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韓食日記

日々食べている韓国料理の記録です。
kansyoku_nikki

第4回「オレカテ」のアンケートで問いかけた定員の件。a:20名のままでよい(22.2%)、b:多少は増やしてもよい(31.1%)、c:30名まで増やしてもよい(33.3%)、無記入(13.3%)と結果は予想以上に拮抗。すぐに答えを出せる感じではないので、もう少し悩むことにします。
02-26 13:53

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2014.02.27.Thu 03:56 | Twitter保存 | trackback(0) | comment(0)
kansyoku_nikki

しばらくの間、頭を使わない単純作業をするので、どなたか男性ボーカルのK-POPでオススメを教えてください。歌手名だけでなく曲目も希望です。さきほどまで「相続者たち」の「말이야」をリピートで聴いていましたが、この曲は耳に馴染みます。似たイメージでも、まったく違うものでも。
02-25 23:08

ブログ「韓食日記」更新しました。第4回「オレカテ」後記&食事会in「美名家」。 http://t.co/eVoJt6gLmN おかげさまで第4回も盛況でした。第5回は3月22日(土)に「ロケ地から辿る韓国ドラマの11年」というタイトルで行います。講師は旅行ライターの木谷朋子さん。
02-25 15:17

韓国焼酎の度数が下がるという話を以前にもまとめたことがあったな、と思って探してみたら、2006年当時のレポートが出てきた。前半は20代の頃の痴態エピソードだけど、後半はまあまあの記録。確かに20度を割ったのは衝撃だったな。http://t.co/fMQavzIKEw
02-25 12:08

マイルドな焼酎、きつい競争 「ハイト真露(ジンロ)は、チャミスルのアルコール度数を19度から18.5度へと低くして再発売すると、24日発表した」 http://t.co/hsXSCGfR8w(東亜日報)/チャミスルは98年の発売で当時は23度。どこまで下がるんだろうね。
02-25 12:00

なお、どちらの企画も完全なる思い付きであり、出演者情報についても本人の承諾なく勝手に書きました。実現の見込みも予定もまったくありませんので、あしからずご了承ください。
02-25 11:08

企画案(2)「埋没!アドま지역韓国」 韓国の「지역(チヨク)=地域」をひとつ取り上げ、その魅力を徹底的にヨイショするトークイベント。出演者:栗原景(鉄道担当)、八田靖史(食担当)、トム・ハングル(観光担当)、地域にゆかりのゲスト(第1回は蔚山と設定しキムチ王子を勝手に予定)。
02-25 11:05

企画案(1)「怪蘊!なんでも韓鼎談」 骨董的価値のあるお宝情報を求め、古きよき時代(主に7~80年代)の韓国を奇怪な蘊蓄を交えつつ語るトークイベント。出演者:佐野良一(奇怪な蘊蓄担当)、八田靖史(司会進行)、7~80年代の韓国に詳しいゲスト(第1回は黒田福美さんを勝手に予定)。
02-25 11:05

最近、テレ東の番組が人気らしいので、便乗したイベントでも、とタイトルを考えたらふたつほど降りてきた。「怪蘊!なんでも韓鼎談」(奇怪な蘊蓄を並べる3人トーク)と、「埋没!アドま지역韓国」(地方の魅力にどっぷりハマった人たちの特定地域ヨイショトーク)。せっかくなので詳細も考えます。
02-25 10:54

2014.02.26.Wed 04:06 | Twitter保存 | trackback(0) | comment(0)
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一昨日の日曜日、第4回「オレカテ」が開催されました。

講師は映画ライター&ソウルスコープ編集長の土田真樹さん。
1989年からソウルに住み、長らく韓国映画界の取材をしてきた方です。
この日は朝4時起きで飛行機に乗り、会場まで来ていただきました。
羽田空港から直行というハードスケジュールです。

「大雪のタイミングでなくて本当によかった……」

と胸をなでおろしたのは僕の密かなる本音。
先週も先々週も週末は大雪で大混乱でしたからね。
第1回が台風だったこともあり、無事に始まってホッとしました。

テーマは「韓国映画のトレンドを読み解く」。

事前の告知にもあったように……。

・時代別に見る韓国映画のトレンド
・韓国における日本映画、日本の存在。或いは、韓国映画の中に描かれてきた日本
・韓国映画の経済学(収益分配や制作予算の事例について)
・韓国映画界で働いている日本人
・今後注目すべき作品、監督・俳優について

このような項目を立ててお話しいただきました。

90年代後半からのダイナミックな時代の変遷を皮きりに、
映画製作の舞台裏から、製作費やギャラといった生々しい話題まで。
韓国映画界で働く日本人のビザ問題といったあたりにも踏み込み、
普段なら到底知り得ない、濃密な情報が満載でした。

話が流暢なのはラジオパーソナリティのキャリアでしょうが、
年数とか、観客動員数とか、話の中に具体的な数字がバンバン。
それらが要所要所でさらりと出てくるのは圧巻でしたねぇ。

「いやぁ、事前に調べたおかげですよ!」

なんてご本人は謙遜されておりましたが、
膨大な知識のストックが透けて見えるようでした。

なお、冒頭の写真は第1部に撮ったもので……。

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こちらが第2部。

構図が変わらないので同じような写真に見えますが、
どちらも満席でした、という意味でお伝えさせていただきます。

第1部、第2部合わせて、およそ50名という大盛況。

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
そして何より、講師の土田先生に大感謝です!

