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韓食日記

日々食べている韓国料理の記録です。
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10051101.jpg

だいぶ遅くなりましたが、韓国出張からの報告。
といいつつも、仕事にかかわる部分は書けませんので、
個人的な食事から、写真を抜粋してみました。
各地域からかき集めのような感じですが、ご容赦ください。

冒頭の写真は、釜山の西面で食べたサムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)。

メルマガにも書きましたが、釜山はやっぱり豚ですね。
昨年、一昨年とソウルは韓牛ブームが猛威を振るっておりましたが、
釜山の繁華街を歩いていても、それをほとんど感じません。

「釜山では何が流行ってます?」
「んー、サムギョプサルとか?」

という会話だけ聞くと、
あまり詳しくない方に尋ねたようですが、さにあらず。
地元でコーディネーターとしても活躍する方の実感として、
釜山はやっぱりサムギョプサルという意見でした。

ソウルでの流行とも重なる部分もあるかと思いますが、
韓牛ブームの揺り返しで、豚焼肉が存在感を増している気がします。
燻製サムギョプサルから派生した、藁焼き、薪焼きを中心に、
リーズナブルな盛り合わせで勝負をする豚焼肉の系統。

冒頭の写真でも、一緒に焼かれているのは……。

10051102.jpg

チープ系豚焼肉の代表選手、コプテギ(豚皮)。

すごく美味しい! という部位ではありませんが、
じっくり脂を落として焼くと、クニクニサクサクの珍味。
学生街の裏路地あたりで人気を集めていた料理ですが、
長引く不況で、なぜか表舞台に飛び出てきました。

釜山の隣、金海市を本場とするティッコギ(端肉)あたりも、
今回、ソウルでちらほらと看板を見かけました。
そのほか、

・ハンジョンサル(首すじの肉)
・モクサル(首肉、肩ロース)
・カルメギサル(ハラミ)
・カブリサル(バラ肉を包んでいる肉)

といった部位に内蔵なども加えつつ、
盛り合わせにする、というのが主流のようです。

10051103.jpg

ちなみに、西面の店に連れて行ってくれた方は、
豚焼肉よりも、こちらの料理をおすすめしたかったとのこと。
シメのテンジャンチゲ(味噌鍋)にラーメンのトッピング。
韓国式の味噌ラーメンといった感じの食べ方ですが、
味噌にクセがあるので、だいぶ印象が変わってきます。

「なんかプデチゲ(ソーセージ鍋)みたい!」

というのが正直な印象ですか。
テンジャン系のコクを感じるプデチゲ風ラーメン。
全体を通して焼酎がすすむ、いい流れでした。

店名:マダンセソグムグイ
住所:釜山市釜山鎮区釜田洞168-190
電話:051-803-3421

10051104.jpg

釜山からソウルへ移動し、弘大のマッコリバーへ。

この日、マスターにおすすめされたのが、
宝城産有機米コシヒカリで作ったマッコリでした。
ずいぶん高級なマッコリが出てきたものですね。

日本へのマッコリ輸出が活況を呈するにつれて、
マッコリそのものの差別化がようやく始まってきました。
大手企業の参入で、価格自体はどんどん下がっておりますが、
その反動として高級マッコリも、今後は増える気がします。

それが消費者に受けるかは、別の話ですけどね。
いろいろなマッコリが飲めるというのは幸せな時代です。

日本で飲める銘柄もどんどん増えておりますし、
韓国大手企業の参入、そして日本企業の動きも見え始めました。
とりあえず眞露がひと足先に市場開拓を進めていますが、
今年の下半期あたりから、各社入り乱れての戦いになる予感です。

現状、日本酒メーカー、飲料メーカー、商社、外食、流通などの各企業が、
それぞれのルートで、独自のマッコリを準備している状況です。
ブームがどのような形で推移するのか、本当に目が離せません。

10051105.jpg

それとともに、今後重要になるのはマッコリの周辺。
輸入販売だけなら、いくらでも企業は参入できますが、
周辺の文化面も充実させねば、一過性の商売で終わります。

・マッコリを飲む空間の雰囲気
・マッコリを注ぐ、飲むための器
・マッコリに合わせる料理

といった要素も、一緒に輸入して欲しいですね。
そういう情報はむしろ僕らが頑張る部分かもしれませんが、
ぜひとも短いブームでなく、文化的な長い定着を願っております。

