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韓食日記

日々食べている韓国料理の記録です。
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07080101.jpg


赤坂をウロウロすることが多かった8月上旬。
この日、ちょっと早い夕食として足を踏み入れたのは、
カムジャタン(豚の背骨とジャガイモの鍋)の専門店でした。

新大久保にはいくつかカムジャタン専門店がありますが、
赤坂でとなると、専門店を名乗るのはここぐらいでしょうか。
しばらく前までは脚光を浴びていたカムジャタンですが、
ここ最近は、目立って取り上げられることも少なく静かですね。

以前も「カムジャタンの考察」という記事を書きましたが、
日本で食べるカムジャタンはとかく不満を多く感じます。
たいていは背骨につく肉が少ない、ということなんですけどね。

韓国では肉を食べた! というイメージの残る料理ですが、
日本では骨の間にこびりつく肉をせせった! という感じ。
骨まわりの肉の少なさに、失望することが少なくありません。
日本では豚の背骨を料理して食べる習慣がないため、
骨まわりの肉というが、解体段階で重視されていないのでしょう。

「このままではカムジャタンの未来は暗いなぁ……」

と思っておりましたが、その不満に対する解答の一端を、
この「呉氏カムジャタン」にて見つけてきました。

07080102.jpg


こちらの店ではカムジャタンを注文する際に、
大きさ(量)だけでなく、辛さも選ぶことができます。
標準、1辛、2辛と3段階あり、1辛が韓国的な辛さとのこと。
青唐辛子を加えた激辛(2辛)も楽しめるとのことです。
好みによって選択肢を増やすサービスは日本人受けしそうですね。

また、食べてみて驚いたのが具の豊富さです。
通常のカムジャタンは豚の背骨とジャガイモが入るだけですが、
こちらの店ではホルモンとスジェビ(すいとん)が、
レギュラーの具として最初から入っていました。
骨まわりの肉だけで勝負せず、具を増やすというのは新しいですね。

この発想なら、背骨にこだわらず別部位の肉を足してもよいかと。
元は捨てられる部位だった背骨を、有効利用するための料理でしたが、
現在であれば部位よりも、味のほうにこだわっていいですもんね。

また、最初からスジェビを入れるというのも面白い点。
食べ終わった残りのスープにスジェビを入れることはありますが、
最初から入れて具として楽しむというのは初体験でした。

ちなみにこれらの具すべてがトッピングとして別注文可。
背骨、ジャガイモ、スジェビなど、それぞれに増やすことができます。

07080103.jpg


個人的にはサイドメニューで頼んだこちらがヒット。
トゥブジョン(豆腐の衣焼き)にキュウリをはさんだものです。
中のキュウリが爽やかさを演出し、おつまみに最適です。

07080104.jpg


シメのラーメンが生麺というのも新しい試みでしたね。
厨房で下茹でしたものが、テーブルに運ばれてきます。

生ラーメンと書かれていたので、店の人に確認してみたところ、
確かにインスタントではなく、生麺だと胸を張っておられました。
日本で食べるのなら、生麺という選択肢は確かにアリです。
韓国的なインスタントラーメンも嫌いじゃないですけどね。

ということで久しぶりにカムジャタンを楽しんできました。

ここ最近の韓国料理人気で既存の料理がどんどん進化しています。
その工夫や磨かれ方は、すでに本場をしのぐ勢いとも思えるほど。
安易なアレンジではない、新しい韓国料理が日本から生まれています。

もちろん、そのすべてが必ずしも成功しているわけではありませんし、
場合によっては韓国料理からかけ離れてしまうこともあります。
試行錯誤の時期なのでしょうが、着実に新たな時代の訪れを感じます。

W杯、韓流と来て、日本人が一斉に韓国を見た2002~2005年。
そこで触れた韓国の姿を、消化、吸収、再構築しているのが今です。
切り開かれてゆく韓国料理の未来が、楽しみで仕方ありません。

店名:呉氏カムジャタン(おしかむじゃたん)
住所:東京都港区赤坂3-18-10サンエム赤坂ビル2階
電話:03-3568-6623
営業:11:30~14:00、17:00~翌3:00(月~金)、17:00~翌3:00(土)、17:00~24:00(祝)
定休:日曜日
2007.08.01.Wed 10:16 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(6)
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八田 靖史(八田氏@K・F・C)
美味しい韓国料理を探す毎日。コリアうめーや!!管理人。コリアン・フード・コラムニスト。ブログは2005年12月開設。
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