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終了後、有志での食事会は「美名家」が会場。

毎度、会場は講師の先生にリクエストしていただきますが、
この店は土田先生の行きつけであり、僕の行きつけでもあります。
そんな「行きつけ×2」という協力なコネが発動したおかげで、
いつも以上に特別な料理がたくさん登場しました。

「また来てもこの予算では絶対やらないからね!」

とママが釘を刺すぐらいの大盤振る舞い。

写真は自家製のスジョングァ(シナモンジュース)と、
シッケ(米ジュース)がそれぞれ50人前程度です。

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こちらは土田先生の意向でぜひにとリクエストしたカルビチムのみ。
牛カルビを大根と煮込んだもので、要予約メニューのひとつです。

これをメインとしつつ……。

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美名家の春を象徴するセリのチヂミ。

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マイナー系料理からコダリチム(生干しスケトウダラの煮付け)。

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こってり&さっぱりが魅力の豚トロサラダ。

そのほか、

・山盛りポテトサラダ
・トトリムク(ドングリ寒天)
・ヤンニョムホタテ(ホタテのフライ辛味ソース)
・キムパプ2種(海苔巻き&チャンジャ海苔巻き)

といった料理がずらずらっと登場しました。

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シメは目玉焼き載せキムチチャーハン。

これだけはワタクシの趣味でリクエストしました。
さらにはデザートとして矢印型に切ったスイカもありましたね。
まさしく美名家の心意気、存分に堪能させていただきました。

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終了後は有志でちらっとだけ2次会。

「ハンヤン」から「新宿飯店」へと抜ける路地の真ん中に、
「新ココちゃん」という新しいチキン専門店ができていました。
しばらく前まで「びびこ」というお店だったところです。

もともとは西大久保公園の西側、「釜山食堂」の2階にあり、
2月14日にこちらへと移転してきたばかりだそうです。
かつての場所にもそのまま同じ名前の店があるので、
2号店かと思いきや、経営上は別の店ということみたいですね。

フライドチキンとヤンニョムチキンをハーフ&ハーフで頼みつつ……。

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ローラ似の店員さんにオススメいただいた焼きチキンを追加。

スモーキーな燻製チキンを激辛の醤油味に仕立てたもので、
何の気なしにつまんだら、ビリビリに辛くて大騒ぎしました。
鶏肉だけでなく、キャベツをつまんでもこれがまた辛い。

辛党におすすめ。ビールが進みそうな味でしたね(焼酎だったので)。

このほか、チョゲタン(アサリスープ)なども頼みつつ。
それでも終電までにはきっちりと解散を致しました。

以上が第4回の「オレカテ」後記。

次回、第5回は3月22日(土)に開催する予定です。
また、正式な告知は改めて行いますが、

「ロケ地から辿る韓国ドラマの11年」

というのがタイトル。
講師は旅行ライターの木谷朋子さんです。

韓国ドラマに精通しているのはもちろんのこと、
「るるぶ」の韓国シリーズでは長らくロケ地巡りの記事を担当。
韓流と旅行を結ぶ、ロケ地という視点から語っていただきます。
申し込み開始まで、しばしワクワクでお待ちください。

また、第6回も4月27日(日)と日程が確定しました。

テーマや講師の先生は、いつも通り第5回終了後に発表致しますが、
連休に差し掛かる時期なので、日程のみ先にお伝えしておきます。


店名:美名家
住所:東京都新宿区大久保1-9-17寿ビル2階
電話:03-3203-4088

店名:新ココちゃん
住所:東京都新宿区大久保1-14-26
電話:03-3202-8930
2014.02.25.Tue 13:49 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
kansyoku_nikki

第4回「オレカテ」は土田真樹さんを講師に迎え「韓国映画のトレンドを読み解く」とのタイトルで実施しました。おかげさまで今回も大盛況。第5回は3月22日(土)に行います。講師は旅行ライターの木谷朋子さんで、タイトルは「ロケ地から辿る韓国ドラマの11年」。近日中に正式な告知をします。
02-24 10:06

2014.02.25.Tue 03:56 | Twitter保存 | trackback(0) | comment(0)
kansyoku_nikki

ブログ「韓食日記」更新しました。新サイト「韓食生活」もう少しで始まります。 http://t.co/DATs74gehm 昨年9月に宣言したまま、時間がたってしまいましたが、ようやくもう少しで公開できるところまできました。予告として概要をお伝えします。
02-22 12:52

2014.02.23.Sun 03:55 | Twitter保存 | trackback(0) | comment(0)
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もう忘れてしまった人も多いかもしれませんが、
僕は昨年の9月にこんなことを書きました。

新サイト「韓食生活」始めます!!

2001年から12年続けたメールマガジンを最終回とし、
新たな発表の場を整える、という意味での新サイト作成。
高らかに宣言したまま、ずいぶん間が空きました。

「そういえば新サイトってどうなったの?」

という声もちらほらといただいておりましたが、
ようやく形になってきたので、まずは予告としてお伝えします。

「新サイト? なんじゃそりゃ?」

という人もいるかもしれませんので、
そういう方は、メルマガの最終回をご覧ください。

コリアうめーや!!第300号(最終回)
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1586.html

まだ、Coming Soon...のままですがアドレスはコチラ。

韓食生活
http://kansyoku-life.com/

もうしばらくするとこのスライドショーが、
冒頭の画像にあるようなトップページへと変わります。

14022204.jpg

さて、その新サイトで何をするかというと、まずブログの移転。

これまで「韓食日記」はFC2のサービスを使っていましたが、
それを新サイトの中に取り込んでコンテンツのひとつにします。
過去記事もそのまま持っていって見られるようにする予定。

古くなったカテゴリなどは少し手を入れて整理もしながら、
心機一転、新しい「韓食日記」として生まれ変わります。

また、最新記事の後にくっついていたイベント情報などは、
別途コンテンツを設けて、それだけまとめることにしました。
オフ会や主催イベントはサイト内から申し込みができます。

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新サイトの目玉コンテンツはコレ。

エクセルファイルで公開していた「韓国語食の大辞典」を、
ウィキペディア風に「韓食ペディア」として新設しました。
よく見ると左上の画像も、器のイラストになっています。

