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韓食日記

日々食べている韓国料理の記録です。
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08101201.jpg

長い間、更新を途絶えさせてしまいました。
見に来て頂いている皆様には本当に申し訳ない限りです。
韓国出張やイベント、その他もろもろの用事が重なり、
目の前の仕事を片付けていくので精一杯でした。
ようやく少し落ち着いてきたので、更新を再開したいと思います。

もろもろ報告すべきことはあるのですが、
まずは10月12~15日までの韓国ツアー話を少し紹介。
詳細はまたメールマガジンなどを通じて書きますが、
触りの部分だけでも、報告させて頂きいと思います。

ツアーの概要についてはコチラの記事や、
主催元である三進トラベル募集ページをご参考ください。

全州ビビンバと韓食の魅力を探る旅」と題した3泊4日。
ツアーの企画およびナビゲーターとして参加しました。
ま、いちばん楽しんでいたのはたぶん僕なんですけどね。
アルクの『韓国語ジャーナル25号』に書いたビビンバ記事を軸に、
そのときの取材先や、近隣エリアの美食を訪ねるツアーとなりました。

冒頭の写真が、その全州ビビンバ。

これを食べに行くというのがメインの目的だったのですが、
それを初日の夜にいきなり達成してしまうという組み立て。
ソウルの仁川空港に到着するやマイクロバスに乗り換えて、
いきなり全州に直行、最初の夕食がこれでした。

08101202.jpg

夕食が終わったら自由時間。
有志を募って、当然のように2度目の夕食に出かけます。
写真は全州名物の地酒、母酒(モジュ)。

マッコルリ(どぶろく)をベースに漢方薬や砂糖を加え、
味に調整を加えた、全州ならではの1杯です。
2日酔いの朝に飲む、迎え酒用の酒としても有名だったり。
ちなみにこの日行った店ではそこに山芋を加えていました。
韓国語で山芋は「マ」。「マモジュ」という名前です。

08101203.jpg

そのマモジュを飲みながら、全羅道名物のトッカルビ
本来であれば光州、潭陽あたりが本場なんですけどね。
牛カルビを骨から外して包丁で叩き、下味をつけてから焼く料理。
焼肉風味のコリアンハンバーグといった感じの料理です。

08101204.jpg

全州ビビンバ、トッカルビを経て、さらに3軒目。
僕にとっても念願であった全州のマッコルリタウンに突撃です。
全州という町は、韓国でも珍しいぐらいのマッコルリ一大消費都市。
しかもその提供方法というのが、また素晴らしいのです。

写真にある巨大ヤカンに1、5リットルのマッコルリが入り、
この値段がひとつ、1万ウォンから1万2000ウォン。
円高の影響でレートがよかったため、800~950円程度ですね。

このヤカンを注文すれば、後は料理を注文する必要はなし。
店のほうから自動的に料理を出してくれるというシステムです。

しかもその料理というのがけっこう豪華で量も多い。
焼き魚あり、煮物あり、刺身の和え物あり、スープあり。
カンジャンケジャン+ごはん、なんてのもありましたね。

ヤカンを追加すればするほど、料理のグレードも上がるシステム。
満腹になっても、次の料理はなんだろう、と妙に気になって、
次から次へとマッコルリを追加してしまうという仕掛けです。

ちなみにこのマッコルリタウン、全州に数ヶ所あり、
三天洞と西新洞あたりが、メッカとして賑わっています。
結局、我々は場所を変えつつ3日連続で通ってしまいました。

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しこたま飲んで2日酔い気味の翌朝はやっぱりこれ。
酒飲みの味方、コンナムルクッパプ(モヤシのスープごはん)です。
全州エリアのヘジャンクク(酔い覚ましのスープ)として知られ、
これを食べることで、だいぶ胃腸がすっきりとします。

昆布、煮干をベースにしたあっさり味のスープも魅力。
シャキシャキモヤシの下に沈んでいるごはんが、
そのスープを吸って柔らかくなっているのも嬉しいところです。

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朝食を食べたら、全州を脱出して全羅北道の美食巡り。
マイクロバスに乗って、まず訪れたのは任実郡のチーズ村。
1967年に韓国で初めて国内産のチーズが作られた村です。

チーズ作りが始まったのは、貧しい農村の振興策として、
この地を訪れたベルギー人宣教師が製法を伝えたため。
最初は黒ヤギ2頭で細々と始めたそうですが、
いまでは全国に供給されるブランドチーズのひとつです。

長い間、ここを訪れてみたかったんですよね。
驚いたのはその宣教師さん、まだご存命で村にいらっしゃるとか。
病床に臥しているので話を聞くのは難しいそうですが、
村の方々の話を聞くと、大変に尊敬されているのがわかります。

写真でスライスしているのは、ゴーダチーズ。
ほかにもモッツァレラチーズ、おつまみ用の裂けるチーズ、
ねっとりと濃厚なヨーグルトドリンクなどを作っているそうです。

08101207.jpg

任実から移動して南原。ドジョウの名産地として知られます。
市内にはドジョウ料理の専門店ばかりがずらりと並ぶ一角があり、
その中には50年を超える歴史を持つ老舗も存在します。

写真は南原名物のチュオタン(ドジョウ汁)。
下煮をしたドジョウをミキサーですりつぶしてスープに加えます。
ドジョウのうまみに加え、大根の葉から出た甘味が秀逸。
さすがはドジョウ料理の本場という味わいでした。

08101208.jpg

こちらはチュオタンと一緒に頼んだミクラジティギム。
丸ドジョウをエゴマの葉で包み、天ぷらに仕上げたものです。
このほかにもさまざまなドジョウ料理がメニューにありました。
いずれまた足を運び、ゆっくり味わってみたいものです。

08101209.jpg

南原を出たら、今度は淳昌へ移動。
韓国でもっとも有名なコチュジャンの名産地です。

『韓国語ジャーナル』の取材でもここを訪れました。
丁寧に作り方を教えてくれた、お母さんの店を再訪。
大歓迎して頂き、ドンドンジュまで振舞って頂きました。

家で使うコチュジャンや、チャンアチなどを買い込みつつ、
コチュジャンの元になるメジュ(麹)を眺めてみたり。

取材時はテンジャンのメジュが吊り下げられていましたが、
いまの時期はコチュジャンのメジュを乾燥させる季節です。
テンジャンのメジュは立方体で、コチュジャンのメジュは円盤形。
季節の移ろいを、メジュで感じられる景色もいいですね。

08101210.jpg

あくまでもオヤツと称して食べたウナギ焼き。
淳昌から移動し、高敞という場所で食べました。
「風川(プンチョン)チャンオ」の名前で呼ばれるここのウナギは、
韓国でも指折りとされる高級ブランド。

ただ、天然ものはやっぱり激減しているようですね。
本場であっても、天然ものは目が飛び出るほど高いとか。
かわりに養殖ウナギを干潟に放流して育てた、
天然風のウナギというのが、人気を集めているようでした。

……といったあたりでいったん切りますか。

つらつらと書いてみましたが、これでようやく半分ぐらい。
後編に続く、ということにしたいと思います。
2008.10.26.Sun 15:20 | 韓食日記 | trackback(0) | comment(4)
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八田 靖史(八田氏@K・F・C)
美味しい韓国料理を探す毎日。コリアうめーや!!管理人。コリアン・フード・コラムニスト。ブログは2005年12月開設。
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