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韓食日記

日々食べている韓国料理の記録です。
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06091202.jpg


かねてより本格的な盛岡冷麺を食べてみたいと思っていました。
韓国の冷麺を食べて、そのギャップに驚いたという人がいるからです。
もともとは盛岡冷麺も北朝鮮の冷麺がルーツなのだとか。
根っこが同じでも、ずいぶん違うというのは興味深いです。

できれば本場の盛岡まで飛んで行って食べたいところですが、
今年の6月、銀座に「ぴょんぴょん舎銀座百番」がオープン。
盛岡で展開する有名な店の支店だということなので、
まずは手近なところからと、食べに行ってみました。

お店は銀座4丁目の路地奥、隠れ家のように引っ込んでいます。
カウンター4席と、テーブル6席だけの小さな店内でした。
でも驚いたのはその規模よりも、店員さんの数ですか。
たまたまかもしれませんが、全部で5人の方が働いていました。
店が満員になっても、客2人に対して店員が1人つけます。
そういった人口密度のせいか、店長さんらしき方は常に店の外。
入口で来るお客さんを丁寧に迎えていらっしゃいました。

冒頭の写真は「盛岡冷麺の普通盛り中辛(850円)」です。
大盛りや辛さが選べるほか、チヂミなどのサイドメニューもあり、
また、ミニビビンバとのセットなども用意されていました。
半端な時間だったので、普通盛り1杯だけにしましたが、
ランチ時などであればセットのほうがいいでしょうね。
冷麺の普通盛り1杯だけでは、やや物足りない量だと思います。

まずはとスープを一口すすって……お、濃い!?

牛骨や鶏肉でとったスープとのことですが塩気が濃いです。
薄く薄くですがとろっとした感じもあり、ほのかな甘味も感じます。
なるほど。これは確かに韓国の冷麺とはずいぶん違いますね。

06091203.jpg


その濃さの理由が麺をすすった瞬間にわかりました。
予備知識としてもありましたが、やっぱり麺が太いです。
この太さに対抗するには、ある程度の濃さが必要なのでしょう。

麺はジャガイモのデンプンと小麦粉を混ぜて作っているとのこと。
その配合からすると、北朝鮮でも咸興(ハムン)式の製法ですかね。
北朝鮮の冷麺は大きく平壌式と、咸興式に分かれるのですが、
平壌式ではソバ粉を主体に使い、咸興式では緑豆、ジャガイモ、
サツマイモ、トウモロコシなどのデンプンを主体として作ります。

ただ、咸興式の冷麺であれば麺はごくごく細く作ります。
小麦粉などを加えて食べやすくし、太めに作ったあたりが特徴なのでしょう。
麺の芯部分にコシを残しつつ、軽快に食べていけるのが嬉しいです。

思えば別府で食べた別府冷麺も麺はかなり太かったですね。
食感としては盛岡冷麺とも共通するものがあったように思います。
一方で、やはり韓国で食べる冷麺とは明らかに違います。

その違いは小麦粉を使っているあたりから生まれるのかなとも。

朝鮮半島では小麦というと南部地域の食材という印象が強いです。
北朝鮮では小麦がとれなかったので、そば粉や緑豆粉を上手に利用。
結果として冷麺のような料理が生まれたと聞いています。

北朝鮮の冷麺を元に、ある食材を使って、地元の好みに合わせつつ、
改良に改良を重ねて現在のような個性が生まれたのでしょうね。
ルーツは同じであっても、やっぱり違うタイプの料理。
そのあたりを理解していれば、ギャップを感じることもないのでしょう。
またひとつ、よい勉強になりました。

でも、できればやっぱり本場盛岡に行って食べてみたいです。
思えば東北地方には、まだ1度も足を踏み入れておりません……。

店名:盛岡冷麺の店ぴょんぴょん舎銀座百番
住所:東京都中央区銀座4-4-1
電話:03-3564-1963
営業:11:00~23:00
定休:なし
http://www.pyonpyonsya.co.jp/

<過去の関連日記>
(03月20日)別府「胡月」で別府冷麺。
(08月18日)浅草橋「KORYO浅草橋本店」で平壌冷麺。
2006.09.12.Tue 14:30 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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八田 靖史(八田氏@K・F・C)
美味しい韓国料理を探す毎日。コリアうめーや!!管理人。コリアン・フード・コラムニスト。ブログは2005年12月開設。
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