これはこれまで長いこと要望をいただいていた、

「ネット上で見られるようにして欲しい!」

という声にようやく対応した形です。
これでネット環境さえあれば、韓国旅行の途中にも、
わからない単語をすぐに調べることができます。
(早くアプリ化しろって声もありますが……)

単語数も公開中であるversion3.1の6317語から、
もろもろの修正も含めつつ、6403語まで増やしました。
これらのデータを手軽に検索することができます。

また、ウィキペディア風に作ったということは、
単語検索だけでなく、より多くの情報を盛り込めるということ。

ここからはまだ準備中で、これからの話になりますが、
料理の歴史や食べ方、エピソードなどもまとめていくつもりです。
以前に作り始めて放置した「韓国料理大図鑑」のリニューアル。
韓国料理のウェブ百科事典を目指して情報を集約します。

ただ、ウィキペディアと大きく異なる部分として、
このコンテンツはあくまでも僕個人で作るということ。

取材を通じて得た、ソースを提示できない独自情報や、
今後解明すべき未確認情報なども載せようと思っています。
ウェブ上に公開する私的なノートという感じですかね。

とはいえ、いいかげんなことを書くつもりではなく、
最大限多角的に料理の情報を伝えたいとの意図です。

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そして、そこへ連携を図るのがコチラのコンテンツ。

韓国料理図鑑
http://zukan.com/koreanfood/

ひと足早く、今年の元旦から稼働を始めましたが、
韓国料理の画像を投稿スタイルでまとめるウェブ図鑑です。
ズカンドットコムというサイトのサービスを利用しました。

韓食ペディアが文章では補うことのできない視覚的な情報を、
韓国料理図鑑で実現し、相乗効果を得たいと考えています。

といった感じのもろもろを、ぎゅーっと集めたのが「韓食生活」。

実際の公開はこれからですし、準備中の部分も多いですが、
これらを今後10年ほどかけて構築していくのが目下の展望です。
コンセプトとして掲げた、

「韓国料理が生活の一部になった人のためのサイト」

を実現するために、役立つ情報を最大限に盛り込む予定。
正式な公開に向けて、現在最後の段階で頑張っております。
乞うご期待、そしてもう少々だけお待ちください。
2014.02.22.Sat 12:12 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
kansyoku_nikki

第4回「オレカテ」(http://t.co/cmec79aeTb)の日程が近付いてきました。雪の心配もありましたが、どうやら無事開催できそうです。講師は土田真樹さん、テーマは「韓国映画のトレンドを読み解く」。食事会は土田さんのリクエストもあり「美名家」に決まりました。カルビチム!
02-21 11:30

新大久保「チャクサルチキン」に行ってきました。http://t.co/Px1Mk8lyHG SS501のリーダー、キム・ヒョンジュンさんのお友達が運営する韓国のチキンチェーン、ということでいいのかな。店内はリーダーグッズ満載です。 http://t.co/cbQduBw4Ra
02-21 11:24

新大久保「セマウル食堂」に行ってきました。http://t.co/44ZznetVmP 平日の7時過ぎでしたが、危うく座れないほどの大混雑。名物の練炭プルコギは食べられましたが、7分キムチチゲはすでに品切れでした。また行かなきゃ。 http://t.co/zFVW559thx
02-21 11:18

松本にお粥専門店「J-story」-韓国に460店舗展開、日本初上陸 http://t.co/xmSdKNyhPA(松本経済新聞)/韓国に460店舗もあるのに知らない店だなと思ったら「粥(チュク)イヤギ」か。確かに韓国での英語表記は「juk story」。うん、有名店の進出です。
02-21 10:30

昨日の第4回「メニューにない韓国料理を食べる会」(主催:韓国広場、会場:高麗)も大盛況でした。旧正月、テボルム(小正月)の料理をテーマに全8品を食べつつ、韓国広場社員による韓国の正月に関するミニ講座も行いました。次回は4月の予定です。http://t.co/M7DnZMSydi
02-21 09:41

2014.02.22.Sat 03:54 | Twitter保存 | trackback(0) | comment(0)
kansyoku_nikki

aTセンター「K-FOOD知恵袋」更新しました。「09、部位ごとに美味しい豚肉料理」 http://t.co/Wjxog0oJpK 韓国人の年間ひとり当たりの豚肉消費量は19.2kgで、日本人の11.9kgを大幅に上回っています。牛肉、鶏肉と比べても圧倒的に豚肉が上です。
02-19 09:25

ズカンドットコム「韓国料理図鑑」にフェムチム、タッカンジョン、キムパプ、マンドゥクッ、タンスユクの写真を投稿しました。料理の種類がついに100種を突破。写真の枚数も141点とだいぶ充実してきました。みなさんも気軽にご参加ください。http://t.co/pB2CuBYIHi
02-19 09:20

ブログ「韓食日記」更新しました。三進トラベル「ぐるぐるグルメ感謝ツアー」後記(後編) http://t.co/Q7BoJR4yLi ツアーの報告もこれで最後。延泊の方のオプションとして、韓屋での居酒屋料理、マンドゥクッ(餃子スープ)、馬場洞畜産市場で韓牛の焼肉を食べました。
02-19 09:17

2014.02.20.Thu 03:55 | Twitter保存 | trackback(0) | comment(0)
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前編はコチラ。
中編はコチラ。

「黒田福美&八田靖史と行く ぐるぐるグルメ感謝ツアー」は、
2泊3日でいったん終了ののち、オプションの延泊プランがありました。
3泊目に泊まったのはソウルの安国にあるサマーセットパレス。
前日から降り続いた雪のおかげで、窓の外は銀世界です。