店名:チンチン
住所:ソウル市麻浦区西橋洞343-9
電話:02-334-1476

10051106.jpg

弘大でマッコリを飲んだ後、仁寺洞でもまたマッコリ。
本当は「看板のない店(ワサドゥン)」を目指したつもりが、
閉まっていたので「チョンガンエピチンタル」に。
粉状にした松葉を、マッコリに混ぜて飲ませてくれるお店です。

店名:チョンガンエピチンタル
住所:ソウル市鍾路区仁寺洞143
電話:02-737-1298

10051107.jpg

今回は馬場洞にも足を伸ばしました。
畜産市場に併設されて、リーズナブルな焼肉店が並んでいます。
以前、市場そのものは見学に来たことがありましたが、
焼肉店に入って食べるのは、これが初めてでした。
長い間の宿題を、解決できたのは嬉しかったですね。

・カルビ
・アンチャンサル(ハラミ)
・ナギョプサル(ミスジ)
・トゥンシム(ロース)
・チャドルバギ(薄切りバラ)
・チマサル(トモバラ)

といった感じの盛り合わせでしたが、
たぶん、あと1種類何かが欠けている気がします。
各部位をリーズナブルに味わえる上……。

10051108.jpg

レバ刺し、センマイ刺しなどがサービスでつきます。
店によっては冷麺や、シレギクク(菜っ葉の汁)が加わることも。
メニューなども店によって、ほぼ同じに見えても異なるので、
じっくり違いを見て回っても面白そうですね。

結局2日連続で通って、3軒をハシゴしてきました。
楽しかったのもありますが、再来月に向けての下取材だったりも。
次回は店の人からも、じっくり話を聞いてきたいですね。

店名:ヨンムンチプ
住所:ソウル市城東区馬場洞761-8馬場洞モクチャコルモク内
電話:02-2292-2218

店名:テグチプ
住所:ソウル市城東区馬場洞761-8馬場洞モクチャコルモク内
電話:02-2294-6349

店名:ホナムチプ
住所:ソウル市城東区馬場洞761-8馬場洞モクチャコルモク内
電話:02-2295-0118

10051109.jpg

焼肉をたっぷり食べた後は、レッドマンゴーで小休止し、
その後、目に留まったフライドチキン店でピッチャービール。
その後、前日行けなかった「看板のない店」でリベンジという、
胃の中がぐちゃぐちゃになるような楽しいハシゴでした。

お付き合い頂いた方々には本当に感謝です。
出張の合間に、おかげさまで楽しい食べ歩きでした。

店名:オブネパジンタク(オーブンに落ちた鶏)
住所:ソウル市鍾路区貫鉄洞18-11
電話:02-722-5892

10051110.jpg

一気にまた場所が飛んで、全州の南部市場で朝ごはん。
定番のコンナムルクッパプ(大豆モヤシのスープごはん)ですが、
ニンニクと青唐辛子がガツンと効いたインパクトのある味わい。
有名な「現代屋」にようやく足を運ぶことができました。

以前は、海苔を市場内で購入するシステムで有名でしたが、
代替わりして、持ち込まずとも提供されるようになりました。
隣に座った常連さんは、しっかり持ち込んでいましたけどね。
海苔の質云々ではなく、そのほうがなぜか美味しそうに見えました。
次回チャンスがあれば僕も持ち込みでいこうと思います。

店名:現代屋
住所:全州市完山区殿洞3街2-242南部市場内
電話:063-282-7214

以上で報告できる内容はすべてです。
15日間も行ってきた割には薄い情報で恐縮ですが、
そのぶん仕事のほうに、きちんと反映したいと思います。
記事が出る頃に、また報告をさせて頂きますね。

たっぷり取材をしてきたので、しばらくは超のつく修羅場。
6月下旬までは、ヒイヒイいいながらの毎日です。
2010.05.11.Tue 13:19 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(7)
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八田 靖史(八田氏@K・F・C)
美味しい韓国料理を探す毎日。コリアうめーや!!管理人。コリアン・フード・コラムニスト。ブログは2005年12月開設。
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