもする。

むしろ、韓国人がペンデンイと聞いて連想するのは、
まさに僕がメルマガに書いた刺身用としての姿。
仁川名物のアレが、一般的なペンデンイの姿である。

「じゃあ、合ってるんじゃん」

うん、それを踏まえて違うのだ。

仁川におけるペンデンイは方言としての呼び名で、
煮干しのティポリとは異なり、日本のサッパでもない。
正式名称をパンジといって、見た目こそよく似ているが、
たまたま方言名が一緒なだけで、まったくの別種。

日本語ではこの魚を、ツマリエツと呼ぶ。

「ツマリエツ?」
「うん、ツマリエツ」
「それは、ツマリエッと……」

などと冗談で混ぜっ返したくもなるほど、
日本語においても、聞いたことすらないような魚。
だが、それが仁川におけるペンデンイなのだ。

わかりやすいようまとめるとこうなる。

・ペンデンイ(俗称ティポリ)→日本ではサッパ
・パンジ(仁川方言ペンデンイ)→日本ではツマリエツ

ええい、わかりやすいようまとめたのに、
どう並べ替えても面倒なぐらいにややこしい。

ということで、僕が仁川で食べたアレは、
サッパ(ママカリ)ではなく、ツマリエツのほう。

「仁川にて韓国式ツマリエツ丼を発見!!」

というタイトルが正しい。


ただ、これはあくまでも机上の学習であり、
僕があれこれ調べた結果、わかったことに過ぎない。
これらの話を知りつつ黙っていた理由は、

「検証が出来ていない!」

という1点に尽きる。

ものの本を見ると仁川名物のペンデンイは、
あくまでも方言であり、正しくはパンジと出ている。
だが、僕はそれを現地で確認した訳ではなく、
刺身にする前の顔も、見たことがない。

実際に現地で食べられているその魚がどちらかは、
市場などで聞き込みをしながら判断しなければだろう。

なので、僕が今号で否定した第204号の話も、
もしかしたら、ここからさらにひっくり返る可能性もある。
それをしたくないがために仁川へ行くタイミングを待ち、
ずるずる今まで引き伸ばしたというのが言い訳の全容。

いつか、全部検証を終えてから書きたかったが、
終了間近になったので、中間報告としてこれを書いた。
中間的な土下座ということで、ご理解頂きたい。

開き直ったような感じだが、以上である。

「……」
「……」
「あのさ、八田くん」
「はい、なんでしょう。読者様」

「カンだけど、たぶんまだ何か隠しているよね」
「ギクッ!」
「あ、やっぱり隠しているんだ」
「ギクッギクッ!」

うん、ゴメン。実はまだいっぱいある。

例えば、こないだの済州島ツアーでも食べた、
ケクチュリジョリム(カワハギの煮付け)もそのひとつ。
モノの資料にはカワハギと書いてあったのだが、
飲食店のいけすを見たら、どうもカワハギっぽくない。

むしろ近似種のウスバハギにしか見えない。

辞書を見ると、ケクチュリはウスバハギだが、
済州島方言ではカワハギを指すと、僕は聞いていた。
だが、実際は済州島でもウスバハギなのかもしれない。

その店だけだったのか、ほかの店でもそうなのか。
これも検証中なので、どうか待って欲しい……。

「ふーん、ほかには!」
「現状、大きな懸案事項はそれだけですが……」
「それだけですが?」
「2つあるなら、まだあるだろうと……」

「それは今後見つかったらどうするの!?」
「いや、その……」

(弱気な表情から一転背筋を伸ばし)

うん、メルマガは第300号で終わるにしても、
韓国料理の話を、今後もう語らないという訳ではない。
また、メルマガに代わる発信の場も設けるつもりなので、
きちんと確証が得られたら、そこで報告をする。

間違いはできるだけないように気をつけるが、
それでもややこしいのが韓国料理の奥深さ。

慎重にアンテナを立てつつ、自身の勉強も深めつつ、
今回の大間違いを、糧にしていきたいと思う。


<新刊情報>
韓国料理には、ご用心!
http://www.amazon.co.jp/dp/4883205800/
http://books.rakuten.co.jp/rb/12257440/

<リンク>
ブログ「韓食日記」
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Twitter
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FACE BOOK
http://www.facebook.com/kansyokunikki

<八田氏の独り言>
メルマガに限らず大間違いはまだあるはず。
土下座をしながら、前に進みたいと思います。

コリアうめーや!!第294号
2013年6月1日
発行人 八田 靖史
hachimax@hotmail.com

メールマガジン購読・解除用ページ
http://www.melonpan.net/melonpa/mag-detail.php?mag_id=000669
2013.06.02.Sun 18:24 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)






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八田 靖史(八田氏@K・F・C)
美味しい韓国料理を探す毎日。コリアうめーや!!管理人。コリアン・フード・コラムニスト。ブログは2005年12月開設。