写真の左側に景福宮、中央ちょっと左に青瓦台も見えていますが、
積もった雪のせいで「白瓦台」になっていましたね。

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さて、話は少しさかのぼって前日の夜。

こちらも希望者だけのオプションプランでしたが、
雪の中をぞろぞろ歩いて、みんなで飲みに出かけました。
韓屋を利用した昔ながらの居酒屋でしたが、

「大通りから1本入ったような路地裏がいいね!」
「ソウルにもまだこんな店があったのかと!」
「そんな昔ながらのソウルを伝えたいのよ!」

という福美さんの意向に沿ってチョイスしました。

みんなでビールやマッコリ、焼酎をぐいぐい飲みつつ、
ソクセプルコギ(牛肉の網焼き)や……。

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タコの刺身。

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牛肉とソンジ(牛の血)のスープなどをつまみました。
ほかにもユッケやモドゥムジョン(チヂミ盛り合わせ)、
メミルムク(そば寒天)などけっこうな盛りだくさん。

いやあ、それにしてもみなさんよく飲んでいましたね。

どうしても地方だとホテルへのバス移動があるので、
時間を気にせず、ゆっくり飲むのが難しかったりします。
歩いて帰れる距離で飲めるのはいいものだなぁと、
ソウルのよさを再確認した夜でもありました。

まあ、歩いて帰れるといっても大雪の中だったので、
けっこう大変な思いをして帰るハメになりましたけどね。

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翌朝の食事もオプションでした。

巨大な餃子が3個入ったマンドゥクッ(餃子スープ)。
餃子が3個と聞くと、ちょっと少ないようにも感じますが、
実際には食べ切るのに苦労するほど満腹になります。

以前の取材ノートを確認したら、

「1個の大きさが約100g」

という情報を発見しました。
日本で食べる一般的な餃子が20g前後なので、
1個で5個分。それが3個なので15個分。

そりゃ、満腹になる訳です。

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そんな朝食を経て、4日目は市場巡りがメイン。

・東廟ピョルク市場
・ソウル風物市場
・京東市場
・中部市場

といった感じで市場のハシゴをしました。

ちなみにこの写真は「東廟ピョルク市場」で、
福美さんに「撮ってもらった」なんとも光栄な1枚。
ま、本人が写っていなきゃ立証はできませんが、
個人的にはいい思い出なので載せてみました。

ここで買っているのは単眼のミニ望遠鏡。

「あ、コレ欲しかったんだよね」
「1個いくら? 1万5000ウォン? それは安い!」
「八田君、アンタも買いなさい!」

ということで福美さんと同じ物を買いました。

14021511.jpg

その後、福美さんは屋台トーストを発見。

「そういえば、韓国のトースト食べたことないんだよね」
「どうしても優先順位として他に食べるものがあるって思えちゃってさ」
「せっかくだから食べよう。八田君、半分食べない?」

うんうん、そういうことってありますよね。

14021507.jpg

ということでご相伴にあずかりました。

福美さんの初トースト記念を激写。
ブログに載せてもよい、との許可をいただきましたので、
幸せそうな笑顔を、みなさまにもおすそ分けします。

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昼食も市場にこだわって馬場洞畜産市場へ。

これまで馬場洞というと焼肉横丁が定番でしたが、
持ち込み自由の食堂ができていたので今回はそちらに。

市場内の精肉店で好きな部位を、好きな量だけ買って、
4000ウォンの席料を払って持ち込むという素敵なシステム。
これまでも水産市場ではよく見られた光景ですが、
それを畜産市場でも、というのは珍しいですね。

14021510.jpg

最高級(1++)の韓牛が600gで5万ウォンという激安価格。
部位も6種類ほど入って、いろいろ楽しめました。

なお、この店を知った経緯ですが、元ネタはコチラの本。

ソウル食べ尽くし リターンズ!(実業之日本社)
http://www.amazon.co.jp/dp/4408008605

先月出たばかりの本ですが、ディープないい店がたくさん載っており、
今回のツアー前後は、この本を参考にしてあちこち食べ歩きました。
馬場洞のこの店を含め、計6軒ほど回ってきましたが……。

「この本、超オススメ!」

ということで太鼓判を押したいと思います。
せっかくなので、その食べてきた店のレポートなんかも、
このツアー後記の後に書こうかなと考えています。

さて、馬場洞での昼食を終えてオプションのツアーも終了。

僕と福美さんはさらにもう1日延泊の予定だったため、
みなさまをホテルでお見送りさせていただきました。

おかげさまで今回も充実した内容になったはず
天候の悪化など、いろいろアクシデントの要素もありましたし、
至らない部分もあったかと思いますが、ともかくも無事に終わりました。
ご参加いただいた皆様には改めて感謝を伝えたいと思います。

あとは三進トラベルのみなさまにもですね。

毎回思いますが、こんな地方のマニアックなツアーばかりを、
よくもまあきっちりと日程を組んで実現できるものだなぁと。

普通、ツアー旅行というとビギナー向けになるものですが、
この会社に限っては、どう考えてもハードリピーター向けです。
何度も韓国を訪れて、ソウルは目をつぶってでも歩けるようになって、
そこそこ地方にも足を伸ばし始めた人に……。

「この旅行会社、超オススメ!」

といえるのではないかと思い始めました。

もちろんそういう人は自分でも地方まで行けちゃうかもですが、
三進トラベルは少人数でのツアーもずいぶん対応してくれます。
地方を周遊するのであれば、車があるのとないのとでは大違い。
ディープな韓国をより深く楽しみたい人は1度相談してみてください。

ウェブサイトはこちら。

三進トラベル
http://www.sanshin-travel.com/

いまだとちょうど本田朋美先生のツアーも絶賛募集中です。
今回は木浦、珍島、光州、潭陽と全羅南道エリアが中心とのこと。
日程表を見る限り、美味しそうな郷土料理が揃っていますね。

んー、何より潭陽のトッカルビがうらやましい……。

ということで、今回のツアー後記はこれで終了。
まだ何も決まっていませんが、例年通りなら11月頃にまた、
「第6回まんぷくツアー」というのがあると思います。

僕はまた秋までかけて、美味しい地域の発掘に努めます。
しばらく先の話ではありますが、そちらもぜひご期待ください。
2014.02.18.Tue 23:24 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
kansyoku_nikki

