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韓食日記

日々食べている韓国料理の記録です。
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10121001.jpg

帰国報告をした後、長らく更新を止めてしまいました。
長期の出張に出ると、どうしてもその後に影響が出ますね。
溜まった仕事を片付けるのに右往左往するほか、
今回は年末のドタバタも重なっててんてこ舞いです。

来週には大阪出張もありますが、なんとか体勢を整えつつ、
ブログの更新にも、力を注いでいけたらと思っています。

まずは、この報告からきちんとせねばですね。

11月21日から24日までの3泊4日。
全羅北道の郷土料理に特化してスケジュールを組んだ、
「全羅北道まんぷく4日間」というツアーに同行しました。
料理や飲食店とともに、食事前の料理解説が僕の主な役割です。
主催をしたのは、前回もお世話になった三進トラベル。

三進トラベル
http://www.sanshin-travel.com/

韓国専門で独自のツアーを多数開発しており、
地方のマニアックな場所にも、どんどん連れていってくれます。
ちなみに前回の様子は下記にまとめてあります。

全羅北道を巡るビビンバツアー後記(前編)。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-819.html
全羅北道を巡るビビンバツアー後記(後編)。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-820.html

今回も同じく全羅北道を訪れておりますが、
前回と少し違って、海沿いを攻めるルートを取りました。
初日の目的地も、いきなり海産物の豊富な扶安です。
仁川空港で集合し、ダイレクトに南下していきました。

10121002.jpg

初日の夕食に選んだのは、コウイカの石板焼き。

扶安名物であるコウイカ(カボジンオ)を丸ごと、
石板の上で、ジュウジュウと豪快に焼いていく料理です。

……というのが僕の説明でしたが、

実際にはちょっとイメージと異なり、
上の写真こそ石板ですが、みなさんの前には鉄板で登場。
以前は溶岩板のような野趣あふれる石板だったのですが、
店の人曰く、

「あー、あれは割れちゃったのよ!」

ということでした。

料理そのものに違いはないのですが、
見た目の豪快さという点では、ちょっと残念な予想外。
韓国では極めてよくあるマイナーチェンジですが、
食事前に解説をする立場としては大慌てです。

「次にみなさんが食べるのはこんな料理です!」

と盛り上げておきながら、実際には違うとなると、
なんだ違うじゃん、ってことになりますからね。

10121003.jpg

こちらはイメージ通りに出てきたタマネギのキムチ。

海岸沿いで海風に吹かれながら育ったタマネギで、
これを使ったキムチは、扶安の隠れ名物になっています。

このタマネギをハサミで食べやすい大きさにカットし、
頃合いに焼けたコウイカと一緒に食べるのがこの店の流儀。
また、途中からエゴマを混ぜたごはんを放り込んで、
チャーハン状にして食べるのも醍醐味のひとつです。

これとともに地酒のポンジュ(桑の実酒)も飲みつつ、
仕上げにはオジュク(イカスミ粥)も登場しました。

10121004.jpg

さて、翌朝。

扶安の朝食といえば間違いなくこれです。
地元の干潟でとれたアサリを、ふんだんに盛り込んだお粥。
韓国語ではパジラッチュク(アサリ粥)といいます。

表面にちらほらとアサリのむき身を浮かべましたが、
食べていくと、中からざくざく3~40個が登場します。
アサリの旨味が濃厚で、ボリュームもたっぷり。
扶安を訪れる場合は、ぜひとも食べて頂きたい一品です。

10121005.jpg

その後、扶安の古刹である「来蘇寺」を観光。
百済の時代である633年に創建された歴史のあるお寺です。

ちなみに今回は朝、昼、晩の1日3食をきっちり守り、
それ以外の時間は、各地域の観光にも力を注ぎました。

前回は食事の合間にもオヤツと称して食事を組み込んだため、
夕食の時間になっても、おなかが空かないという反省点があったんですよね。
きちんと観光をして、消化を促進させ、空腹の状態で食事を満喫する。
書けば当たり前のことですが、大きな方針転換でした。

