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韓食日記

日々食べている韓国料理の記録です。
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これまでずいぶん多くの方を新大久保に案内しました。
おかげさまで喜んで頂くことがほとんどですが、
この日ほど、喜んで頂いたことはなかったかもしれません。
アテンド冥利に尽きる、というのはこのことでしょう。

ある方からの紹介でお会いすることになったのですが、
最初に電話でお話した際、

「新大久保の某店に行ったら大失敗でした!」

とのこと。

聞けば、その店はさほど評判の悪い店でもなく、
好みでなかったとしても、酷評されるほどではないはずです。
何かの加減で、よほどおかしなものが出てきたか、
あるいは相当な美食家なのかもしれないと推測。

後者であった場合は、店の選択が大きなカギとなるので、
悩みに悩んだ末、いつもの「チャムナム家」へとご案内しました。
なんだかんだいって、ここがいちばん外れないんですよね。
その理由にはいろいろありますが……。

・何度も通って気心が知れている
・何を食べればよいかをわかっている

という2点がもっとも大きい気がします。
韓国料理はまだまだサービスよりも情で接する文化。
それが相対的によいか悪いかは置いておくとして、
馴染みになればなるほど、居心地がよくなるのは事実です。

また、それだけ通えば得意料理もわかりますしね。
メニューにある以上、店側はどの料理にも全力を注ぐべきですが、
大半の店で、そこまでは行き届かないのが普通です。
特に韓国は特定の料理に力を注ぐ専門店文化が浸透しているため、
家庭料理店であっても、必ず看板料理というのが存在します。

「ウチの店ではこれを食べて欲しい!」

というのが決まっているので、他はどうしてもほどほどの味に。
明らかに手を抜くようなことはさすがにないですが、
他店と比べても、さして特徴がないということが多いです。

ということからも、自分の食べたい料理よりも、
おすすめ料理を食べたほうが無難だったりするんですよね。
ただ、そうやって初めての店でおすすめを尋ねると、

「ウチは全部おすすめです!」

なんて答えが返ってきたりも。
全部の料理に力を注ぎ、すべてが自慢の品、
という可能性もなくはないと思いますが、
僕は個人的に、その答えを聞くとがっかりするほうです。

お客さんからおすすめを聞かれるというのは、
お店にとって、すごい大きなチャンスだと思うのですよ。
その店が何にこだわり、どんな点を大事にしていて、
何を食べて欲しいか、ダイレクトに伝えることができる。

それを放棄するというのは主張のまるでない店か、
お客さんと向かい合う接客を意図的に避けているか。
もちろん押し売りになっては意味がありませんが、
そこでさりげなく売りを伝えられる店はアタリが多いです。
ま、物事には例外もたくさんありますけどね。

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この日、足を運んだ「チャムナム家」は、
これを食べるべし、という主張に満ち溢れています。
むしろ溢れすぎているといったほうがいいかもしれません。
なにしろ常連になると、料理の選択すら許されませんので。

「えーと、ジャガイモチヂミと……」
「ジャガイモ? 海鮮チヂミにしなさいよ。美味しいから」

と、どんどん勝手に注文が決められていきます。
まあ、それもかなりどうかと思うんですけどね。
何度も通い、気心が知れているからこその会話です。

通い詰めて常連になればなるほど自由が減っていく。
それを心地よいと思える人は、ぜひこの店に通ってください。
韓国に住んでいるのと、似たような感覚を味わえます。

結局、この日は冒頭のタットリタン(鶏と野菜の鍋)を頼み、
すぐ上の海鮮チヂミを頼み……。

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もうひとつはスジボックム(牛スジ炒め)でしたか。
これにケランチム(韓国式の茶碗蒸し)をサービスで頂き、
この店の名物はあらかた食べたことになります。
あとはその時の気分でスユク(茹でた牛ほほ肉)を頼むか。

いずれの料理も喜んで頂けたので幸いでしたね。
ひと方は70年代から韓国に通った、師匠の古い知り合い。
もうひと方は会社の同僚で、韓タメ仲間とのことでした。

味に厳しい美食家という方々ではありませんでしたが、
少なからず、韓国とのかかわりを深く持つ韓国通の方々。
店の料理に満足頂けたのには、正直ほっとしました。

前に新大久保で失敗したという店の話も詳しく聞きましたが、
やはり特に看板でない料理を頼まれたみたいですね。
それもアタリハズレの激しいホルモン系の料理をチョイス。
もちろんそれも含めてお店の責任ではあるのですが、
改めて韓国料理店における注文の難しさを痛感しました。

ちなみにこの日、もっとも喜んで頂いたのは、
店の料理もさることながら、流れていたテレビの映像。
韓国で放映された懐メロ系歌番組のビデオを流していたのですが、
70年代の韓国にハマっていた方のツボにどんぴしゃり。
最後は店の人と一緒に、踊っておられましたね。

途中からは店の人も交えての宴会となり、
結局、終電ギリギリまで盛り上がることとなりました。

これだけ喜んで頂ければ僕としても本望。
初対面とは思えないほど、意気投合して楽しませて頂きました。

店名:チャムナム家(ちゃむなむちぷ)
住所:東京都新宿区百人町1-3-3サンライズ新宿1C
電話:03-3205-9233
営業:11:30~翌0:30
定休:なし

※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP46にも紹介されています。

<過去の関連日記>
(04月14日)新大久保「チャムナム家」でタットリタン。
(04月19日)新大久保「チャムナム家」でタットリタン。
(04月20日)新大久保「チャムナム家」でキムチチゲ。
(10月12日)新大久保「チャムナム家」でテンジャンチゲ。
(12月06日)新大久保「チャムナム家」でユッケジャン。
▲(2006年)
▼(2007年)
(01月15日)新大久保「チャムナム家」でユッケジャン。
(02月04日)新大久保「チャムナム家」でまかないごはん。
(05月19日)新大久保「チャムナム家」でタットリタン&スユク。
(05月25日)新大久保「チャムナム家」でダブル鶏&出前料理。
(06月27日)新大久保「チャムナム家」でテジカルビ。
(07月11日)新大久保「チャムナム家」でツアーご招待。
(11月11日)新大久保「チャムナム家」でお会いした皆様へ。
(11月26日)新大久保「チャムナム家」でオモニの誕生日会。
(12月03日)新大久保「チャムナム家」で『Suッkara』の取材。
(12月13日)新大久保「チャムナム家」でプデチゲ。
2008.03.06.Thu 14:42 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(2)
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