ブログ「韓食日記」更新しました。三進トラベル「ぐるぐるグルメ感謝ツアー」後記(中編) http://t.co/8cObx8If3b 2日目の昼から3日目の朝までは江華島をぐるぐる。豚カルビの塩辛鍋に、ワタリガニ料理と、麦飯ビビンバ。その後、仁川に移動して旬のアンコウを白蒸し煮で。
02-15 15:50

2014.02.16.Sun 03:54 | Twitter保存 | trackback(0) | comment(0)
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前編から続きます。

「黒田福美&八田靖史と行く ぐるぐるグルメ感謝ツアー」は、
初日の坡州(パジュ)、2日目朝の大明港(テミョンハン)経て……。

「江華島(カンファド)!」

へと向かいます。

江華島はソウルの西にあって、韓国で5番目に大きな島。
行政上は仁川広域市に属し、周辺の島嶼を含めて江華郡を構成します。
今回の旅では、この島こそがメインとの扱いだったのですが、
食べるものもさることながら、歴史的な見どころが多いのです。

ざっと江華島の特徴をあげても……。

・神話上の始祖、檀君が初めて降臨した摩尼山がある
・世界遺産に指定された江華支石墓がある
・韓国最古の寺院とされる伝燈寺がある(381年創建)
・高麗時代に元の侵攻を受け、一時は高麗の都となった
・近代に入っては一時フランス、アメリカに占拠された
・日本の軍艦が砲撃し武力衝突が起こった(江華島事件)
・北部は北朝鮮との距離が近く民間人統制区域がある

などなど。

島内に各時代の歴史がギュッと詰まっています。

これらのいくつかをぐるぐると観光しつつ、
特産品である高麗人参の市場や、五日市場なども巡りました。

お待ちかねの昼食はチョックッカルビ。

たぶん相当韓国料理に詳しい人であっても、
江華島に精通していなければ知らない料理でしょう。
韓国人であったとしても、

「なにそれ?」

という人は多いはず。
チョックッが塩辛のスープを指し、カルビは豚カルビ。

「豚カルビの塩辛鍋」とでも訳しますかね。

ぶつ切りにした豚カルビと、野菜、豆腐などを具としつつ、
江華島の特産品であるアミの塩辛で味付けをした鍋料理です。
澄んだスープは豚肉とアミの塩辛から実にいいダシが出て絶品。
煮込まれた野菜も本当に甘くて美味しかったですね。

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そして、もう1品はムッパプ。

ドングリのでんぷんを固めたトトリムクに煮干しダシを注ぎ、
刻んだキムチと刻み海苔、刻みネギ、ゴマなどの薬味をたっぷり。
シンプルながら、ほっとする懐かしい味わいの料理です。

好みによっては、ここにごはんを投入したりもします。

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その後、フェリーに乗って離島の席毛島(ソンモド)へ。

韓国においてフェリーに乗る場合、絶対的に欠かせないのが、
カモメにセウカン(かっぱえびせん)をあげるという自主イベントです。
韓国人なら誰もがやります。全国どこでも必ずやります。

エサがもらえることを知っているカモメは、
フェリーが出航した瞬間から、甲板べりをぐるぐる旋回。

「えいっ!」

と放り投げても、タイミングよくキャッチしますし、
先端をつまんで天高く掲げていれば、バシッと持っていかれます。
ただし、時折り手をつつかれたりもするのでご注意を。

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席毛島の普門寺(ポムンサ)も635年創建と歴史の長い寺。
420段ほどの石段を頑張ってのぼると、荘厳な磨崖仏に出合えます。
みんなでゼーハーいいながらお参りした後は……。

14021405.jpg

カニ!

そう、江華島といえばワタリガニの産地としても有名です。

右下のコッケタン(ワタリガニ鍋)にはカボチャが入り、
ワタリガニのうま味と、卵の濃厚さを、絶妙の甘さでまとめます。
ちょっと濃いめの味噌仕立て、というのがまた相性抜群でしたね。

そして左上はカンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)。

これまでのまんぷくツアーでも何度となく登場しましたが、
そのたびに参加者皆様の心を魅了する鉄板のひと品です。

やや小ぶりなワタリガニではありましたが、
身は新鮮そのもので、内子(未成熟卵)もしっかり。
薬味醤油に高麗人参が入っているのも江華島らしさですね。
ほんのりとした漢方の風味が隠し味になっていました。

ツアーの最後にいつも美味しかった料理を尋ねるのですが、
このコッケタン&カンジャンケジャンをあげた人は多かったです。

その後、また大明港まで移動して温泉付きのホテルに宿泊。

14021406.jpg

翌朝、再び江華島入りし、朝食はコンボリパプでした。

麦飯のごはんに、お店の方が育てた野菜のナムルを載せ、
自家製コチュジャンとゴマ油を加えてビビンバ風に楽しむ料理。
素朴ではありますが、家庭的な雰囲気にほっこりしました。

この写真にはありませんが、シレギクッ(干し野菜の味噌チゲ)とか、
コンビジ(おから)とか、脇の料理も絶品だったんですよね。
写真に見えている中でも、左下にあるスンムギムチ(カブのキムチ)とか、
辛くない種類の青唐辛子を味噌で和えたものとか、みんな美味しい。

前夜のカニ料理とともに、

「3日目朝のコンボリパプが美味しかった!」

という方もたいへん多かったです。
この両者がツートップで甲乙つけがたいぐらい。

14021407.jpg

午前中にもう少しだけ江華島の南部を観光して、
早くも最後の目的地である仁川市内へと移動。

最初に目指したのは新浦市場(シンポシジャン)でした。

1883年に開港以来、多くの外国人が移り住んだ仁川で、
外国人向けに高級野菜を販売したのがこの市場の始まり。
チャイナタウンの裏手にあって、中国テイストが溶け込んでおり、
こんな感じに色とりどりの餃子、中華まんを販売しています。