10121006.jpg

まあ、多少のつまみ食いはありましたけどね。

扶安に行って、塩辛団地に行かないのももったいない話。
地元産の天日塩で漬けた、各種の塩辛を味見しながら、
サービスで出てきた、桑の実マッコリを昼から飲みました。

10121007.jpg

その後、高敞に移動して世界遺産の支石墓群を見学。

10121008.jpg

昼食は高敞名物のウナギ焼きです。

もともと高敞はウナギの産地として有名でしたが、
近年は天然物の減少で、干潟で育てた養殖ウナギが自慢です。
一般の養殖ウナギと違って、天然環境で稚魚を育てるため、
より天然に近いという意味で、天然「化」ウナギを名乗っています。

写真はそのウナギを鉄板で焼き、ハサミでカットしたところ。

本当なら調理の一部始終も見て頂きたかったんですけどね。
ガイドさんとお店スタッフの緻密な電話連絡により、
僕らが到着したら、すぐ食べられる状態になっていました。

スケジュールがおしていたことを考えるとファインプレーですが、
解説係としては、ちょっと残念だったのが本音というところ。
この店の、この料理を、こう楽しんで欲しい、という部分を、
正確に伝えるのが、いかに難しいかを今回も感じました。

余談ですが、この店では自家製の覆盆子酒も賞味。

お店の人が市販品を運んできかけたのを直前で止め、
自家製に差し替えてもらう、なんて裏幕もあったりしました。

10121009.jpg

その後、全州へ移動してキムチとビビンバ作りを体験。

写真の安明子(アンミョンジャ)先生はキムチのスペシャリストで、
しばしば日本にも来て、キムチ作りの講座を開いておられます。

韓国にも料理研究家の先生は多いですが、

「ほかはともかくキムチはあたしに任せて!」

と専門分野を絞って活動する方は珍しいですね。

全州ではキムチに特化した飲食店を運営するとともに、
キムチ講座を開いたり、独自のキムチ開発にも力を注いでいるとか。
中でも果物を使ったキムチを得意としているそうです。

日本語が話せるというのも大きな武器だと思いますが、
それ以上にこの方、なんともキャラクターが素晴らしい。
この後、僕らはマッコリタウンに行く予定だったのですが、

「あたしも行く!」

と飛び入りで参加して頂き、
座をおおいに盛り上げて頂きました。

ちなみに先生の後ろでテレビカメラが狙っているのは、
日本からキムチを習いに来た、というのを地元局が押さえにきたもの。
我が国のキムチは日本人にも愛されている! という話題を、
ニュースで取り上げる、というような話でした。

実際に放映されたかどうかはわかりませんが、
もしごらんになった方がいらしたら、教えてください。

10121010.jpg

キムチ体験と、ビビンバ体験の試食を軽めに抑え、
いよいよ全州名物のマッコリタウンへと突撃します。
写真はヤカンにどぼどぼと注がれていく2リットルのマッコリ。
これを頼むことで、料理が無料でついてくるシステムです。

ひとヤカンの値段は1万2~5000ウォンが相場。
これを追加することで、また料理が無料でついてきます。
飲んべえにとっては、なんとも幸せな街ですね。

みんなで飲み始めたところで、先の安明子先生が合流。

「マッコリタウンはこうやって楽しむのよ!」

という地元の方ならではの楽しみ方を伝授してくれました。
僕にとっても、楽しく勉強になった一夜でしたね。

といった感じで2日目は終了。
3、4日目の様子は次回にしたいと思います。
2010.12.11.Sat 13:12 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(4)
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八田 靖史(八田氏@K・F・C)
美味しい韓国料理を探す毎日。コリアうめーや!!管理人。コリアン・フード・コラムニスト。ブログは2005年12月開設。
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