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韓食日記

日々食べている韓国料理の記録です。
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13121201.jpg

都内で韓国料理を食べるというと、まずは新大久保、
そして赤坂、麻布、上野、三河島といったエリアがメジャーでしょう。
このへんの町には韓国料理店が多く集まっているため、
お店の選択肢も豊富ですし、そのぶん幅広い料理を楽します。

ただ、これら以外にもマイナーな密集地域は多々あるもの。

中でも穴場的存在として個人的に面白いと思っているのが、
都営新宿線の曙橋から、都営大江戸線の若松河田に至るエリアです。
ここには東京韓国学校があって、駐在員の家族が多く住んでいるため、
それとともに韓国料理店も点在するという仕組みです。

もちろん新大久保のように目立って多い訳でもないですし、
繁華街ともいいにくいので、全体に控えめな雰囲気ですけどね。

そんな曙橋駅近くで、2ヶ月前にオープンした「慶美」。
近所にオフィスがあって、開店早々から通い詰めている某社長から、

「この店にはフグのスープがあるんですよ」

という情報とともに連れて行っていただきました。

日本の韓国料理店でフグとはまだまだ珍しいですし、
そういう料理を出している店なら、他の料理も期待できるかなと。
すると予想通りというか、予想以上というか、
ずいぶん凝った料理のオンパレードでした。

まず冒頭の写真が、オリジナル版のサマプとでもいいますか。

茹で豚、エイの刺身和え、白菜キムチを用意したうえで、
写真奥には行者ニンニクの甘酢漬けを添えています。

13121202.jpg

食べるときはこんな感じ。

行者ニンニクと白菜キムチで豚肉とエイを包みます。

エイの刺身和えは発酵させたものではないので、
強烈なアンモニア臭にやられる訳ではありません。
むしろコリコリとした食感を楽しむ感じ。
柔らかく煮込まれた豚肉といい感じの対比になります。

それを白菜キムチと行者ニンニクで包んで食べると、
甘酸っぱさと豚肉の脂が、口の中で混ざってじゅわーっ!

んー、これはよかったですねぇ。

13121203.jpg

箸休めのキムチ盛り合わせや……。

13121204.jpg

ナムル盛り合わせも全体にオシャレな雰囲気で、
よりいっそう期待が高まるというものです。

13121205.jpg

メニューはアラカルトも豊富にありますが、
お店としてはコースメニューも押していきたい様子。
コースだけの特別料理なども用意しているようです。

その中のひとつに、

「キンメダイの焼き魚」

があるという話でしたが、よくよく韓国語で聞いてみると、
キンメダイではなく、メロか、あるいは銀ダラではないかという感じ。
食べた印象でも、まあそのどちらかだろうとの味でした。

韓国でも最近はメログイ(メロ焼き)がずいぶん人気ですしね。
とろっとろの柔らかな身に醤油ダレを絡めています。

13121206.jpg

鍋料理は白プルコギをチョイス。

醤油ダレをベースに味付けをする一般的なプルコギとは異なり、
素材を生かし、薄めの味噌で味を調えているとの話でした。

メニューの中心はオーソドックスな韓国料理も多いのですが、
こうしたひとひねり系の料理も混ざっているので楽しめます。

13121207.jpg

シメはお目当てのポックッ(フグのスープ)。

東京都の場合ですが、昨年10月から規制が緩和され、
免許なしでも身欠きフグであれば提供が可能になりました。
そのニュースが流れたとき、Twitterで書いたのがコレ。

=========================
東京都の条例が緩和され、免許を持ったフグ調理師がいない店でも、有毒部位を除去したフグなら仕入れ販売が可能に。http://t.co/3tZkCaWE 新大久保でポックク(フグのスープ)、ポップルコギ(フグの炒め物)の提供が可能になったということかな。韓国式刺身専門店あたりに期待。(2012年4月12日)
=========================

新大久保でも、刺身専門店でもありませんでしたが、
1年半を経て、ようやく韓国料理店でフグに出合えました。

あっさりとしたスープに、セリや大豆モヤシを加え、
さっぱりスッキリと味わうのがポックッの魅力。
酔い覚ましとしての飲むスープなので、シメにはぴったりです。

しかもこのフグ、トラフグを使っているとか。

んー、贅沢です。

13121208.jpg

せっかくなので赤いほうも注文。

ポックッには粉唐辛子を入れない「チリ」バージョンと、
粉唐辛子を入れる「メウンタン」バージョンがあります。

どちらもお好みで選べるというのは嬉しいところですね。

フグそのものの味を楽しむならやはりチリのほうですが、
韓国料理らしさという意味ではメウンタンも捨てがたいところです。

といった感じで、珍しいものばかりを楽しんでみましたが、
珍しいだけでなく、どの料理も丁寧に作られていたのが好印象。
まだオープンしたてで、固まっていない部分も多そうですが、
マニア心をくすぐる要素は充分備えているかと思います。

ピクンと反応した方は、ぜひ足を運んでみてください。

店名:慶美
住所:東京都新宿区住吉町2-18ウィン四谷2階
電話:03-6457-7629
営業:11:30~15:00、17:00~23:30
定休:日曜日
2013.12.12.Thu 12:47 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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八田 靖史(八田氏@K・F・C)
美味しい韓国料理を探す毎日。コリアうめーや!!管理人。コリアン・フード・コラムニスト。ブログは2005年12月開設。
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