韓国に詳しい人であれば、

「チェーン店のシンポウリマンドゥはこの新浦市場が発祥!」

という小ネタにもなるほどと頷けるはず。

14021408.jpg

中国ルーツのコンガルパン(中が空洞になった焼き菓子)も、
新浦市場らしい一品として、名物のひとつになっています。

こうやって焼いている姿というのは初めて見ましたね。

焼き場の上に載せている平べったい生地がもともとの形で、
これを回転させながら焼くことでパンパンに膨らみます。
バリッと割って食べると、砂糖主体のレトロな甘さが広がります。

そのほかタッカンジョン(鶏の蜜揚げ)などもこの市場の名物。
さほどの規模ではありませんが、グルメの魅力はなかなかです。

14021409.jpg

最後の食事はコイツ。

お店の方がパフォーマンスとして出してくれました。
仁川といえば馬山(マサン)と並ぶアンコウの名産地ですが、
生を食べられるのは、11~2月だけの短い旬だけです。

仁川方言でムルトムボンとよばれるアンコウを鍋仕立てと……。

14021410.jpg

変化球的な一品としてペクスク(白蒸し煮)で賞味。

一般的にアンコウの蒸し煮といえば真っ赤で辛いのですが、
それを中華料理風の白いあんかけに仕立てたものです。
ワタリガニ、コンボリパプと並んでこれも人気でしたね。
さすがは旬の素材といったところでしょうか。

さて、以上をもって2泊3日のツアーは無事終了。

最後はマートで買い物をして仁川空港と金浦空港へ。
さあ帰国というところで、なんと……。

「大雪のため飛行機が欠航!」

という驚愕の事態に陥りました。

いえ、仁川から中部空港、関西空港などは飛んだのですが、
金浦からの羽田空港行きが飛ばなかったんですね。
やむなく羽田組の方々は、もう1泊して翌朝の帰国に。
予定外の延泊をなさった方は、本当にお疲れさまでした。

一方、このツアーは予定通りの延泊という方もいらして、
ソウルでの3泊目と、夜朝昼の3食をオプションで用意していました。
約半数の方が、そのまま残ってソウルを一緒に満喫。

その話はこのまま後編へと続きます。

三進トラベルサービス
http://www.sanshin-travel.com/
本ツアーの主催元。少人数での韓国地方旅行にも対応してくれます!
2014.02.15.Sat 15:20 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(4)
kansyoku_nikki

ブログ「韓食日記」更新しました。三進トラベル「ぐるぐるグルメ感謝ツアー」後記(前編) http://t.co/vNjsk2SyT4 まずは初日から2日目朝までの報告です。坡州の豆腐料理とウナギ焼き&ナマズ鍋。金浦の大明港ではカジカの鍋とボラの稚魚&ツマリエツの焼き魚を食べました。
02-13 12:28

2014.02.14.Fri 04:05 | Twitter保存 | trackback(0) | comment(0)
14021301.jpg

「黒田福美&八田靖史と行く ぐるぐるグルメ感謝ツアー」

2月6~8日(9日延泊あり)の日程で開催されました。
昨日もちらっと書きましたが、参加者はなんと総勢59名。
上の画像に1号車とあるのは、2号車もあるということですね。
観光バス2台を連ねて、ソウル近郊エリアを訪れました。

今回のタイトルは福美さんが出版した、

黒田福美の韓国ぐるぐる ソウル近郊6つの旅

という本が元ネタになっています。

このタイトルはもともと「スッカラ」での連載を経たもので、
韓国各地をぐるぐる回って地方旅行の魅力を伝えるもの。
そこに僕の守備範囲である「グルメ」をつなげて、

「ぐるぐるグルメ」

というタイトルが決まりました。

韓国の地方をぐるぐる巡りながら観光をしつつ、
グルメのほうも最大限に楽しもうというのが趣旨です。
最後に「感謝ツアー」とあるのは、僕も福美さんも、
三進トラベルでのツアーをやらせていただいており……。

「常連様への感謝を込めた還元ツアーにしよう!」

という当初の意図があったから。

実際、旅行代金なども安く抑えていろいろ特典もつけましたが、
そのおかげか新規の方にも多数ご参加いただくこととなりました。

14021302.jpg

今回の企画は「ミステリーツアー」となっており、
事前段階ではソウル近郊とだけしかお伝えしませんでした。
当然、何を食べるか、何を見るかもアナウンスなし。

お申し込みいただいた方のみ、1週間ほど前に連絡が来て、
それでもざっくりとしか行き先、内容が伝えられないとの企画でした。
不安と期待がないまぜになる中、まず到着したのは……。

「坡州(パジュ)!」

ソウルの北にあって軍事分界線を挟んで北朝鮮と向かい合い、
朝鮮戦争の停戦協定を行った板門店を有することでも知られます。
南北分断という現実をもっとも肌で感じられる地域のひとつ。

ただ、グルメの視点から見ると、人や車の往来が制限されるため、
清浄な環境で農作物を栽培できるとのメリットもあります。
そんな坡州における特産品のひとつが……。

「長湍豆(チャンダンコン)」

と呼ばれる大豆。

長湍(チャンダン)とは坡州市内にある町の旧称であり、
古くから大豆をはじめ、穀物の産地として名を馳せました。
日本統治時代である1913年にはこの地域でとれる大豆が、
初の奨励品種に指定されたとの名誉な歴史もあります。

写真はそんな長湍豆を使ったトゥブポッサム(豆腐と茹で豚の葉野菜包み)。

白い豆腐と、やや灰色がかって見えるのは黒ゴマ入りでした。
ちょっと固めに作ったこれらの豆腐は、しっかりとした甘味があり、
茹で豚や葉野菜、キムチなどにも負けない力強さがありました。

