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韓食日記

日々食べている韓国料理の記録です。
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13122501.jpg

まだ新大久保に韓流が訪れる前。

今のイケメン通りも含めて裏路地は軒並み薄暗く、
夜は女性がひとりで歩けるような道ではありませんでした。
それでも、そんな路地に迷い込んでみると、

「こんなところにも韓国料理店があるのか!?」

という発見がしばしば。

そんな店は日本人客の姿もほとんどないので、
店内に飛び交っているのは韓国語ばかり。

「ここは本当に日本なのだろうか?」

というディープな雰囲気を味わえました。
そんな時代が懐かしいという人も多いことでしょう。

本日紹介する「大久保ジンコゲ」という韓国式刺身店は、
おそらくそんな韓流前の雰囲気を現在に残すレアな店。
万人にオススメできるタイプではありませんが、

「うわっ、こんなところにも店があったのか!?」
「一面、韓国語でとってもアウェイな感じ……」
「ここは本当に日本なのだろうか?」

という雰囲気が好きな方ならハマるはずです。

お店のお子さんが深夜まで店内を走り回っていて、
オモチャの銃でバンバン撃たれるサービスもついています。
そんな光景、10年ぐらい前までは当たり前でしたけどね。
家族で切り盛りする店が最近はぐっと減りました。

冒頭の写真は、ヒラメの刺身。

ひとテーブル8000円(3~4人前)のコースを注文すると、
大皿に盛られた刺身に加え……。

13122502.jpg

・サラダ
・ケジャン(ワタリガニの薬味ダレ和え)
・コマク(ハイガイの薬味載せ)

といった副菜がたくさんついてきます。

いきなり8000円とか言われると値段にびっくりしますが、
4人で行けば1人2000円なので、そこまでではありません。

もちろん魚のグレードによって値段はあがりますが、
いちばん安い養殖のヒラメでも充分に楽しめるはずです。

13122503.jpg

さらに料理をずらずら並べていくと……。

・コンチジョリム(サンマの煮物)
・ケランチム(韓国式の茶碗蒸し)

13122504.jpg

・ヘムルジョン(海鮮チヂミ)

そういえば生地が緑色なのはなんででしたっけ。
みんなで味わいながら探求したのに忘れてしまいました。
ニラの緑では、との声が優勢だった気もしますが……。

13122505.jpg

その後に出てきた……。

・センソンジョン(白身魚のチヂミ)

も生地が緑色を帯びていました。
今度行ったら店の人に聞いてみたいと思います。

13122506.jpg

・チャプチェ(春雨炒め)

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・フェムチム(刺身の和え物)

13122508.jpg

・セウグイ(エビの焼き物)

と出てきて、これ以外にもまだまだたくさん。
全部写真を載せるとキリがないので割愛させていただきますが、
海鮮粥、白身魚の酢豚風、カレイの揚げ焼きなどもありました。

韓国式の刺身はこれらの「突き出し」と呼ばれる、
その他大勢の副菜こそがむしろメインといえましょう。

最後はメウンタン(辛いアラ鍋)も出てきます。

13122509.jpg

そして、こちらはコースとは別注文の料理。

実はこの店に、僕を初めて連れて行ってくれたのは、
すぐ近所にある「美名家」のママと料理長でした。
その「美名家」にて、つい先日料理長から、

「いま大久保ジンコゲがすごい人気だよ!」
「チャンオグイを始めて、みんなそれ頼んでるよ!」
「いつ行っても店いっぱいだよ!」

という話を聞いていたのです。

この場合のチャンオグイはウナギやアナゴなどの焼き物総称。
ウナギとアナゴでは大違いなので、それを確認すると……。

「パダチャンオ(海のチャンオ)!」

と言われたので、ならばアナゴのことだなと。
新大久保でもアナゴ焼きを出す店は珍しいので、
それを目当てにやってきていたのでした。

13122510.jpg

……が、実際にやってきてみるとアナゴではなく、

「コムジャンオ(ヌタウナギ)!」

のほうでした。
海のチャンオというよりも、深海に棲むチャンオ。
韓国では焼酎の肴として人気があります。

アナゴを期待していただけに、正直ガックリしましたが、
食べてみると、泥くささもなく食感もブリブリとして美味。
当たりハズレの大きい食材ですが、これは当たりでした。

なお、お店の方に、

「実はアナゴだと思って来たんですよ~」

という話をしたら、

「アナゴはないけど、今度からウナギは始めるよ」

とのこと。

日本でもウナギの値段は高騰しているのに贅沢な話ですが、
なんでもフィリピンからの輸入物が手に入るとのこと。
となるとニホンウナギではなくビカーラ種などの近似種でしょうが、
それはそれで食べてみたいので、また行かねばと思っています。

新大久保でディープな気分に浸りたい方にはオススメ。
あとこの店に限りませんが、韓国式の刺身店は大人数が理想ですね。
最低でも3人、できれば4人以上を併せてオススメします。

なお、お店の位置は下記の住所から調べてもらうのがいちばんですが、
大久保通りを明治通り方面に歩き、交番を越えて最初の路地を左に入ります。
「プングム本店」の向いを、北に住宅街へと入っていく感じです。

店名:大久保ジンコゲ
住所:東京都新宿区大久保2-19-10
電話:03-3203-6773
営業:17:00~翌5:00
定休:なし
2013.12.25.Wed 09:18 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(0)
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八田 靖史(八田氏@K・F・C)
美味しい韓国料理を探す毎日。コリアうめーや!!管理人。コリアン・フード・コラムニスト。ブログは2005年12月開設。
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