14021303.jpg

こちらはもう1品、トゥブジョンゴル(豆腐鍋)。
たっぷりの豆腐に加え、キノコ、野菜が入っています。

余裕があったら長湍豆で作ったテンジャンチゲ(味噌チゲ)とか、
チョングッチャン(納豆汁)、ピジチゲ(おからチゲ)も食べたかったですね。
大豆がいいということは、大豆製品もみんな美味しいということ。

地域の食文化を支える、大事な特産品です。

14021304.jpg

その後、坡州プロバンスというテーマビレッジに出かけ、
名物とされるマヌルパン(ガーリックパン)をつまみ食い。

ツアーとして予定されたものではありませんでしたが、
情報として提供したところ、多くの人が買っていらっしゃいました。
ガリガリ食感のバゲットスタイルと、柔らかなデニッシュスタイル。
どちらも予想以上に美味しく、甲乙つけがたい味でした。

14021305.jpg

夕食は坡州市内を流れる臨津江(イムジンガン)名物から、
軍事地域の鉄条網をバックに、野外で煙を立てながら焼くウナギ……。

のはずでしたが、今回行ったらガラス戸で覆われていました。

店員の制止を振り切って鉄条網の向こうを覗きに行った人がいたのか、
あるいは単に焼き場のみなさんが寒さに耐えきれなかったのか。
理由は聞きませんでしたが、僕の思う情景とはちょっと違いましたね。

「ウナギと鉄条網のミスマッチこそ坡州らしさ!」

なんて話をすると、こういうことになります。

14021306.jpg

まあ、ウナギの味には影響ないんですけどね。

かつて臨津江では天然のウナギがたくさんとれたそうですが、
日本も韓国も天然物は激減し、いまは養殖物が主流となっています。
しっかり脂の乗ったウナギは、ブリッと弾けるような食感で、
白焼き、醤油ダレ焼きともに、みなさんから大好評でした。

葉野菜に包んで食べるという韓国式のスタイルも新鮮であり、
焼き立て、そして炭火焼きの風味というのもよかったですね。

14021307.jpg

それとともに臨津江名物としてぜひ食べていただきたかったのが……

「メギメウンタン(ナマズの辛い鍋)!」

ナマズと聞いてギョッとした方も多いかもしれませんが、
食べてみるとクセもなく、白身の美味しい魚です。

ウナギが名物ということは、他の川魚も豊富だということ。
こちらも現在は養殖物を使っているそうですけどね。

「ああっ、ナマズのヒゲも入ってる!」

なんて声も飛び交っておりましたが、
すくい上げてみると、実際は川エビのヒゲだったりして。

地元の坡州生マッコリも飲みながら、だいぶ雰囲気も和んできました。

14021308.jpg

1日目の夜は高陽(コヤン)市に移動して宿泊。

2日目の朝はメインである江華島(カンファド)方面に移動しつつ、
すぐ手前に位置する金浦(キンポ)市の大明港(テミョンハン)で朝食でした。
前日のメウンタンに引き続いて、この日も朝から……。

「サムシギメウンタン(カジカの辛い鍋)!」

大明港でとれる魚というのはシーズンによって決まっており、
冬はカジカか、ボラ、またはブリということになっています。

カジカはオコゼやカサゴにも似た頭の大きな魚ですが、
グロテスクな見た目に比して、味は淡泊で上品な白身です。
刺身で食べると、やや物足りないぐらいの味なのですが、
じっくり煮込むと、途端にいいダシが出てきます。

この汁をごはんと一緒に味わいながら……。

14021309.jpg

焼き魚もつつこうではないか、というのが今回の趣向。

手前で固まっているのがトンオグイ(ボラの稚魚の焼き魚)で、
奥で放射状に並ぶのがペンデンイグイ(ツマリエツの焼き魚)です。

ボラの稚魚は寒い時期にしか味わえない珍味のひとつで、
頭から骨ごとかじると、ほんのり苦味を含んで大人の味わい。
ツマリエツのほうも地元の人は頭からバリバリといきますが、
ガサッとした食感の中にも脂が豊富でたいへん美味です。

ツマリエツは本来、5~6月が旬とされておりますが、
冬場は全羅南道のほうから、どんどん運ばれてくるそうです。

寒い時期だからこそ、脂が乗っているのかなとも思ったり。

水揚げと同時に死んでしまうため、活けでこそありませんが、
冷凍ではなく、急速冷蔵という方法で鮮度を保つそうです。

それとひとつ余談。

この魚、辞書を引くと「サッパ」と出てきますが、
実際はよく似た「パンジ」という魚でペンデンイは京畿道方言です。
パンジを日本語にすると、馴染みのないツマリエツという名前になり、
このあたりのややこしい経緯は以前に書いた記事が詳しいです。

コリアうめーや!!第294号/未来に宿題を残す反省の弁!!
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1534.html

上記の記事ではまだ未検証となっていますが、
1月の出張時に写真を撮って図鑑サイトで検証しました。
僕の判断では間違いなくツマリエツです。

もうひとつ済州島におけるカワハギの事例も確認済で、
こちらはほぼウマヅラハギということで結論を出しました。
ただし、区別なしにカワハギを使う場合もあるようです。

14021310.jpg

なんて、ややこしい方面に話が行っちゃいましたが、
やたらとボリューミーな朝食の後は、近隣にある市場を散策。
つかの間の腹ごなしを経て、いよいよ江華島へと向かいます。

長くなりましたので、ここで区切るとしますかね。
この後、中編、後編と三部作になる予定です。


三進トラベルサービス
http://www.sanshin-travel.com/
本ツアーの主催元。マニアックな韓国旅行に定評アリです!
2014.02.13.Thu 11:58 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
kansyoku_nikki

ブログ「韓食日記」更新しました。取り急ぎの帰国報告と感謝の言葉。 http://t.co/cjiV5anM43 ツアーの後記などはまたまとめます。しばらく更新を途絶えさせてしまいましたが、体勢を整えてまた始動していきます。
02-12 16:42

2014.02.13.Thu 03:53 | Twitter保存 | trackback(0) | comment(0)
14021201.jpg

一昨日の夜に韓国から戻ってきました。

今回は2月3~10日というスケジュールで7泊8日。
例によって出発前は仕事を片付けるべくドタバタしたので、
Twitterの転載を除けばブログの更新は、えーっと……。

「21日ぶり!」

ということになりますか。
またも長らく空白の時間を作って申し訳ありません。

当面は帰国後の整理に追われたりもするのですが、
気持ちが熱いうちに出張報告もしていきたいと思います。
もちろんその中核となるのが……。

「黒田福美&八田靖史と行くミステリーツアー」

どこへ行くかも知らされず、何をするかもわからないという、
いかにも怪しげなツアーでしたが、おかげさまで大盛況でした。

なんと、参加者59名!

写真は2日目の夕食風景ですが、全員集合した姿には、
なんとも迫力があり、こみ上げる感動がありました。
ご参加いただいた皆様には本当に大大大感謝です。

14021202.jpg

合間を縫って福美さんとのツーショットも撮影。

観光バス2台だったので、僕と福美さんが別々に乗車し、
食事などのタイミングで入れ替わるという方法を取りました。
これならもろもろの解説を、全員の方にお伝えできます。

そんな方式が固まって、その時にふと思ったのが……。

「それ、僕だけ福美さんと旅行した気になれなくない?」

ということ。

いや、ホスト側だから当たり前のことなのですが、
僕だって福美さんがどんな話をするのかはぜひとも聞きたい。
でも、そんなワガママをいっているような場合でもない。
とはいえ、こんなチャンスはそうそうあるものでもない。

そんな葛藤を抱えつつの旅でしたが、思ったよりは時間があり、
要所要所で福美さんの知識と熱意を学ばせていただきました。

うん、改めていい旅でしたねぇ……。

日程中に食べたものは、また後記としてまとめますが、
とりあえずは帰国報告と、ブログの再始動報告まで。
しばらくは出張の予定がないので、国内の仕事を頑張ります。
2014.02.12.Wed 16:39 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
kansyoku_nikki

(4/4)【ソウル】ソクセプルコギ(網焼きプルコギ)、モドゥムジョン(チヂミ盛り合わせ)、安東サバルムノ(タコの刺身)、メミルムク(蕎麦寒天)、チャントクッパプ(牛肉と牛血のスープ)、マンドゥクッ(餃子スープ)、馬場洞畜産市場で1++韓牛の焼肉盛り合わせ
02-11 10:08

(3/4)【江華島】コッケタン(ワタリガニ鍋)、カンジャンケジャン(ワタリガニの薬味醤油漬け、高麗人参マッコリ、ヨモギマッコリ、コンボリパプ(麦飯ビビンバ)、モグァチャ(カリン茶)【仁川】ムルトムボンタン(アンコウ鍋)、ムルトムボンペクスク(アンコウの白蒸し煮)
02-11 10:07

(2/4)【大明港】サムシギメウンタン(カジカの辛い鍋)、トンオグイ(ボラの稚魚の焼き魚)、ペンデンイ(ツマリエツの焼き魚)【江華島】チョックッカルビ(豚カルビとアミの塩辛の鍋)、ムッパプ(ドングリ寒天スープ)
02-11 10:07

(1/4)3泊4日で食べた料理はざっとこんな感じ。【坡州】長湍豆のトゥブジョンゴル(豆腐鍋)、トゥブポッサム(豆腐と茹で豚の葉野菜包み、マヌルパン(ガーリックパン)、チャンオグイ(ウナギ焼き)2種、メギメウンタン(ナマズの辛い鍋料理)、坡州生マッコリ、黒豆マッコリ、粟がらマッコリ
02-11 10:07

昨日夜に韓国から戻ってきました。黒田福美さんとの「ぐるぐるグルメツアー(三進トラベル)」は参加者59名という大所帯。スタッフを含め約70人で坡州、大明港、江華島、仁川などを巡りました。ご参加いただいた皆様には本当に大感謝。またゆっくり報告をしたいと思います。
02-11 09:51

2014.02.12.Wed 03:53 | Twitter保存 | trackback(0) | comment(0)
kansyoku_nikki

第4回「メニューにない韓国料理を食べる会」2月20日(木)に開催。テーマは韓国のお正月料理です。定員30名(先着順)、会費5000円(税込)。申し込み受付を明日5日(水)18時から開始します。http://t.co/M7DnZMSydi
02-04 10:58

2014.02.05.Wed 03:56 | Twitter保存 | trackback(0) | comment(0)
kansyoku_nikki

釜山の海雲台エリアには「??」「??」「??」という住所がある。「左洞」「中洞」「右洞」かと思いきや、「佐洞」「中洞」「佑洞」とちょっと違う。いずれも隣接しており、海に向かって左中右と配置も合っているのに、なぜこの漢字を当てたのかといつも少しだけモヤっとする。
01-31 11:12

「?? ? 8? ????!(新年の福を8つお受けください)」 ということで、2月6~8日(延泊の方は~9日)の日程で、黒田「福」美さんと、「八」田靖史が同行する「ぐるぐるグルメツアー」が開催されます。参加者はなんと総勢60名。観光バス2台でソウル近郊を食べ尽します!
01-31 10:18

2014.02.01.Sat 03:54 | Twitter保存 | trackback(0) | comment(0)






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八田 靖史(八田氏@K・F・C)
美味しい韓国料理を探す毎日。コリアうめーや!!管理人。コリアン・フード・コラムニスト。ブログは2005年12月開設。